株式会社ペディキュールの採用情報

株式会社ペディキュール

~女性だけのフットケアサロンで本場の「フスフレーゲ」を提供~

独自のフットケア技術とビジネスノウハウで女性の自立を実現する

株式会社ペディキュール 代表取締役社長 西谷 裕子

 ヨーロッパを中心に人々の普段の暮らしに浸透しているフットケア。足の爪を健康的にケアする習慣が根付くことで健康寿命を延ばすことにもつながっているという。本場ドイツの「フスフレーゲ」を学び、女性専用のフットケアサロンを展開して幅広い女性から大きな支持を集めているプロフェッショナルが西谷代表。母親として生きながら、一方でビジネスの成功を導いてきた同代表が辿ったプロセスには、女性が自立して活躍するためのノウハウが詰まっている。

― 御社の事業内容を教えてください。

女性専用のフットケアサロン「フットブルー」の運営を行っています。98年に横浜に1号店をオープンして以来、現在横浜にもう1店舗と南青山に展開しています。女性だけのスタッフによる女性客専用のフットケアサロンというスタイルは全国的にもほとんど例がなく、お客様にゆっくりとくつろいでいただける空間づくりが喜ばれています。

ペディキュールという社名は、フランス語で「足の治療医」という意味なんです。スタッフ一人ひとりがお客様の足をケアする専門家になりたいという想いから命名しました。おかげさまで当社は創業して17年を迎え、さらなる「生活の一部としてのフットケアの定着」を目指して事業に取り組んでいます。

― フットケアとはどういったものなのですか。

フットケアの本場はドイツで、現地では「フスフレーゲ」と呼び、専門機械をつかって爪のケアを中心に行う施術のことを言います。フットマッサージとは少し違い、靴を履くことで生じる足のトラブルを解消し、足そのものを健康に保つことを目的に特に爪のケアを中心に行う専門職なのです。

足に何かトラブルを抱えている方や魚の目や巻き爪の痛みに悩まれている方、足がだるい、不調を感じるという人が多く来られます。ヨーロッパを中心に世界でビジネスモデルが確立されていて、ドイツでは街のあちこちにサロンがあり、生活の一部として浸透しています。

当サロンには20代から30代のお客様が多く来られますが、フットケアは高齢者向けの医療的なニーズもこれからさらに増えていきます。「フスフレーガー」にとっても活躍の場がいっそう広がると思いますね。

― サロンの特徴を教えてください。

多くのフットケアサロンは足首から下だけをキレイにする施術が中心なんですね。でも私の場合、前職で接骨院や鍼灸院で仕事をしていましたから、足から見た身体、身体から見た足という全身管理を施術に盛り込んだ独自技術を特徴にしています。

足の裏にトラブルができる原因は靴の履き方だけではなく、身体の不調が原因になっていることが多々ありますし、メンタルの問題から起こることもあります。足の爪の曲がる角度によって身体の部位の不調が分かることもあるんです。

そのように、足から人の身体の状態やメンタルの部分、生活習慣などを見ていきながら、健康な身体づくりを求めていくのが当サロンのノウハウであり、独自性の部分です。他のフットケアサロンが持たないそうしたスキルをスタッフには教え込んでいきますから、当サロンの従業員の独立率は非常に高いんですよ。独立することで、子供と一緒に過ごす時間がとれたり、育児と仕事の両立がうまくいくようですね。

― 西谷代表のフットケアとの出会いを教えてください。

学生時代の91年に留学したオランダで、ある日友人の宅を訪れたとき、三脚のようなものに足を乗せて爪を切っている「フスフレーゲ」を初めて見たのです。興味深く思いながらも、貧乏学生だった私は残念ながら自分で体験することはできませんでした。

いったん日本に帰ったあと、縁あってオランダの地に戻ることになり、現地で働き始めました。そして最初の給料が出ると、国境を渡って真っ先に本場ドイツのフスフレーゲを受けに行ったんです。

初体験のフスフレーゲを施術してくれたのは50代の女性で、その年齢になっても現役で働き続けられる仕事であることに驚きました。

彼女は泡いっぱいの石鹸で丁寧に足を洗ってくれ、足爪を上手にハサミでカットし、角質を取ってくれました。とても心地良く、起き上がってみたときの足のふっくら感など、足の裏が激変したことに驚きがいっぱいでした。この時の感動が、「私もフスフレーゲを学んでみたい!」という気持ちにつながったのです。

その後、学校に入ってドイツ人のフスフレーガーに師事し、基礎理論から姿勢、足の持ち方、フレーザーの使用方法までを学んだのです。

― オランダでの経験が人生を変えることになったのですね。

そう思います。そしてオランダでの当時の職業経験は、私の人生観に大きな影響を与えるものにもなりました。現地では学校職員の仕事に就いたのですが、とても厳しい労働環境で、国内の失業率も高く、仕事を失う怖さに苛まれるような毎日でした。
女性が仕事をする厳しさを感じ、働くことは生きていくことなんだと実感するようになりました。女性の自立の重要性を感じるようになったのも、オランダでの経験が大きかったと思っています。

一方でオランダは、自分の健康への関心がとても高い国です。高齢者が杖をついたり、車いすを使いながらも、身体をケアして健康寿命を延ばしていることに感心しました。

日頃からフットケアへの意識をもつことが運動増進やケガの防止につながり、予防医学の面でもフットケアは有意義であることがよく分かりましたね。

― そして、フットケアサロンの起業へとつながっていった。

はい。オランダでの経験で、フットケア、つまりフスフレーゲという習慣を多くの人に知ってもらいたいと強く思うようになったのです。

その頃日本では、ネイルサロンもまだ少ない時代で、足のお手入れを専門にするサロンなど全く知られていませんでした。それで接骨院と鍼灸院にお世話になったのですが、でもやっぱりフットケアをやりたい気持ちが離れなかったんです。

そして、「専門店が無いなら、自分でつくってしまおう!」という思いになり、26歳のときに起業しました。

以来17年にわたってこれまで続けられたのは、フットケアを通じて、お客様から「ありがとう」の言葉を直接いただくことが出来たからです。練習と努力、仕事の成果がその場で実感できる! これがフスフレーゲという仕事の最大の楽しさですね。

― 西谷代表の人材育成についての考え方を教えてください。

自分が働いてきた経験から、女性の自立を応援していきたいという思いがあります。

女性には結婚、出産、育児というプロセスがあり、そこで自立するためには手に職があることが大きな武器になります。女性が経済力をもって「自分の足で立つ」ということをメッセージにしたいと思いますし、フットケアで「立つ」ことをサポートすることをリンクさせて伝えていきたいですね。

これから女性に期待される役割はどんどん増えていきます。女性ならではの視点を大切にして、私自身が辿った経験を未来のある女性たちに伝えていきたい。ライフスタイルの変化に対応する必要ができたとき、手に職をもつことで、自分の選択したい方向に自ら進んでいけるような術を身に着けてほしいのです。

当社のスタッフとなった女性の皆さんは、自分のキャリアプランをきちんと立てて、自立と自律を促していける人生を送っていくことができると信じています。

― 独立開業に対する考え方はいかがですか。

女性の自立や開業については、技術を手にするだけでは途中で頓挫してしまいがちです。その技術を自分のビジネスとして落とし込み、将来像につなげていく術を確立しなければ自立にはつながりません。

それは、店長として収益の上がる店舗運営ができるようになれば、そのノウハウも手にできたことになります。当社では独自の店舗運営マニュアルと教育カリキュラムを用意し、スタッフ教育に活かしています。マネジメントとサロンワーク、そして技術をしっかりとマスターできるカリキュラムです。

このノウハウの取得を目指す過程で、新卒入社の社員もマネージャーとして成長し、自分が頑張れることでゆくゆくは独立開業まで到達することができるわけです。

― 今後のビジョンを教えてください。

私は、最初の10年間はお客様への施術やサービスの質を上げることを考えてきて、次の10年間は人を育てることに注力してきました。そしてこれからの10年は、フットケアの業界の認知をどう広げていけるかに取り組んでいきたいと考えています。

たとえば無料の研修制度でフットケアのことを知ってもらう、スタッフが開業に必要なノウハウを習得しやすいよう社内教育を整え、フットケアサロンの開業を促進し、業界の認知度を上げていきたいと思っています。

専門サロンが増えることで「フットケア」が生活の一部となっていくことが「フスフレーガ―」という職業分類の確立につながると思っています。フスフレーゲを通じて、女性だからこそ感じる「手に職をもつことの素晴らしさ」を多くの方に伝えていきたい。ライフワークバランスを保ちながら自立を促す女性フスフレーガーとして、これからも新たなチャレンジを続けていきます。  

※フスフレーゲは、ヨーロッパにて2000年に「ポドローゲ」に名称統一されました。

西谷 裕子(にしたに ゆうこ)

大学時代のオランダ留学をきっかけにドイツのフスフレーゲの技術を学び、ほかに英国式リフレクソロジーなどの資格も取得。日本に帰国後、98年に横浜でフットケアサロンを開業、株式会社ぺディキュールを設立して代表取締役社長に就任。現在はドイツ人フスフレーガー直伝の技術と帰国後に従事した接骨院・鍼灸院などでのノウハウを活かし、セラピストとして年間2万人以上のフットケアに携わる。サロン経営やスタッフ育成に励む傍ら2児の母としての顔ももち、女性の経済的な自立を支援する活動にも意欲を見せている。

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会社情報
会社名 株式会社ペディキュール
代表者
西谷裕子
本社所在地
神奈川県横浜市西区南幸2-12-4ストークみきビル2F
設立年月
1998年11月
従業員数
25人
フットブルー
http://www.footblue.co.jp

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