介護のバイトに求められることとは?仕事内容と経験者からの評判

高齢化社会が進む日本では、介護職員の不足が深刻な問題となっています。厚生労働省の発表によると、2025年には約32万人の人材が不足するといわれています。今後需要が見込まれる介護のバイトをしてみませんか。

介護のバイトについて

車いすと電気ベッド

(出典) photo-ac.com

どんな企業がバイトを募集してるの?

介護のバイトを募集しているのは主に介護施設で、老人ホームや訪問介護サービス、サービス付き高齢者住宅、デイサービス、老人保健施設などが挙げられます。これらの介護施設は、施設形態やサービス内容、入居の高齢者の健康状態などによる違いがあります。当然仕事内容も少しずつ変わってきますが、高齢者の身の回りの世話が基本です。

介護職員というとハードワークな割に給料が低いという一般的なイメージを持っている方も多いかもしれません。先ほども述べた通り介護の現場は深刻な人手不足に陥っています。そこで政府は「福祉・介護職員処遇改善加算」などを通して、介護・福祉職の賃金アップに取り組んでいるのです。

つまり今後介護職は、需要がますます高まるうえ、賃金などの待遇も改善されることが見込まれます。今からアルバイトで介護の仕事を経験しておくことで、今後の仕事の幅が広がるでしょう。

アルバイトは具体的に何をするの?

介護の仕事にまつわる資格について

アルバイトの具体的な仕事内容の前に介護の仕事に関係する資格について説明します。

介護の仕事には、「資格がないとできない仕事」「資格がなくてもできる仕事」があります。「資格」とひとことで言っても、国家資格に該当する介護士から、最短1ヶ月で取得可能な介護職員初任者研修、3年実務経験か福祉系高等学校卒業が求められる介護福祉士、実務経験が5年必要であるケアマネージャーなど様々です。資格を持っていてもその種類によってできる仕事内容は異なります。最短3日間の講座を受講することで取得できる介護事務など、資格取得までの期間は異なります。その他、ガイドヘルパーも短期間で取得できる資格といえるでしょう。少しでもバイトの選択肢を広げたいのであれば、このような資格を取得してしまうのもおすすめです。

具体的な仕事内容について

では資格なしでできる介護のバイトは、いったいどのようなことをするのでしょうか。

介護施設の受付や介護士や介護福祉士など資格保持者のサポートが中心となります。具体的なサポートの内容としては、介護が必要な高齢者の食事の介助や清掃、洗濯、買い物や薬の受け取りなどです。また、施設によってはレクリエーションや趣味活動の手伝いもします。

資格を保持している場合、任される仕事の範囲も広くその分責任も重くなりますが、資格を持っていないアルバイトの場合は責任の大きな仕事は担当できません。その分、ストレスはかかりにくいといえます。介護士や介護福祉士よりも精神的に楽な仕事かもしれません。

介護のアルバイトで求められること

介護のアルバイトにおいて最も必要とされることは「コミュニケーション能力」です。入居者やサービスを利用している方に快適に過ごしていただくために、円滑なコミュニケーションをとることが大前提です。また、介護の現場では、入居者だけではなく医療関係者から入居者の家族まで多くの関係者とコミュニケーションをとらなければなりません。さらに、力仕事も多いため体力も必要になってくる場合もあります。

介護のアルバイトは、今後資格取得をめざす方や、介護士など将来介護に関わる仕事に就きたいと考えている方、人と接することが好きで体力に自信があるという方におすすめです。

介護バイトの夜勤について

会話する白衣の二人

(出典) photo-ac.com

介護バイトの夜勤には、どのような特徴があるのでしょうか。勤務時間やメリット、注意点について解説します。昼間の勤務と何が違うのか、把握したうえで応募を検討しましょう。

夜勤の主な勤務時間

介護バイトの夜勤シフトは、「2交代制」または「3交代制」が一般的です。夜勤の人が夕方から朝まで働く2交代制と、夜中から早朝まで働く3交代制に分かれています。2交代制の場合は、数時間の仮眠を取るために休憩時間が長く設定されています。3交代制では仮眠時間を設けず、7〜8時間の勤務になることが一般的です。

シフト例としては、2交代制で17時〜翌10時、3交代制では21時〜翌6時、0時〜9時などが挙げられるでしょう。どちらになるかは、応募先の介護施設によって変化します。シフトを確認し、働きやすい形態を探すのがポイントです。

介護バイトの夜勤を選ぶメリット

介護バイトの夜勤には、資格を持たない未経験からでも応募できるものがあります。深夜勤務は人手が足りないことが多く、採用される確率も上がるでしょう。これから経験を積み、介護業界で働きたいと考える人にも最適です。

その他、介護バイトの夜勤は社員に比べて勤務日数の融通がききます。他の仕事と時間が被りにくいこともあり、ダブルワークを考えている人も検討しやすい条件です。

日勤よりも時給が高く、効率的に稼げます。ただし、夜勤は睡眠サイクルが日勤と真逆になってしまうため、体力や切り替えのうまい人に適しているでしょう。

夜勤バイトに注意点はある?

介護バイトで夜勤を選ぶ場合は、仕事内容の違いにも注意する必要があります。介護を担当する点は同じですが、人員の都合上多くの仕事を任されるケースも多いでしょう。

アルバイトに慣れてくると、1人で介護を行うシーンが増えてきます。未経験のうちは先輩がついて見守ってくれますが、いずれは1人で対応することを意識しておきましょう。

また、夜間に施設利用者の急変やトラブルがあったときは、少ない人員での対応が求められます。昼間とは異なり、人員が少なく受け入れ可能な病院を探すのも大変です。緊迫した雰囲気になることも多いため、精神的なタフさも求められるでしょう。

出典:厚生労働省「第8期介護保険事業計画に基づく介護職員の必要数について」

20人の体験談アンケート

介護士と高齢者

(出典) photo-ac.com

みんな働いてどうだったの?

実際に介護の現場で働いた20人にアンケートをとりました。

日々奮闘しながらも感謝されることで、やりがいを感じている人が多いようです。お世話をする対象は高齢者、つまり人生の先輩でもあります。中には相談を聞いてもらったりアドバイスをもらったりと素敵な関係を築いている人もいます。自分とは世代の大きく違う人とのコミュニケーションは時には大変ですが、普段接する機会のない人にとっては非常に貴重な経験ができるといえるのではないでしょうか。

働いた期間を見てみると、最短1日から数年までさまざまです。介護の現場は人手が足りていないので、1日からでもバイトの募集があります。一度短期で経験してみて、続けたいと思うのであれば、アルバイトを続けながら介護職の資格に挑戦してみるのもよいでしょう。資格に必要な費用を支援してくれる会社も存在するので、そのような制度をうまく利用すれば、バイトしながら資格を取得できてさらに給料のアップも期待できます。

アンケート結果の傾向

  • 「時給」平均:1,099円 最高:1,800円 最低:750円
  • 「日給」平均:6,000円 最高:8,000円 最低:4,000円
  • 「支給日」日払い:1人 週払い:0人 月払い:19人
  • 「支給方法」手渡し:1人 銀行振り込み:19人
  • 「勤務日数」平均:11.6日 最高:22日 最低:1日
  • 「曜日」平日:8人 休日:1人 両方:11人
  • 「シフト」当日でも変更可能:1人 当日は無理だが事前調整可能:14人 決められた出勤日のみ:5人
  • 「身だしなみ」アクセサリーは作業の邪魔になるため禁止。服装は制服のあることが多い。

みんなの声

2016年頃 京都府
具体的な作業内容:

  • 歩行困難な方も含む高齢者の入浴介護
  • 高齢者の食事の補助と見守り業務
  • 高齢者の排泄の手伝いとトイレの掃除
  • 一日のゴミの処理と食器の洗い物
  • 用具や紙おむつなどの補充と点検

印象に残ったエピソード:

入浴介護は非常に体力を使う仕事ですし、食事の補助も高齢者の方が何を言っていて何をしてほしいのかがわからず苦労しました。しかし、「ありがとう」や「若いのに偉いねぇ」と言われるとそれだけで嬉しく、やってよかったと思いました。高齢者の方は自分の事で精一杯なので数人の職員で何十人もの相手をするのは大変です。大声であれやってこれやってと言い続ける方を放っておく職員の方もいる中、新人の私は全てに対応してしまい手際が悪かったのですが、それでも笑顔になる高齢者の方の顔を見ると私も嬉しくなりました。

 

2015年頃 東京都
具体的な作業内容:

  • 老人ホームの入居者に対する食事介助、入浴介助
  • 老人ホームの入居者の足腰のリハビリ活動の際の見守り
  • 老人ホームの入居者のご家族と面談して、日々の身体状況などについて報告

印象に残ったエピソード:

私がアルバイトをしていた介護付有料老人ホームには50名程度の方が入居していて、私は4名のお年寄りを担当していました。お年寄りのトイレ介助や食事介助をするたびに、お年寄りから「ありがとう」と言ってもらえたので、嬉しかったですし、やりがいも感じました。
また、お年寄りのご家族は、自宅での介護について肉体的な限界を感じて、ご自分の親を老人ホームに入居させていますので、ご家族からも感謝の言葉をいただいて感激しました。介護は社会的にも意義のある仕事だと思った次第です。

 

2015年頃 千葉県
具体的な作業内容:

  • 体操や日常生活のお手伝いの仕事。
  • 夕食や昼食のお世話と片付けの仕事。
  • 施設利用者のお部屋の掃除やお世話。

印象に残ったエピソード:

普段あまり話してくれない方でも、時間が経てば色々なことを話してくれるようになった時は嬉しかったです。また、飴や手作りの折り紙などもお礼にもらえた時があったので、介護のバイトをしていて良かったと感じました。仕事内容については、そこまで難しいことはないので次第に覚えていくことができました。自分なりの方法や工夫で、利用者を喜ばせることができるのでやりがいがありました。レクリエーションの時間では、みんなが楽しめたので私も嬉しかったです。

 

2015年頃 京都府
具体的な作業内容:

  • 特別なサポートが必要な児童を学校まで迎えに行く
  • 特別なサポートが必要な児童と一緒に過ごす
  • 特別なサポートが必要な児童が食事をする際に、補助をする
  • 特別なサポートが必要な児童が他の子たちとの遊びに参加できるように付き添い
  • 特別なサポートが必要な児童がトイレに行く際に補助

印象に残ったエピソード:

障がいの度合いは様々なので介護をする子によって必要な支援が異なり、慣れないうちは大変です。しかし、関わる回数が増えるにつれ、その子に応じたサポートの仕方が見えてきて、その子が楽しく児童館で過ごせるようになるのを見ると歓びを感じます。また、健常な子どもたちとその遊びからついつい離れてしまいがちな特別な支援を要する子たち、その両者をいかに橋渡しするかがこの介護バイトの腕の見せどころでした。ひとりでは他の子たちとのかかわりづくりが困難だった介護が必要な子、その子が新しい友情関係を築けたとき、とても大きなやりがいを感じます。

 

2015年頃 東京都
具体的な作業内容:

  • 障害のある方の外出支援で車椅子を押して散歩
  • 高齢者、障害者の通院時の付き添い
  • 必要により外出先での食事介助や排泄介助

印象に残ったエピソード:

主に高齢者、障害者の外出を支援する訪問介護事業所でパートをしています。
介護初任者研修を受けると引く手あまたな仕事なので、職には困りません。
介護というと高齢の方の支援が主という印象があると思いますが、最近では障害のあるお子さんを支援する仕事も増えています。
コミュニケーションをとることが難しい子も回数を重ねるにつれ、徐々に笑顔を見せてくれたり、できる事も増えていき成長を感じられたときはとてもやりがいを感じます。
また経験を積むと介護福祉士など上の資格もめざせるので、おすすめできる仕事です。

 

2015年頃 神奈川県
具体的な作業内容:

  • 各自の食事を食べさせたり、薬を飲ませる。後片付け。
  • 一緒に歌を歌ったり、TVをみて歌ったりと五感を活動的にする。
  • お風呂に入れる。トイレの世話。各自の部屋の掃除。

印象に残ったエピソード:

認知症の方も多く、日に日に症状が進んでいきますし急に亡くなられる方もいます。治るほうの介護ではなく看取りの介護ですので、淋しい思いもします。でも、高齢者を可愛く思えるようになり、やりがいがある仕事でした。
親の介護をしていませんので、介護がどういうものか勉強になりました。
また、自分もゆくゆくこのようになるのかと感じますが、お金がある人しか施設には入れませんので、老々介護の時代がやってくるんだと実感しています。
介護は社会問題でもありますので、とても良い経験になりました。また携われたらと思っております。

 

2014年 福岡県
具体的な作業内容:

  • 利用者さんの朝、昼、晩の食事介助
  • お風呂での立ち上がりや入浴、洗髪の介助
  • 起床時、就寝時の車椅子に移乗する時の介助
  • 利用者さん個人の衣服の洗濯と管理

印象に残ったエピソード:

介護職は何よりも利用者さんの笑顔をみれることや、「ありがとう。」ととても感謝されることにやりがいを感じるお仕事だと思います。介護の現場では認知症やアルツハイマー病などの症状がある方や、肢体が不自由で車椅子を使ってる方がいらっしゃったりと日常の生活に様々な問題を抱えて過ごされてる方がいます。そうした方のお話を聞いて不安を少しでも和らげるようなアプローチをしたり、誘ってみてリハビリに手すりを使った歩行を続けたりと、どうしたら楽しく充実に過ごしてもらえるかと考えては毎日奮闘していました。そうしてその人なり生きがいを見つけた時に、ふと顔を見るとすごくいきいきとした表情をされていました。そんな時このバイトをやっててよかったなと一緒になって嬉しくなりました。

 

2014年頃 神奈川県
具体的な作業内容 :

  • ご利用者様のベッド等シーツ交換
  • ご利用者様の排泄時のおてつだい
  • ご利用者様の食事の際のおてつだい

印象に残ったエピソード:

様々な方々と触れ合うことができます。
対人のため、気を使うことが多々ありましたが、お話ができるのはとてもやりがいがあると思います。
自分が話しかけることで、相手が笑顔になってくれる時がとてもうれしく感じました。
介助方法はある程度知識が必要で、相手にケガをさせてはいけないことは第一ですが、自分もケガをしないためでもあります。
ですが、自然と体が覚えてくれるので、何度も挑戦することが大事だと思いました。

 

2014年頃 東京都
具体的な作業内容:

  • 入居者の方とのコミュニケーション。
  • 施設内の掃除や食事の片付けの仕事。
  • レクリエーションや体操の手伝い。

印象に残ったエピソード:

介護のアルバイトは、入居者の方とのコミュニケーションが上手くいった時は嬉しかったです。初めは緊張して話しかけづらかったのですが、先に話しかけてくださったので優しさを感じることができました。また仕事内容については、それほど難しいことはなく、お互いが助け合っていくことができたのでやりやすかったです。初めはいくつもの仕事を覚える必要がありますが、先輩社員の方が一から教えてくださったのですぐに覚えることができました。

 

2013年頃 東京都
具体的な作業内容:

  • 食事介助
  • 外出など移動のサポート
  • 入浴介助

印象に残ったエピソード:

高齢者の生活をサポートするのがバイト業務の内容でした。中には身体に不自由がある高齢者の方もいらっしゃいましたので、できるだけ自然に生活が送れるようにサポートをしました。人と直接的にかかわる仕事ですので、感謝の言葉を直接いただけるのが嬉しかったです。一緒に働いていたスタッフも明るい方が多く、笑顔があふれる環境でした。介護の仕事を通じて人とかかわることの大切さと喜びを新たに発見することができましたので、とても良い経験をさせてもらえました。

 

2013年頃 東京都
具体的な作業内容:

  • 施設内の老人の個室の掃除・身の回りの世話
  • 施設内の老人の食事介助・後片付け
  • 施設内の老人の話し相手、レクリエーション参加
  • 施設内の老人の排せつ・入浴介助
  • 施設内の老人の外出時の付き添い

印象に残ったエピソード:

富裕層の介護施設で介護に従事しました。老人の方々の身の回りの世話はもちろんですが、自分が手が空くと声をかけお話をしたり、オセロ・囲碁・将棋などしたりしてコミュニケーションを円滑にとることで名前を覚えてもらい、楽しく仕事ができました。出勤すると「待っていたよ」と言っていただいたり、ちょっとしたことを手伝っただけで「ありがとう」と言ってもらえたので、人の役に立ってるのだなと思い、やりがいがありました。時々ご家族も来られるので、ご家族が不在時の状況をお話し、ご本人と家族の橋渡しにもなれました。とてもやりがいのある仕事だと思います。

 

2012年頃 東京都
具体的な作業内容:

  • 利用者さんのお部屋や浴室などの掃除
  • 利用者さんの洗濯をして干す作業
  • 利用者さんの食事の準備をすること

印象に残ったエピソード:

ホームヘルパーとして仕事に入るお家は様々で、自分では行うことができない作業をすることや身体介護が目的とされていますが、その他の部分として私の訪問を楽しみに待っていてくれる利用者さんが多く、その気持ちが仕事へのやる気につながっていました。介護の世界で仕事をしていると、人それぞれの考え方の差やどうしようもない壁にぶつかることもありますが、同僚と話をすることや介護の世界で経験の長い人にアドバイスをもらうことで解決することもありましたし、勉強の意欲がわきました。

 

2012年頃 滋賀県
具体的な作業内容:

  • 食前や食後の薬の服用や投薬の確認、配布
  • 利用者さんに提供する食事の検食
  • ナースコールの対応(転倒、急病時の対処)

印象に残ったエピソード:

こちらは仕事として転倒時や食事の介助をしていますが利用者の方に感謝をしていただけることが嬉しかったです。
利用者の高齢者の方のお話に付き合ってあげるのも仕事の一つでしたが
とても面白い方が多くて色んな経験談を聞かせていただいたりこちらが相談に乗っていただくこともあり
私は仕事ということを忘れてその時間を楽しんでいました。
色んな利用者の方がいらっしゃいますがきちんと一人一人と向き合ってお話することで気持ちが通じ合えます。
通じ合えた時は、よりやりがいを感じて頑張ろうという気持ちで勤務することができました。

 

2012年頃 三重県
具体的な作業内容:

  • 利用者の食事介助およびトイレ介助
  • 利用者とのレクリエーション活動
  • 利用者宅へ送迎車の添乗員として送迎

印象に残ったエピソード:

障害者の生活介護施設でアルバイトをしておりました。なかなか言葉で意思疎通できる方がおらず、通じ合うことがむずかしい方ばかりでした。最初は全く思った通りにいかず、挫折しそうにもなりました。しかしあきらめずに利用者と向き合っていくことで、ある日突然自分がやりたい方向性に利用者が向いてくれたり、言葉ではあらわせない、不思議な信頼関係が生まれたことがとても嬉しかったです。ほかの人がうまくいかないことをサポートすることで物事がうまくいったり、チームプレイで仕事を進めていくようなところも楽しかったです。

 

2012年頃 高知県
具体的な作業内容:

  • 出勤してすぐのフロアの掃除を行う
  • 出入り口の除菌を行い、窓やガラスの拭き掃除をする
  • 広場のテーブルの上を整頓し、台拭きで拭く

印象に残ったエピソード:

1日のみの経験でしたが、お年寄りの方を助けたり励ましたりする予定が、逆に優しい言葉をかけていただいたり、助けられた場面がたくさんありました。みんなが暖かい心を持っていて施設全体の雰囲気もゆったりと落ち着くような雰囲気ですぐになじみ、リラックスして仕事をすることができました。
この1日のアルバイトがキッカケでお年寄りの方がすごく好きになり、街やスーパーで見ず知らずのお年寄りと仲良くなれたり、会話の幅も広がったので良かったです。

 

2010年頃 宮城県
具体的な作業内容:

  • 入浴時や入浴後の介護に関する補助
  • 食事をするデイルームまでの移動の補助
  • レクリエーションのゲームなどの補助

印象に残ったエピソード:

将来介護の専門職になりたいと思い始めたアルバイトでしたが、現場の介護の専門職の方々が一生懸命働いている姿を見て、ますます介護の仕事に興味を持つことができました。また入所者の方々から、「ありがとう」と感謝の言葉をかけられたりすることが、とても嬉しく、やりがいを感じながら働くことができました。人を支えることの大切さや、大変さを身をもって感じることができた、貴重な介護のアルバイト体験だったと思っています。

 

2008年頃 東京都
具体的な作業内容:

  • 食事の補助業務と身体的介護の手伝い
  • 入居者のベッドメイクと会話による健康確認
  • 定期イベントの開催とその準備業務

印象に残ったエピソード:

介護サービスで仲の良い入居者の方から「いつもありがとう」と行ってきてもらえるのが嬉しかったです。また限られたスタッフの中でどのような役割をどのように効率良く分業していくかを学ぶ事ができましたし、何かハプニングがあっても即座に対応できる能力を身に付けられたように思います。社員の方の率先してイベントを盛り上げたり、準備に勤しんでいる姿を見て、私も責任感のような刺激を受ける事ができました。元気な入居者が私の力にもなっていたように思います。

 

2008年頃 東京都
具体的な作業内容:

  • 自分で立てる方のトイレ誘導と一部介助
  • ベッド上でのオムツの交換と体位交換
  • 入浴介助と脱衣や着衣の補助や整髪
  • 食事の配膳や下膳と自力で摂取できぬ人への食事介助と服薬補助
  • 外出や外食等のレクリエーションの企画、付き添い見守り。
  • 外部のボランティア団体への出演依頼、接待、送迎等。
  • 入居者様に季節を感じていただけるための室内の飾りつけ等の環境作り

印象に残ったエピソード:

昔からおじいちゃんと暮らしてきて両親が介護する姿を自然なこととして見てきたこともあり、介護の世界に進むこととなりました。
当然思ってきたことと違うことも多く大変でしたが入居者様に心地よく過ごしていただけるように働くのはやりがいを感じます。
最初はオムツ交換の際にうまくいかずに不快感を与えてしまい関係がギクシャクしていた方に、経験を重ねるうちに
「うまくなってきたじゃない」と言われた時は嬉しかったですし達成感を感じました。
また1人でなかなかうまく食事をできず食事介助が必須となっていた方に補助具を使用する事をリーダーに提案し採用され、1人で食事を取れるようになり
「自分で食べる食事は美味しい。ありがとう」との言葉にはこちらが泣きそうになりました。
常に物事には改善の余地があることを知ることができたのは、自分が介護職を続けるうえで大きな視点を手にすることにもなり、貴重な出来事でした。