”バイト”の中でも、映画やドラマが大好きな人に人気なものと言えばエキストラバイトです。セリフはなくても作品の場面を作るうえで欠かせない存在です。その具体的な仕事内容、給与、労働時間、勤務地など重要なポイントをご紹介していきます。エキストラバイトに興味がある方は必見の内容です。
エキストラのバイトとはどのようなもの??
エキストラのバイトとは、映画・ドラマにおいて通行人や店内の客などの役として参加するアルバイトです。撮影現場にてスタッフや監督の指示に従います。セリフはほぼ必要なく、未経験者でも問題なく参加することが可能です。給与は時給制より日給制が多め。撮影はスケジュールどおりにいかないことが多く、拘束時間が長い点に注意が必要です。
アンケート結果から見るエキストラバイトの実態とは?
エキストラバイトの給与・勤務時間などに関するアンケートを取りました。この結果をもとに、エキストラバイトの実態を見ていきましょう。
給与について
日給:84.62%時給:15.38%一か月の平均給与:21,990円
ほとんどの方が日給制で給与を受け取っています。エキストラバイトは拘束時間も含めての給与であり、日給制にするほうが雇用側としては便利であることも影響している可能性があります。
勤務時間について
働いた期間
1日:46.15%2日~1週間:23.08%1週間超~1ヶ月以内:10.26%3ヶ月超~半年以内:10.26%
エキストラバイトは、1日もしくは2日~1週間と短期間が主流です。撮影現場での仕事であることから、長期で継続して働けることは少ないです。単発がメインのバイトなので、自分のスケジュールに空きがあるときにスポットで参加できるとも言えます。
勤務時間
早朝:23.08%午前:25.64%昼~夕方:46.15%
時間帯は昼から夕方までが最も多く、午前や早朝など早い時間が次いで多いです。夜はほとんどありません。主婦の方は昼~夕方、学生・フリーターは午前・早朝が多い傾向です。
働く曜日
平日:38.46%週末:28.21%どちらも:33.33%
曜日に関しては平日のほうが若干多いですが、どちらも・週末の回答も多いので、大きな違いはないと言えます。
シフトの自由度について
決められた出勤日のみ:79.49%事前調整可:17.95%当日でも変更可:2.56%
決められた出勤日のみと回答する声が多いのは、あらかじめ撮影現場の日時がキッチリ決められているからでしょう。複数の撮影日程がある現場の場合、事前に選べることもあるようです。当日でも変更が可能というケースは非常に少ないです。
エキストラバイトの仕事内容
実際に行なった業務や作業内容
映画やドラマのエキストラとして、通行人役を演じた人が大多数です。セリフは一切なく、通行人や喫茶店などのお客さんとして存在することがほとんど。撮影シーンの風景を作り出す役割であるため演技力は不要で、自然な一般人の様子でいることが求められます。中には大勢の中の1人として、皆で「頑張れ!」と叫ぶ経験をした人もいます。
エキストラバイトをして良かった点は?
有名な映画監督の映画に出演できたことや、俳優や女優を実際に間近で見られたという声が多く寄せられています。普段憧れていた芸能界の撮影現場を見ることができる点に魅力を感じる人が多いです。一般的に普段は見たり触れたりすることのない世界に触れることで、新鮮さを感じる方もいます。また、特に難しい作業を頼まれることはなく、気軽にできるバイトであることもメリットです。
エキストラバイトに関する要望
改善要望で最も多いのは、待機時間の長さです。拘束される時間が非常に長いことから、時給に換算するとイマイチと感じる方も多いです。また勤務場所はロケ地が多いので、夏は高温や直射日光、冬は寒さが厳しいという声もあります。
エキストラバイトに関しての考察
エキストラバイトは特に技術を必要とせず気軽に参加できるのがメリットです。一方で拘束時間がかなり長いのがデメリット。学生がエキストラバイトをする際には、学業に影響のないように授業がない日を選ぶべきでしょう。フリーターの場合は早朝や午前を選ぶことで、午後に別の仕事を掛け持ちすることもできます。主婦の場合は早朝や午前を選ぶと家事・育児に支障が出やすいので、昼~夕方を選ぶと良いでしょう。ただしお子さんが小さいうちは避けて、手のかからない年齢になってから行うほうが安心です。
エキストラバイトは撮影現場に触れられることが魅力
映画やドラマの世界に少しでも触れたい方にとって、エキストラバイトは魅力的です。セリフや演技はほぼ不要で、撮影シーンの風景として存在することで作品作りに参加できます。ただし拘束時間が長い傾向があるため、学業や家事などに支障がでないような時間帯を選ぶのが重要です。