スタンバイ

現役のITコンサルタントやITコンサルタント経験者にアンケートを実施。ITコンサルタントの仕事の口コミ・評判を集めました。

ITコンサルタントになるために必要な学歴(学科)は?

A.M、さん (男性、 / 東京都)
ITコンサルタント 勤続年数5年以上、 (職業 : ネットワークエンジニア)

IT業界は学歴などより、実務経験や資格が重視されます。私は官公庁のデータセンターでの実務経験と資格があったため大手システム開発会社で採用されました。大学の情報学科などを卒業しているのが理想ではあるとは思いますが、情報学科でなくてもITに精通した人はたくさんいます。できることなら有名なベンダー資格、国家資格を実務前にとっておくのが理想です。

ベンダー資格も国家資格も何段階にも分かれており、それぞれ難易度が異なります。さらにベンダー資格は効力が3年しかなく、更新試験を受けなければ失効してしまうものが多いです。経験があって初めてできる仕事なので、新卒でITコンサルというのは無理があると思います。初めは業界知識を身に付け、コンサルに必要なノウハウを積み上げていけばいいと思います。

S.Tさん (男性 / 東京都)
ITコンサルタント 勤続年数5年以上 (職業 : 会社員)

学歴に関する条件は無いと思っています。IT業界に入った当時、ITに関しては入社してから企業が教える、必要なのは「IT以外の何に詳しいか」だと言われました。要するにお客様の課題をどの程度深く、早く理解できるかが求められるわけで、何かひとつでも詳しい業種があればそれを礎に経験を積めるということでした。実際、ITに関するスキルは入社後にしっかりと教えてもらいました。

ちなみに、大学時代に取得したIT系の資格も役には立ちましたが、それらはプログラマーやエンジニアに必要なスキルで、管理職に就くためには、もっと他の経験を積む必要があります。コミュニケーション能力や、素直さ、積極性などは必要ですが、これらが学科に関係するとは思えません。

K.Yさん (男性 / 東京都)
ITコンサルタント 勤続年数5年以上 (職業 : 会社員)

ITコンサルタントとして必須となるスキルは、他のコンサルタントと同様、論理的思考力だと思います。しかしながら、ITコンサルタントである以上、ITの知識は欠かせません。

一口にITといってもその幅は広いです、いわゆるコンサルタントっぽく見えるようになるためには、ITソリューションと呼ばれる、例えば、ERP(Enterprise Resource Planning)やBI(Business Intelligence)等を書籍やWebなどにより押さえておけばよいでしょう。

ただし、実務についてクライアントに喜んで頂くサービスを提供するためには、コンピュータアーキテクチャ、プログラミング、開発方法論など、基礎的な技術、考え方を習熟する必要があります。なぜならば、効果的なITソリューション展開を図るためには、これら基礎的スキルを活かして、ERP等のソリューションがクライアントに適切なものとなるよう、応用させる必要があるからです。

T.Aさん (女性 / 東京都)
ITコンサルタント 勤続年数4年 (職業 : 会社員)

特に必須な学歴はありません。システムを提案する上で、コンピュータ関連の知識があった方が有利になりますが、お客様の業務内容を理解していく中で十分習得できるものです。

その他、習得しておいた方がよい知識としては、(1)一般的なWord・Excel・PowerPointの使い方(2)ロジカルシンキング(3)英語、などです。いくらお客様により良い価値を提供したとしても、やはり見た目も重要です。見やすい、理解しやすい資料を作ることも大事な要素のひとつです。

(2)のロジカルにものを考える力も必要です。そういった意味では、文章や説明する場に触れることの多い学科は有利に思えます。(3)の英語ですが、こちらは今後必須になってくる事項です。英語は学科に縛られるわけではないですが、専門的な用語を交えて外国人とスムーズにコミュニケーションが取れる(TOEIC800点以上)のが理想です。

Y.Kさん (男性 / 大阪府)
ITコンサルタント 勤続年数2年 (職業 : 会社員)

ITの分野だと、コンピュータ系の学科を卒業している人が就業するものと思われがちですが、実は、文系でコンピュータとは何も縁がなかった人も多くいます。完全にプログラマーとして特化するならば理系の方が向いているかもしれませんが、IT系でキャリアアップするとなると、見積もりをとったり交渉をしたりといった技術とは関係ないことまで手をつける必要があります。

そういったコミュニケーション能力に関して言えば、どちらかに特化している人よりもむしろバランスのいい人材の方が好まれます。そこで、プログラマーからキャリアアップしてSEやコンサルタントに進むのが、正攻法のITコンサルタントなのです。つまり、学部や学科は問われておらず、高卒や専門卒で活躍している人もいます。

ITコンサルタントになるために努力したことは?

A.M、さん (男性、 / 東京都)
ITコンサルタント 勤続年数5年以上、 (職業 : ネットワークエンジニア)

私はネットワークエンジニアとしてコンサルタントに従事しましたが、ネットワークだけでなくデータベースやアプリケーションに関する知識や資格も取得しました。システムがどのように動作しているのか、全体像を見極めることを常に意識していました。

システムの成熟度でいえば、コンサルを必要とするシステムというものは未成熟なシステムがほとんどであり、未成熟なものにどのようにしてより良いシステムを導入していくかがポイントになります。つまり、成熟したシステムでの経験がなければコンサルティングが成り立ちません。故に成熟したシステムを理解すること、障害体制がどのようになっているかなど、すべてを説明できるくらい理解することに努めました。

S.Tさん (男性 / 東京都)
ITコンサルタント 勤続年数5年以上 (職業 : 会社員)

(1)自分の得意な分野をはっきりと持つこと。
(2)クライアント企業を知るための努力を惜しまないこと。
(3)できれば、クライアントを好きになること。

まず(1)を確立するためには数年という時間を要します。よって、コンサルタントは20代には難しいということになります。

(2)のクライアント企業を知るための努力には、適切なアプローチ、メソドロジーがあります。IR情報も重要なひとつですし、クライアント企業のどの層の社員と会話するかによっても見えてくる企業像が変わります。

そして(3)でも書いた通り、もしその企業を好きになることができれば、それまでと違った提案を実施することもできます。気を付けなければいけないのは、共感、同感の使い分けです。クライアント企業の課題や痛みをしっかり把握し理解することは必要ですが、同じ方向を向いて頭を抱えてはいけないということです。

K.Yさん (男性 / 東京都)
ITコンサルタント 勤続年数5年以上 (職業 : 会社員)

私は、IT系の学科を卒業し、その後SEとして数年働いた上でITコンサルタントになりました。そのため、ITスキルについて本腰を入れて努力したということはありません。ただし、世の中のITトレンドについていくためにセキュリティやデータ分析等に関する勉強は機会を見つけては進めてきました。

私がおもに努力してきた分野は、論理的思考力の養成です。ITコンサルタントはただ単にITによるモノを作ることが仕事なのではなく、クライアントが抱える課題を発見し、それをITを使って解決することが仕事です。クライアントが抱える課題は何か、その根本原因は何なのか、その内、どの根本原因にフォーカスして、どのようなソリューションを適用すべきかを決める必要がありますが、これらを論理的に筋道はっきりとさせて考えなければ、ソリューション適用による効果が半減するどころか、そもそもクライアントになぜそのソリューションを適用するのか(=お金を払うのか)を納得してもらうことすらできないからです。

T.Aさん (女性 / 東京都)
ITコンサルタント 勤続年数4年 (職業 : 会社員)

ITの知識とロジカルシンキングの習得です。私は文系出身で、まったく技術的要素に触れてこなかったため、ITの知識の習得には苦労しました。例えばネットワークの構成や、セキュリティに関して必要となる仕組みなど、よりテクニカルな事項はオフショアのスタッフが対応していましたが、お客様とやり取りする中で、当然知っておくべき知識というのは、今まで触れてこなかったため、後から習得しないといけない部分でした。積極的にベンダーが行う研修に参加したり、本を読んだりと入社して間もない頃に努力をし、現在ではお客様と対等に話せるようになっています。

ロジカルシンキングについては、現在も常に努力し続けています。いかにお客様を納得させられる説明をするのか、というのはそのお客様によって無限にパターンがあります。本を読んだり、常に「なんで?」というところを意識し、日々努力しています。

Y.Kさん (男性 / 大阪府)
ITコンサルタント 勤続年数2年 (職業 : 会社員)

ITコンサルタントと名乗るためには、特に資格も必要ありませんし、世の中には、なんちゃってコンサルタントが多くいます。IT分野の経験が全くないにもかかわらず、ITコンサルタントと名乗っている人もいます。私はプログラマーから出発したので、一般的なITコンサルタントだと思います。

ITコンサルタントになるためには、キャリアを思い描くことが必要です。ほとんどのIT技術者はプログラマーから出発しますが、その後にどういう道に進んでいくのか明確にしておく必要があります。私は当初からコンサルタントになりたかったので、技術の勉強のみならず、会計や経営に関するあらゆる分野について学習をしてきました。この多岐にわたる学習が功を奏したと言えます。

ITコンサルタントのやりがいと将来性についてどう思いますか?

A.M、さん (男性、 / 東京都)
ITコンサルタント 勤続年数5年以上、 (職業 : ネットワークエンジニア)

成熟したシステムのノウハウを伝授することは非常にやりがいがあり、達成感もあります。ただ、現在はAI化が進んでいるので、こうしたノウハウというものの価値がなくなる可能性もあると思います。成熟したシステムはこうあるべきという一連のデータを基に、AIによるコンサルがなされる時代がやってくるのではないでしょうか。

実際、人はミスが多く、情報漏洩なども多々あります。AIであればミスなく最適なシステムへと導いてくれるでしょう。ITコンサルタントをしていて痛感したのは、イスラエルやアメリカといった国の技術力です。ネットワークも突き詰めれば宇宙開発や戦争で使用するものが最高水準でチェックポイント社やシスコ社が強いのはそれに比例しているのだなと思います。

日本の官公庁ですらこれらの機器を使用しており、データ解析依頼もこれらのベンダーとのやりとりが必須になります。日本の機密情報は筒抜けという噂もありますが、日本はITという流れにただ乗っかっているだけだという印象を持ちます。

S.Tさん (男性 / 東京都)
ITコンサルタント 勤続年数5年以上 (職業 : 会社員)

よほど新しい分野でない限り、ITコンサルタント企業にはロジック、メソドロジー、あるいはテンプレートが存在します。多くは外資のコンサルタント、調査会社が作ったものです。ITコンサルタントはどんな企業を担当しても、これらのテンプレートに当てはめることで一定の品質を維持したコンサルテーションサービスを提供することが可能になっています。

はじめは、どれ位多くの事例、テンプレートを知っているかが、コンサルテーション能力の差になります。ただ、テンプレートをなぞるだけの仕事はやがて喪失感、無力感へと繋がるように思います。ITコンサルタントのやりがいとは、自身の経験・知識をフル活用しながら、まだ世の中に存在しないメソドロジーを作り出し、それがお客様の心に響き、採用され、定量的効果を伴って評価されることだと思っています。

悪い点を強いてあげれば、やはり情報の鮮度を保ち続けることの難しさではないでしょうか。IT業界は変動の激しい業界ですので、常に動向を把握することでお客様の半歩前を歩いていなければなりません。これをやり続けることさえできれば、将来性に不安はありません。

K.Yさん (男性 / 東京都)
ITコンサルタント 勤続年数5年以上 (職業 : 会社員)

やりがいは、配属されるプロジェクトに大きく依存します。ITコンサルタントの職務領域は幅広く、例えば、戦略立案のような仕事をやる場合もあれば、細かい技術寄りのアドバイスを行うコンサルティング業務もあります。何がよいかは個人の志向によるところが大きいでしょう。

ただし、よほどおかしなコンサルティングファームでない限りは、ある程度の希望は聞いてもらえるため、なるべく自分のやりたいことをやれるように、上司にもアピールすべきです。また、将来性については、明るいと言えます。なぜならば、現在事業を始めようとすると必ずITを活用しなければ競争力が保てないことに加え、IT業界の革新には目覚ましいものがあるので、ITについて詳しいコンサルタントの需要がなくなることはないでしょう。

一方、ITコンサルタントとして生きていくためには、常にITの最新動向を把握し、スキルを磨き続ける必要があります。ひとたび遅れをとってしまうと、クライアントに求められるITコンサルタントでいることができず、仕事が回ってこなくなる可能性があるという厳しい一面もあります。

T.Aさん (女性 / 東京都)
ITコンサルタント 勤続年数4年 (職業 : 会社員)

とてもやりがいのある仕事だと思います。商品を売る、サービスを売るのとは違い、一緒に考えて導く、形のないものをお客様に提供する形態の仕事は、具体的に正解が決まっているものではありません。ゆえに無理な要求を投げつけられることもありますが、自分が0から考え出したアイデアで受注したときの達成感は素晴らしいです。

今後IT社会の中で、AIが活用されだしたり、業務の自動化が広がっていったりと、コンサルタントの活躍の場が少なくなるのではと思われている方もいると思います。しかし、そのような新しい知識をうまく活用していくのを促進するのは我々が発揮できる価値だと考えます。

IT化の波に乗ろうとして、ただ投資だけしてうまく活用しきれていない会社、価値のある資産や情報をもっているのに、市場にだせていない会社等、ITコンサルタントが活躍できる場はまだまだあります。今後さらに活躍していける業種だと私は考えます。

Y.Kさん (男性 / 大阪府)
ITコンサルタント 勤続年数2年 (職業 : 会社員)

ITコンサルタントでは、単なる技術者ではなく経営に参画できるということにやりがいがあります。システムにおいての末端ではなく、先端としてプロジェクトを引っ張っていくということで、仕事をするたびに自らも成長できていることを実感できます。

しかし、プロジェクトを統括する分、プロジェクトリーダーのように作業者一人一人の管理をする必要はありませんが、プロジェクトを遂行するよう常に気を抜くことができず、心労が絶えません。精神的にも肉体的にもタフでなければ務まらない仕事です。ただし、その分報酬は多く、技術者では受け取ることのできないほど多額の報酬を得ることができます。今後景気が良くなるにつれて、ITの設備投資が増していくと予想されますので、ITコンサルタント業務の需要も高まってくるでしょう。