北海道で、人生を豊かに。私が深川市に移住を決めた理由

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北海道のほぼ中央に位置する人口約2万人の深川市は、石狩川の流域に広がる肥沃な土壌と恵まれた気象条件から、農業が盛んなまちです。平地に水田や畑が広がっており、全国屈指の良質なお米や、トマト、きゅうり、アスパラなどの野菜、サクランボやメロン、リンゴなどの果物といったさまざまな農作物が作られています。さらに、旭川と札幌の大都市への交通利便性がよく、震災や台風などの自然災害が少ないことから、近年は移住者が増加中。そこで今回、大阪や東京から実際に移住した3名に、移住のきっかけや移住後の生活についてお話を伺いました。

深川市は都会の間にある、ちょうどいい田舎

#01 移住定住サポートセンター 仲西 康至さん

私が深川市に移住したのは今から11年前。40歳のとき、大阪から移り住みました。移住後はすぐに移住支援のボランティア「移る夢(イルム)深川」の立上げに参加、会長として移住者の支援をするようになりました。

その後、2016年11月、深川市が移住支援の総合窓口として「移住定住サポートセンター」を開設したことで、私はその移住支援員として、移住希望者に対して仕事や住居などあらゆる相談にワンストップで対応し、2017年度は18家族の移住をお手伝いしました。

もともと私が移住を考えたのは、大阪での仕事に不満があったからではありません。都会で働き、暮らす中で、田舎での生活に憧れを抱くようになり、また大学時代にスキー部に所属し、よく北海道を訪れていたこともあったからです。

その中で深川市を選んだ理由はたくさんあるのですが、決め手の一つになったのは、都会に近い田舎だったこと。移住するとなると、それまで勤めていた会社を退職し、新しい土地で仕事探しを始めることになります。ですから、田舎過ぎない田舎がいいなと考えました。

その点、深川市は札幌と旭川の間に位置し、旭川までは特急で約20分、高速道路も国道もあって、旭川空港へも新千歳空港へも約1時間半で移動できます。適度な田舎でありつつ利便性の良い深川市なら、仕事も見つけやすいだろうと思いました。

また、深川市は50年以上も前からスポーツ都市宣言を行っており、市内にはスポーツ施設が充実しています。全国から実業団の合宿を受け入れるなど、スポーツを切り口とする深川市には日頃から人がたくさん行き交っており、観光地でも都会でもないのに交流人口が多いことに魅力を感じました。

食が豊かで、いつでもスキーを楽しめる絶好の場所

移住して実感しているのは、深川市はとにかく食の宝庫であること。農業のまちなので、穀類、野菜や果物などたくさんの農作物が作られており、その中でもソバの生産量は全国2位、「ゆめぴりか」など米は全国屈指の産地です。

地元の人が作った、顔のわかる安全で新鮮で美味しい農作物を毎日食べられる生活はまさに理想。深川市ならではの豊かで贅沢な食生活を送っています。それに、近所の農家さんから野菜のおすそ分けをいただくこともよくあって、人の温かさも実感していますね。

また冬場は、家から車で15分も走れば大きなスキー場があるので、休みの日の朝、天気が良ければコンビニに行くような感覚でスキーを堪能しにいくことも。これは都心で暮らしていたら、絶対にできなかった暮らし方で、とても気に入っています。

深川市のもう1つの魅力は移ろいゆく豊かな四季です。春に広大な土地で咲き誇る花や、夏のキャンプ場で見上げる大パノラマの星空、秋は豊かに実った稲穂が染める黄金色の風景、冬は一面銀世界。どれもおすすめですが、個人的には晴れた日の冬の雪景色が一番美しいと思っています。

冬の時期に長期滞在して、毎日スキーに行く方もいらっしゃいます。道路の除雪をとても丁寧にやっていることが自慢の市でもあるので、雪国が初めての方でも安心して滞在できると思いますよ。

現在、移住定住サポートセンターでは、深川市に興味を持った方が気軽に訪れていただけるよう、「1Dayツアー」や、短期間の「お試し移住」、低価格で長期滞在できる「のんびり暮らし」など、3種類の移住体験メニューを用意していますので、これらを利用して深川市を訪れていただけたらうれしいです。

学生時代に過ごした深川市を忘れられず、移住を決意

#02 石井 隆之 さん(26歳)

私は2017年の12月に、東京から単身で移住してきました。もともと、深川市にある拓殖大学北海道短期大学に2年間通っていて、気候や環境が自分に合う深川市をとても気に入っていたのです。ただ、短大を卒業後は東京にある本校の大学で2年間を過ごし、新卒で選んだのは東京の企業でした。深川市でも就職活動をしようと思ったのですが、当時は踏み切れなかったですね。

「いつかは深川市に住みたい」と思ったまま、東京の企業で働き4年が経ったころ、ふと「このまま働いていたら定年退職まで移住のきっかけが無いかもしれない」と思うように。「それなら、今を移住のきっかけにしよう」と考え、すぐに深川市の移住定住サポートセンターに連絡を取りました。

移住定住サポートセンターからは、仕事や住居をたくさん紹介いただきました。結局どちらも自分で見つけたところで決めたのですが、寄り添っていただいたサポートはとても心強かったですね。千葉県の実家で暮らす親からは移住を反対されましたが、それでも深川市に住みたい気持ちは変えられませんでした。

まだ移住して数ヶ月ですが、東京で暮らしていた時よりも、圧倒的に外に出る機会が増えたと思います。都会のようにモノはたくさんありませんが、自然は豊かで空気も澄んでいて、散歩しているだけで楽しい。健康になっている気がしています(笑)。個人的には、深川市の田んぼが黄金色に色づく秋が好きなので、早くその景色を見たいですね。

1年を通してスローな時間が流れている深川市。やはりこの環境は僕にはとても合っていて、まさに、「思い立ったが吉日」の移住でした。

悩むより前に行動を。家を購入して深川市に移住

#03 田原 俊次 さん(53歳)

私は、45歳のときに大阪から妻と深川市に移住しました。昔から北海道が好きで、よくツーリングで来ていたこともあり、「定年後は北海道に移住するのもいいな」とぼんやり考えていたんです。

それが、45歳で移住を決めたきっかけになったのは、大阪で開催されていた移住フェアに、ふらりと立ち寄ったことでした。そこで偶然のぞいた深川市のブースで「移る夢(イルム)深川」の仲西さんと出会い、話を聞くうちに「定年を待つのではなく、早いタイミングでの移住もいいかもしれない」と思うように。妻にも「北海道に住みたい」と後押しされ、本格的に移住を考えるようになりました。

その後も仲西さんと連絡を取り、2年後には意を決して深川市に家を購入。大阪のマンションを解約し、勤めていた会社を辞めて、深川市に移り住みました。

無職の状態で移住することに、もちろん不安はありました。実際、45歳で正社員の仕事は簡単に見つかりませんでした。だけど、アルバイトをしながら仕事を探し始めると、町内会の方や、移住定住サポートセンターの方、それから近所の方から紹介をいただくようになり、移住から2年後に通年雇用の現職に就くことができたのです。

これが都会だったら、2年間もアルバイトのみで生活をつなぐのはかなり難しかったと思います。だけど、深川市では収入が低くても豊かな暮らしを実現できました。家の庭に作った畑で収穫した農作物をいつでも食べられますし、スーパーの食材も安くて美味しい。生活コストをぐんと下げつつ、暮らしの質は驚くほど高められたのです。

今では、ストレスフリーな職場で働きながら、牧場や田んぼに囲まれた8部屋ある広い一軒家で暮らすという、理想的な生活をしています。マンションでは飼えなかった猫も家族になりました。食のクオリティも高く、大満足な人生を深川市で送っています。

移住に興味はあっても、仕事や収入がネックになり踏み切れない方は多いと思います。だけど、「この場所なら、どうにかなるかもしれない」と思えたら、私のように飛び込んでみるのも一つの方法ではないでしょうか。

大阪で働いていた頃よりも収入は減りましたが、生活が苦しいと思うことはなく、むしろ、人生は豊かです。行動を起こす前にあれこれと悩むより、まずは行動を起こしてから考えればいい。そうすれば必ず道は開けることを、この移住で実感しています。

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執筆者

地方企業・地方自治体の採用を支援するビズリーチ地域活性推進事業部。魅力的な地方の情報をお届けします。