「長島は別世界」。究極の町づくりを目指す長島で働きませんか?

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九州地方の最南端に位置する鹿児島県よりさらに車で2時間。通称「長島大陸」と呼ばれる島に長島町はあります。養殖世界一である「鰤(ぶり)」や馬鈴薯(ばれいしょ)と呼ばれる「じゃがいも」が特産の町として知られています。新鮮な海産物や農作物など豊かな資源に恵まれ、自然豊かで穏やかな場所である一方、近年、テレビをはじめとした多数のメディアに取り上げられており、注目を集めている場所でもあります。

そんな注目を集める長島町で、町が抱えている問題や課題、それを解決するために行っていることや目指す未来について、長島町町長である川添健(かわぞえ たけし)氏にお話を伺いました。  

後継者の育成問題と求められる環境整備

長島は都会と距離があるので、農業、漁業といった一次産業に力を入れていかないと成り立たない部分があるんです。そのため当然、農業の振興、漁業の振興に力を入れているわけですが、ただやはり今までと同じようにただ農業をしよう、漁業をしよう、と漠然とやっているだけではこれからの世の中を乗り切れないと思っています。日本はこれから人口がどんどん減っていく、これは何も長島に限ったことではありませんが、都会から離れた田舎で産業を安定させるには、どうしても後継者の確保が必須条件になります。どんな工夫をして長島という地を知っていただき、長島に来てもらうか、そこを追求し、実践し続けることが必要だと感じています。

まずは、長島で農業・漁業をやる理由を提示していかなければならない、農業・漁業だけで生活ができる環境は最低限整えてあげられないと難しいと思っています。Uターンの人たちが帰って来た時、Iターンの人が長島を気に入って移り住みたいと感じた時、すぐに就労でき、さらにそれだけで人並みの生活を営むことができるよう、環境整備に力を入れています。

しかし現状のままではまだ後継者問題は解消しないだろうと感じています。

例えば、格好いい農業・漁業、現代の形に見合った新しいものを取り入れていかないと、就労者はこのまま減少していく一方であると思っています。農業・漁業後継者をどう育てていくのかというのが一番悩ましい問題であり、それを解決し、農家や漁師の収入を向上させることが後継者問題の解消に繋がるのではと考えています。

共済制度と後継ぎ問題の実態

平成29年度より、国の主導で共済制度が始まります。この制度を活用することで、一定規模の農家は安定した収入を手にできるため、農業後継者不足の解消に繋がるのではと考えています。

しかし、その制度を活用するには、簿記ができることや青色申告を3年以上続けていることなど、いくつもの厳しい条件が設定されているんです。その条件を満たしている農家は全国的に見ても2~3割というところでしょう。長島もそうですが、全国のほとんどの農家は兼業農家であるため、経理まで徹底した仕事をしている農家は少ないのが実情です。そうなるとこの「青色申告3年以上」の実績が必須という条件は今のところ厳しく、農家の収入問題を抜本的に解決できるような施策にはなっていないのです。

ですから、その制度を活用できる裾野を広げ、安定的に活用いただき、労働対価に見合う収入を保証する農家をもっと増やしていく、そんな努力を政策とリンクさせながら積み重ねることが必要となるでしょう。

また、別の後継者問題として、第三者を受け入れる農家がなかなかないということもあると思っています。民間企業のように経営を第三者に譲って自分の権利を放棄するような流れには簡単には至りません。基本的には、子どもが60歳で定年を迎え、親が故郷で1人なので帰って来るケースがほとんどです。

ただ戻ってきたところで、理想に燃えて帰って来ることはありません。親が年をとったことでやむなく戻ってくるのです。

ですから、自分の子どもや親族、それから兄弟の子ども、甥っ子、姪っ子、このような直系・傍系の人たちにいかに引き継いでもらえるか、というところも課題であり、その解決方法も考えていかなければなりません。

長島町の求人可視化と情報発信で実現する未来

現状の課題を解決するために、今回長島町では、町の求人を集め、Web上で発信していきます。今まで戻りたくても仕事がないために戻ることができなかった、そんな声に対応するため、求人を一箇所に集めて誰でもすぐに見つけられるようにしました。求人を見つけ、故郷で仕事ができることで、早くから兼業農家として活動できるようになり、そこからUターンに繋げる狙いがあります。

また、仕事を知ってもらうのと同時に、故郷を離れて暮らす人々に対して今一度、長島の故郷としての良さや懐かしさを思い起こさせ、回帰してもらえるような、そんな情報発信の役割も果たせるのではないかと思っています。ここ長島には、長島だからこそ味わうことができる生活の豊かさがある、金銭的・経済的な豊かさは多少都会には劣るかもしれないけれども、精神的な豊かさ、心の豊かさは勝っているところがあると思っています。

四季折々の環境を味わいながら、夏は海に行ったり魚を釣ったり、冬場は山菜を採りにいったりと、自然と密接に繋がっている環境の中で生活する喜びがあります。昔は当たり前に感じていた情景や豊かな自然環境を、今住んでいる環境と比べて思い出していただきたい、そしてその魅力に気づいてもらえれば長島の未来は守られていく、新たに作り変えられていくと、そう感じているのです。

目指すはシンガポールのような自然の中に存在する町

農業や漁業といった一次産業がこれからの取り組みで守られていく、そして兼業農家として活動する方や、それを容認していく会社が増えていく。

その結果、帰って来た人たちが自分たちで作ったものを販売し、それが観光面にも寄与していけばもっと賑わいを生むことができると思います。

私は、「長島は別世界だ」と言われるような町を作っていきたいなと思っています。イメージとしてはシンガポール、まるで自然の中に町が存在しているような。長島ならそんな町にすることができそうな気がしているんです。

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執筆者

地方企業・地方自治体の採用を支援するビズリーチ地方創生支援室。魅力的な地方の情報をお届けします。