「朝の通勤電車はぎゅうぎゅう過ぎて過酷」「車で通勤しているけど、毎朝の渋滞にうんざり」。通勤について、こんなふうに思っている人も多いのではないでしょうか。
そこで今回、みんなのスタンバイでは、「みんなの声」にアンケートのご協力をいただき、「通勤時間」について調べてみました。
<アンケート調査について>
協力サイト:みんなの声
質問項目:仕事やアルバイトの通勤時間は、片道で何分くらいかかりますか?
期間:2016年9月5日~9月12日 総投票数:7,544票
8割以上が1時間以内、5割以上が30分以内
「仕事やアルバイトの通勤時間は、片道で何分くらいかかりますか?」という質問に対して、7,544人に回答いただきました。
総合的には、「10分~30分未満」が最も多く2,746人(36.3%)、続いて「30分~60分未満」が2,025人(26.8%)、「5分〜10分未満」が1,003人(13.3%)、「60分~90分未満」が774人(10.3%)、「5分未満」が578人(7.7%)となりました。
これらの結果から、通勤時間は80%以上が1時間以内、50%以上が30分以内ということがわかりました。
10代・60代以上の通勤時間は長い傾向
次に年代別に見てみましょう。総合では、通勤時間が60分を超えるのは15%程度ですが、10代と60代以上は25%を超えています。また50%以上が30分以上をかけて通勤しているようです。ほかの年代と比べると、10代と60代以上は、通勤範囲を広げなければ、希望する勤務先が家の近くにないことがうかがえます。age
男性より女性のほうが通勤時間は短い
男女別で比べてみると、「5分未満」「5分~10分未満」「10分~30分未満」は、女性のほうが割合が高く、通勤時間を考慮して仕事を選んでいると言えそうです。
大都市は通勤時間が長い傾向
最後に、地域差を見てみると、60分以上かけて通勤している割合が多いのが大都市とその周辺ということがわかりました。総合では60分以上かけて通勤しているのは15%程度のところ、関東の東京都、神奈川県、埼玉県では25%前後、関西の大阪府、京都府、奈良県では20%を超えています。また30分以上をかけての通勤は、総合では50%以下ですが、関東の東京都、神奈川県、千葉県、関西の京都府、滋賀県、奈良県は50%以上となっています。
おわりに
今回のアンケートでは、日本の8割以上の人が通勤時間は1時間以内、5割以上の人が30分以内ということがわかりました。定期的に通うとなると、これくらいの時間が妥当ということになるようです。雇用形態別、職種別、通勤手段別、家族構成別などで調査するとまた違ったデータが出てきそうですね。