作業用BGMの決定版!本っ当に集中できる「1/fゆらぎ」系Webサービス

みんなのスタンバイ編集長のおだです。フリーランスで仕事をするようになってから自宅で作業する時間が増えたんですが、集中を持続させるのって本当に大変ですよね。試合前のボクサーのごとく頬をバシバシ叩いて「やるぞー!」と気合いを入れても、5分後にはTwitter見ていたり……。

集中力を高めるために音楽を聞くのは王道ですが、中でも雨のしとしと音や電車の走行ノイズといった自然環境の雑音には神経をリラックスさせる「1/fゆらぎ」の法則があり作業用BGMに最適なんです。全くの無音な空間よりも、適度に人がいるカフェの方が集中できた経験ありませんか?

今回は「1/fゆらぎ」を中心に、作業用BGMとして使いたいWebサービス6つをまとめました。いずれも無料で使えるので、環境音でもくもく作業を捗らせましょう。

(参照「1/f ゆらぎとリラックス効果の関係性の明確化 法政大学 深澤彩美」)

1. SOUNDROWN

波

(出典) photo-ac.com

SOUNDROWNは、身の回りのさまざまな環境音を自由に選択して聞けるWebサービスです。音の種類は、夜の音・公園の音・波の音など自然と一体になれる音から、コーヒーショップの音・公園の音など、心地よい賑やかさを感じられるものまで10種類がそろっています。

「ちょっと音に変化を付けたい…」と感じたら、複数の音をミックスして楽しむのもOKです。組み合わせ次第では、より自然と一体になれる不思議な音を作れるかもしれません。

例えば、夜の音とたき火の音を組み合わせれば、暗い中温かい炎を眺めている気分に浸れます。また、小鳥の声と雨の音の組み合わせなら、雨の森にいるような気分になれるでしょう。

2. Noisli

焚火

(出典) photo-ac.com

Noisliでは、28種類の環境音を組み合わせて聞くことができます。雨・風・森・波・たき火といった大自然にいるかのような音から、話し声・電車・送風機・ホワイトノイズの人工的な音まで種類豊富なのが特徴です。

おすすめの使い方は、Chrome拡張機能で設定できるタイマーです。設定した時間になると音が切れるので「10分だけ集中しよう」とやる気を出すことができます。

3. Coffitivity

カフェ

(出典) photo-ac.com

Coffitivityは私たちにカフェの落ち着いた感じと喧騒くらいがクリエイティブにはちょうどいいことを教えてくれます。無料で聞けるのは3種類のカフェ環境音。食器とカトラリーがたてる金属音やお客の笑い声が自然に流れ、無音でも音楽でもない絶妙な雑音に引きこまれていきます。人の話し声が英語なのもまた集中力の妨げにならないちょうど良さを感じます。

4.Rainy Mood

雨の窓

(出典) photo-ac.com

Rainy Moodで流れるのは、絶え間ない雨の音です。時折雷が鳴り響き、本当に雨の中に佇んでいるかのような気分を味わえます。「1/fゆらぎ」効果でリラックスしたいときや、集中したいときにおすすめです。

雨音のライブラリは膨大で、同じパターンを繰り返すことがありません。雨の強さが変わったり、海や石を打つ音が聞こえたりと、雨音の変化を楽しめるでしょう。

より気軽に雨音を楽しみたい人には、GoogleやApp Storeから有料アプリがリリースされています。こちらをスマホにダウンロードすれば、いつでも好きなときに癒やしの時間を得られるでしょう。

5. AUGUST AMBIENCE

蛍

(出典) photo-ac.com

AUGUST AMBIENCEは、太陽の暑さが少しひいた夏の夜の雰囲気を感じさせてくれるWebサービスです。8月の終わりごろに鳴いていそうな虫たちの声が響きわたります。

ホタルの光やチョウの羽といった昆虫の動きに「1/fゆらぎ」があるそうなので、虫たちの静かな動きをイメージしながら聞いてみましょう。

6. ジ・居酒屋サウンド

居酒屋

(出典) photo-ac.com

最後のおまけにおすすめしたいのが、ジ・居酒屋サウンドです。「ウーロン茶お願いします!」と女性の声が聞こえる場所といえば、居酒屋でしょう。

大衆酒場ならではのガヤガヤした環境音は、池袋近くにある老舗居酒屋で収録した本物の音だそうです。金曜の夜に聞くと、ビールを飲みたくなってしまうので注意しましょう。

おわりに

集中力を上げるのにおすすめの「環境音が聞けるWebサービス」の中でも、私が実際に使ってみて良かったものを中心にピックアップしました。

雨の音は「1/fゆらぎ」の効果が高いため、今回挙げたサービス以外にもRAINING.FMなどさまざまな音響サービスがあります。気分に合わせていろいろな環境音を試してみましょう。