いまやビジネスにインターネットを活用するのは当たり前。ほとんどの企業がWebサイトを保有しています。競合サイトが増えた現在、コンバージョン率に大きく影響するWebデザインの重要性は日を追って増しています。
しかしデザイン性とコンバージョンを兼ね備えたデザイナーはあまりいません。そこで、今回はコンバージョンを生むために考えるべきWebデザインの法則をご紹介します。
1. グーテンバーグ法則
ユーザーはサイトを開いたとき、スクロールしなくても見ることのできる範囲で第一印象を決定します。ページを読み進めるかどうかはその印象で変わってくるのです。
グーテンバーグの法則とは、新聞レイアウトの原型を作ったエドムンド・C・アーノルドのデザインコンセプトを基礎に、サイト上でのユーザーの動きを可視化したものです。
この法則では、左上から右上、左下から右下、というぐあいに視線が動いているといわれています。そこで、左上にはキャッチコピーを配置し、最終的に右下にはアクションボタンを配置することでコンバージョンを生むことができるというわけです。
2. Fパターンの法則
サイトを流し読みしたとき、ユーザーはFの字を書くように読んでいくといわれています。そこでレイアウトの重要点をF型に配置することで、ユーザーに与える情報量を増やし、コンバージョンを生み出すことができるのです。
小見出しやブレットリストを活用し、それぞれ最初の2行にインパクトのあるキャッチコピーを入れましょう。これを意識するだけで、素人でもプロのような記事を書くことができるようになります。
3.0.2秒ルール
Webサイトを開いたときユーザーは、まず2.6秒で全体をさっと見て、気になった部分にはさらに0.2秒だけ焦点を合わせるという研究結果があります。
視聴者の目に留まりやすい要素といえば、画像や検索メニュー、ナビゲーションメニューやサイトロゴなど。ページをデザインするには、こういったパーツを特に集中するとともに0.2秒で把握できるすべての魅力を詰め込む必要があります。
おわりに
ライバルが多いインターネットビジネスで生き残るには、デザインはもちろん、ライターやマーケッターが、それぞれ目標となるコンバージョンを理解する必要があります。
法則を無視してサイトを設計していくと、ファーストユーザーの信頼を得ることはできません。わずか2秒足らずで離脱されてしまいます。
今回ご紹介した法則を活用して、コンバージョンを生み出すことのできるレイアウトを心がけましょう。