以前、独身ディレクターとして結婚式に関する記事を書いたところ、可哀想な人だと思われて色々アドバイスをいただきました。その中で社内恋愛の達人を豪語していた方の話が面白かったので、今回は社内恋愛で気をつけるポイントをお届けします。
覚えておきたい掟
まずは社内恋愛をするにあたっての心構えをお伝えします。これを守れば相手と険悪にならないようです。
第1条 仕事とプライベートの切り分けをする
仕事でとても怒られた、ムカついたからといって家で無視してはいけません。その逆パターンもしかり。仕事で何かあってもプライベートには持ち込まないようにしましょう。
ダメな会話例:同じチームの上司と付き合っている場合
彼氏(上司):来週末の旅行の件だけどさ……
彼女(部下):何? もう行かなくてよくない?
第2条 家での作業は手伝わない
自宅作業をしていても無視しましょう。資料作りを家で頑張っている相手を見て、手伝ってあげたい……と思う気持ちもわかります。でも相手のためじゃないし、場合によっては不機嫌にさせます。家で仕事をしてても黙って見守りましょう。聞かれたらちょっとだけアドバイスしてあげましょう。
ダメな会話例:相手が自宅作業をしている場合
彼氏:週末も大変だね。手伝おうか?
彼女:ほっといて!
第3条 会社での態度に気をつける
同僚に何か勘ぐられても「別に、仲良くねーよ」と言いましょう。適当に言ってくる人結構います。ほとんどはチャカしです。自分たちは付き合っているので「バレたか……」と思うかもしれませんが、実際そこまでわかっていないケースが多いです。また、女性は話したがり&噂好きな場合もあるので、「言うなよ!」と最初から釘をさしておいたほうが良いでしょう。
ダメな会話例:「お前、最近あいつと仲良くね?」と同僚から言われた場合 (知られたくないカップル限定)
同僚:お前らよく一緒にランチ行ってるよね。
彼氏:え、え、たまたまだよ。
彼女:実はー……
第4条 普通は禁句
普通のカップルと同じようなことはある程度できなくなると思ったほうがいいです。有名デートスポットに行きづらかったりします。「普通ならみんなこうしてるのに」とか「なんで普通のことできないの」とか思わないことです。お忍びカップルのなかには、勤務地周辺では2人でいない等のルールを作った人たちもいたそうです。
ダメな会話例:「なんであそこに行けないの!? 普通ならいけるのに……」の場合 (知られたくないカップル限定)
彼氏:お台場は誰かに見られると不味いから行かないようにしよう。
彼女:なんで? みんなは行ってるのに……
第5条 嫉妬をしない
ベンチャーや男性比率が圧倒的に高い企業で起こります。社内で男性と話すのは日常茶飯事。つべこべ言われてたらめんどくさいと思われます。これは男女ともにありますが、高校生じゃないので、いちいち相手が誰と話しをしてたとか気にしていたらやっていけないでしょう。
ダメな会話例:なんで◯◯と話してたの?の場合
彼氏:なんで〇〇とあんなに仲良さそうに話しているの?
彼女:そんなのどうだっていいでしょ。ほっといてよ。
使いたいテクニック
ここからは実践編です。今日から使えるテクニックですので是非試してみてください。
1. カレンダー登録の時間をずらす
ランチや退社時間を全く同じにすると怪しまれたり、気を使わせてしまいます。15分だけでもずらして登録すれば別の用事かな?と思う人が多いでしょう。
2. 有給申請時期をずらす
有給を使って旅行に行こうと思った時の障壁は有給申請。片方はかなり前から申請し、もう片方は可能な限り直前に申請するといいでしょう。たまたま一緒の日取りになったんだよ感をアピールできます。
3. お互いのスマホをデスク上に置かない
片方が出先の時にたまたま送られたLINEの通知が出るとおしまいです。通知をOFFにしておくか、デスク上に置きっぱなしにしないよう気をつけましょう。
4. デスクが近い時には意図的に他のスペースで仕事をする
人間どうしても視線や微妙な動きは隠せないもの。デスクが近いのであれば、意図的に共有スペースを使うなどして席を離すといいでしょう。
5. 同行の訪問予定はタイトめに設定する
同行の訪問がある場合は後に会議や別の訪問を入れておくといいでしょう。その日の最後に予定を入れてしまうと仕事が終わった開放感からついお茶とかしてしまいます。
おわりに
社内恋愛の是非は永遠の謎ですが、認める会社もよく耳にするようになりました。とはいえ仕事に支障が出たり職場に変な気を使わせないようにしたいですね。ちなみに社員数が少ない会社だとどうあがいても隠せないので気をつけてください。有給取得日が一緒だったりすると一発で終わります。この記事を読んで社内恋愛されたとしても責任は一切負えないのでご了承ください。