できるオトナは電車で学ぶ!通勤時間で取りたい5つの資格

あなたは通勤電車内を生産的に過ごしていますか?スマホをいじるのもいいですが、スキルアップを目指すなら通勤時間こそ有効活用しましょう。片道1時間ほどの通勤時間ならば、1ヶ月でなんと40時間もの「すきま時間」に変身します。そこで、本記事では通勤中のすきま時間を利用して取得できる資格を5つ、一般的な勉強時間と合わせてご紹介します。

日商簿記検定(3級:片道1時間で約1.5ヶ月)

書類を見ながら計算する人物

(出典) photo-ac.com

www.kentei.ne.jp/bookkeeping

こちらはメジャーな検定ですから、取得されている方も多いかもしれません。この資格は2級と3級で必須勉強時間にかなり差があるのが特徴です。日商簿記3級は1,2ヶ月もあれば簡単に取得できる基本的な財務会計の知識がメインであるのに対して、日商簿記2級は応用的な知識と工業簿記の勉強が必要となります。会計や経理のお仕事を希望されている方であれば、3級取得後も勉強を続け2級までは取っておく方が望ましいでしょう。

試験日程は年3回あり、費用は4600円程度とリーズナブルです。ただし、2級ともなれば合格率は30%程度なのでしっかりと準備をしてから受験しましょう。

ファイナンシャルプランナー (3級:片道1時間で約3ヶ月)

女性に説明をするビジネスマン

(出典) photo-ac.com

www.jafp.or.jp

難易度が低い割に仕事にもプライベートにも役に立つという点で、ファイナンシャルプランナーは取得しておきたい資格です。この資格は、ファイナンスの知識はもちろん、自分の金融資産を運用する時や資金計画を立てるのに役に立ちます。3級ならば約100~150時間ほど勉強すれば無理なく合格を目指せるでしょう。

受験日程は年3回ほど試験日が設けられており、学科試験と実技試験がありますが、別々の日程で受けることも可能なので忙しい社会人でも計画的に資格取得ができるので安心です。

TOEIC (500点:片道1時間で約4ヶ月)

単語帳とパソコンとノート

(出典) photo-ac.com

http://www.toeic.or.jp/

通勤時間でできる勉強として、今も昔も上げられるのが「英語」ではないでしょうか。特にTOEICは高得点を取っていると、昇進や転職においては大変有利な資格です。例えば「zuknow」のようなスマートフォンの学習アプリを活用することで、混んでいる電車の中でも効率的に勉強することができます。

英語学習はまとまった時間をとって取り組みづらいものですので、通勤時間を活用して勉強するにはもってこいではないでしょうか。元々の知識で必要な勉強時間が大きく変わってくる資格ですが、常に高得点を目指して勉強し続けたいですね。

BATIC 国際会計検定(ブックキーパー:片道1時間で約5ヶ月)

パソコンで作業をする男性

(出典) photo-ac.com

www.kentei.org/batic/shogo.html

こちらは英語が得意、かつ会計の専門知識を身につけたい方向けの検定となっています。BATICとは、東京商工会議所が運営する英文簿記・国際会計理論に関する検定です。近年は海外事業所とのやりとりや、グローバルな資金調達、M&Aを背景に、日本企業でも国際会計基準への適応がせまられている現状を踏まえますと、会計スキルのグローバルな知識運用が求められるBATICは、今後を考えて取得を検討したい資格でしょう。

BATICではsub1(400点満点)とsub2(600点満点)の2種類の試験があります。点数にあわせて4つのスコアレベルに分かれ、TOEICと同様に自分の能力をはかる資格となっています。

  • コントローラーレベル(880〜1,000点)
  • アカウンティングマネジャーレベル(700〜879点)
  • アカウンタントレベル(320〜699点)
  • ブックキーパーレベル(200〜319点)

簿記の知識が事前にある方や英語が得意な方ならば、1ヶ月程度の勉強時間でもブックキーパーレベルであれば目指せるでしょう。

行政書士(片道1時間で約1年半)

説明をするビジネスウーマン

(出典) photo-ac.com

gyosei-shiken.or.jp/

これまでの資格は民間資格であったのに対し、こちらは国家資格なので、かなり専門的な知識が求められます。行政書士は、主に公示制度にくわしい国家資格でその業務内容は多岐にわたります。弁理士や、社労士などは行政書士の業務をより専門的にしたような資格なので、法律職に興味がある方はまず行政書士資格の取得を検討されると良いでしょう。

試験日程は年に1回で、誰でも受験可能です。資格取得のために必要な時間は700時間ともいわれ、かなり合格率の低い試験となっていますが、法務での専門的なパフォーマンスの向上や独立開業を目指している方にはおすすめの資格です。

おわりに

資格をとらなきゃというモチベーションでは三日坊主になってしまうので、なぜその資格をとりたいのか、目的を明確にさせる良いでしょう。また、資格の勉強とあわせて、試験日程や受験資格などベーシックな情報も積極的に取得しましょう。近年では検定側も、試験科目の調整や合格有効期間などでの社会人への配慮を行っているようです。自分のキャリアやライフプランに合った資格取得を目指しましょう。