パートの履歴書に貼る写真で、どのような服装を選ぶべきか悩んでいませんか?スーツを持っていない場合、私服でもよいのか疑問に思う人も多いでしょう。履歴書の写真の適切な撮り方や注意点、よくある疑問を紹介します。
パートの履歴書写真は私服OK?
パートの履歴書に添付する写真を撮影するとき、私服とスーツどちらがよいのでしょうか?私服でも許容されるのか、基本的な考え方を紹介します。
パートなら私服でも問題ない
基本的に、パートの履歴書なら私服で問題ありません。正社員採用と比べて、候補者に求める条件がそこまで厳しくないケースが多いためです。
パートの場合は勤務条件が合うか、最低限の常識を持ち合わせているか、その業務こなせるスキルがあるかが重視される傾向にあります。
ラフすぎない格好なら、私服でも履歴書の写真に対してマイナスの印象を抱かれる可能性は低いでしょう。もちろん私服のセンスに不安がある場合は、スーツ姿でも構いません。
オフィスワークはスーツの方が望ましい
オフィスワークの場合は、パートといえどもスーツ撮影の方がよい場合があります。オフィスワークでは、日常的にスーツまたはビジネスカジュアルの服装で働く職場が多いためです。
フォーマルなオフィスワークの仕事では雇用形態を問わず、身だしなみの服務規程でスーツやネクタイの着用を指定されているケースがあります。求人情報を見てスーツ指定がありそうな仕事だと思った場合は、履歴書の写真もスーツの方が好ましいでしょう。
履歴書写真を撮るときの基本ルール
履歴書の写真を撮るときの基本ルールを解説します。パートの職種を問わず共通するルールのため、この機会に押さえておきましょう。
サイズ・背景色
履歴書に使う写真のサイズは、縦4cm×横3cmです。証明写真機で撮るときは、「履歴書用」や「40×35mm」を選びます。パスポート用の35×45mmと間違わないよう注意しましょう。
背景色は白か水色が基本ですが、証明写真機に用意されている背景なら他の色でも問題ありません。
また、履歴書の写真は本人であることを証明する役割を持つため、顔つきが変わっていない、3カ月以内に撮影したものを選びましょう。撮影した写真を履歴書に貼るときは、液体のりを使うと接着面がふやけてしまうので、スティックのりがおすすめです。
私服の選び方
パートなら私服の履歴書写真でも問題ないとはいえ、部屋着のように見えたり、カジュアルすぎたりする服装の写真はよい印象を与えません。ジーンズやTシャツ・キャミソールは避けた方が無難です。
男性の場合は、私服でもシャツにジャケットを合わせるのが基本です。女性なら露出の少ないシャツや薄手のニットだと、カジュアルになりすぎず印象がよいでしょう。
服は性別を問わず、清潔感を出すために濃すぎない色がベターです。帽子やマスク・アクセサリーは外しますが、メガネはかけたままで問題ありません。
さらに応募先で働くのに適した服装に寄せるよう意識すると、面接官によりよい印象を与えられるでしょう。
髪型・メイク
写真を撮るときの髪型は、できるだけ顔が隠れないようにすっきりと整えるのが基本です。
前髪が顔にかかると少し暗い印象になってしまうので、男性の場合は流すか整髪剤で上げるように、女性なら前髪を短くするかワンレンなら束ねて顔にかからないようにしましょう。髪が伸びすぎている場合は、撮影前に散髪しておくのがおすすめです。
メイクはナチュラルにとどめます。濃い色のリップやアイシャドウは派手さが出てしまうので、避けましょう。明るい印象を出すために、オレンジ系を使うのはOKです。
パートの履歴書の写真を撮るときの注意点
パートに応募する人の中には、個人や家庭の事情で長く仕事から離れていて、久しぶりに証明写真を撮る人もいるでしょう。撮影するときの注意点を改めて確認しておくと、安心して応募できます。
表情は硬くないか
履歴書用の写真を撮るときは、真面目な雰囲気を出そうとするあまり、表情が硬くなっていないか注意しましょう。表情は口角を上げて軽く微笑む程度が適切です。
面接官は写真を見て、応募者の見た目や人柄を想像します。さわやかな笑顔を心がけ、好印象を狙いましょう。
無表情や過度な上目遣い・口角が下がっている表情は暗い印象を与えるので、注意が必要です。歯が見える笑顔も、履歴書の写真としてふさわしくありません。
えりやネクタイが曲がっていないか
履歴書写真を撮影する前に、服装が乱れていないかをしっかりチェックしましょう。写真ができた後に服装の乱れに気づくと、お金の無駄になってしまいます。
外で撮る場合は、移動している間にネクタイが曲がったり、えりがめくれたりしている場合があります。
シャツのしわも写ってしまう可能性があるので、アイロンがけしてから着ましょう。
証明写真機の入り口には鏡がそなえ付けられているので、撮影前に1分でも身だしなみチェックをしておくと安心です。
姿勢が悪くなっていないか
姿勢も履歴書写真を撮るときに注意したいポイントです。姿勢がよい写真の方が、誠実さをアピールしやすくなります。
特に猫背になっていないかは意識しましょう。姿勢は習慣なので、自分では普通だと思っていても、いざ写真を撮ると背中が丸まってしまっている人は少なくありません。
背筋は伸ばし、軽くあごを引くのが証明写真を撮るときの基本姿勢です。証明写真機では椅子の高さを調節できるので、背筋を伸ばしすぎて見下ろすアングルにならないよう調節します。
写っていないからと足を組むと上半身までバランスが悪くなるため、足は左右どちらもまっすぐ床に着けましょう。
パートの履歴書の写真に関するQ&A
パートの履歴書の写真に関して、よくある疑問も解消しておきましょう。忙しくて自宅で写真を用意したい人や、スタジオで撮るべきか迷っている人は要チェックです。
スマホで撮影してもよい?
パートの履歴書写真は、スマホ撮影でも問題ありません。
ただしスマホ撮影の場合、サイズや背景を自分で調節する必要があります。また、プライベートのスナップ写真や加工アプリを使ったものはNGです。履歴書用に撮影しましょう。
背景は白い壁で撮影します。自撮りではアングル調整や姿勢を保つのが難しいため、スタンドを使う、他の人に頼むなどの工夫が必要です。
自宅では場所によって暗かったり、光の当たり方に違和感があったりするため、何回か試し撮りをして写り方に問題がないかをチェックしましょう。
証明写真機とスタジオどちらがよい?
パート用の履歴書に貼る写真を撮るだけであれば、証明写真機で十分です。証明写真機なら数分で手軽に証明写真を用意できる上、高い費用をかけずに済みます。
とはいえ、やはりスタジオの方が撮影環境も撮る技術も上なので、仕上がりのクオリティはスタジオの方が高いでしょう。
今後公的な書類を作成する予定があったり、正社員の就職を考えていたりする場合は、パートへの応募を機にスタジオで撮ってもよいかもしれません。
面接までに履歴書写真を準備しよう
一般的なパートの場合、履歴書の写真は私服でも構いません。ただし仕事に応募する書類のため、ラフすぎる格好は避けて清潔感のある服装を心がけましょう。
撮影はスマホでも証明写真機でも、一定のマナーが守られていれば問題ありません。写真を撮る前に髪や服を整え、さわやかな笑顔を意識して撮影に臨みましょう。
パートを探しているなら、スタンバイの利用がおすすめです。職種や勤務条件を細かく絞って検索できるため、まだ仕事が決まっていない人は一度チェックしてみましょう。