コールセンターの求人に応募を考えているのであれば、面接対策が重要です。まずは、面接でよく聞かれる質問内容を確認しましょう。おすすめの逆質問や、注意点についても解説します。面接前に覚えておきたい、評価アップのコツも見ていきましょう。
コールセンターの面接でよく聞かれる質問
コールセンターの面接では、何を質問されるのでしょうか?よくある質問内容と、回答例を紹介します。質問を想定しておけば、実際に聞かれたときに戸惑うことなく答えられるでしょう。
志望動機は何ですか?
面接では、志望動機に関する内容がよく質問されます。コールセンターの求人でも、職種に対する思いや応募先を選んだ理由を確認されるケースが多いでしょう。
コールセンターでの業務は、電話対応が基本です。仕事内容に対する興味やスキルを伝えると、印象アップにつながります。
【回答例】
事務職をしていたのですが、特に好きな業務が電話対応です。取引先とコミュニケーションを取りながら話ができるのが楽しく、電話対応中心のコールセンターで働きたいと考え、応募しました。
自己PRをしてください
自己PRを求められた場合は、コールセンターで役に立つスキル・経験・資格について答えましょう。どんな人材が求められているのか、業務内容や取り扱っているサービスを把握した上で答えるのがポイントです。
【回答例】
店舗での受付の経験があり、お客様から要望を聞き出し対応する業務に従事していました。電話対応とは分野が異なりますが、お客様に満足してもらえるよう丁寧な対応を心掛ける点は同じだと思っています。
電話対応のマナーも基礎的な部分は勉強しておりますので、実務で生かしていきたいです。
前職の退職理由は?
退職までの期間が短い、空白期間があるなど、履歴書で特に確認したい点がある場合には、退職理由を確認される可能性があります。
できるだけポジティブな理由に置き換えるか、退職理由となった原因がすでに解決している旨を説明するのがポイントです。長期で働く意思をしっかり伝えるよう心掛けましょう。
【回答例】
前職は、妊娠・出産を経験し、当面育児に集中したいと考え退職しました。育児が落ち着いたこともあり、募集要項にある週4日以上の勤務は可能です。もう1人で留守番もできる年齢なので、大きな支障はないと考えています。
出勤日や休みの希望はありますか?
コールセンターでは、出勤日数や希望の就業時間帯、休みの希望などを聞かれるケースが多いでしょう。比較的自由なシフトですが、ほかのスタッフとの兼ね合いや営業時間によっては、特定の曜日や時間帯が必須とされている可能性もあります。
募集要項をチェックし、特別な希望がなければ応募先の都合を確認するのもよいでしょう。
【回答例】
求人情報では週4日以上となっていたので、土日以外で週4日を考えています。
週5日7時間が希望ですが、曜日はいつでも構いません。
いつでも可能ですが、特に募集されている曜日や時間はありますか?
コールセンターの面接におすすめの逆質問
面接中に質問はあるかと聞かれた場合は、面接官に対して逆質問をします。質問ができれば積極性や熱意のアピールが可能です。「何もない」と答えるのはできるだけ避け、質問する内容を事前に考えておきましょう。おすすめの逆質問を紹介します。
入社後の仕事の流れ
コールセンターの業務は、応募先の業種や取り扱っているサービスによって大きく変化します。想像がつかない場合は、仕事の流れについて質問するのもよいでしょう。
具体的な業務内容を確認できるメリット以外に、面接官側がイメージを膨らませるきっかけにもなります。
一般の電話を使うのか、ヘッドセットやパソコンが用意されていて入力作業も伴うのか、受信・発信どちらが多いのかなど、応募先特有の職場環境について確認しておきましょう。話を聞いて得意な業務があれば、熱意のアピールも可能です。
入社までに準備しておくこと
入社前にしておくべき準備について逆質問をすると、意欲をアピールできます。カスタマーサポートのように商品・サービスに対する知識が必要な業務では、研修を設けているケースが多いでしょう。
必ず研修があるとは限らないため、求人情報をチェックし、研修があると書かれていれば具体的な内容や日程について確認します。
必要な資格・スキルについて確認するのもおすすめです。入社まで時間がないとしても、勤務しながら学んでいくつもりであれば、意欲のアピールにつながります。
逆質問をする際の注意点
一般的に逆質問は評価が上がるものですが、内容によってはマイナスの影響を与えてしまいます。避けた方がよい質問内容と、注意点を押さえておきましょう。
調べれば分かることを質問しない
求人情報や募集要項に書かれている内容を質問すると、その仕事について理解できていない、またはきちんと読んでいないと判断されます。
質問する場合は、簡単に確認できる情報に触れるのは避けましょう。記載内容についてより深く聞きたい場合や、具体例に触れるのは問題ありません。
コールセンター業務は派遣勤務や期間限定業務の請け負いなどもあり、担当業務が固定できないケースも想定されます。求人情報をよく確認し、企業情報や担当業務を調べる際には誤解のないよう注意も必要です。
待遇面の質問は避ける
一般的に、待遇・条件の質問ばかりすると、仕事内容や企業に対する興味・関心が足りないと判断されてしまいます。ほとんどの条件は募集要項や求人票でチェックできるため、よく読んでおきましょう。
職場環境や仕事内容に関する質問を重視し、待遇面に関する内容は最小限に抑えるのがポイントです。交通手段や社会保険の加入義務など、重要な条件については確認しても差し支えはないでしょう。
賃金や福利厚生、休暇の取りやすさなどは、なるべく避けた方がよい質問です。条件が合わなければ早期退職してしまうのではないかと、疑われるリスクがあります。
コールセンターにおける面接のコツ
面接の際、評価をアップするコツはあるのでしょうか?質問への回答以外で、気を付けたいポイントを解説します。応募の前に、面接対策として準備するのがおすすめです。
はきはきと受け答えをする
コールセンター業務は、電話対応が基本です。話し方や発声、丁寧な言葉遣いができているかは、面接でも見られていると考えましょう。
内容だけでなく、聞き取りやすい声で明るく答えるのが大切です。電話ではそれほど大きな声は必要ではありませんが、ぼそぼそとした話し方では聞き取りにくくなります。
滑舌や一音ごとの発声ができているかを確認し、敬語を間違えないよう注意して面接に臨みましょう。
身だしなみもチェック
電話のみで顧客に対応するコールセンターは、服装や髪型の規則が少なく、自由度が高いのが魅力です。しかし、面接の際は一般の企業と同様に、清潔感のあるフォーマルな服装を心掛けるのが大切です。
職場によって規則や自由度は異なるため、面接時に派手な服装をしていると問題視される可能性もあります。スーツまたはオフィスカジュアルを意識し、落ち着いた色合いのアイテムを選びましょう。
出勤時の服装について気になる場合は、面接で質問してもよいでしょう。NGアイテムや一定のルールがあれば、教えてもらえます。
まとめ:コールセンターの面接には対策をしよう
コールセンターの仕事は、電話対応が中心です。面接でも、電話対応業務を意識した回答を心掛けましょう。話し方や、声の聞き取りやすさも重要な判断基準です。
面接での質問は、シフトの希望や志望動機など一般的な内容が中心になるでしょう。電話対応業務の経験があるか、確認されるケースも考えられます。
事前に質問に対する答えをある程度考えておき、対策しておくのもおすすめです。これからコールセンターの仕事への応募を考えているなら、スタンバイで求人情報をチェックしてみましょう。