カフェの志望動機のポイントは?好印象を与えるコツや例文を紹介

「おしゃれなカフェで働きたい」と考えている人は多いでしょう。カフェの仕事は人気があるので、他の応募者に差をつける志望動機が採用への近道です。カフェの志望動機をどのように作ればよいのか分からない場合は、好印象を与えるコツを知っておきましょう。

好印象を与えるカフェの志望動機

カフェで働く女性

(出典) pixta.jp

カフェの仕事に応募するにあたり、どのような志望動機であれば好感を持たれるのでしょうか?志望動機を作る際のポイントを3つ挙げて解説します。

店の雰囲気が好き

一度でも利用したことがある店ならば、そのときに感じた魅力をそのまま伝えればよいでしょう。ポイントは、他のカフェではなく、その店を選んだ理由を説明することです。

コンセプトを大事にしているカフェなら、店の雰囲気が好きだからという理由も立派な志望動機になり得ます。

例えば「店内に流れている音楽が好み」「オリジナルの料理がおいしかった」など、カフェの特色を押さえた理由を伝えるのがおすすめです。自分もスタッフとして顧客を喜ばせたいなど、抱負も盛り込むとさらに印象がアップします。

飲食店での経験を生かしたい

飲食店で働いたことがある人であれば、その経験をアピールしながら志望動機を作るのもおすすめです。飲食店での勤務経験があれば即戦力となれるため、店にとっても採用するメリットが大きい人材として映ります。

接客マナーについて一から教える必要もなく、安心して仕事を任せられると判断してもらえるでしょう。居酒屋・ファストフード店などカフェ以外の飲食店の場合も、これまで身に付けたスキルを生かして、新しい仕事にチャレンジしたいとアピールできます。

接客の仕事が好き

接客の仕事が好きかどうかも、カフェで働く上で重視されるポイントです。カフェの雰囲気は、店員の接客態度によって決まってしまうケースが少なくありません。そのため店側は、接客が好きで丁寧に対応してくれる人を採用したいと考えています。

飲食店以外でも、雑貨店・アパレルショップなどで接客業の経験があれば、積極的にアピールしましょう。接客業の経験がなくても、人と話したり人をもてなしたりするのが好きという理由であれば、採用される可能性は十分高まります。

カフェの志望動機のNG例

カフェで働く男性

(出典) pixta.jp

カフェの志望動機には書かない方がよい内容もあります。注意点についても、しっかり押さえておきましょう。

給料が高い

収入面を理由にするのは避けましょう。確かに働く上で、給料は大切なポイントです。給料が高いほど、仕事へのモチベーションも上がるという人もいるでしょう。稼ぎたいという気持ち自体は、間違いではありません。

しかし、志望動機としてはあまり好印象を与える内容ではないので、書かない方が無難です。「給料に満足できなければ、丁寧な接客をしない人なのでは」といったイメージを抱かれる可能性もあります。

また、そもそもカフェの仕事は、それほど高時給ではないケースも少なくありません。給料面ではなく、仕事への熱意を伝えることが大切です。

簡単にできそう

「仕事が簡単そう」「すぐに覚えられそう」といった理由も避けましょう。カフェの仕事は、見た目以上にやることが数多くあります。

例えばキッチンでは、オーダーが入ってから顧客を待たせないよう、調理・盛り付けなどを手早くスムーズにこなさなければなりません。

ホールを担当するスタッフは、オーダーを受けたり料理を運んだりするだけでなく、さまざまな顧客に対して臨機応変に対応する必要があります。

簡単な仕事だからという志望動機にすると、採用後に「こんなはずではなかった」と感じて、すぐに辞めてしまうと思われるかもしれません。

カフェの志望動機の例文

注文を取るカフェ店員の男性

(出典) pixta.jp

カフェの志望動機の例文を、理由別に紹介します。志望動機の書き方が分からない人は、例文を参考にして作ってみるのもおすすめです。

「店が好き」を理由にする場合

「店が好き」という理由にする場合は、そのカフェのどのようなところが好きなのかを具体的に伝えることがポイントです。

私はこれまで、こちらのお店を何度も利用させていただいておりますが、来店するたびにスタッフの方が丁寧に接客してくださり、とてもリラックスした気持ちになれます。

友人と来たときには、こちらから依頼する前に取り分け用の皿やフォークが必要なことに気付いて用意してくれたり、取り皿を小まめに交換してくれたりしました。

私も、このお店でお客様をもてなすスタッフの1人として働きたいと思い、応募いたしました。

「経験あり」をアピールする場合

接客の経験がある人は、前職での仕事内容を具体的に伝えたり、評価された点をアピールしたりするとよいでしょう。

私は以前、ファミリーレストランでアルバイトをしていた経験があります。バイトリーダーとして、ランチタイムの忙しい時間帯にシフトに入り、他のスタッフに指示を出しながら仕事をしていました。

なるべくお客様を待たせないよう、ご案内からオーダー取り、料理の提供までをスムーズに行いました。常連のお客様から、丁寧な接客だとお褒めの言葉をいただいたこともあります。

こちらのお店でも、そのときの経験を生かし、お客様に心地よく過ごしていただける環境づくりを意識して働きたいと思っています。

「カフェの仕事が好き」を理由にする場合

飲食店や接客業の経験がない人でも、カフェの仕事が好きという熱意を伝えることで、印象に残る志望動機を作れます。

私はコーヒーが大好きなので、さまざまなカフェを利用しています。雑誌やSNSなどで情報を仕入れ、興味があるお店を見つけると休みの日を利用して訪れています。

今は、コーヒーについて基礎から学びたいと思い、カフェで働きながら知識を身に付けたいと考えるようになりました。こちらのお店は扱っている豆の種類が多く、スタッフの方の知識も豊富です。

私もここで働きながら知識を深め、お客様においしいコーヒーを紹介できる存在になりたいと思い、応募いたしました。

志望動機が見つからないときは?

カフェ店内

(出典) pixta.jp

「いくら考えても志望動機が見つからない」という人もいるかもしれません。志望動機が見つからない場合の対策を、2つ紹介します。

客として利用してみる

カフェの仕事に応募する前に、一度は客としてその店を利用してみるとよいでしょう。カフェの志望動機には「その店を選んだ理由」を含めるのが基本です。しかし一度も店に行ったことがなければ、志望動機になるようなその店の魅力を見つけられません。

たとえ雑誌などで紹介されていたとしても、実際に訪れてみないと分からない点も多々あります。大手のチェーン店では、同じカフェでも店舗によって雰囲気が異なるケースもあるでしょう。

志望動機を見つけるためには、実際に店に足を運び、顧客目線でその店の魅力を探してみるのがおすすめです。

カフェが好きな理由を深掘りする

そもそもなぜカフェで働きたいのか、理由をもう一度深掘りしてみるのもよいでしょう。

例えば、「カフェでゆっくり過ごす時間が好き」「食器やインテリアに凝っている店を巡るのが好き」など、理由は人それぞれです。家族・友人と、カフェでランチした思い出がある人もいるかもしれません。

カフェの好きなポイントを書き出してみて、その中から志望動機につながるものを見つけるとよいでしょう。具体的で説得力のある志望動機を作るためにも、なぜカフェが好きなのか、じっくり考えてみるのがおすすめです。

カフェに応募する際の注意点

カフェで働く男性

(出典) pixta.jp

カフェに応募する際には、どのような点に注意が必要なのでしょうか?注意すべき3つのポイントを知っておきましょう。

見た目よりハードな仕事

カフェの仕事は、見た目以上に大変です。カフェは昼時から夕方にかけて忙しくなるケースが多く、特にランチを提供している店では、ランチタイムにいくら人がいても足りなくなるほどです。

ホールを担当すると、料理を運んだり空いた食器を片付けたりするだけでなく、レジや洗い物などもしなければならないため、一息つくひまもありません。ほぼ一日中立ち仕事になるので、体力的にもハードです。

閉店する頃には足がパンパンにむくんでしまったり、腰への負担がかかって腰痛に悩んだりする人もいます。カフェのおしゃれなイメージだけに憧れて仕事を始めると、現実との違いにミスマッチを感じるかもしれません。

倍率が高く落ちる可能性もある

カフェの仕事は人気があるため、一般的に面接を受けても落ちてしまう確率の方が高い傾向です。特に人気店の場合は、募集と同時に数多くの応募が集まるので、さらに倍率が高くなります。

いくら応募しても採用されないという可能性も、あるかもしれません。もし落ちても、くよくよ考えずに気持ちを切り替えて、次の店を探すのがおすすめです。落ちてしまった理由を分析して、同じ失敗を繰り返さないように次の面接に生かしましょう。

ピークの時間帯を避けて連絡する

募集内容に関する問い合わせや応募などのために、店へ直接電話をかける際は、忙しい時間帯を避けるのがマナーです。ピークの時間帯は店によって異なりますが、ランチタイムの11~13時頃は、どの店も忙しいと思って間違いありません。

ディナーもやっている場合は、18時以降も避けた方が無難でしょう。ランチタイムの忙しさが一段落した15~17時頃は比較的余裕のある店もありますが、店によってはティータイムを利用する客で忙しい場合もあるので、注意が必要です。

できれば事前に店を訪れて、忙しくない時間帯をあらかじめ確認しておくとよいでしょう。

好印象な志望動機を考えてカフェで働こう

カフェ店員の女性

(出典) pixta.jp

カフェの仕事は人気があるので、面接対策をしっかり行っておくことが大切です。面接担当者にポジティブな印象を持ってもらうためにも、カフェが好きだという気持ちや、仕事へのやる気が伝わる志望動機を考える必要があります。

好印象な志望動機を作るには、まず客としての目線で店の魅力を発見し、そこで自分がどのように貢献したいかを伝えるのが効果的です。

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