セラピストの志望動機はどう書く?書き方のポイントと例文を確認

セラピストとして働くには、まずサロンや店舗を経営している企業などに就職・転職する必要があります。その際の応募書類には、必ず志望動機が求められるので、この機会に書き方のポイントを押さえておきましょう。参考にできる例文も紹介します。

セラピストの志望動機の書き方は?

セラピストのイメージ

(出典) pixta.jp

セラピストとして就職・転職する場合の志望動機には、セラピストとして働きたい理由や、応募先を選んだ理由を分かりやすく記載する必要があります。それぞれ書き方の基本を押さえておきましょう。

セラピストとして働きたい理由を明確にする

まずは、セラピストとして働きたい理由を、自分なりに整理することが大事です。

なぜセラピストの道を選んだのか、きっかけを思い出してみましょう。単に「好きだから」「興味があったから」といった内容では、採用担当者を納得させられる理由にはなりません。

セラピストの仕事が好きになったきっかけや、興味を持つに至った背景などを思い出し、具体的なエピソードがあれば書き出してみましょう。そのエピソードを中心に理由を構成すれば、説得力のある志望動機になります。

なぜ応募先で働きたいのか説明する

次に、なぜ応募先で働くことを希望するのか、理由を分かりやすく説明する必要があります。こちらも「給料がよかった」「休日が多かった」などの理由は、応募者にとっては本当のことでも、採用担当者には魅力的に感じられません。

担当者は応募先でなければならない理由について、きちんと説明している他の応募者を採用するでしょう。

誰でもすぐに思い付くような安易な理由ではなく、職場の雰囲気や勤めているセラピストの技術力など、その店舗や企業でなければ得られない価値や、学べない内容などを記載することが大事です。

魅力的な志望動機を書くポイント

エステティシャン

(出典) pixta.jp

志望動機は上記のように、基本的にはセラピストとして働きたい理由と、応募先を選んだ理由から構成しましょう。さらに説得力のある魅力的な志望動機を書くために、以下のポイントを意識する必要があります。

経験やスキル、強みを整理する

これまでセラピーに関わってきた経験や、コミュニケーションに関する強みなど、セラピストとして仕事をする上でアピールになる点を整理してみましょう。

セラピーに関する経験や資格などをうまくアピールすれば、即戦力として評価してもらえる可能性があります。

近年は趣味でアロマテラピーやリフレクソロジーなどを学んでいる人も多いので、自ら学んだ経験がある場合も、志望動機に盛り込むとよいでしょう。

応募先のサロンや企業について調査する

セラピストに限らず、どういった職種でも志望動機を作成する際には、応募先の情報を収集することが重要です。応募先の企業や店舗、施設などの情報を集めて、どういった採用ニーズがあるか確認しましょう。

はっきりとは分からなくても、公式サイトやSNSで発信されている情報などを調べると、ある程度はニーズを推測できるようになります。

またセラピストを目指す場合、できれば自らサロンや店舗などに足を運んで、顧客としてサービスを受けてみるのがベストです。サービスを受けた感想や評価を基に志望動機を作成すれば、採用担当者に刺さるオリジナリティーのある文章を作成できます。

将来の展望やイメージを伝える

入社後にどのように活躍したいか、望むキャリアは何かなど、採用担当者がイメージできるように伝えることも重要です。

採用担当者は応募者が入社した後、具体的にどのように活躍してくれるか、自社にどういった価値を提供してくれるかという点に興味があります。応募先の採用ニーズに合致している点を伝えた上で、将来のビジョンをアピールしましょう。

セラピストの志望動機の例文

マッサージの様子

(出典) pixta.jp

セラピストとして転職を目指す場合の、志望動機の例文を紹介します。あくまでも短めのサンプルなので、参考にしつつも、まずは自分なりの志望動機を書いてみることが大事です。

【未経験者】セラピストの志望動機の例

セラピスト未経験者が志望動機を書く際には、セラピストを目指すきっかけや、セラピストとして活躍するために何をしているかなど、具体的にアピールする必要があります。

2018年から歯科衛生士として、○○市のクリニックに勤めています。

医療専門職の仕事は好きですが、学生時代からアロマテラピーに興味があり、個人的に勉強していたこともあり、30代になる前にセラピストとして転職したいと考えております。昨年、AEAJ認定のアロマテラピーアドバイザーの資格も取得しました。

貴社は独自のアロマオイルを利用した施術にたけており、顧客の健康面のサポートも徹底しているので、以前からコンセプトが素敵な店舗だと思っておりました。

昨年、○○店のサービスを受けさせていただき、スタッフの方の接客スタイルに感銘を受けたのが応募の動機です。

入社後は、アロマテラピストとして必要な技能を早く身に付け、前職で培った健康面の知識と合わせて、総合的に顧客をサポートできるスタッフを目指したいと思っております。

【経験者】セラピストの志望動機の例

セラピストの経験者として転職する際の志望動機では、これまでの経験を応募先でどのように生かすか、どういった活躍ができるのかを中心に志望動機を考えましょう。

現在、○○市のリラクゼーションサロンで3年ほど、セラピストの仕事を経験してきましたが、より顧客に合わせてさまざまな提案ができればと思い、転職を決意しました。

現状ではアロマテラピーのみを提供しておりますが、体全体の不調を解消するために、リフレクソロジーをはじめとした施術を望まれる顧客が、年々増えていると感じています。

私自身はリフレクソロジスト資格も有しているため、今後は顧客に美容と健康の観点から、広く施術を提供したいと考えております。

貴社は顧客のカウンセリングの時間を十分に確保し、それぞれに合った施術を提供されており、私の目指すセラピスト像に近いと感じたので、今回志望いたしました。

入社後は顧客の悩みに寄り添い、ともに根本的な解決を目指すセラピストとして活躍したいと考えております。

しっかり準備して志望動機を作成しよう

エステティシャン

(出典) pixta.jp

セラピストの志望動機を作成する際には、セラピストとして働きたい理由を明確にし、応募先の情報を調べた上で、アピールポイントをまとめることが大事です。

自分なりにこれまでの経験やスキル、強みなどを整理した上で、将来の展望やビジョンとともに分かりやすく伝えるようにしましょう。まずは例文を参考にしながら、自分なりの志望動機を書いてみることが大事です。

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