巫女さんのバイトは大変?知っておきたい仕事内容と経験者の評判

巫女のアルバイトは、都内だけではなく全国で募集されています。特に初詣がある年末年始の短期アルバイトが多く見つかります。高校生歓迎で年齢が若くても働くことができるのもうれしいポイントです。ぜひ、巫女のアルバイトをしてみませんか。

巫女のアルバイトについて

歩く二人の巫女

(出典) photo-ac.com

どんな企業がアルバイトを募集しているの?

巫女のアルバイトを募集しているのは、神社です。神社の多くは、宗教法人が経営母体となっています。巫女のアルバイトは、巫女服や千早を着用し、参拝にいらした人や挙式をする人に接することが主な仕事です。

また、神様に対して奉仕を行う神聖なお仕事でもあります。一部の神社では、巫女だけではなく、社務所において一般事務を兼任することもあるでしょう。

巫女のアルバイトでは、礼儀作法や言葉遣いなどが自然と身に付き、立ち振る舞いが美しくなります。また、世界遺産や重要文化財に指定されている本殿で働くことができるのもうれしいポイントです。

特に年末年始は正月があるので、短期のアルバイトを積極的に採用しており、高校生から20代後半くらいまでの、比較的若い年齢の女性が活躍しています。高校生の長期休みを生かした短期アルバイトにもピッタリです。

求められる人物像について、特に規定している宗教法人はありません。しかし、仕事の特性上、宗教や信仰心への理解がないと難しい仕事といえます。

アルバイトは具体的に何をするの?

参拝者への接遇

参拝者への接遇では、おみくじの販売やお守りの授与や商品補充を行います。多くの神社では、おみくじやお守りは野外に設けられた販売所、もしくは風の吹き込む場所で行われます。

そのため、特に需要の多い年末年始は非常に寒く、防寒対策として足元にヒーターを置くなどの配慮をしてくれる神社もあるようです。

また、参拝者の案内も大切な仕事の1つです。迷子の保護や観光客への案内、参拝ルートの案内など、神社の顔ともいえる巫女は、いろいろな人から頼りにされます。笑顔でコミュニケーションを取ることが求められるので、対人スキルを磨きたい人にピッタリです。

結婚式の仕事内容

結婚式の巫女の仕事は、会場の整備や物品の準備、参列者の案内などを行うことです。その際、参列者の様子に気を配り、体調を崩した人がいたときにはすぐに対応することが大切です。

また、結婚式や祭事で舞を披露する神社もあります。そのため、仕事の一環として、神社の指示によって日舞を習う巫女のアルバイトもいます。踊りだけではなく着付けを覚えることもでき、美しい所作や立ち振る舞いを身に付けたいと考えている人にピッタリです。

数多くある巫女の仕事の中でも、一生の思い出に残る素敵な結婚式のお手伝いは、特に感動を伴う仕事であり、やりがいを感じられるお仕事といえます。

その他の仕事内容

巫女のアルバイトは上記で紹介した以外にも、たくさんの仕事があります。例えば、巫女が社務所での一般事務を行う宗教法人や、ケガ人・体調不良の人に対する介助などの雑務を行うケースも多くあります。

特に年末年始や七五三などの繁忙期は、人出が多く迷子やケガなどのトラブルが起きるケースも珍しくありません。その都度冷静に判断を行って、柔軟かつ臨機応変な対応をすることが求められるのです。

また、清掃中に見つけた社屋の破損を報告したり、巫女服や着物などの破損を修復することもあります。

このように巫女のアルバイトは、多彩なスキルを身に付けられるお仕事です。

1日の流れは?

年末年始の巫女のアルバイトは、基本的にシフト制です。どのシフトに割り当てられるかは神社次第ですが、大みそかや正月三が日は、24時間参拝者の対応を行っている神社が少なくありません。シフトは不規則になることが多く、アルバイトでも深夜・早朝から入ることもあるでしょう。

業務はおみくじの販売やお守りの授与がメインのため、アルバイト中はほぼ授与所にて接客を行うこととなります。休憩・交代のタイミングは神社によりますが、客の流れによっては大幅にズレることもあり得るでしょう。

一方、結婚式の巫女のアルバイトは、結婚式の多い休日・祝日勤務がメインとなります。結婚式にて神職の奉仕を手伝う場合、式が始まる前の準備・後片付けを行います。

勤務時間は結婚式の時間に合わせるため、毎回同じとは限りません。結婚式が複数件ある場合は、1件終わってもそのまま次の結婚式の準備をすることとなるでしょう。

時給の目安は?

巫女のアルバイトの時給は、神社の規模や参拝者数によって異なります。一概にはいえませんが、年末年始のアルバイトのみの場合、基本給は1,000円前後という神社が多いでしょう。

年末年始は、神社にとって1年で最も忙しい時期です。そのため、神社によっては基本給に時間外割増賃金・深夜割増賃金をプラスしていたり、繁忙期加算があったりします。シフトにしっかりと入れれば、短期のアルバイトでも一般的なアルバイト以上の収入を得やすいでしょう。

一方、結婚式の巫女のアルバイトの時給も、ホテルや神社によってさまざまです。仕事に高度なスキルや知識が不要なため、飛び抜けて高い時給になることはほぼありません。居住している地域の、一般的なアルバイトの時給と同程度と考えられます。

どんなスキルが必要?

基本的に、巫女のアルバイトに「このスキルが絶対に必要」というものはありません。巫女は神に奉仕する特別な仕事ではありますが、アルバイトが携わるのは参拝者対応や儀式の補助です。難易度の高い仕事はなく、慣れれば誰にでもできるようになるでしょう。

ただし、基本的にアルバイトの巫女は「接客業」です。人と関わることが好きな人の方が向いているのは間違いありません。

例えば、巫女のアルバイトの求人内容を見てみると、「人と接するのが好きな人」「明るい人」などの条件を挙げている神社やホテルがたくさん見つかります。巫女のアルバイトをしたいと思ったら、対人スキル・コミュニケーションスキルを磨いておくとよいでしょう。

巫女の仕事はどうやって探すの?

年末年始の巫女のアルバイトをしたい場合は、神社のホームページをチェックするのがおすすめです。大きな神社なら、遅くとも10月ごろまでには募集を始めています。募集の詳細や条件・報酬について細かく書かれているため、細部まできちんとチェックしましょう。

また、結婚式の巫女のアルバイトも、神社・ホテルのサイトや一般的な求人サイトで募集されています。「結婚式 巫女 アルバイト」などのキーワードで検索すれば、何件かヒットするはずです。

とはいえ、年末年始以外の巫女は、大量に人手を必要とするような職種ではありません。募集そのものが少なく、条件に合う巫女のアルバイトを見つけるのは難しい可能性があります。

巫女のアルバイトに受かる方法

お神酒徳利を運ぶ巫女

(出典) photo-ac.com

まずは条件をクリアしているかチェック

巫女のアルバイトは神に仕えるという特性上、「未婚の若い女性」であることが条件として挙げられます。

「男女雇用機会均等法に引っかかるのでは?」と思うかもしれませんが、巫女は例外です。どの神社も「25歳以下の未婚女性」「18〜30歳までの未婚女性」などの条件を明記しています。

中には、「社会人・高校生不可・大学生・専門学生のみ」という神社もあるので、応募要項をきちんとチェックしましょう。

また、書類審査に通った後は、面談や説明会への参加が求められます。日付はすでに決まっており、参加できない人は巫女のアルバイトに応募できません。日程についても一緒に確認しておきましょう。

清潔感が特に重要

巫女を募集する多くの神社が、巫女に対し「清潔感」を求めています。面接の際は、派手な印象を与えないことが大切です。

濃いメイク・明るすぎるヘアカラー・長い爪は避けましょう。巫女の仕事とミスマッチとみなされ、採用される確率が下がります。ピアスやアクセサリー類も、面接当日は外した方が無難です。

また、清潔感とは、身だしなみだけに限った話ではありません。受け答えの仕方や表情・態度にも清潔感は表れます。

面接の際は、相手の目を見てハキハキ明るく答えましょう。「爽やかで感じのよい人だな」と思われれば、スムーズに面接を通過できるはずです。

「まじめさ」のアピールも忘れずに

神様の住まいである神社は、非常に神聖な場所です。仲間とワイワイ盛り上がるようなアルバイトではなく、「まじめさ」「真剣さ」が非常に重視されます。

巫女の面接に臨む際は、「何ごとにも一生懸命取り組む姿勢がある」「巫女の仕事の大切さを理解している」という点をアピールしましょう。言葉遣い・言葉選びにも十分注意して、軽薄な印象を与えないことが大切です。

また、神社によっては書道に秀でていたり、外国語が話せたりする人を優遇する場合があります。条件に該当するのであれば、積極的にアピールするのがおすすめです。

20人の体験談アンケート

巫女の後姿

(出典) photo-ac.com

みんな働いてどうだったの?

今回は、巫女のアルバイトを経験した20名に、アンケート調査をしてみました。

集まったコメントを見ると、特に多かったのが「貴重な体験ができた」「正しい知識をつけることができたのでとても勉強になった」「神聖なお仕事なのでとても勉強にもなる」といった、神社ならではの貴重な体験が勉強になったという意見でした。

また、「巫女の服を着られたこと」や「巫女の衣装も通常のお店でのお仕事ではないため、特別な気分になりました」といった、巫女服が良かったという意見も寄せられました。確かに巫女服は、神社で働く巫女さんしか着用する機会がない神聖なものですよね。特別な服に身を包み、凛とした気持ちで仕事にのぞむことができるのは、巫女のバイトならではといえそうです。

そして多かったのが、人間関係の良さや働く人の良さをあげる声です。「神様にご奉仕をする」という共有の目的のもとで働くことで、絆が強まるのかもしれませんね。

アンケート結果の傾向

  • 「時給」平均:972円 最高:1,500円 最低:750円
  • 「日給」平均:6,500円 最高:13,000円 最低:2,000円
  • 「支給日」日払い:11人 週払い:4人 月払い:5人
  • 「支給方法」手渡し:16人 銀行振り込み:4人
  • 「勤務日数」平均:5.5日 最高:25日 最低:1日
  • 「曜日」平日:2人 休日:9人 両方:9人
  • 「シフト」当日でも変更可能:2人 当日は無理だが事前調整可能:1人 決められた出勤日のみ:17人
  • 「身だしなみ」衣装貸与、髪の毛は後ろにひとつでゴムで束ねて染色禁止

みんなの声

2016年1月頃 東京都
具体的な作業内容:

  • 野外でのおみくじの販売やお守りの授与
  • おみくじやお守りなどの商品補充
  • 仮設の販売所の撤去、倉庫整理等

印象に残ったエピソード:

神社の巫女さんは野外での仕事が意外と多く、お正月の時期に働くのは寒くて大変でした。でも、たくさんの人が神社にお参りに来てくれ、楽しそうにおみくじを引いたり、大切な人のためにお守りを選んでいるのを見ることができとってもやりがいがある仕事だと思います。そのほかにも神職の方が正しいお参りの方法やお札の意味など教えてくださり、知ることができて面白いバイトでした。また、大きい神社の募集だと、いろんな人が働いているので友達がたくさんできますよ!

 

2015年12月~2016年1月 愛知県
具体的な作業内容:

  • 神社内のおみくじの受け渡しとお会計
  • 神社内のお賽銭のお金の回収、集計
  • お守りやお札などの商品販売、接客
  • 神社の駐車場、神社の周辺の清掃

印象に残ったエピソード:

寒い日や暑い日でも同じ業務で季節によって格好が変わることがなく、体温調節がなかなかうまく行くことがなく、すごく大変ですが、参拝に来られたお客様が寒い日なのに…や、暑い日なのに…大変なのにありがとうねと言われるとすごくやりがいを感じることができますし、色々なお客様が参拝に来られるので地域の人々とのコミュニケーションをとることができ、飽きずとても楽しい仕事です。また年末年始は忙しいですけど同じシフトの人と励ましあって頑張れることもあるので良い人間関係を作ることが可能です。

 

2015年7月頃 青森県
具体的な作業内容:

  • 三三九度の際の杯を渡す作業とお神酒をつぐ
  • 玉串の法典の際に、玉串を渡し、供え方を説明する
  • 入退場、三三九度の際に音声を再生する
  • 婚儀終了後に、杯やお神酒などの後片付け

印象に残ったエピソード:

結婚式の場面に立ち会うことが多く、新郎新婦の華やかな姿や、家族の幸せな空気を感じることができました。また、白無垢と一口に言っても、模様や角隠しなどと、注目できるのもこのバイトの素敵な点です。私たちにとっては数あるバイトのうちの一日ですが、新郎新婦にとってはたった一度の結婚式ですので、気持ちよく過ごせるようにアシストできるのが魅力のひとつです。二礼二拍一礼の作法や日本酒の得意不得意など、相手が困っていないかを注意して、心地よく過ごしてもらえるように気をつけています。

 

2013年10月頃 神奈川県
具体的な作業内容:

  • お守りなどを納める部署にて参拝者案内
  • お守りなどの販売や参拝客の案内
  • お札やお守り、宝船、熊手などの補充

印象に残ったエピソード:

知人が巫女の仕事をやっていたので、その紹介で、初めて巫女の仕事を経験しました。寒い真冬の夜中に出勤し、アルバイト全員が三が日、長時間働かなければならないので、体力的にも辛い仕事でした。全体の流れを聞き、その後、2時間程度の仮眠と軽食時間があるものの、初詣の参拝客で夜中から神社内が大変混んでいたため、落ち着いて休憩が取れなかったのですが、三日間、仕事をしてみて、若いうちにしかできない貴重な体験ができたと思います。

 

2012年12月頃 福島県
具体的な作業内容:

  • 年末年始のお守りやお札などの販売
  • 神社のテントでの甘酒などの提供
  • 年末年始前のお守りやお札などの用意

印象に残ったエピソード:

年末年始のみの期間限定でお手伝いさせていただきましたが、普段はなかなかすることのできない経験ができたと思います。神様にお仕えするという身なので、しっかりとした気持ちで臨むことが大切だと感じました。年越しの瞬間にも多くの方々が神社にいらしており、日本の古き良き伝統なども感じることができました。また、仕事においてはまだ学生だったために知識不足な点も多くありましたが、仕事を終える頃には正しい知識をつけることができたのでとても勉強になったと思います。

 

2012年1月頃 東京都
具体的な作業内容:

  • 年末年始の神社のお守りやお札の陳列
  • 年末年始の神社のお守りやお札の販売
  • 年末年始の参拝者に甘酒を配ってまわる

印象に残ったエピソード:

面白いなと思ったところはお金を受け取る時に「ありがとうございました!」と言ってはいけないことです。決して儲けをしている訳では無いからだそうです。「〇〇円お納めします」であったり普通の販売業の感覚とは少し違います。そしてもうひとつ興味深かったのはお守りや袴は丁重に扱わなければいけないことです。当たり前のことですがその上を跨いだりするのはご法度で、普段の自分がどれほど物を大事にしていないかを改めて思い知らされました。
眠くて大変なところもありますが巫女側から見る新年はいつもと違った感じがします。

 

2012年1月頃 福岡県
具体的な作業内容:

  • お守りやお札を参拝者の方へお渡しする
  • お守りやお札が置いてあるところでの整理
  • 参拝者の方の神社内での誘導作業
  • 参拝者からのいろいろな質問に答える

印象に残ったエピソード:

巫女さんのアルバイトなどは知り合いがいないとなかなかできないもので、とても貴重だと聞いていました。女の子だけのアルバイトということで安全なところもありましたし、神社で仕事ができるということはとてもたのしかったです。宮司さんや参拝者の方も優しい方ばかりで穏やかに仕事ができました。またアルバイトで出会った女の子たちとは同年代ということもあり、それから仲良く今でもお付き合いをしています。貴重な経験をさせていただけたことと、色々な人に出会えたことは感謝したいと思いました。

 

2011年12月~2012年1月 奈良県
具体的な作業内容:

  • 社務所に設けられている販売スペースでの販売作業
  • 祈祷希望者の方への案内と祈祷中の雑務
  • 神社内の清掃と破損箇所の確認・報告作業

印象に残ったエピソード:

閉鎖的な環境というイメージが大変強い職場でしたが、実際に働いてみると、とても働きやすく服装など身だしなみの部分で最低限の注意点がありながらも、それ以外は仕事の自由度もありひとつひとつの業務に対してやり甲斐をもって集中することができました。特に、神社を利用されている方に対して笑顔と礼節をもって対応する事で、「ありがとう」という言葉をかけて貰えたりするのがとても嬉しかったです。先輩後輩間の交流も盛んで、仕事外での時間でも仲良くできたりと、人間関係もとても良好で働きやすかった点も良かったです。

 

2010年12月頃 福島県
具体的な作業内容:

  • 参拝者に受付案内をしていました
  • お守りの販売会計をしていました
  • 初詣に甘酒を参拝者へ配っていました

印象に残ったエピソード:

高校2年生の時に、地元の神社の年越しのアルバイト募集があり友達に誘われてやりました。年越しの神社で巫女さんをやるのはもちろん初めてで貴重な体験なので初めはとても緊張しました。しかし、神聖なお仕事なので勉強にもなりやりがいもとてもありました。また、巫女さんの服装も可愛いので着ることができて嬉しかったです。地元の神社のため、参拝者のなかには、自分の家族や友人もいて少し恥ずかしかったですが、頑張ってるねや似合ってるよと言ってもらえてとても楽しいお仕事でした。

 

2010年1月頃 山梨県
具体的な作業内容:

  • 参拝客のおみくじや絵馬等の売店の仕事
  • 参拝客に、今年の干支を記した紅白の紙飾りを配布する仕事
  • 参拝客の昨年度の絵馬や神飾りやカレンダー等を焼べるものを預かる仕事

印象に残ったエピソード:

大晦日に行った仕事であり、紅白の袴や巫女の格好をするだけでも神聖な感じがして、特別な気分になり、ステキなバイトだったと感じています。神社側として新年を迎える事が、あまりない経験だと思うのでとても魅力に感じました。そして、おみくじや絵馬を販売する時も、一年の幸せを共に願うように一人一人に手渡しできたことも、良かったと思います。普段、神社や巫女や神殿は遠くの存在のような気がしていましたが、このバイトを機に身近に感じる事ができたと思います。

 

2008年12月~1月 秋田県
具体的な作業内容:

  • 神社でのお札やお守りの販売、接客
  • 神社内で販売するグッズの作成補助
  • 神社内を清潔に保つ、来客案内等

印象に残ったエピソード:

年度末からお正月にかけての短期のアルバイトでしたが、アルバイトを通じて知り合った友人と仲良くなり楽しくアルバイトをすることができました。巫女のアルバイトでは接客する時の作法や言葉使い等気を付けなければならないこともありましたが、比較的難しい事もなくアルバイトをこなすことができました。実際に神社に来ていただいたお客様からありがとうと声をかけてもらった時は、仕事をしていてとてもやりがいを感じました。一緒に仕事をした仲間達との良い思い出もできました。

 

2007年1月頃 岡山県
具体的な作業内容:

  • 巫女としてお守り販売所での販売補助
  • 神事を行うための道具の用意と片付け
  • 来場者への境内・敷地内の情報提供
  • けが人・体調不良の人に対する介助

印象に残ったエピソード:

初詣には毎年数万人が訪れる県内有数の神社で年末年始の短期の巫女のアルバイトをしました。年末の深夜から正月明け数日は昼夜問わず人が来るので、巫女は大量採用となっているようでした。年齢は高校生から20後半ぐらいまでの人で、それぞれ配置や勤務時間、仕事内容もバラバラでした。
私は日勤だけだったのですが、人の波がすごくて移動は一般の人が入れない通路を通らないと移動もままならないような状態でした。
寒かったのですが、アルバイトが配置されている場所は暖房が用意されていました。
一生のうちで経験できるかできないかの巫女体験で、アルバイトでも衣装を着ることができてそれがうれしかったです。

 

2007年1月〜10月 群馬県
具体的な作業内容:

  • 清掃業務。ほうき、チリトリを使い境内をそうじしていきます
  • 年始、おみくじや縁起物の販売業務
  • 鈴を使い、笙に合わせた巫女の舞の奉納

印象に残ったエピソード:

結婚式(人前式)を行うことがあり、神聖な場に参加できることがうれしかったです。三三九度、指輪の奉納、玉串奉納のサポートを行いました。巫女の舞も覚えて新郎新婦様、ご親族の方々の前で踊っていました。初めてのアルバイトで、なかなか友人にもやっている人がいないアルバイトだったので、とても貴重な経験になりました。宮司さんもおもしろい方で、アルバイト仲間も気のいい人ばかりだったので、非常に楽しく働けていました。

 

2006年1月~2008年3月 広島県
具体的な作業内容:

  • 神社結婚式の会場と物品の準備、参列者の案内
  • 挙式中の進行と三三九度、玉串をお渡しする
  • 挙式後の会場と使用物品の片付け
  • 社務所でのお札・お守りの販売、受付
  • お正月・お祭り・七五三のお手伝い

印象に残ったエピソード:

映画の中で巫女さんの姿がとても清楚で綺麗だったので憧れて巫女のアルバイトを始めました。
まずうれしかったのはやはりあの巫女の服を着れたことです。いざ着てみると着付けは難しいし、紐の結び方も特殊で、冬は寒くて、といろいろありましたが、やはりあの服を着て仕事ができたことはうれしかったです。また、神社の正しいお参りの仕方などとても勉強になりました。退職した後もとても役に立っています。
そしてお正月やお祭りなどの行事だけでなく結婚式のお手伝いに携われた事もとても大きかったです。教会の式とは違い、厳かでなんともいえない雰囲気の神社の結婚式はとても素敵で憧れました。その憧れから自分自身の結婚式も神社であげました。
不定期でお金にはならない経験だけのようなアルバイトでしたがやって良かったと思います。

 

2006年4月~2007年3月 長崎県
具体的な作業内容:

  • ホテルなどで行われる神前の結婚式の巫女業務
  • 指輪交換の指輪を新郎新婦に渡す作業
  • 三献の儀では新郎新婦に神酒を注ぐ作業
  • 神前式が終わった後の後片付けの補助作業

印象に残ったエピソード:

色々な人の結婚式を見られてとても興味深くて楽しかったです。新婦が沖縄の方の時は沖縄の民族衣装を着て式を挙げられた方もいて神前式イコール白無垢ではないことを知って勉強になりました。人によって色々な式があってどれが良いというのはなく、柔軟に対応していくので接客の勉強になりました。特に高齢の方や小さなお子さんが式に来られた時は式の途中で体調が悪くなっていないか様子を見ていたので周りの人間の様子を見る観察力や、何かあった時に柔軟に対応する対応力が付きました。人見知りでしたが人への声かけもスムーズにできるようになったので社会人になる前に巫女のアルバイトができて良かったです。


2006年10月頃 長野県
具体的な作業内容:

  • 神前結婚式での各会場の準備、片付け作業
  • 新郎新婦を会場内所定の場所へご案内する
  • 新郎新婦の三三九度の盃へお神酒を注ぐ
  • 新郎新婦の玉串奉奠のご案内作業

印象に残ったエピソード:

結婚式という晴れの日に立ち会えること、また普段入ることができない神域に入り新郎新婦の婚礼の儀のお手伝いができる事にとても嬉しさを感じました。
昨今チャペルでの洋式の結婚式が多くなっていますので、白無垢の新婦さんを間近で見て日本の美というか、日本の良さというか、そういう事に改めて気付きました。
また、単発のアルバイトでしたが初めての経験ですごく緊張していた私を先輩が優しくサポートしてくれ、その方とは10年以上経った今でも仲良くさせていただいています。
とてもいい経験と、友人関係をくれた素敵な職場でした。

 

2006年 東京都
具体的な作業内容:

  • 境内などの衛生確認や神社周辺の掃き掃除
  • お守りやおみくじの販売とお声掛け
  • 主に外国人のお客様がいた場合は入念な説明やご案内

印象に残ったエピソード:

お正月真っ只中の1月1日に初めて巫女さんのアルバイトを経験しました。年齢制限が気がかりでしたが、高校生でも可能とのことでわくわくしながら行きましたが、初めて着る白と赤の上下の袴に感激しました。短期の1日のみでしたが、元旦早々、初詣に来るお客様を案内しているとみんなの笑顔を見てこちらも心が弾んできました。イメージだけで期待していたけども、想像していたよりも少しハードで外国人の訪問者には説明したりするのが難しく感じること事もありましたが、とてもやりがいを感じる事ができる1日でした。

 

2005年大晦日~2006年元旦 神奈川県
具体的な作業内容:

  • お守りなどの袋詰めを事前にする
  • 参拝客が購入するお守り代の会計
  • 御祈願の方の受付や案内をする

印象に残ったエピソード:

一度は巫女さんの衣装を着たかったですし、神社が好きなため携わることができましたが、なにせ外での仕事だったため、大変寒く凍えていました。中に厚着をして臨みましたが、それでも寒かったです。そして朝方の眠気との戦いも大変でしたが、正月に神社で過ごすことができ、ご来光を拝めたのは嬉しかったですね。かなり体力的にも、やりがいあるバイトでした。仕事後は写真をとったり記念になりました。若いうちにしかできないバイトです、良い経験になりました。

 

2005年11月頃 大阪府
具体的な作業内容:

  • 七五三にお参りされる方の受付と呼び出し
  • お守りやおみくじ等の販売と補充
  • 境内の清掃と枝につけられたおみくじの処理
  • 七五三のお参り後にお渡しする千歳飴の準備

印象に残ったエピソード:

お参りに来られた方に、「ありがとうございました」ではなく、「良いお参りでした」と言うことで、通常の販売等のアルバイトではない事を実感して、特別な気分になりました。また巫女の衣装も通常のお店でのお仕事ではないため、特別な気分になりました。七五三時期はとても混み合い、受け付けて祈祷で呼び出すまでにどうしても時間がかかりましたが、その人たちを順番に案内することで、接客業の難しさも勉強することができました。

 

2005年1月頃 神奈川県
具体的な作業内容:

  • おみくじやお守りなどの販売
  • 御札を参拝客に手渡し、説明などをする
  • 建物内の清掃や破れた着物の補修
  • 神社に併設されている博物館の受付

印象に残ったエピソード:

学生時代の初めてのアルバイトで緊張もありましたが、巫女さんの服を着てみたくて、それが叶ったのがまず嬉しかったです。寒い時期だったのとお正月の忙しい時期のアルバイトだったので、身体的にはハードに感じましたが、接客やお金の計算などいい勉強になりました。洗い物や掃除、裁縫などの仕事もあったので、家事のスキルアップにも役立ったと思います。短期だったのであまり気負わずにできたのも良かったです。三年くらい毎年続けていましたが、そこでできた友達と今でも交流があります。