リフレクソロジストになるには?資格・仕事内容・全国の求人の傾向を紹介

リフレクソロジストになるには

足つぼマッサージ

(出典) photo-ac.com

リフレクソロジストは、おもに足裏の反射区と呼ばれる部位を手指などで刺激し、血液の流れやリンパの流れを良くしてカラダの新陳代謝を活発にする手助けをする職種です。施術によりリラックス効果やストレスの軽減も促します。 リフレクソロジストになるには国家資格はありませんが、複数の民間団体が認定資格を付与しています。 主な認定機構としては、JREC(日本リフレクソロジスト認定機構)や、日本ヒーリングリラクセーション協会などのほか、国際ライセンスであるIEB(International Examination Board)などがあります。 リフレクソロジストを目指す場合、こういった資格を取得して技術を身につけることで就職しやすくなるといえます。

リフレクソロジスト経験者の口コミ

足つぼマッサージ

(出典) photo-ac.com

現役リフレクソロジスト、リフレクソロジスト経験者にアンケートを実施。リフレクソロジストの仕事の口コミ・評判を集めました。

リフレクソロジストになるために必要な学歴(学科)は?

M.N.さん (女性 / 千葉県)
リフレクソロジスト 勤続年数3年 (職業 : 主婦)

なるために必要な学歴は特にないと思います。私の場合はアルバイトとして会社に入るまで、全くリフレクソロジーに関する勉強はしていませんでした。会社に入ってから、1ヵ月~2ヵ月の研修期間中に実技や筆記でノウハウを教えてもらい、その後も接客しながら様々な知識を学ばせてもらいました。最終的には新人の研修担当になるなど、本人の努力次第で上達できると思います。

マッサージオイルやクリームをはじめ、アロマオイルなどについても知識があると幅広い接客が出来るはずです。どんな学科がいいのか強いて言うならば、お客様にフィードバックする際、体の不調に合わせた改善策などをお話しする事が多くなるので、解剖学や栄養学などの知識があるといいかと思います。

I.H.さん (女性 / 京都府)
リフレクソロジスト 勤続年数1年 (職業 : 会社員)

学歴・職歴・性別一切不問で18歳以下の学生は不可です。日本全国で常に募集しており、店舗も多く選びやすいかと思います。未経験からのスタートが9割を占め、キャリアアップ制度や独自の無料研修が受けられるなど、魅力がたくさんありました。

また、学歴に関係なく、自分のスキルだけで上に上がっていける制度があったので、そこがすごくいいなと思いました。特に他の業種の場合、大きな会社では学歴を問われることが多いので、大きな会社なのに学歴不問で技術職にもかかわらず未経験の人にも大きく門を開いてくれていることに希望を感じます。

今回、夫の転勤で辞めてしまいましたが、機会があれば復帰して、キャリアアップをしたいと思っています。家庭に入ってもまた働ける環境があることが嬉しいです。

N.S.さん (男性 / 奈良県)
リフレクソロジスト 勤続年数2年 (職業 : 会社員)

リフレクソロジストになるために、学歴は全く必要ありません。私の場合は、別のリラクゼーションサロンで働いていた経験がありました。そちらも大手のリラクゼーションサロンで、スクールも併設されていました。当時は別の仕事をしながら、土日にスクールに通い必要な技術を学んでいました。

この仕事は、お客様の体に触れるため、単純にマッサージ的な事が上手だといいというわけではありません。私が通っていたスクールでは、筋肉や骨についても学びましたし、ホルモンに関すること、またお客様の心理についても学びました。接客業でもあるため、ロールプレイングも充実していて、仕事をする上でかなり役に立ちました。学歴は不要ですが、身体に関する知識は求められると思います。

Y.H.さん (女性 / 大阪府)
リフレクソロジスト 勤続年数2年 (職業 : フリーランス)

基本的に学歴はいらないです。私が勤めていた会社では、未経験からのスタートの人も多かったです。会社が用意する研修制度があり、1カ月ほどかけて、ツボの場所や名前、マッサージの仕方など必要な全てを学ぶことができました。

その後、実店舗にて経験を積んでいくという形になります。私自身は、専門学校でエアライン学科所属という、まったくリフレクソロジーとは関係のない学校を卒業いたしましたが、その研修を経て、問題なくリフレクソロジストとしてデビューすることができました。

ただ、鍼灸の学校に通っていると、専門的な知識が学べるので、リフレクソロジストとして活躍するには、とても大きな利点になると思います。実際、店舗でも鍼灸を学んだ方はとても活躍されていらっしゃいました。

R.K.さん (男性 / 東京都)
リフレクソロジスト 勤続年数3年 (職業 : 会社員)

特にありません。やる気があり、勤務出来る年齢であれば学歴不問です。ただし、身体の構造や理論が必要になるため、生物や化学などの分野が強くないと続けるのは難しいと思います。接客業にもなるので、接客技術や礼儀作法・マナー等が必要になりますし、東洋医学・西洋医学の両方を勉強する熱意や勉強を維持するやる気は必要になると思います。

また、オイル等の道具や商品も流行があり種類が増えて効果効能が多種多様になってますので、常に流行や種類を知るためにも、学歴よりその後の勉強の方が大変です。雇われで働かず、将来独立開業を考えているならば経営学や公衆衛生学(消毒や感染症)・税金や心理学等の勉強も必要になります。最初から独立開業するならば上記にあげた勉強が出来る学校が良いでしょう。

リフレクソロジストになるために努力したことは?

M.N.さん (女性 / 千葉県)
リフレクソロジスト 勤続年数3年 (職業 : 主婦)

手技が上手くないとお客様も離れてしまうので、常に手技や接客の練習をしていました。自分自身も様々なお店に行って色々な手技を受けて、ここがいい、何が悪いなどのデータを集めていたのでお客様側の気持ちになって考える事が出来るいい方法かと思います。

他にも、足裏からその人の不調をくみ取り、フィードバックする知識が必要な為、ストレッチ法や食事法、生活習慣に関する事などの情報を仕入れて自分の言葉でお話しする努力をしていました。アロマの性質や利用方法なども必死になって勉強していた記憶があります。

あとは直接お客様に触れる為、手や爪のケアはもちろんですが、身だしなみにも気をつけて1人でも多くの方を癒せるよう、見た目や印象に関しても努力していました。

I.H.さん (女性 / 京都府)
リフレクソロジスト 勤続年数1年 (職業 : 会社員)

未経験から始めたので、まずは手技を覚えることや、身体の勉強を徹底的にしないといけないことが大変でした。なので、とにかく手技を身に付けることと、身体の事を覚えることを努力しました。仕事のことなので、何度も何度も復習し、お客さんの身体と向き合いながら手技を練習する日々は物凄く勉強になりました。

手技に関しては努力して覚えたように見えるかもしれませんが、人の身体に関わることなので自然と身に付いたという方が正しいかもしれません。仕事をする上で大切なことは全て研修で身に付けてから、お客さんへの施術なので安心感がありました。毎日毎日、手技の向上を目指すところや、お客さんの対応の仕方などは努力して身に付けるものなのかもしれないなと思いました。

N.S.さん (男性 / 奈良県)
リフレクソロジスト 勤続年数2年 (職業 : 会社員)

当時、私がこの仕事を始めたころは、慣れない仕事を一生懸命頑張っていましたが、思うようにお客様に満足してもらう事が出来ず、何度かクレームもあり、色んな人に迷惑をかけてしまいました(クレームがあると、料金をいただくことはできないので)。

接客は問題ないと店長に言ってもらっていたので、問題なのは技術的な事でした。お客様によって心地の良いポイントというのは変わってくるので、それを見極めることが出来ていませんでした。ひたすら練習するしかないと思い、お店のオープン前、オープン後に同僚や店長に指導を仰ぎながら、ひたすら数をこなし、お客様に喜んでもらえるように努力しました。

Y.H.さん (女性 / 大阪府)
リフレクソロジスト 勤続年数2年 (職業 : フリーランス)

毎日、友人や同僚の足を借りて、ひたすら練習しました。とにかく、数をこなすことが上達するポイントだと思います。人によって、足の形や、温度、痛みに強い、弱いといった感覚的なことまで、千差万別なので、とにかくたくさんの足を見て、触って、マッサージすることによって、人それぞれに合う感覚を掴んでいきました。

また、自分でも毎晩自分の足をマッサージして、感覚を勉強しました。あとは、本屋さんでも、リフレクソロジーの本が売っているので、それを読んで、リフレクソロジーによる効能、効果などを学び、お客様に聞かれた時にアドバイスできるようにしていました。また、自身でも色んなリフレクソロジーのお店に行き、実際にマッサージを受けて、さまざまなやり方を勉強しました。

R.K.さん (男性 / 東京都)
リフレクソロジスト 勤続年数3年 (職業 : 会社員)

リフレクソロジストは、足の裏を指で押すだけではないので、押すことで身体にどのような影響が発生するかを知るために東洋医学・西洋医学の両方を学びました。

さらに雇われの時は、指名されたり時間延長されたりすると給料が上がるので、心理学や接客応対等が必要だと感じて勉強しました。実際それらの勉強を行う事で指名率が上がりました。

あとは店の知名度があがり、来店数が増えれば自然と自分が担当する人数も増えると思ったので、お店の知名度をあげる努力はしました。地道にビラ配りしたり、再来率が増えるように葉書を出したり、お店に内緒で割引になるようなお知らせをしたりといった努力もしました。

大きなお店だと勤務時間に経費で行えるところもありますが、小さなお店だとそれが自己負担の時もあります。最終的に自分のためだと思い努力していました。

リフレクソロジストのやりがいと将来性についてどう思いますか?

M.N.さん (女性 / 千葉県)
リフレクソロジスト 勤続年数3年 (職業 : 主婦)

疲れてお店に来たお客様が、施術後スッキリした顔になり「ありがとう」と言ってもらえる事が何よりものやりがいだと思います。自分の手技を気に入ってもらって指名してくれるお客様が増える度に「やってて良かったな」と思います。一度手技を覚えて知識を身につけてしまえば、それは手に職を持ったのと同じなので、やる気があればどんな場所でも自分の店を開いてやっていくことも可能だと思います。

ただ、どうしても体力勝負なところもある為、ケガや病気をしてしまうと続けていくのは辛い部分もあるかもしれません。辛い体勢での施術も多いので腰や指の負傷で辞めていく人もよく見ていました。年齢的にはあまり長く続けられる職業ではないかもしれません。

I.H.さん (女性 / 京都府)
リフレクソロジスト 勤続年数1年 (職業 : 会社員)

対人の職業ですし、身体が疲れた方がお越しになるので、それを改善したり、少しでも楽になってくださる姿を見たりすると物凄くやりがいを感じます。また指名制度があるので、自分が指名された時は、この人に信頼してもらっているんだなと感じることが出来ますので、こちらもやりがいを感じます。

将来性については、現代の日本人の働き方をみると疲れている方が多く、そういう方々を癒すという意味では将来性もありますし、需要も大いにあると感じています。何より対人の職業で人の疲れを感知しながら力加減をしたり、お話をしたりするのはAIには出来ないと思いますので、そういった点でも将来性があると言えるのではと思います。この職業で一度手に職をつければ、退職後も、比較的簡単に再就職できると思うので、こちらも安心だと思います。

N.S.さん (男性 / 奈良県)
リフレクソロジスト 勤続年数2年 (職業 : 会社員)

リフレクソロジストとしてのやりがいは何といってもお客様に喜んでもらえた時だと思います。指名がついて定期的に通っていただけると、この仕事をやっていて本当によかったなと実感できます。

悪い点で言いますと、給料がなかなか上がらないところです。私の場合、初任給は手取りで15万円ほどでした。ボーナスもなく拘束時間も長いため、はっきり言ってこのまま働くのは厳しいと思います。この給料だと結婚して、子供を持つといったことは不可能だと考えて、辞めていく人がとても多いです。もちろんこの給料でうまくやっている人もいますが。入ってくる人も多く、辞めていく人も多いので、将来性があるかといわれると厳しいと思います。

Y.H.さん (女性 / 大阪府)
リフレクソロジスト 勤続年数2年 (職業 : フリーランス)

1番のやりがいは、やはりお客様に、『ありがとう!とても楽になったわ!』と言われることでした。体力仕事でもあるので、辛い時もあるのですが、その言葉をいただけると、とても嬉しく、やってて良かったと思える瞬間です。その言葉をいただくために、普段から毎日練習を積み重ねていると言っても過言ではありません。

将来性については、体力仕事でもあるので、年齢を重ねていくと、辛くなるということがあると思います。また、体資本の仕事なので、手を怪我したり、何かの病気になってしまって動けなくなったりすると、一切の仕事ができなくなってしまうことがあるということです。

ただ、60歳になっても現役で活躍されているリフレクソロジストもいらっしゃいました。またサロンで経験を積んだあとは、自分でお店を出した方も多くいらっしゃいます。将来、自分で何かをしたい、サロンを開きたい、と思っている方は店舗での経験はとても役立つと思います。

R.K.さん (男性 / 東京都)
リフレクソロジスト 勤続年数3年 (職業 : 会社員)

リフレクソロジストとしてのやりがいはあると思います。お客様に指名される頻度が高くなったり、指名の人たちで時間の空きがバラバラになった時に「それでも待つ」と言う人が出てきたり、指名の人の再来率が上がったり「楽になった」と言う言葉が返ってきたりすると、やってて良かったと思えます。

将来性については、現在お店自体がかなり増えておりますので、雇われとしては難しいとは思いますが、独立開業して多くの人を呼べるようになれば、まだまだ先はある分野だと思います。とりわけ必要な資格もありませんし年齢的な制限もありませんし、新たにお店を建てなくても、リフォームだけですぐに始められる場所もありますのでどなたでも参入が可能な分野だと思います。