引っ越しアルバイトの仕事内容をチェック!荷物を運ぶ以外の業務も?

時給の高さやシフトの自由度が魅力の「引っ越しアルバイト」は、引っ越し作業を手伝う仕事です。主な仕事内容や、キツいといわれる理由を解説します。アルバイトをするメリットや特徴、求人の探し方も確認しましょう。

引っ越しアルバイトの業務内容は?

引っ越し業者

(出典) pixta.jp

引っ越しアルバイトの主な業務は、「運搬」と「梱包」です。それぞれの仕事内容や、特徴を紹介します。

荷物を運ぶ「運搬」

梱包された段ボールや、家具・家電といった荷物の運搬が、引っ越しアルバイトの主な仕事です。家から荷物を運び出しトラックに積み込み、引っ越し先に到着すると、トラックから下ろした荷物を家まで運び込みます。

引っ越し先では、依頼者の希望通りに家具・家電などを配置します。照明器具の取り付けや、高い場所に荷物を置くなど、簡単な仕事を頼まれる場合もあるでしょう。

段ボールや小型の家具・家電は1人で運びますが、大型の家具・家電はチーム制の引っ越し会社であれば複数人で運ぶため、全てを1人で運搬するケースはまれです。

荷物を傷から守るための「梱包」

引っ越し会社では一般的に、複数のプランから選択が可能です。一部の荷物を梱包してもらうプランや、荷造りを全て任せるプランを申し込んだ顧客の場合、スタッフが荷造り作業を担当します。

細かい荷物に緩衝材を巻き、段ボールや専用ボックスに詰める作業が中心です。作業の丁寧さはもちろん、時間内に梱包を終えるためにスピードも求められます。

梱包を含むプランを利用していない顧客でも、家具・家電を移動させる際に傷が付かないよう、布や緩衝材で包む簡易的な梱包は必要です。エレベーターや玄関、マンションの出入り口などにシートを取り付け、養生も行います。

引っ越しアルバイトはキツいって本当?

箱詰めする引っ越し業者

(出典) pixta.jp

肉体労働である引っ越しアルバイトは、キツいといわれます。実際のところ、どの程度の負荷がかかるのでしょうか?荷物の運搬以外で、キツいとされる理由も紹介します。

体力仕事であるのは事実

たとえ複数人での作業が基本だといっても、大型家具・家電を運ぶ上で、体力は必要です。どんな人でも運べるようなものではないでしょう。段ボール1箱でも、中に入っている荷物が重ければ、運搬は重労働になります。

家の中からトラックまでは距離が短いようにも見えますが、エレベーターがない場合や乗せられない大型の荷物は、階段を使って運ばなければいけません。何度も階段を往復し、荷物を運び出したり運び入れたりするだけでも苦労するでしょう。

ある程度の重さの荷物を運べる程度の力があり、階段でも荷物をぶつけないよう細心の注意を払って運搬できる人は、引っ越しアルバイトに向いています。

キツいとされるそのほかの理由

肉体労働が苦にならない人でも、引っ越しアルバイトをキツいと感じるケースがあります。体力面以外で、問題となりやすい特徴を見ていきましょう。

  • トラックでの長距離移動を伴うケースがある
  • 引っ越し作業中はエアコンや暖房が使えない家が多い
  • 体育会系で上下関係が厳しい会社もある
  • トイレ休憩が取りにくい
  • 人の家で作業をするため気を使うことが多い

長時間の拘束や暑さ・寒さの調節、作業をする家によっては衛生環境・汚れが気になるという問題もあり、キツいといわれやすいようです。

引っ越しアルバイトには多くのメリットも

引っ越し業者の女性

(出典) pixta.jp

引っ越しスタッフとして働くと、メリットもあります。肉体労働に抵抗がなく、体力に自信があるならメリットは大きいといえるかもしれません。主な魅力を紹介します。

時給設定が高めな傾向

引っ越しアルバイトは、時給の高い募集が中心となっています。荷物を運搬する人手を求めている引っ越し会社は多く、好条件でアルバイトができるでしょう。

重い荷物を運ぶことに抵抗がなく、体力面に自信があるなら、特別な学歴・スキルは求められません。

特に、引っ越しをする人が多い春・秋の繁忙期には、より高い時給でアルバイトに従事できる可能性があります。シフトの希望も出しやすく、高待遇でアルバイトをしたい人に向いているでしょう。

短期アルバイトも可能

引っ越しアルバイトは、荷物の運搬・梱包といった初めてでもできる作業を担当するため、短期の募集も多くなっています。中には1日単位での募集もあり、時間が取れない人や試しにチャレンジしてみようと考える人も、応募しやすいでしょう。

特に、繁忙期には短期募集が多くなり、選択肢が増えます。春休み・夏休みなどの長期休暇だけアルバイトをしたい学生や、副業として考えている人にも適しているでしょう。

短期のアルバイトをしてみて、向いていると判断できれば長期の仕事を探してみてもよいかもしれません。

体力がつく

荷物の運搬・梱包は、体を動かす肉体労働のため、作業をするだけで体力がついていきます。体を鍛えたいと考えているなら、引っ越しアルバイトは向いているでしょう。

仕事を通して大型の家具・荷物を運ぶコツを覚えれば、プライベートでも模様替えや大型ごみの運搬作業の際に活用できます。体力がつくことで、アクティブな趣味も楽しみやすくなるでしょう。

膝や腰の負担に注意して、無理のない程度にシフトを調整するのもポイントです。会社の方針を確認し、余裕のある人員配置を心掛けているアルバイト先を見つければ、過度な負担も防げるでしょう。

依頼主から直接感謝される場合も

引っ越し作業は一般的に、依頼主が立ち会った状態で行います。指示を聞きながら運搬を進めるため、作業中に感謝される機会もあるでしょう。

言葉による感謝以外に、個人的な差し入れ・謝礼がもらえる場合もあります。食品・飲み物・お菓子などの消えものや寸志など、依頼主の気持ちによってもらえるものは異なるでしょう。

アルバイトであっても、荷物を運び出してから引っ越し先に家具を配置するまで、一連の作業を担当します。人の役に立っていると実感できるはずです。

頑張りが評価され、喜んでもらえたときは、引っ越しアルバイトをしていてよかったと思えるでしょう。

引っ越しアルバイトに関するQ&A

女性運転手

(出典) pixta.jp

引っ越しアルバイトを探す前に、探し方や仕事の特徴を把握しておきましょう。女性でも応募できるのか、求人はどのように探せばよいのか解説します。

女性でも引っ越しアルバイトはできる?

女性であっても、引っ越し作業では活躍の機会があります。梱包作業や1人で運べる荷物を運ぶなど、細かい作業も多いためです。体を動かす作業であり体力は必要ですが、現場によってはサポート役として働けます。

男性スタッフと同じ仕事をするかどうかは、現場の状況や会社の方針によって異なるでしょう。同じ仕事をしなければいけない場合、重い荷物を運べる体力があるか、確認される可能性もあります。

応募前に、女性ができる仕事や方針を確認すると、自分に可能な仕事かどうか判断できるでしょう。

求人はどうやって探せばよい?

引っ越しアルバイトの求人は、求人サイトで探すのがおすすめです。長期のアルバイトだけでなく、短期募集・地域限定など条件の合うものをピックアップできます。

週1日からOKのアルバイトや、時間帯を選択できるものなど、募集内容は多様です。仕事内容や時給、待遇を確認して応募してみましょう。

「スタンバイ」でも、各地の引っ越しアルバイトを探せます。友人・知人が引っ越しアルバイトをしているなら、紹介してもらうのもよいでしょう。人手が足りない繁忙期には、アルバイトを探している会社も増えるものです。

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引っ越しのアルバイトに挑戦しよう!

引っ越し業者

(出典) pixta.jp

引っ越しのアルバイトは、体力が求められるものの時給が高い傾向で、短期での募集もあります。荷物の運搬・梱包など、体を動かす作業が好きな人はチャレンジしてみましょう。

大型家具・家電を運ぶため、ある程度の体力は必要です。女性の場合は梱包スタッフとして活躍するケースが多いですが、求人募集の仕事内容を確認した上で応募してみましょう。