パート代が残らないのはなぜなのでしょうか?貯金するために働いているのになぜか月末には残金が0円になっているという場合、現状を把握した方がよいかもしれません。パート代が残らない理由や残すために役立つコツを紹介します。
パート代が残らない理由
パート代が残らないのには理由があります。ここではパート代がたまりにくくなる3つの理由を見ていきましょう。
家計の負担が増えているから
これまでと同じように生活をしているのにパート代が残らないなら、物価高や増税・社会保険料の増額などの影響で、家計の負担が増えているかもしれません。生活の質や買い物の内容が変わっていなくても、物価が高くなっていれば出費は増えます。
加えてパートで疲れてしまい、つい外食やお弁当を選びがちになり、出費が増えるケースも考えられるでしょう。これにより生活費が増えれば、パート代が残りにくくなります。
保育料の負担が大きいから
0~2歳の子どもを保育所に預けてパートをしている場合、保育料の負担が大きくパート代が残らない可能性があります。
認可保育所の場合、保育料は市区町村民税の所得割額に応じて決まる仕組みです。自治体によって金額は異なりますが、中には月5万円以上かかるケースもあります。
また子どもが病気になると保育所や幼稚園には預けられません。病児保育を利用すれば、その分の費用も必要です。
働き方によっては、パート代がほぼ保育料の支払いでなくなってしまうこともあるでしょう。
パートをするための出費が増えたから
パートをするための出費が増えているケースもあり得るでしょう。パート用に身だしなみを整えようと、化粧品・服・靴などをそろえると、安いものを選んでもまとまった出費になります。
またパート先の付き合いが増えることで、交際費が増加しているのかもしれません。ランチやお茶に誘われるままに付き合っていると、数百円の出費が積み重なって大きな出費になってしまいます。
パート代を残すならまずは家計の現状把握
パート代を残したいと考えているなら、まず必要なのは家計の現状把握です。何にどれだけお金を使っているのかを調べることで、節約できる部分とそうでない部分をはっきりさせましょう。家計簿を使った現状把握の方法を紹介します。
家計簿で現状をチェック
家計の現状把握には家計簿を使います。日々の支出を家計簿に記録していれば、何にいくら使っているのかを明確に把握しやすくなるでしょう。
家計簿は付けやすく続けやすいものであれば何でも構いません。専用の家計簿はもちろん、一般的なノートを自分が使いやすいようにカスタマイズするのもよいでしょう。
パソコンを日常的に使っているなら、Excelで家計簿を作ると自動計算できて便利です。写真撮影するだけでレシートを読み込める家計簿アプリを活用する方法もあります。
出費の無駄を見つける
日々の支出を記録した家計簿は、見返して出費の無駄を見つけるために使います。出費は「消費」「投資」「浪費」の3種類に分類可能です。このうち浪費が無駄遣いに当たります。
家計簿を見返して、本当はいらなかったものや、払った金額以上のリターンがなかったものを探し、浪費を洗い出しましょう。
例えば安いという理由だけで買ったけれど着ていない洋服、面白そうだと思って契約したけれど視聴していない動画配信サービスのサブスク、毎日のようにご褒美として買っているコンビニスイーツなどを浪費に分類します。
浪費を減らすコツ
浪費が増えると出費が膨れ上がり、パート代を残せなくなります。パート代を残す目標を達成するには、コツをつかんで浪費を減らせるよう取り組みましょう。
1カ月の予算を決める
まず行うのは予算を決めることです。1カ月に使える金額をあらかじめ決めておけば、予算内でやりくりしようとする意識が芽生えるため浪費を減らせます。
1カ月が難しく感じるなら、1週間ずつや1日ずつに予算を分けて管理する方法も効果的です。例えば1日の予算を2,000円と決めて管理します。
このとき、使わなかった分は翌日に持ち越せる、使わなかった分のうち小銭は貯金箱に入れるなど、自分でルールを決めるとよいでしょう。
現金で払う
クレジットカードやスマホ決済でつい使いすぎてしまうという場合には、現金払いで予算を管理します。お金が減っていく様子が目に見えると、買い物をするときの判断が厳しくなるためです。
現金を持ち歩きたくないときは、設定額以上使えないデビットカードやプリペイドカードが管理しやすくおすすめです。
予算内で買い物できる量が分かり、計画的にお金を使えるようになれば、クレジットカードやスマホ決済を使っても浪費しにくくなるでしょう。
家計を見直してパート代をためよう
一生懸命働いてもパート代が残らないなら、まずは家計を見直しましょう。家計簿を付けて何にどれだけお金を使っているか明確にしたら、その中から浪費を洗い出して減らします。
1カ月の予算内で買い物をする、現金払いを徹底するといったルールを決めると、家計の無駄は削減可能です。
より働きやすく稼ぎやすいよう、新たなパート先を探すのもよいでしょう。希望条件を入力して、自分に合う職場を探せるスタンバイを利用してみませんか。