履歴書はどこで買える?応募先に合った履歴書を選ぼう!

履歴書は、就職・転職活動をする際に必要となる書類ですが、初めて書く場合はどこで買えばよいのか分からないというケースもあるでしょう。履歴書が売っている場所や種類、また履歴書を選ぶ際のポイントについて解説します。

履歴書はどこで買う?

履歴書

(出典) photo-ac.com

履歴書が販売されている、主な場所について紹介します。履歴書をどこで買ったかによって、合否に影響が出るということはないので、目的や利便性に合わせて購入場所を選択しましょう。

本屋・文房具店

店舗の規模にもよりますが、本屋・文房具店には豊富な種類の履歴書がそろっていることがほとんどです。

働く目的やアピールしたい点によって、使うべき履歴書は異なります。さまざまな種類を取りそろえた本屋・文房具店では、より自分にとって最適な履歴書を選ぶことができるでしょう。

また、履歴書本体だけでなく「記入するためのペン」「入れる封筒」「定規」「クリアファイル」など、記入から郵送・持ち運びまで、履歴書に関するアイテムを一式購入できるのもメリットです。

100円均一ショップ

近年では、100円均一ショップでも履歴書を販売しているところがほとんどです。特に大型店は、本屋・文房具店並みの豊富な品ぞろえのところも多く、「一般用」「転職用」「パート・アルバイト用」など用途に合わせて選ぶことができます。

また、履歴書は100~300円台まで価格はさまざまですが、多くの場合100円で購入できるコスパのよさもメリットです。

ただし、小さな店舗では履歴書を取り扱っていないこともあるので、100円均一ショップで購入する場合はなるべく大型店舗に行くのをおすすめします。

コンビニ・スーパー・ホームセンター

履歴書は、コンビニ・スーパー・ホームセンターの文房具コーナーでも販売されています。特にコンビニは24時間営業している店舗が多いため、緊急時や急ぎのときにも重宝します。

「コンビニで買った履歴書だと印象がよくないのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、販売場所によって履歴書の質が異なったり、採用結果に影響が出たりすることはありません。

ただし、基本的に取り扱いの種類が少なく、店舗によっては置いていないところもあるので注意が必要です。

履歴書の種類について

履歴書を書く手元

(出典) photo-ac.com

履歴書には、職歴欄が充実しているものや、自己PR欄が大きいものなどさまざまな種類があります。用途やアピールしたい点に合わせて適切なものを選ぶことで、より完成度の高い履歴書を作成することができるでしょう。

JIS規格

「JIS規格」とは、日本の国家規格である「Japan Industrial Standards(日本産業規格)」の略で、履歴書の中で最も標準的な様式であるといえます。

企業によっては、提出する履歴書をJIS規格に指定しているところもあり、どれを買おうか迷った場合にはJIS規格を選べば間違いありません。

ただし、JIS規格は学歴・職歴の欄が多く、自己PRを書く欄が少ないため、アピールをしたい人や経歴の少ない人には少々不向きでしょう。

一般用

「一般用」の履歴書は、JIS規格に比べて自己PR欄が充実しているのが特徴です。アルバイトや正社員、新卒から中途まで全ての層で幅広く使用できます。

アピールを多く書けるため熱意が伝わりやすく、自己PRに重点を置きたい人や職歴が少ない人にもおすすめです。

一方で、職歴欄がやや小さいため、今までの経歴を中心に書きたいという場合は、JIS規格や転職用の履歴書を選択するとよいでしょう。

転職活動用

「転職活動用」の履歴書は、職歴欄が大きく退職理由を書く欄があるなど、転職者が使いやすいように作られています。

転職では、これまでの経験を次の仕事でどう生かせるかを伝えることが重要なので、職歴欄が大きいと効果的にアピールすることが可能です。

「初めての転職であまり書ける経歴がない」という場合には、JIS規格や一般用の履歴書を使用しても問題はありません。

また、履歴書によっては職務経歴書が付いている場合もあります。職務経歴書は、付属のものを使用してもよいですし、パソコンで作成してもOKです。

履歴書を選ぶ際の2つの注意点

履歴書を手に持つ女性

(出典) photo-ac.com

履歴書を選ぶ際に、気を付けるべきポイントについて解説します。次の2つの点に注意して、適切な履歴書を選びましょう。

応募先の企業に合ったものを選ぼう

履歴書を購入する前に、まずは応募先の企業が履歴書の種類を指定しているかどうかを確認しましょう。

特に指定のない企業が多いですが、中にはインターネットでダウンロードが必要な、独自フォーマットの履歴書を指定しているところもあります。

履歴書の指定があるにもかかわらず、違う種類のものを使ってしまうと、それだけでマイナス評価になってしまうので必ず確認しましょう。

サイズはA4がスタンダード

履歴書には、A3が2つ折りになった「A4サイズ」と、B4が2つ折りになった「B5サイズ」の2種類があります。

企業からサイズの指定がない限りはどちらを使用しても問題ありませんが、就職・転職活動には記入するスペースが大きい「A4サイズ」の履歴書を使うのが一般的です。

また、履歴書は郵送・持参を問わず封筒に入れるのが基本で、A4サイズの方が封筒にしまいやすいという理由もあります。

ただし、せっかくA4サイズを使用しても、空白が多いと逆に印象が悪くなる可能性もあります。そのため、書けることが少ないという場合は、B5サイズを選ぶとよいでしょう。

なお、パート・アルバイトの応募に使う履歴書であれば、B5サイズでも特に問題はありません。

適切な履歴書を選んできちんとアピールしよう

履歴書

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種類・サイズ・選び方など、履歴書を買う際にチェックすべきポイントは、意外と多くあります。履歴書は、選考の結果を左右する大事な書類なので、適切なものを選ぶことが重要です。

「履歴書選びで失敗して、うまく自分をアピールできなかった」ということのないよう、応募先の企業と自分自身の目的に合った履歴書を正しく選択しましょう。