営業職への転職を希望しているのなら、髪形を意識することが大切です。営業向きの髪形に整えた上で職探しを行えば、面接時に好印象を与えられるでしょう。成約率がアップするおすすめの髪形を男女別に紹介します。
営業の髪形が重要な理由
営業にとって髪形はとても重要な要素の1つです。なぜ営業が髪形を意識しなければならないのかを解説します。面接の段階から髪形を意識することも大切です。
相手に与える第一印象を大きく左右する
顧客や取引先と対面でやりとりすることが多い営業は、第一印象を外見で判断されやすくなります。髪形は外見の印象を大きく左右するポイントの1つです。
相手に与える第一印象が悪ければ、たとえ商談の内容が魅力的でも、商品やサービスを購入したいとは思ってもらいにくくなります。その印象を左右する髪形は、商談結果に関わる重要な要素と考えるべきなのです。
髪形を意識する際は、清潔感や明るさが出せるかを特に重要視しましょう。相手に好印象を与える髪形で働くことは、営業にとって最低限のマナーです。
転職活動の段階から意識しよう
営業職を目指して転職活動を進めるのなら、面接の段階から髪形を意識することが重要です。採用担当者は面接時に応募者の外見もしっかりとチェックしています。
採用されてから適切な髪形に変えればいいと考えるのは危険です。採用担当者は髪形を含めた外見全体を面接時に見ながら、営業にふさわしいかどうか見極めています。
営業として採用してもらいたい場合は、既に営業になったつもりで髪形を整えて面接に臨みましょう。あらゆる角度から評価を高められるように努力することが大切です。
【男性向け】営業が髪形で意識するポイント
男性が営業職を目指す際に髪形で気を付けるべきポイントを紹介します。おすすめの髪形にして面接に臨めば、外見の印象をアップさせられるでしょう。
ベストな色は黒
営業にふさわしい髪の色は黒です。黒髪なら世代にかかわらず真面目で誠実な印象を与えやすいため、商談の成功率も高まるでしょう。プロっぽさや安心感を与えられる点も黒髪の魅力です。
茶髪や金髪の営業は、顧客や取引先の印象を損ねる可能性があります。暗めの茶髪までは許される企業もあるものの、営業を目指すのなら染めずに黒を選ぶのが無難です。
商談で紹介する商材や自分のトークに自信がある場合でも、髪色を理由に商談が成功しない恐れがあります。営業としての不安要素は、できるだけ減らしておくのに越したことはありません。
襟足・耳回り・おでこはスッキリと
男性の髪形はできるだけ短めに整えるのがおすすめです。襟足・耳回り・おでこが出る程度に髪を短くすることで、スッキリとしたさわやかな印象を与えられます。
特に前髪でおでこを隠してしまうと、相手に暗い印象を与えてしまいかねません。前髪は上げたりサイドに流したりして、おでこが見える程度の長さに整えましょう。
髪を短めに切ってスッキリとさせれば、知性や安心感も出しやすくなります。ぼさぼさとした髪形や長髪に比べ、清潔なイメージを与えやすい点もポイントです。
おすすめの髪形
男性の営業におすすめの髪形はベリーショートやツーブロックです。さわやかな印象を与えやすくなる上、おしゃれ感もアップします。朝のセットが楽になることも魅力です。
近年は七三分けにする営業も増えています。オールバックやベリーショートなど、髪の長さやセットの仕方を変えてさまざまなスタイルにアレンジできる人気の髪形です。
ショート×ナチュラルのセットで、明るくさわやかなイメージを出すのもよいでしょう。ニュアンスパーマをかければ、直毛でセットしにくい人でもナチュラルな仕上がりになります。
【女性向け】営業が髪形で意識するポイント
営業職の女性は、髪形に関してどのような点に注意すればよいのでしょうか。初対面の段階で好印象を持ってもらえるポイントを紹介します。
髪色はナチュラルカラー
女性の場合、髪にカラーを入れること自体は問題ありません。黒髪は髪形によっては重たいイメージを与えかねないため、カラーリングをしたほうが逆に印象をアップさせられるケースもあります。
ただし、明る過ぎる髪色や派手な髪形は、軽いイメージになってしまうためNGです。地毛を少し明るくした程度のブラウンなら、落ち着いた自然な印象を与えやすくなるでしょう。
企業によっては、髪色のトーンを「7~8トーンまで」と指定しているケースもあります。日本人の地毛は4~7トーンが多いとされています。カラーを7〜8あたりのトーンにすれば清潔感が保たれ、根元に地毛が生えてきても差が目立ちにくいでしょう。
髪の長さで印象が変わる
女性は髪の長さで印象が大きく変わります。営業に適した長さがあるわけではなく、相手にどのような印象を与えたいのかを考えて髪の長さを決めることが重要です。
ショートヘアはシャープで意思が強いイメージを与えられます。前髪があるとやわらかい印象になるでしょう。ストレートはややもすると、きつく見えてしまう可能性があるため注意が必要です。
ロングヘアの場合は、ポニーテールやサイドテールで1つにまとめることで、知的な雰囲気を出せます。20代なら高めの位置で結べば、元気で若々しい印象がアップするでしょう。
整髪料の使い過ぎに注意
たとえば近年流行のウェットヘアも、整髪料を使いすぎてしまうとビジネスシーンには不向きといえます。相手がにおいに敏感な人なら、整髪料の香りで不快感を覚えてしまうケースもあるでしょう。
整髪料を使う場合は、ツヤが出る程度にするのがおすすめです。サイドの髪を流すためにワックスやスプレーを使う際も、香りが強すぎないものを選びましょう。
営業の髪形における注意点
営業が髪形を考える際に気を付けておきたいポイントについて解説します。好きな髪形にこだわりたい場合の対処法もチェックしましょう。
男性のスキンヘッドはリスクあり
男性の営業がスキンヘッドにするのは、基本的には避けたほうが無難です。スキンヘッドには多くの人が怖いイメージを抱きやすいため、営業としてはどうしてもデメリットが大きくなりがちです。
ただし、薄毛の人はの場合は例外です。中途半端な髪形で通すより、思い切ってスキンヘッドにした方が爽やかさを出せるケースがあります
その場合、相手に威圧感を与えないように様々な工夫をする必要があります。誠実で清潔感のある身だしなみをするのはもちろんのこと、笑顔を忘れずやわらかな口調で話すようにします。そうすると、スキンヘッドのマイナスイメージをかなりカバーできるでしょう。
どうしても好きな髪形を譲れない場合
今の自分の髪形が気に入っており、好きな髪形をどうしても譲れない場合は、営業職以外の職種や社内規則がゆるい会社に転職することを考えてもいいでしょう。
アパレル・ファッション業界は、おしゃれであれば比較的自由な髪形を許してもらえる傾向があります。コールセンターやバックオフィス系の事務職など、勤務中に社外の人と接しない職種も、髪形の制限を受けにくいでしょう。
自由な髪形で働ける企業を探す場合は、求人検索サイト「スタンバイ」を利用しましょう。国内トップクラスの豊富な求人情報から、自分にとって理想の会社を見つけられます。
営業職を目指すなら髪形にも配慮を
営業にとっての髪形は、売上にも直結しかねない重要な要素の1つです。営業職に転職したいと考えているのなら、面接の段階から意識する必要があります。
営業が髪形で意識するポイントは、男性と女性で異なるのはもちろん、各人の個性によっても変わります。自分にとってベストなスタイルを見つけて、好印象を与えられる髪形に整えた上で転職活動に取り組みましょう。
大阪大学大学院修了。リクルート在籍時は部門初のMVPに2度輝くなどトップ営業として活躍。2003年にマーキュリッチを創業し一部上場企業の経営者から新人まで対象層は幅広く、顧客数は300社超。著書は「5分で売れる! 営業ノウハウ」「営業力がUPするプレゼン術」等12冊、計21万部のベストセラー作家。
All Aboutプロフィールページ
公式サイト