本業の収入だけでは心もとない場合は、副業に取り組むのがおすすめです。在宅ワークを副業にすれば自宅で仕事ができるため、本業に支障を来しにくくなるでしょう。未経験者におすすめの在宅ワークや仕事の探し方を紹介します。
この記事のポイント
- 未経験者向けのおすすめ在宅ワーク6選
- 未経験者でも始めやすい在宅ワークには「在宅事務」「データ入力」「Webライティング」「SNS運用」「動画編集」「プログラミング」などがあります。データ入力は特別なスキルは不要ですが報酬が低く、プログラミングは報酬が高めですがスキルが必要となります。
- 在宅ワークを始める際の注意点
- 在宅ワークを副業として始める場合、副業の年間所得が20万円を超えると自身での確定申告が必要となります。また、会社勤めの人が副業をする場合は事前に副業が認められているか、会社の就業規則確認しましょう。
- 在宅ワークの進め方
- 在宅ワークの案件を選ぶ際は、報酬の相場と実際の金額を見比べることが重要です。高すぎる案件・低すぎる案件ともにメリットデメリットを確認しましょう。また、クライアントとの契約内容によって報酬の受け取り方が異なります。実際に契約を締結する前に、契約内容をしっかりと確認しましょう。
未経験者向けのおすすめ在宅ワーク6選
未経験者でも始めやすい在宅ワークのおすすめを紹介します。自分の好みやスキルと照らし合わせて、取り組みやすいものを選んでみましょう。
在宅事務
在宅事務は自宅で事務作業を行う仕事です。書類作成・スケジュール管理・入金チェックなど、仕事内容は出勤して行う事務業務とほとんど変わりません。営業事務・医療事務・貿易事務など、一般事務以外の仕事もニーズがあります。
在宅事務では、会社やほかの従業員とのやりとりを全てメールやチャットで行うことになります。場合によっては、電話やメールでの問い合わせ対応もしなければなりません。
在宅事務の仕事は一般的に報酬が高めです。事務関連のスキルや資格があれば採用されやすくなるでしょう。事務経験がある人や事務に役立つ資格を持っている人におすすめの仕事です。
データ入力
さまざまな情報をPCで入力する仕事がデータ入力です。紙のアンケートをエクセルにまとめたり、指定されたサイトの情報をコピーしたりする作業などがあります。テープ起こしもデータ入力の一種です。
基本的にはクライアントの指示通りに作業を行えばよいため、特別なスキルがなくても問題なく業務をこなせるでしょう。単純作業を黙々と進められる人に向いています。
ただし、データ入力の仕事は総じて単価が低く、量をこなさなければまとまった報酬を得るのは困難です。案件によってはスピードを求められるケースもあります。
Webライティング
文章を書くのが好きな人には、Webライティングの仕事がおすすめです。Webライティングでは、クライアントの指示に従い、インターネット上に掲載される記事を執筆します。
Webライティングの報酬は、文字単価と執筆文字数で決まるのが一般的です。スキルアップしてクライアントからの信頼を得られれば、単価アップによる報酬増も狙えます。
ある程度の文章力があれば採用されやすくなるため、未経験者にもおすすめです。自分が興味を持てるジャンルの記事なら文章を書きやすいでしょう。
SNS運用
近年はマーケティングにSNSを活用する企業が増えています。企業のSNSを代行で更新する仕事がSNS運用です。
SNS運用は隙間時間を活用して取り組めるため、在宅ワークに向いています。普段からInstagram・TikTok・Twitter・Facebookを利用している人なら、プライベートで培ったスキルを存分に生かせるでしょう。
SNS運用の仕事では、クライアントと密なコミュニケーションを取り、何を求められているのかを的確に理解することが重要です。仕事が評価されれば報酬アップも期待できます。
動画編集
動画編集は主にYouTubeの動画を編集する仕事です。カットを編集したりテロップや音楽を挿入したりする作業を行い、動画を公開できる状態に仕上げます。
動画編集の仕事をする場合は、動画編集ソフトをある程度使いこなせるスキルが必須です。視聴者が満足できる作品に仕上げるためのセンスも求められるでしょう。
普段からYouTubeをよく視聴している人やデザインが好きな人は、動画編集に向いています。スキルが足りないと感じる場合は、オンライン学習サイトで事前に勉強しておくのもおすすめです。
プログラミング
在宅ワークのプログラミング案件は、ホームページ作成・システム開発・アプリ開発など、さまざまな仕事が募集されています。IT業界は人材が不足しているため、求人も豊富に見つかるでしょう。
プログラミングの仕事を行うためには、使いたい言語の習得が必要です。プログラミングが全く分からない人は、基礎的な勉強から始めなければなりません。
ただし、プログラミングの案件はほかの仕事に比べ報酬が高めです。仕事を選んでスキルを存分に発揮できれば、在宅ワークでも本業並みの収入を得られる可能性があります。
在宅ワークでまとまった収入を得たい場合は、じっくりと勉強してプログラミングのスキルを習得するとよいでしょう。
在宅ワークを始める際の注意点
在宅ワークの案件を選ぶ際は、報酬の相場と実際の金額を見比べることが重要です。サラリーマンが在宅ワークに取り組む場合は、確定申告が必要になるケースもあります。
報酬が高すぎる・低すぎる案件
相場に比べ報酬が高すぎる案件は、未経験者には向かない恐れがあります。ハイレベルのスキルが必要となる場合、仕事の質が下がったり納期に間に合わなかったりすることがあるためです。
そもそも報酬が高すぎる求人は、悪徳業者が絡んでいるケースもあります。高い報酬で人材を集め、作業をしたのにもかかわらず報酬が支払われないリスクがあるのです。
逆に報酬が低すぎる案件は、クライアントが在宅ワーカーを買いたたこうとしている可能性があります。気になる案件を見つけたら似た案件から相場を調べ、報酬が適正かどうか見極めることが重要です。
所得が一定金額を超えると確定申告が必要
働いて収入を得ると、所得に対して税金がかかります。サラリーマンの場合は給料から税金が天引きされており、過不足分も会社が年末調整で処理してくれるため、自分で手続きを行う必要はありません。
しかし、副業で在宅ワークに取り組む場合、副業の年間所得が20万円を超えるとサラリーマンでも確定申告が必要です。
そもそもサラリーマンが副業を行う場合は、会社で副業が認められているか確かめる必要もあります。副業が許されるかどうかは、会社にある就業規則を見れば確認することが可能です。
在宅ワークの進め方
未経験者が在宅ワークに取り組む場合、どのように仕事を進めればよいのか迷いがちです。在宅ワークの進め方を確認し、大まかな流れをつかんでおきましょう。
仕事探し・応募
会社で働く場合は会社から仕事を与えられるため、基本的に自分で仕事を探す必要はありません。一方、在宅ワーカーは自分で仕事を見つけて営業をかける必要があります。
気になる仕事が見つかっても、応募すれば即採用されるわけではありません。一般的な就職や転職で選考が行われるのと同様に、在宅ワークの案件でも応募者の選考が行われます。
案件に応募する際は自分の強みをアピールするだけでなく、相手の要望を理解することも重要です。クライアントが何を求めているのかを的確に把握すれば、アピールすべきスキルや実績を絞れるため、採用担当者に好印象を与えやすくなります。
クライアントとの契約
希望する在宅ワークの案件で採用が決まったら、次に行うのはクライアントとの契約です。実際に契約を締結する前に、契約内容をしっかりと確認しましょう。
契約内容で特にチェックしておきたい項目の1つが契約形態です。契約形態が準委任契約なら、労働に対して報酬が発生します。請負契約の場合、報酬の対象になるのは成果物です。
成果物に対して報酬が発生する契約では、成果物を納品するまで報酬が発生しないため、成果物の完成に時間をかけるほど時間単価は下がります。
契約内容を見る際は責任範囲も確認しておきましょう。例えば、成果物の不具合が解消されるまで責任を取らなければならない契約なら、いつまでも無償で対応することにもなりかねません。自分にとって割に合わない契約になっている恐れがあるのです。
参考:在宅ワークの適切な実施のためのガイドライン Ⅲ 契約書の参考例 | 厚生労働省
納品・請求
請負契約を締結している場合は、成果物が完成したらクライアントに納品しなければなりません。納品の方法についてはクライアントから指示があります。
クライアントが成果物を確認して問題なければ報酬が発生します。在宅ワーカーがクライアントに請求書を提出して報酬を受け取る流れが一般的です。
報酬の支払い期限は、クライアントが納品を受けてから60日以内です。支払いのタイミングがいつになるのか契約書で確認し、支払いが遅れているならクライアントに連絡しましょう。
在宅ワークを探す方法
在宅ワークの探し方には、主に以下の3つの方法があります。それぞれの特徴を把握し、自分に合った方法で仕事を探してみましょう。
知人からの紹介
友人や知人から仕事を紹介してもらえそうな場合は、在宅ワークを紹介できないか相談してみるのがおすすめです。
自分のことをよく知っている友人や知人なら、双方が最初から安心して仕事を受発注できます。クライアントへのスキルや実績の説明を省略できるケースもあるでしょう。
ただし、友人や知人から紹介された案件は、仕事内容に不満があっても断りにくくなります。安易に仕事を辞めてしまうと、紹介者の顔をつぶすことにもなりかねないため注意しましょう。
クラウドソーシング
クラウドソーシングとは、インターネット上で仕事の受発注を仲介してくれるサービスのことです。多くの個人や企業が、主にフリーランス向けの求人を出しています。
クラウドソーシングのメリットは在宅案件が多いことです。そもそも大手のクラウドソーシングサイトは案件自体を豊富に掲載しているため、希望するジャンルの在宅案件も見つけやすいでしょう。
クラウドソーシングはあくまでもワーカーとクライアントの仲介のみを行います。ワーカーは希望する案件のクライアントに、自分から営業をかけなければなりません。
求人サイト
在宅ワークを探す方法としては、求人サイトの活用も挙げられます。求人サイトに掲載されているのは、主に外で働く仕事です。
しかし、求人サイトには在宅ワークの案件も多数掲載されています。クラウドソーシングサイトで理想の仕事が見つからない場合は、求人サイトも併用するのがおすすめです。
在宅ワークを求人サイトで探す際は、国内最大級の求人情報一括検索サイト「スタンバイ」を利用しましょう。日本中の求人サイトの求人が掲載されているため、理想の在宅ワークもすぐに見つかります。
自分に合った在宅ワークを見つけよう
未経験者が在宅ワークに取り組むなら、在宅事務・データ入力・Webライティングが適しています。スキルがある人は動画編集やプログラミングもおすすめです。
クラウドソーシングや求人サイトを利用すれば、在宅ワークの案件を見つけやすくなります。さまざまな仕事をチェックし、自分に合った在宅ワークを探してみましょう。