ディーラーへの志望動機の書き方。ポイントや例文、NGな内容も紹介

車の販売に携わるディーラーで働きたいと考えている場合、志望動機の書き方やコツはあるのでしょうか?書き方のポイントやケース別の例文、書くときの注意点を紹介します。気になる求人に応募する前に、志望動機の書き方を押さえて転職活動に備えましょう。

ディーラーへの志望動機の書き方

自動車のディーラー

(出典) pixta.jp

ディーラーの求人に応募する場合、仕事内容に見合った志望動機を書かなければなりません。まずは、一般的な志望動機の書き方とポイントを見ていきましょう。

なぜその企業を選んだのか

車を販売している企業は多数あります。仕事内容や販売業に対する思いだけでは、応募先を選んだ理由が明確ではありません。

なぜその応募先を選んだのか、志望動機に記載しましょう。取り扱われている車種や特徴的な仕事内容など、応募先にしかない特徴を伝えると説得力が増します。

この企業でどうしても働きたいという強い意思が感じられれば、離職にもつながりにくく企業側の採用意欲が高まるでしょう。

ディーラーを選んだ理由も入れる

ディーラー以外にも、車に関わる仕事はあります。なぜディーラーを選んだのか、理由を独自性のあるエピソードを交えて書きましょう。

ほかの仕事では達成できない目標や希望がある人は、入社後、夢をかなえるために努力します。熱意を感じられる志望動機になり、採用担当者へのアピールにつながるでしょう。

実際の仕事内容に言及し、入社後の希望や目標を伝えれば、企業や仕事に対しての理解度が高いと判断してもらえます。希望の部署で働くためにも、職種に対する熱意は志望動機で伝えておきましょう。

ディーラーへの志望動機を書くコツ

履歴書の志望動機欄

(出典) pixta.jp

志望動機を書くときは、ポイントやコツを押さえて内容を決めるのが大切です。ディーラーの志望動機を書く上で押さえておきたい基本要素を紹介します。

企業についてしっかりリサーチする

応募先がどの自動車メーカーと契約を結び、どの車種を中心に取り扱っているのか調べるのも大切です。販売店の雰囲気は、運営者や契約を結んでいるメーカーによって異なります。

メーカー直営店や特定のメーカーと契約を結んでいない販売店もあり、店舗の名称や店頭の雰囲気、企業のWebサイトから取扱商品を見極めるのがポイントになるでしょう。

全ての車種やメーカーについての知識が求められるケースは少ないため、応募先が取り扱っている車種やメーカーについて調べておくと、志望動機を書くときもスムーズです。

主な国内メーカーにはトヨタ・ホンダ・マツダ・三菱・日産などがありますが、海外ブランドの車種を扱うケースもあるでしょう。

車のデザインではなく、機能や特徴、整備などの知識を持っていると、販売店での営業や整備対応へのアピールができます。

自分の強みを盛り込む

志望動機には、自分の「強み」を書くのがポイントです。魅力的なスキルや経験をアピールできれば、担当者に好印象を与えられます。

ディーラーは販売店で、車の販売や整備を担当します。これまで販売や営業に携わる仕事をしていたのであれば、前職の経験やスキルが生かせるでしょう。

車の部品や整備についての知識も、役立つスキルです。店舗で販売している車のトラブルや、購入者からの問い合わせに答えるには、ある程度の知識が求められます。

整備自体はメーカーに任せるとしても、どのような問題が起きているのか判断できる程度のスキルは必要です。

入社後の目標を伝える

入社後の目標は、志望動機とつながる内容です。「○○の理由で応募を決め、入社後は○○をしたい」と自然な自己PRができます。

販売店での仕事は、営業や整備です。「車の売り上げを伸ばせるよう貢献したい」「アフターサービスをしっかり行い、お客様に喜んでもらえる仕事がしたい」など、入社後の方向性を伝えることで、ミスマッチが少なくなります。

長く勤めると昇進もあり、複数の店舗を運営している場合はマネージャーや責任者としての活躍も期待されるでしょう。いずれキャリアを積んで昇進したいと考えているなら、数年後の将来像も志望動機に盛り込んでおきましょう。

ディーラーへの志望動機の例文

バインダーの資料に書き込む

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志望動機をどのように書くのか、具体的な例文を確認すると方向性が定まってきます。ケース別の例文を見ていきましょう。

経験やスキルを伝える場合

ディーラーの仕事内容は、異業種からの転職でもスキルがアピールしやすいのが特徴です。前職での経験やスキルを伝えたい場合の例文を紹介します。

【例文】

前職では○○の営業に携わっていました。車とは異なりますが、営業で身に付けた販売スキルを生かして働きたいと考え、応募しました。特に貴社で取り扱いがある▲▲に興味があります。

営業の前は、▲▲の工場で部品の製造やチェックをしていました。これまでの職務経験で身に付けたスキルを生かせるディーラーで働きたいと考えており、幅広い分野で貴社に貢献したいと考えております。

車好きのエピソードを入れる場合

未経験の場合は、車が好きで販売に携わりたいと志望動機に盛り込むケースもあるでしょう。主な例文を紹介します。

【例文】

新卒で▲▲に就職し、○年間営業として働いてきましたが、自動車業界で働くという夢が忘れられず、転職を決めました。

当時は業界の新卒求人が少なかったこともあり、営業としてスキルを身に付けた今なら、再挑戦できるのではないかと考えたためです。

昔から車が好きで、現在は貴社でも取り扱いのある○○を所有しており、自分で整備を行うこともあります。前職でのスキルを生かし、○○の販売に携わりたいと考え応募しました。

利用したことがある場合

実際に系列店を利用し、興味や関心を抱いた場合にも、志望動機として記載できます。オリジナリティのあるエピソードを盛り込めるため、利用経験を書いてみるのもよいでしょう。例文を紹介します。

【例文】

以前▲▲店を利用したことがあり、接客やアフターサービスの充実度に驚きました。特に○○のアフターサービスは他社ではあまり見かけず、大変助かったのを覚えています。

どの求人に応募しようか悩んだとき、真っ先に▲▲店のことを思い出し、ぜひ働いてみたいと考え応募しました。

ディーラーへの志望動機を書く際の注意点

手帳に記入する男性

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ディーラーの求人に応募するにあたり、志望動機の内容はじっくり考えましょう。避けた方がよい内容を理解し、採用担当者の心に響く動機を見極めるのがポイントです。書き方の注意点を解説します。

車が好きという理由だけでは弱い

車を販売し、整備やサポートなどのアフターサービスを担当するのが、ディーラーの主な仕事です。車が好きというだけでは、仕事への熱意は感じにくいでしょう。

食品を扱う店で「私は食べるのが好き」と伝えるのと似たようなものです。食べるのが好きなだけでは、仕事へのアピールにはなりません。

車に乗るのが好きで、デザインに憧れがあるだけでは、販売に貢献できるとはいえないでしょう。仕事とつなげるにはもう一押しが必要です。

仕事内容に通じる興味や関心を前面に押し出し、ディーラーという職業でなければかなえられない目標や希望を伝えましょう。

給与面や福利厚生を理由にしない

応募先を選んだ理由として、給与や福利厚生を挙げるのは避けた方が無難です。待遇を比較して応募先を選ぶことはありますが、そのまま伝えると「待遇だけを気にする人」と判断される可能性があります。

採用担当者が知りたいのは、「仕事を長く続けてくれそうか」「自社に対する思いが強く貢献してくれそうか」という点です。志望度が高く、理想とのギャップがあっても仕事を続けてくれるかを判断するために、志望動機を確認しています。

条件だけを書いてしまうと、熱意や仕事に対する思いが読み取れず、マイナス評価につながる可能性が高くなるでしょう。

まとめ:志望動機で熱意をアピールしよう

ディーラー

(出典) pixta.jp

ディーラーには未経験からでも応募できる求人があり、異業種からの転職でもチャレンジしやすい仕事です。志望動機を書く際は、応募先の特徴を押さえた上でスキルや強みをアピールしましょう。

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