警備員の志望動機の書き方を解説!パターン別の例文や注意点も紹介

警備員の志望動機の書き方について解説します。警備員を目指すなら、志望動機で仕事に生かせるアピールポイントをしっかり伝えることが大切です。パターン別の例文や書き方のコツ、警備員ならではの注意点なども紹介するので確認しましょう。

警備員の志望動機におけるアピールポイント

後ろで手を組む警備員

(出典) pixta.jp

警備員は、建物や道路などの保安に携わるのが主な仕事です。警備員の志望動機では、仕事への意欲や、生かせるスキルなどをアピールするとよいでしょう。

安全を守りたい・社会貢献したいという意欲

警備員の業務は、1〜4号まで大きく4つに分類されます。それぞれの業務によって、警備する対象・場所は異なるものの、基本的には事故・事件などの発生を防ぐのが主な仕事です。

そのため、安全を守りたいという強い気持ちをアピールすると、面接官に好印象を残せるでしょう。また人の役に立つ仕事でもあるので、社会貢献したいという動機も好感を持たれます。

仕事へのモチベーションを示し、警備員として活躍できる人材だとアピールするのがポイントです。

参考:警備業とは? | 一般社団法人 全国警備業協会

体力への自信

体力に自信がある人は、志望動機にアピールポイントとして盛り込みましょう。警備員の仕事は、業務内容によっては1日中屋外で立ちっぱなしというケースもあります。

季節によっては炎天下で業務に当たらなければならない場合も多く、体力が必要とされる仕事です。

オフィスビル・商業施設などの警備の場合は、交代制のシフトで夜勤があるケースも少なくありません。生活が不規則になりやすいため、基礎体力は必要です。

「日頃からスポーツで体を鍛えている」「めったに風邪をひかない」など、健康面で自分がアピールできる点を具体的に伝えるとよいでしょう。

警備員に生かせるスキル

警備員の仕事に生かせるスキルがあれば、積極的にアピールしましょう。警備員経験者の場合は、前職で身に付けたスキルを生かしたいという理由も、立派な志望動機になります。

警備員になるための特別な資格はありませんが、資格取得を目指しているといった向上心もアピールポイントとなるでしょう。

また警備員の仕事は、他のスタッフとチームを組んで進める場合もあります。ビルなどの施設警備では、来館者への対応を求められる可能性もあるため、コミュニケーションスキルが必要です。

未経験者の場合は、コミュニケーションスキル・協調性があることをアピールするのもおすすめです。

警備員の志望動機の例文

警備員の用具

(出典) pixta.jp

警備員の志望動機の例文を、アピールポイント別に紹介します。志望動機の書き方に悩んでいる人は、参考にしましょう。

意欲をアピールする例文

人の役に立ちたいという気持ちを、警備員の仕事に結び付けるのがポイントです。その会社を選んだ理由や、未経験者ながら頑張りたいというモチベーションも伝えましょう。

私はこれまで企業での営業職を担当していましたが、子どもの頃からの夢であった「人の役に立てる仕事」をしたいという思いが募っていきました。

人々の安全・財産を守る警備員の仕事は、非常に意義が大きなもので、私自身やりがいを感じられると考えています。

貴社は警備業としての歴史も長く、研修制度などもしっかり整っているため、未経験の私でも警備員としてのスキルを身に付けられると思い、応募いたしました。1日でも早く仕事を覚えて、皆様の役に立てる警備員になりたいと考えています。

体力をアピールする例文

体力に自信があることを、具体的なエピソードと共に伝える例文です。自分の経験も盛り込むことによって、より説得力のある志望動機に仕上がります。

私が警備員を志望したのは、体力に自信があり、仕事に生かせると思ったからです。私は数年前から、毎日10kmのマラソンを欠かさず続けています。フルマラソンに参加して完走した経験もあり、持久力には自信があります。

今回貴社が募集している交通誘導警備や交通規制警備は、体力に自信がある私にうってつけの仕事だと思い、応募いたしました。

マラソン大会で、会場の混乱を防ぐために警備していた警備員の方たちのように、自分も誰かの役に立ちたいと考えています。

スキルをアピールする例文

警備員にもさまざまな業務がありますが、前職と同様の仕事内容に応募する場合は、スキルをアピールしやすいでしょう。前職での仕事内容は、差し障りのない範囲で具体的に伝えるのがポイントです。

私は、これまで大型スーパーでの警備を3年間続けてきました。施設内や駐車場での事故・盗難防止のための見回り、来店者への対応など、施設警備に関するスキルは一通り身に付いています。

この経験を生かして、貴社の施設警備の仕事に携われればと思い、志望いたしました。前職では夜勤経験もありますので、夜間のシフトにも対応できます。即戦力になれると自負しておりますので、よろしくお願いいたします。

志望動機の書き方のコツ

履歴書と封筒とペン

(出典) pixta.jp

志望動機には、その会社を選んだ理由や、警備員の仕事を目指した理由もしっかり書くことが大切です。それぞれの理由を書くコツを解説します。

なぜその会社を選んだのかを書く

面接官は、数ある警備会社の中から、なぜ自社を選んだのかを知りたいと考えています。警備会社ならどこでもよいという人は、採用後にミスマッチが発覚し、すぐに辞めてしまう可能性があるからです。

また、自社の企業理念や主な警備業務の内容などを、しっかり理解できているかを知るためという目的もあります。

会社を選んだ理由を書くには、事前の企業研究が必須です。会社のWebサイトなどを、入念にチェックしておくとよいでしょう。

地元の治安維持に貢献している・未経験者の研修がしっかりしているなど、その会社ならではの特徴をつかんでおくことがポイントです。

未経験者は警備員を選んだ理由も明確に

未経験者の場合は、警備員を選んだ理由もしっかり書いておくことが大切です。会社側としては、応募者が警備員の仕事内容をしっかり把握できているかを知ることができます。

例えば、「体力に自信があるから」とだけ書いてしまうと、警備員を選んだ理由としては物足りません。体力を使う仕事は他にもあるので、警備員でなければならない理由を書く必要があります。

なりたいと思ったきっかけや、警備員の仕事を通じて社会貢献したいなどの夢があれば、具体的に伝えるのがおすすめです。

警備員の志望動機を書く上での注意点

警備員

(出典) pixta.jp

志望動機を書く上での注意点も知っておきましょう。警備員は施設などの保安に携わるため、他の職種以上に配慮しなければならない項目もあります。

経験者は守秘義務に注意

警備員としての経験はアピールポイントになりますが、守秘義務に注意する必要があります。過去に勤務した現場の内部情報については、絶対に外部に漏らしてはいけません。

施設警備の経験をアピールするために、具体的なビル名・警備内容などを書いてしまうと、内部情報の漏洩になる可能性があります。

また、輸送警備など他人の財産を守る業務の場合は、警備上の観点からも口外は厳禁です。応募先の警備会社も、仕事内容について口が軽い人を採用したいとは思わないでしょう。

NGワードに注意

志望動機には、書かない方がよい内容もあります。例えば、「給与が高いから」「休みが多いため」「仕事が簡単そう」などは、志望動機にはふさわしくありません。

給与面だけを理由にすると、思ったほど稼げなかったら辞めてしまうのではないかと思われる可能性があります。休みが多い・プライベートを充実させたいなどの理由は、そもそも警備員を志望する動機にはなりません。

仕事が簡単そうなどと書くと、警備員の業務内容を理解していないと思われてしまうでしょう。実際に給与が高く、休みが多い職場だとしても、志望動機には盛り込まない方が無難です。

やる気が伝わる志望動機で警備員を目指そう

警備員

(出典) pixta.jp

警備員は、人々の安全・財産を守る責任の重い仕事です。体力的にきつい場面も多々ありますが、社会貢献度が高く、やりがいのある仕事ともいえます。警備員の志望動機では、仕事へのやる気・熱意を伝えるのがポイントです。

警備経験があると有利ですが、未経験者OKの求人も数多くあります。警備員の仕事探しには、求人検索エンジン「スタンバイ」を活用するのがおすすめです。求人数が豊富なので、「週1日から」「駅チカ」など希望の条件に合った職場が見つかるでしょう。

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