16タイプ性格診断の一覧!大分類ごとに特徴と適職を紹介

16タイプ性格診断を受け、ほかのタイプについて知りたくなった人もいるでしょう。傾向が近い大分類ごとに16タイプの一覧を紹介します。性格傾向に加え、適職やその理由も紹介しているので、自分と似たタイプをキャリアの参考にしてみてください。

この記事のポイント

16タイプ性格診断(16Personalities)の見方
最初の4文字で基本的な性格傾向を表し、性格タイプを16個に分類しています。5文字目の「-A」「-T」は神経性の高さを表す要素です。
16タイプ性格診断の大分類
「分析家(○NT○)」「外交官(○NF○)」「番人(○S○J)」「探検家(○S○P)」の4つです。
16タイプ性格診断の一覧
大分類ごとに一覧を紹介し、仕事上の強みと弱み、適職を解説しています。

16タイプ性格診断の見方

ビジネスチーム

(出典) pixta.jp

一般にMBTI診断(16タイプ性格診断)として利用されている16Personalitiesは、MBTI(マイヤーズ・ブリッグス タイプ指標)とユングの心理的類型論(タイプ論)を基に独自の定義をしているため、本来のMBTIとは別物です。

この記事では16Personalitiesを基に性格タイプの解説をします。まずは16Personalitiesの見方を確認していきましょう。

出典:Free personality test, type descriptions, relationship and career advice | 16Personalities

5つのアルファベットの意味

16Personalitiesでは、最初の4文字で基本的な性格的側面がどちらに当てはまるかを表します。この組み合わせによって、性格タイプを16種類に分類する仕組みです。

1文字目:周囲との関わりについて

  • I(Introverted/内向型):1人を好み、社交に疲れやすい
  • E(Extraverted/外交型):人との関わりを好み、社交から活力を得られる

2文字目:世界の見方や情報の処理方法

  • S(obServant/観察型):実際的・現実的に捉える。現在起こっていることを重視する
  • N(iNtuitive/直観型):想像力が豊かで将来の可能性を考える

3文字目:意思決定の基準

  • T(Thinking/思考型):客観性や合理性を重視し、感情より論理を優先する
  • F(Feeling/感情型):論理よりも感情を重視し、他者に共感する

4文字目:仕事や意思決定へのアプローチ方法

  • J(Judging/判断型):予想できることを好み、ルールや計画性を重視する
  • P(Prospecting/探究型):ルールや計画よりも、柔軟かつ即興的な対応を好む

16Personalitiesには「-A」「-T」という、5文字目の要素もあり、神経性の高さを表すものです。16性格タイプそれぞれに、「○○○○-A」「○○○○-T」という2タイプがあることになります。

「-A」「-T」それぞれの意味は、次の通りです。

  • A(Assertive/自信のある):神経性が低い。自信があり、ストレスに強い傾向
  • T(Turbulent/不安定な):神経性が高い。ストレスに敏感で完璧主義的な傾向

どちらが優れているという指標ではなく、「-A」タイプは自信がある故に人と衝突しやすいという弱みがあります。「-T」タイプは人の感情にも敏感で自己向上の努力がしやすいという点が強みです。

16タイプ性格診断の大分類4つ

16Personalitiesには以下のように、2・3文字目が同じ2グループ、2・4文字目が同じ2グループ、合計4つの大分類(タイプグループ)があります。5文字目については大分類に反映されません。

  • ○NT○で表される「分析家」
  • ○NF○で表される「外交官」
  • ○S○Jで表される「番人」
  • ○S○Pで表される「探検家」

大分類1「分析家」

虫眼鏡を持つスーツ姿の男性

(出典) pixta.jp

分析家(○NT○)に含まれる性格タイプは合理的で、科学分野や知的な議論が必要な場で活躍します。それぞれの性格傾向や、仕事上の強みと弱み・適職を見ていきましょう。

INTJ(建築家)

INTJ(建築家)は、内向型・直観型・思考型・判断型の性格傾向を持つタイプです。1人の時間を重視し、社交は好みません。未来を想像する傾向があり、非常に深く考えます。

物事を判断する基準は、客観的な事実や論理です。判断型の割に既存のルールや慣習にはこだわりませんが、難題にも計画性を持って粘り強く取り組めます。

仕事上の強みと弱み

仕事で生きるINTJ(建築家)の強みは、以下の通りです。

  • 合理的思考力で戦略的な課題解決ができる
  • 客観的な事実を調査・分析して判断を下せる
  • 難題に遭遇しても達成まで諦めない
  • 知的好奇心旺盛かつ独創的で、アイデア創出に優れる

一方、以下のような弱みもあります。

  • 自分の知識に自信があるため、人に厳しく傲慢に見られがち
  • 納得できなければマニュアルやルールに従えない
  • 人の感情を軽視してしまう傾向があり、社交が苦手
適職とその理由

INTJ(建築家)に向いている仕事として、以下のような職種が挙げられます。

  • 事業企画
  • マーケター
  • データアナリスト
  • 研究者
  • 建築士

事業企画やマーケター・データアナリストは、分析的な思考と戦略的思考を存分に生かせます。研究者は知的好奇心が発揮できる仕事です。建築士のように専門知識を生かして働く仕事もINTJに向いています。

INTJ(建築家)に向いている仕事10選!

INTP(論理学者)

INTP(論理学者)は、内向型・直観型・思考型・探究型の性格傾向を持つタイプです。社交よりも自分の頭で考えることに多くの時間を使います。

自らの知性に誇りを持っており、哲学や科学など、すぐに答えの出ない問題を考え続けられるタイプです。

感情よりも思考を優先し、論理性や合理性の有無で物事を判断します。好奇心旺盛で独自の視点を持つため、変わり者と思われることもあるでしょう。

仕事上の強みと弱み

仕事上で重要なINTP(論理学者)の強みには、以下が挙げられます。

  • 優れた分析力で見落としがちなパターンに気付ける
  • 新しい知識を学ぶことに抵抗がない
  • 想像力が豊かで独創的なアイデアを創出できる

一方、どのような仕事でも弱みとなりやすい要素は以下の通りです。

  • 人の感情や伝統などを重視せず無神経だと思われがち
  • 考えすぎるが故に行動を起こしにくい
  • 自分と知的レベルの合わない人には忍耐強く説明できない
適職とその理由

INTP(論理学者)に向いている仕事の例は、次の通りです。

  • 経営企画
  • マーケター
  • ITエンジニア
  • 大学教授
  • 建築士

経営企画やマーケター・ITエンジニアでは、論理的思考力が生きてきます。型が決まった仕事ではないため、新たな挑戦もしやすいでしょう。

専門知識が必要な大学教授や建築士のような仕事も、学習意欲が高いINTPに向いています。

INTP(論理学者)に向いている仕事10選!

ENTJ(指揮官)

ENTJ(指揮官)は、外向型・直観型・思考型・判断型の性格傾向を持つタイプです。直観型ですが、夢想家というわけではなく将来を見据えた戦略を立てられます。

外向的かつ精力的で、共通の目標に向かって人を引っ張るリーダーシップやカリスマ性を持つのも、ENTJの大きな特徴です。合理性・効率性を重視するため、感情的な人を弱いと感じる傾向があります。

飽きっぽさはなく、強い意志や計画性を持って目標を達成できるでしょう。

仕事上の強みと弱み

ENTJ(指揮官)には、多くの仕事で評価される以下のような強みがあります。

  • 精力的・効率的で、生産性の高い働き方ができる
  • 長期的な戦略が必要な課題にも計画性を持って取り組める
  • リーダーとして目標達成に向けてチームを引率できる

気を付けたい弱みは、次の通りです。

  • 自分の意思と頭の回転に自信があり、傲慢に見られがち
  • 熟考する人の価値を低く見積もってしまう
  • 効率重視が行きすぎ、感情や感受性を重視できない
適職とその理由

ENTJ(指揮官)に向いている仕事の一例は、以下の通りです。

  • プロジェクトマネージャー
  • Webディレクター
  • M&Aアドバイザー
  • 経営コンサルタント

プロジェクトマネージャーやWebディレクターは、ENTJのリーダーシップ・計画性が強みとなる職業です。M&Aアドバイザーや経営コンサルタントは、中長期的な戦略を立てられる能力を発揮できます。

ENTJ(指揮官)に向いている仕事10選!

ENTP(討論者)

ENTP(討論者)は、外向型・直観型・思考型・探求型の性格傾向を持つタイプです。自分が間違っていると思えば誰にでも臆せず反対します。

社交性と交渉力に優れていますが、人と衝突しやすいかもしれません。論理や合理性を重視するため、他人の感情に寄り添うのは苦手な傾向にあるでしょう。

精力的でカリスマ性にあふれ、頭の回転が速いのもENTPタイプの特徴です。既存のルールにはこだわらず、常に新しい事柄を学び、大胆なアイデアを創出できます。

仕事上の強みと弱み

ENTP(討論者)が持つ仕事上の強みとして、次のような要素が挙げられます。

  • 頭の回転が速くスピーディーな業務に対応できる
  • カリスマ性があり人の心をつかむ言葉選びが得意
  • 既存のルールにこだわらず斬新なアイデアを創出できる

弱みとなるのは、以下の特性です。

  • 自分と異なる意見に対して批判的
  • 議論好きが高じて自分の考えを押し付けがち
  • 新たなアイデアに気を取られるために集中力に乏しい
適職とその理由

ENTP(討論者)の適職には、次のような職種が挙げられます。

  • 営業
  • 弁護士
  • 広報
  • 経営コンサルタント
  • Webデザイナー

営業や弁護士は、ENTPが持つ交渉力を生かせます。広報や経営コンサルタントは、カリスマ性や説得力のあるコミュニケーションが強みとなる仕事です。

独創性を発揮したいなら、Webデザイナーのようなクリエイティブ職も選択肢に入ります。

ENTP(討論者)に向いている仕事10選!

大分類2「外交官」タイプ

外国の女性と日本の女性

(出典) pixta.jp

外交官(○NF○)に分類されるタイプは共通して、人によく共感してチームワークを好みます。各タイプの性格傾向・仕事上の強みと弱み・適職とその理由を見てみましょう。

INFJ(提唱者)

INFJ(提唱者)は、内向型・直観型・感情型・判断型の性格傾向を持つタイプです。控えめで内気ですが、心の中には他者や社会を良い方向に導きたいという利他的な情熱を秘めています。

共感力が高く、洞察力に優れているという点もINFJタイプの大きな特徴です。感受性と創造力に長けているため、独自の自己表現が得意な人も多いでしょう。

ルールへのこだわりは強くありませんが、公平性を重視する傾向があります。

仕事上の強みと弱み

INFJ(提唱者)が仕事で生かせる強みは、以下の通りです。

  • 優れた洞察力で相手のニーズを深く理解できる
  • 倫理観が強く社会全体の利益を考えて行動できる
  • 既成概念にとらわれない創造力がある

一方で、次のような弱みについては、対策を考えておいた方がよいでしょう。

  • 身近な関係で批判を受けると無視したり怒ったりしやすい
  • 悩みがあっても周囲になかなか相談できない
  • 完璧主義的な傾向からキャパオーバーに陥りがち
適職とその理由

INFJ(提唱者)に向いているのは、一例として以下の職種です。

  • 看護師
  • 介護士
  • リハビリテーション系職種
  • Webライター
  • Webデザイナー

看護師や介護士・リハビリテーション系の仕事では、人の助けになりたい気持ちや共感力・洞察力が強みとなります。

創造力を発揮できる仕事としては、WebライターやWebデザイナーなど何かをつくり上げる職種が挙げられます。成果物を目にする人やクライアントが求めていることを想像できる力も、これらの仕事で生きるでしょう。

INFJ(提唱者)に向いている仕事10選!

INFP(仲介者)

INFP(仲介者)は、内向型・直観型・感情型・探求型の性格傾向を持つタイプです。内向的ですが、内面には情熱があります。現実的なことより理想を重視する傾向から、空想にふける時間もあるでしょう。

他者に深く共感できるのがINFPタイプの大きな特徴です。型にはまらない柔軟な発想・創造力も持っており、独自の自己表現やアイデア創出ができます。

仕事上の強みと弱み

仕事に生かせるINFP(仲介者)の強みには、次のような点が挙げられます。

  • 共感力が高く、人の感情をくみ取って癒やし成長を促せる
  • 異なる信念やライフスタイルの人に対しても寛容
  • 型にはまらない視点で斬新なアイデアを生み出せる

以下に挙げる要素は、仕事上弱みとなり得ます。

  • 自分の考えに気を取られて目の前のタスクに集中しにくい
  • 人の感情に敏感で周囲のマイナスの感情に引っ張られやすい
  • 人を喜ばせようとしすぎて自分のメンタルを削ってしまうことがある
適職とその理由

INFP(仲介者)の適職の一例は、次の通りです。

  • 人事
  • カウンセラー
  • スポーツトレーナー
  • UXデザイナー
  • コピーライター

人事(特に育成)やカウンセラー・スポーツトレーナーは、共感力や人を成長させる能力・寛容さを生かせます。

UXデザイナーやコピーライターは、創造力を発揮できます。どちらも見た人の心を動かすデザインやコピーが求められるため、INFPの想像力と共感力が強みです。

INFP(仲介者)に向いている仕事10選!

ENFJ(主人公)

ENFJ(主人公)は、外向型・直観型・感情型・判断型の性格傾向を持つタイプです。温厚かつ人助けが好きで、主人公のようなカリスマ性を持ちます。

理想主義的なENFJにとって、他者に良い影響を与えることは大きな喜びです。また、共感的なコミュニケーションに強みがあります。

判断型ではありますが、ルールへのこだわりというよりは、責任感や誠実さに判断型の特性が表れているタイプです。

仕事上の強みと弱み

ENFJ(主人公)の仕事上の強みには、次のような要素が挙げられます。

  • 公平かつ利他的で、人のために誠心誠意努力できる
  • カリスマ性により人を引っ張っていったり助けを得たりしやすい
  • 異なる意見を持っている人に対しても受容的に接することができる

一方、以下の傾向は仕事上の弱みです。

  • 人を良い方向に導きたいと思い、過度な干渉をしてしまいがち
  • 人のマイナスの感情から自分も心理的なダメージを受けてしまう
  • 理想の追求のために手を広げすぎ、キャパオーバーを引き起こす
適職とその理由

例えば次のような仕事は、ENFJ(主人公)の適職です。

  • 人事
  • スポーツトレーナー
  • 広報
  • プロジェクトマネージャー
  • カウンセラー

人事(特に育成)やスポーツトレーナーは、ENFJの育成スキルが生きる仕事です。広報やプロジェクトマネージャーでは、影響力やリーダーシップを発揮できるでしょう。

人の助けになりたいと思うENFJには、ソーシャルワーカーやカウンセラーも向いています。

ENFJ(主人公)に向いている仕事10選!

ENFP(運動家)

ENFP(運動家)は、外向型・直観型・感情型・探求型の性格傾向を持つタイプです。対人スキルが高く明るいため、人の心を開きやすく周囲を明るくできる力を持っています。

洞察力に優れているのも、ENFPタイプの特徴です。創造力が高く情熱的な半面、飽きっぽさが見られます。興味を持てる刺激的な何かを見つけたら、すぐに夢中になるでしょう。

仕事上の強みと弱み

仕事に発揮できるENFP(運動家)の強みには、以下の要素が挙げられます。

  • 優れた洞察力と対人スキルで、あらゆるタイプの人のニーズをくみ取れる
  • 好奇心想像力から新たなアイデアを創出できる

一方、次のような傾向は仕事上の弱みです。

  • 集中力や作業の正確性に難がある
  • 人の頼みを聞きすぎてキャパオーバーに陥る、利用されてしまうという傾向がある
適職とその理由

以下のような仕事は、ENFP(運動家)にとって適職といえます。

  • 営業
  • カウンセラー
  • 商品・サービス企画
  • コピーライター
  • 写真家

営業やカウンセラーは、優れた対人スキル・洞察力が生かせる仕事です。商品・サービス企画やコピーライター、写真家は、創造力を発揮できるでしょう。

ENFP(運動家)に向いている仕事10選!

大分類3「番人」タイプ

腕組みをするミドル男性

(出典) pixta.jp

番人(○S○J)は安定と秩序を好み、実用性を重視します。責任感と粘り強さがあるタイプのグループです。それぞれどのような性格傾向を持つのか、仕事上の強みや適職を交えて紹介します。

ISTJ(管理者)

ISTJ(管理者)は、内向型・観察型・思考型・判断型の性格傾向を持つタイプです。社交はあまり得意とせず、対人関係は控えめに見られます。

想像を巡らせるよりも、目の前にあるタスクの処理が得意です。また、論理を優先して物事を判断するため、誰もが動揺する場面でも冷静でいられます。

多くの判断型の人と同じように、安定やルール・秩序・権威を重視します。強い義務感や責任感を持ち、誠実という点も大きな特徴です。

仕事上の強みと弱み

ISTJ(管理者)が仕事で生かせる強みとして、次の要素が挙げられます。

  • 規律正しく、規則や権威を尊重しながら働ける
  • 強い責任感で、引き受けた仕事は期限通りに遂行できる
  • 冷静で実用的なため、困難な状況でも地に足の着いた判断が可能

一方で、以下の傾向は弱みになり得ます。

  • 手順が決まっていない仕事では成果を出しにくい
  • 率直すぎる物言いから無神経だと思われることがある
  • 既存のルールや事実にこだわり、新たなアイデアを受け入れにくい
適職とその理由

次に挙げる仕事は、ISTJ(管理者)の適職と考えられます。

  • 一般事務
  • 法務
  • 内部監査
  • 公務員(行政事務)
  • 司法書士

一般事務はマニュアル通りに進める定型業務が多いため、コツコツと期限通りに仕事を進められるISTJの適職です。法務や内部監査では、コンプライアンス意識や倫理観が強みとなります。

厳格な規律の下で働く公務員は、安定や権威・規則を好むISTJにとって快適に働ける環境です。司法書士のように法という絶対的なルールに従って進める仕事も、ISTJに向いています。

ISTJ(管理者)に向いている仕事10選!

ISFJ(擁護者)

ISFJ(擁護者)は、内向型・観察型・感情型・判断型の性格傾向を持つタイプです。内向的ではありますが、身近な人々に対しては思いやりを持って誠実な態度で接します。

単に利他的なだけでなく、観察眼や人をサポートできる実用的なスキルも併せ持つ希少な性格タイプです。安定志向かつ勤勉なので、組織に忠誠心を持ってコツコツと働けます。

仕事上の強みと弱み

ISFJ(擁護者)の仕事で発揮できる強みには、以下のような要素があります。

  • 勤勉でコツコツと努力できる
  • 観察力と実践的なスキルで、細部まで行き届いた対応ができる
  • 人を助けるために知識やスキルを惜しみなく使える

仕事上の弱みとしては、次の要素が挙げられます。

  • 人に尽くして利用されてしまうことがある
  • ストレスがたまっても周囲に相談しにくい
  • 仕事内容や環境の変化に弱い
適職とその理由

ISFJ(擁護者)の適職には、一例として以下のような仕事が挙げられます。

  • 一般事務
  • 経理
  • 介護士
  • ソーシャルワーカー
  • 学芸員

一般事務や経理は、コツコツと正確に作業を進められる特性を生かせます。介護士やソーシャルワーカーの場合、利他性や観察眼・実践的なスキルが強みとなるでしょう。

学芸員は勤勉さや、長期にわたるコツコツとした努力が報われる職業です。

ISFJ(擁護者)に向いている仕事10選!

ESTJ(幹部)

ESTJ(幹部)は、外向型・観察型・思考型・判断型の性格傾向を持つタイプです。社交性が高くリーダーシップがあり、面識のない人とも抵抗なくネットワークを構築できます。

事実を重視するため、常に地に足の着いた行動を取るでしょう。物事を判断する基準は、感情よりも客観的な事実です。

また、伝統や秩序を重んじるため、構造化された組織をつくり上げます。忍耐力や責任感から、手抜きや責任逃れは決してしないタイプです。

仕事上の強みと弱み

ESTJ(幹部)は、以下のような仕事上の強みを持っています。

  • 周囲に対して誠実に責任を果たす
  • 強い意志を持ち、任された責務を高い水準で全うする
  • 混乱した要素を構造化し、秩序立った組織をつくれる

一方、次に挙げる傾向は仕事上の弱みになるでしょう。

  • 変化を好まず新たなアイデアをも否定しがち
  • 感情表現や相手の感情をくみ取ることが苦手
  • 尊敬を求めて人の期待に応えようとしすぎる
適職とその理由

ESTJ(幹部)の適職は、一例として以下のような職種です。

  • プロジェクトマネージャー
  • 総務課長
  • 公務員(行政事務)
  • 税理士
  • 裁判官

プロジェクトマネージャーや総務課長は、秩序立った組織づくりや管理の能力が発揮できる仕事です。公務員(行政事務)は、ESTJタイプが好む秩序の下で働けます。

税理士や裁判官は法という絶対的なルールに従って仕事を進める上、強い責任感が必要な仕事です。ESTJの適職となり得ます。

ESTJ(幹部)に向いている仕事10選!

ESFJ(領事官)

ESFJ(領事官)は、外向型・観察型・感情型・判断型の性格傾向を持つタイプです。人との関わりを好み、温かみのあるコミュニケーションが取れます。

想像より実践的な問題を重視するため、実際のタスク処理が得意という点もESFJの特徴です。判断型の特性から、安定志向で新たなチャレンジや変化を得意としません。

仕事上の強みと弱み

ESFJ(領事官)が仕事を選ぶ上で知っておきたい強みに、次の要素が挙げられます。

  • 人の感情に敏感で利他性が高い
  • 強い義務感と効率性・勤勉さで責務を全うできる
  • 人と長期的な関係を構築できる

仕事上の弱みとして気を付けたい傾向は、以下の通りです。

  • 型破り・主流から外れるやり方に批判的
  • 人を助けて評価されたいために干渉しすぎる
  • 社会的な地位や評価にこだわり自分がすべきことを見失いがち
適職とその理由

次のような仕事は、ESFJ(領事官)の適職です。

  • 介護士
  • カウンセラー
  • 塾講師
  • ルート営業

介護士やカウンセラーは、人の助けになりたい思いやコミュニケーション能力を生かせます。

義務感が強いESFJには教職も向いています。中でも学習指導に特化でき、指導要領が決まっている塾講師は、明確なルールを好むESFJの適職です。

ルート営業では、長期的な関係構築能力が発揮できます。

ESFJ(領事官)に向いている仕事10選!

大分類4「探検家」タイプ

水辺にいる女性の後ろ姿

(出典) pixta.jp

探検家(○S○P)は、自ら新しい物事を発見しにいくタイプのグループです。実用的なスキルも持ち合わせます。各タイプの性格傾向とともに、仕事上の強み・弱み、向いている仕事を見ていきましょう。

ISTP(巨匠)

ISTP(巨匠)は、内向型・観察型・思考型・探求型の性格傾向を持つタイプです。個人主義な考え方を持ち、自由を好みます。想像よりも実際に手を動かして、問題を解決することを好む職人気質です。

物事の判断基準は論理的・合理的かどうかであり、感情は重視しません。ルールに縛られず、斬新なアイデアを創出できます。

仕事上の強みと弱み

ISTP(巨匠)の仕事上の強みには、以下の要素が挙げられます。

  • 観察結果を実践的な問題解決につなげられる
  • 斬新なアイデアを思い付き実行に移せる
  • 急なトラブルにも自発的に対応できる

次のような弱みについては、適職に就いたとしても対策が必要です。

  • 飽きっぽく興味が薄れた物事には集中力を保てない
  • 共感が苦手で無神経に思われがち
  • 独立性が高く仕事に必要な社交にも苦手意識を持つ
適職とその理由

以下の職種は、ISTP(巨匠)に向いている仕事の一例です。

  • ITエンジニア
  • マーケター
  • 自動車整備士
  • Webデザイナー
  • 警察官

ITエンジニアやマーケター・自動車整備士は、ISTPタイプが持つ実践的な問題解決能力が強みとなる仕事です。Webデザイナーは斬新なアイデア創出能力が発揮できるでしょう。

突発的なトラブル対応が得意なISTPには、警察官のように危機管理が必要な仕事も適職です。

ISTP(巨匠)に向いている仕事10選!

ISFP(冒険家)

ISFP(冒険家)は、内向型・観察型・感情型・探求型の性格傾向を持つタイプです。内向型ですが、人間関係が苦手なわけではありません。

自分と異なる意見を持つ人も寛容に受け入れ、身近な人の感情に寄り添い励ますことができます。

洞察力や想像力に優れていて、斬新なアイデアを創出できるのも特徴です。自由な探求を好むため、厳格なルールや計画は苦手な傾向にあります。

仕事上の強みと弱み

仕事上で強みとなるISFP(冒険家)の要素は、次の通りです。

  • 共感力や親切さを生かしたコミュニケーションを取れる
  • 他者の生き方を否定しないため周囲に好かれやすい
  • 優れた創造性や洞察力で人の心を動かすアイデアを創出できる

一方で以下のような傾向は弱みとなるでしょう。

  • 長期的な計画や約束を好まず、計画性が必要な行動に支障を来しやすい
  • ストレスにさらされると創造性を発揮しにくくなる
  • 機械的・技術的な問題の解決が難しい
適職とその理由

ISFP(冒険家)に向いている仕事として、以下の職種が挙げられます。

  • 営業
  • ツアーコンダクター
  • Webデザイナー
  • コピーライター
  • 料理人

営業やツアーコンダクターでは、親切で温かみのあるコミュニケーションが生かせるでしょう。Webデザイナーやコピーライター・料理人は、創造性を発揮できます。

ISFP(冒険家)に向いている仕事10選!

ESTP(起業家)

ESTP(起業家)は、外向型・観察型・思考型・探求型の性格傾向を持つタイプです。社交的かつ精力的なため、人との交流を苦にしません。

物事を現実的に捉え、問題解決に導けるのも特徴です。判断を下すときは合理性や実用性を基準とするため、時には冷酷に見られてしまうかもしれません。

また、ESTPは新たなアイデアやツールを好みます。独創的な発想で人々を驚かせることも多いでしょう。

仕事上の強みと弱み

ESTP(起業家)の仕事上の強みは、以下の通りです。

  • 豊富な知識を活用した実用的な問題解決ができる
  • 優れた対人スキルで社交の場をビジネスに活用できる
  • 精力的で行動的なため、さまざまな場所に赴くことも苦にしない

ただ、次のような弱みもあることは意識しておきましょう。

  • 衝動的にリスクの高い選択肢を選びがち
  • 感情をあまり重視せず無神経な人だと思われてしまう
  • 刺激的で新しいことを好むために既存のルールを無視する
適職とその理由

ESTP(起業家)の適職として挙げられるのは、一例として次のような職種です。

  • 経営企画
  • マーケター
  • 営業
  • 販売
  • 救急救命士

経営企画やマーケターは、観察眼や実践的な問題解決能力が生きる仕事です。営業や販売では、優れた対人スキルを発揮できます。救急救命士として働くには、バイタリティーが強みとなるでしょう。

ESTP(起業家)に向いている仕事10選!

ESFP(エンターテイナー)

ESFP(エンターテイナー)は、外向型・観察型・感情型・探求型の性格傾向を持つタイプです。社交的で人の感情を重視します。現時点の事象を観察することを好むため、実践的なタイプです。

注目されることに抵抗がなく、生来のポジティブさで周囲まで明るくする才能があります。刺激があって短期的な成功を好むため、長期的な計画は苦手かもしれません。

仕事上の強みと弱み

ESFP(エンターテイナー)が仕事で発揮できる強みには、以下のようなものがあります。

  • 高い対人スキルとポジティブさで周囲と円滑な関係を構築できる
  • 優れた観察力で物事の変化によく気付く
  • 大胆さとオリジナリティーで斬新なアイデアを創出できる

ただ、以下の傾向は仕事上の弱みとなり得ます。

  • 感情的で批判に敏感である
  • 刺激がないと感じた物事にはすぐ飽きてしまう
  • 長期計画を要するプロジェクトや勉強が難しい
適職とその理由

ESFP(エンターテイナー)の適職の一例は、次の通りです。

  • 営業
  • ホールスタッフ
  • 看護師
  • ツアーコンダクター
  • YouTuber

営業やホールスタッフは、優れた対人スキルを生かせる仕事です。看護師は医療的ケアの技術はもちろん必要ですが、ESFPのように患者にも自分のエネルギーを分け与えられる人に向いています。

ツアーコンダクターやYouTuberは、人を楽しませる仕事です。ESFPなら、独自の企画を用意して参加者や視聴者を楽しませられるでしょう。

ESFP(エンターテイナー)に向いている仕事10選!

16タイプ性格診断の結果を仕事探しの参考に

四人のビジネスパーソン

(出典) pixta.jp

16Personalitiesの診断結果を大分類ごとに見てみると、同じ大分類の性格タイプは適職も似ていることが分かったのではないでしょうか。

自分に近いタイプの性格傾向や強み・弱み・適職を押さえておくことで、キャリアの可能性が広がるはずです。目指したい仕事が絞り込めたら、国内最大級の求人情報一括検索サイト「スタンバイ」で求人を検索してみましょう。

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