ウェディングプランナーの志望動機はどう書く?ポイントを例文で解説

ウェディングプランナーとは、結婚式のプランニングについてアドバイスし、準備から式当日まで新郎新婦をトータルにサポートする仕事です。ウェディングプランナーの志望動機を書く際のポイントや注意点を、例文とともに紹介します。

ウェディングプランナーの志望動機の書き方

ウェディングプランナー

(出典) pixta.jp

ウェディングプランナーへの転職では、面接官の印象に残る志望動機を書くことが重要です。志望動機を書く際のポイントを3つ挙げて解説します。

応募先企業を選んだ理由を書く

ウェディングプランナーの志望動機を書く際は、なぜその会社を選んだのかという理由を明確にすることが重要です。面接官は、数ある会社の中から自社を選んだ理由を知りたいと思っています。

選んだ理由によって、自社との相性を確認しているケースも少なくありません。企業の理念・社風・事業方針などが、自身の仕事に対する考え方・価値観などと共通していることをアピールするのが効果的です。

そのためにも、事前に企業研究をしっかりしておくことが大切です。ただし、事実ではないことを書いてしまうと、つじつまが合わなくなるので注意しましょう。

仕事に生かせるスキルをアピールする

仕事に生かせるスキル・経験があれば、積極的にアピールします。ウェディングプランナーとしての経験があれば、実務内容をできるだけ詳しく伝えましょう。

国家資格「ブライダルコーディネート技能検定」など、ウェディングプランナーに役立つ資格を取得していれば、面接で有利になる可能性もあります。

ウェディングプランナーは、営業職・接客業のように、顧客に対するホスピタリティやコミュニケーション能力が求められる職種です。

ウェディングプランナーとしての実務経験がない人でも、営業職・接客業などの経歴があれば、積極的にアピールしましょう。また、結婚式を企画・演出する仕事なので、イベントプランニングなどの経験も役立ちます。

入社後の意欲を伝える

「入社後、どのように会社に貢献したいか」という意欲も、忘れずに伝えたいポイントです。スキル・技術のアピールも大切ですが、企業側は自社にどのくらい貢献してくれる人材なのかを知りたいと思っています。

習得しているノウハウを使い、いかに即戦力として会社に貢献できるかを伝えましょう。ただし、「貢献できるように頑張りたい」といった漠然とした言い方ではなく、具体的に伝える必要があります。

実務経験のある人なら、前職で顧客から喜ばれたエピソードなどを伝えると、安心して仕事を任せられる人物だと判断してもらえるでしょう。未経験の場合は、仕事への向き合い方などを伝えて、やる気・熱意をアピールするのがおすすめです。

ウェディングプランナーの志望動機の例文

打ち合わせをするウェディングプランナー

(出典) pixta.jp

ウェディングプランナーの志望動機の例文を、経験者・未経験者のそれぞれのパターンに分けて紹介します。志望動機が思い付かない人は、参考にしてみましょう。

経験がある場合の例文

実務経験がある場合の書き方のポイントは、前職での業務内容・実績などをアピールすることです。また、離職した理由を述べるときは、ネガティブな内容にならないよう注意しましょう。

私は、これまで地元のホテルのウェディングプランナーとして、3年間勤務してまいりました。昨年には、年間〇〇組のカップルの結婚式をプランニングし、個人成績のノルマを達成しています。

前職のホテルでは、キリスト教式・神前式・人前式など、さまざまな様式に対応していたため、一般的な結婚式と披露宴に関するノウハウは身に付いていると自負しております。

今後は、ホテル以外での結婚式にも関わりたいと思い、ゲストハウス型の式場を展開している貴社に応募いたしました。これまでの経験を生かし、お客様に満足していただける企画を提供したいと考えています。

未経験者の場合の例文

未経験者の場合も、ウェディングプランナーに生かせるスキルがあれば積極的にアピールしましょう。未経験でも、将来に期待できると思われる内容にまとめるのがポイントです。

私は、もともと人に喜んでもらえる仕事に就きたいという考えがあり、前職でも自社で開発したシステムをお客様に紹介する営業職をしていました。

お客様の課題をお聞きし、解決のお手伝いができたときは、何よりのやりがいを感じました。よいお客様に恵まれたこともあり、売上の個人実績で課内トップとなった経験もあります。

ブライダル業界は未経験ですが、友人の結婚式に参列したときに、自分も人生の門出をお手伝いする職業に就きたいと思い、この度応募いたしました。営業で培ったヒアリング力や顧客対応などのスキルを生かし、即戦力となれるよう努力いたします。

志望動機を書く際の注意点は?

打ち合わせをするウェディングプランナー

(出典) pixta.jp

志望動機には書くのを避けるべき内容や、書き方に注意すべきこともあります。志望動機を書く際の注意点についても確認しておきましょう。

待遇だけを理由にしない

給料・休日・福利厚生など、待遇を志望動機とするのは避けましょう。もちろん、仕事を選ぶ際に、給料・福利厚生を考慮するのは悪いことではありません。

しかし、それを志望動機として述べてしまうと、仕事より待遇面を優先させる人物という印象を与えてしまいます。採用しても、ほかに好条件の会社があれば、そちらを選ぶのではないかという不信感を持たれるかもしれません。

企業側は、仕事にやる気を持っている人材を求めています。たとえ待遇面に引かれて応募したとしても、仕事内容にフォーカスした志望動機を書くことが大切です。

未経験の場合はその職種を選んだ理由も書く

未経験者の場合は、ウェディングプランナーを選んだ理由も伝えることが必要です。ブライダル業界に興味を持つきっかけとなった具体的なエピソードがあれば、説得力のある志望動機になるでしょう。

具体的なエピソードがない場合も、ウェディングプランナーの仕事をしたいと考えた理由をしっかり伝えるのが大切です。

ただし、なんとなく憧れていたという理由だけでは、面接官が納得する志望動機にはなりません。未経験でも、ウェディングプランナーの仕事内容を正しく理解した上で、応募していることが伝わる志望動機を書きましょう。

「学ばせていただきたい」というフレーズに注意

「学ばせていただきたい」という言葉は、一見向上心があると思われがちですが、面接官の中にはあまりよい印象を持たない人もいるので注意しましょう。

企業が求めているのは、スキルを学びに来る人ではなく、仕事を通して会社に貢献する人材です。学ぶ姿勢をアピールしすぎると、仕事に対して受け身な印象を与える可能性もあります。

未経験の場合はどうしても使ってしまいがちなフレーズですが、知識を身に付けて会社に貢献したいという内容につなげるのがポイントです。

志望動機が見つからないときの対策

打ち合わせをするウェディングプランナー

(出典) pixta.jp

いくら考えても志望動機が書けないという人もいるかもしれません。志望動機が見つからなかったり、うまくまとまらなかったりするときの対策を紹介します。

深く自己分析する

志望動機を書けない人は、自己分析が十分にできていない可能性があります。ブライダル業界やその企業を選んだ理由について、深く掘り下げて考えてみるのがおすすめです。

例えば、もともと人をサポートするのが好きだったり、何かを企画するのが得意だったりなど、自分の性格・特技から仕事との接点を見つけてみるのもよいでしょう。

また、スキルを棚卸しすることによって、アピールポイントに気付ける場合もあります。まずは自分の内面に深く向き合い、考えを言葉にしていくのがポイントです。

応募先企業でどのような仕事をしたいか考える

応募先企業でどのような仕事をしたいのか、考えてみるのもよい方法です。キャリアアップや仕事の幅を広げたいなど、転職によって叶えたいことは何か考えてみましょう。将来どのような仕事をしたいか、ビジョンを明確にしておくのがおすすめです。

企業を選んだ理由が思い付かないときは、同じ業界の他社と比較して、その会社ならではの魅力・強みを洗い出すという方法もあります。いくつかの企業と比べることで、未経験者にとっては業界理解にもつながるでしょう。

ウェディングプランナーの志望動機は具体的に

ウェディングプランナーの女性

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ウェディングプランナーの志望動機は、具体的に書くことを意識しましょう。具体的に書くことで、面接官に人物像が伝わりやすくなります。

実務経験がある人は、スキル・実績をアピールしやすいという点で、志望動機を書きやすいといえるでしょう。ブライダル業界が未経験の人でも、仕事への熱意が伝わる志望動機を書けば、採用に近づく可能性は十分にあります。

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