【意外…!?】就活生は知らない、年収1,000万円の社会人が勧める就職人気企業ランキング

就活生の皆さん方は、6月の面接解禁に向けて就職活動まっただ中だと思います。
そこでスタンバイでは、就活生に人気の企業とビジネスパーソンが就活生におすすめしたい企業に違いはあるのかを調査してみました。
それでは早速見てみましょう!

年収1,000万円の視点はこんなにも違う!? 1位に選ばれたトヨタ、学生では30位

スーツを着た男性

(出典) pexels.com

毎年話題になるのが「就職人気企業ランキング」。株式会社学情による「2017年卒 就職人気企業ランキング【速報】」(※1)では、1位がANA、2位がJAL、3位が伊藤忠商事という結果になりました。

一方、株式会社ビズリーチが平均年収約1,000万円のビジネスパーソンを対象に実施したアンケートに基づき作成した「就職活動中の大学生に勧めたい就職先企業ランキング」(※2)では、1位がトヨタ自動車、2位がGoogle、3位が三菱商事という結果に。上位3社を就活生のランキングと比較してみると、トヨタ自動車は30位、Googleは圏外(201位以下)、三菱商事は46位。就職人気企業ランキングとはかなり違う企業が名を連ねています。

両方のランキングにおいて20位までに入っている企業は、伊藤忠商事、ANA、三菱東京UFJ銀行、サントリーホールディングスの4社のみで、年収の高いビジネスパーソンと就活生の間には、大きな視点の違いがあるようです。

順位 年収1000万円以上の社会人お勧め企業 2017卒就活生人気企業
1位 トヨタ自動車 ANA(全日本空輸)
2位 Google JAL(日本航空)
3位 三菱商事 伊藤忠商事
4位 伊藤忠商事 資生堂
5位 日立製作所 オリエンタルランド
6位 リクルートグループ JTBグループ
7位 三井物産 味の素
8位 ソフトバンクグループ 森永製菓
9位 楽天 サントリーホールディングス
10位 ANAホールディングス 三菱東京UFJ銀行
11位 アマゾンジャパン 三井住友銀行
12位 ソニー (同率11位) 明治グループ (明治/Meiji Seikaファルマ)
13位 三菱東京UFJ銀行 博報堂/博報堂DYメディアパートナーズ
14位 三菱重工業 江崎グリコ (グリコグループ)
15位 パナソニック(同率14位) カゴメ
16位 マッキンゼー・アンド・カンパニー H.I.S.(エイチ・アイ・エス)
17位 ファーストリテイリング JR東日本(東日本旅客鉄道)
18位 P&G 電通
19位 三菱電機 JR西日本(西日本旅客鉄道)
20位 サントリーホールディングス 森永乳業


(左)就活中の大学生に入社を勧めたい企業ランキング(平均年収約1,000万円の社会人)
(右)2017年卒の就職人気企業ランキング(学生)

年収1,000万円のビジネスパーソンならではの「おすすめポイント」はどこ?

路上の2台の車

(出典) pexels.com

1位:トヨタ自動車
トヨタ自動車を推薦する理由として、多くのビジネスパーソンが、安定した経営基盤を持つことや世界を代表するものづくり企業であること、また積極的な人材育成を行ったり、さまざまな改革を取り入れている企業の姿勢といった点を挙げていました。2015年3月期決算では純利益が2兆円を超え、過去最高益を更新しています。

2位:Google
先進的なサービスに携われるというIT技術のレベルの高さと、就労環境や福利厚生が優れている点が、お勧めの理由として多く挙げられていました。

3位:三菱商事
財閥系企業としての安定性や待遇の良さと、グローバル企業としても発展を遂げているところがポイントとして挙げられていました。

ビジネスパーソンからのアドバイス「何をやりたいかを明確に」

文字を書くビジネスマン

(出典) pexels.com

ビジネスパーソンに、自身の就職活動を振り返り、就活生に向けて会社選びや就職活動における工夫を聞いたところ、「必ず母校出身の先輩に会い社内事情を聞くこと。できれば若手、中堅、管理職と幅広く聞き込むと良い」(50代、メーカー・研究開発・課長クラス、年収:1,000万~1,249万円)という実践的なアドバイスや、「何をやりたいか、将来どんなことをしたいかを明確にすること」(50代、メーカー・課長クラス、年収:1,250万~1,499万円)といった、自身の経験や失敗に基づく意見や学生へのエールも寄せられていました。

2つのランキングやビジネスパーソンからのアドバイスを参考にして、学生の皆さんは悔いのないように就職活動を進めてくださいね!

<参考>
※1:2017年卒 就職人気企業ランキング【速報】(株式会社学情調べ) 

※2:ビズリーチ調査概要
・実施期間: 2016年3月28日~4月3日
・対象: ビズリーチ会員のビジネスパーソン(平均年収980万円)771名
・年齢: 20代:2%、30代:18%、40代:38%、50歳以上:42%
・男女比: 男性88%、女性12%
・直近の勤務先の業種: メーカー(電機・電子・機械・消費財)36%、金融・コンサルティング14%、ソフトウェア・インターネット13%、流通・小売9%、マスコミ・広告・サービス11%、不動産・建築4%、その他13%