大学でサークルに入らないとどうなる?メリット・デメリットを紹介

大学でのサークル活動を楽しみにしている人は多くいますが、一方では興味がない人もいるでしょう。サークルに入らないメリットやデメリットは何でしょうか?サークル活動以外の選択肢も含めて解説するので、参考にしてみましょう。

大学でサークルに入らないのはあり?

リュックを背負った大学生

(出典) pixta.jp

大学生活を始めるに当たり、サークル活動を楽しみにしている人は多いものです。しかし学業に専念したい、アルバイトで時間が取れないといった事情から、サークル活動は遠慮したいと考えている人もいるでしょう。

大学では、必ずサークルに入らなければならないのでしょうか?

入る・入らないは自由

入学シーズンの大学では、キャンパスで多くのサークルが新入生の勧誘活動をしています。さまざまなサークルから声を掛けられるので、どこかに入らなければならないと考える学生も多いでしょう。

しかし、サークルに入る・入らないは個人の自由であり、サークルに一切所属しなくても問題はありません。実際、入学から卒業まで、全くサークル活動をしない学生も多くいます。

サークルは大学生活を充実させるための数ある選択肢の1つであり、参加を強制されるものではありません。そのため、入る・入らないは自分の考えや都合に合わせて選択しましょう。

サークルと部活の違い

大学のサークルは、活動内容を学生自身が決めるケースがほとんどで、活動頻度も自由な傾向にあります。出欠を取られる場合も少なく、個人の都合に合わせて、参加・不参加を任意に決められるサークルも多いでしょう。

一方、大学の部活は中学や高校の部活動とほぼ同じであり、大学からのサポートを受けているケースがほとんどです。週に5日以上活動する部活も多く、ルールや上下関係が厳しいところもあります。

大学でサークルに入らないメリット

大学生のイメージ

(出典) pixta.jp

大学でサークルに入る・入らないは個人の自由であり、自分の事情や価値観などを優先すれば問題ありません。サークルに入ることで得られるメリットも多くありますが、入らないメリットも知っておくことが大事です。

自由な時間が増える

サークル活動に時間を割かなければ、その分自由な時間が増えるので、自分の好きな活動に集中できるようになります。学生生活でやりたいことが決まっている人ならば、無理にサークル活動をする必要はないでしょう。

卒業後に就職すると、なかなかプライベートの時間を取れなくなる人も多いので、学生時代の貴重な時間を有意義に使うことが大切です。サークルへの加入に迷っているならば、学生の間に何がしたいのか、時間を取ってじっくりと考えてみましょう。

人間関係に悩む可能性が減る

人間関係に悩むリスクを減らせるのも、人によってはサークルに入らないメリットといえるでしょう。

サークルに入ると日常的に接する人が増えるため、人間関係に悩まされる可能性もあります。大学は自由度の高い環境であるため、一定数羽目を外してしまう人もおり、サークル内で人間関係のトラブルが発生するケースは珍しくありません。

集中して学業に臨みたい人や、人間関係のトラブルや煩わしさを避けたいと考えている人にとっては、サークルに入らない選択肢は有効でしょう。

大学でサークルに入らないデメリット

リュックを背負った大学生

(出典) pixta.jp

サークルに入らないことで得られるメリットがある一方で、デメリットもあります。両者をよく比較・考慮した上で、入るかどうか検討しましょう。

新しい友達ができにくい

新しい友達ができにくいのは、サークルに入らないデメリットの1つです。大学では、講義中に他学部の学生と一緒になる場面もあるものの、そこから人間関係を発展させるのは難しいのが実態です。

サークルに入っている人と比べて、どうしても人と接する機会が減ってしまうため、友達や恋人ができにくくなる可能性があります。

試験で不利になる可能性

サークルに入っていれば、先輩から講義に関する情報を教えてもらえるケースもあるでしょう。しかし、サークルに入っていない場合、講義に関する内容を共有できず、試験で差が出てしまう可能性もあります。

大学は同じ分野の講義でも、教授によって試験の内容や傾向などが異なるため、積極的に情報交換ができれば効率的な試験勉強が可能です。

過去問をサークル内で融通してもらえる場合もあるので、サークルに入っているかどうかが、勉強のしやすさに影響することもあるでしょう。

就活時に困ることも

サークル活動は内容にもよりますが、就活時の面接で役立つ場合も珍しくありません。面接時に、いわゆる「ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)」を問われる場合も多くあります。

そこでサークルに入っていれば、活動内容をうまく説明することで、結果的に内定に近づく可能性もあるでしょう。

一方、サークルに入っていないと、面接で話せる経験が少なくなります。ほかに頑張っていたことがないならば、エピソードに困ってしまう場合もあるでしょう。

入りたいサークルがない?インカレとは

大学生

(出典) pixta.jp

サークル活動に関心はあるものの、大学に入りたいサークルがない場合はどうすればよいでしょうか?興味を持てるサークルが見当たらないなら、インカレへの参加も検討してみましょう。

大学間をまたいだ合同サークル

インカレとは「インターカレッジサークル」のことで、複数の大学の学生が立ち上げた、合同のサークルを指します。

異なる大学の学生と知り合えるので、交友関係を広げられるのがメリットです。運動系から文化系・イベント系など、さまざまなインカレがあります。

自分が通っている大学に入りたいサークルがない場合や、大学の枠を超えて友人・知人をつくりたい人は、積極的に参加してみるとよいでしょう。

インカレの魅力と注意点

インカレはサークルの規模が大きく、さまざまな背景を持つ学生と知り合えるのが魅力です。

自分の大学では出会えないようなタイプの人ともつながれる機会があり、広い視野を持つきっかけにもなります。多種多様な価値観を持つ人と関わることで、自分の可能性を広げられるでしょう。

一方で、インカレは大学内のサークルとは異なり、遠方に出向いて活動するケースもあります。人によってはスケジュールを合わせるのが難しく、うまく参加できない場合もあるでしょう。

事前にどのような活動をしているか、よく調べてから参加することが大事です。

サークルの活動以外で「ガクチカ」になるのは?

就職面接

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サークルに興味がない人でも、就活時に備えて「ガクチカ」になる活動をしておくのがおすすめです。サークル以外で「ガクチカ」としてアピールできるものとしては、以下の活動が挙げられます。

趣味からアルバイトまでたくさん

就活時の面接で役立つのは、サークル活動だけではありません。学生の本分とされる学業に打ち込んだ経験はもちろん、アルバイトやボランティア活動など、さまざまなエピソードを生かせます。

さらに、インターンシップへの参加や、資格を取得するまでの過程などをアピールするのも効果的です。

何を話すべきか思い付かないならば、周りの人に聞いてみるのもよいでしょう。自分では意識していなかった活動が、思いがけず話の種になる可能性もあります。

サークルに入らなかった理由は明確に

面接の担当者によっては、サークルに入らなかった理由を尋ねる場合もあります。就活で面接を受ける際には、なぜサークルに入らなかったのか、明確に話せるようにしておきましょう。

大学生活においてサークルへの参加は任意のため、入らないことが悪いわけではありません。入らなかった理由を正直に伝えた上で、どのような活動に力を入れてきたのか、はっきりと答えられることが大事です。

自分が送りたい大学生活に合わせて選ぼう

講義を受ける女学生

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大学生活を充実させる上で、サークル活動は魅力的な選択肢の1つです。しかし、参加は必須ではないので、メリットとデメリットを比較した上で、入るべきかどうか判断しましょう。

また就活の面接では、サークル活動の経験を「ガクチカ」として話すことも可能ですが、アルバイトの経験も十分なアピールとなります。学生のうちから仕事をしておけば、就職後も経験を生かせるようになるでしょう。

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