仕事が楽しいのはどういうとき?楽しくない原因や対処法を紹介

仕事が楽しい人と、仕事を楽しいと思えない人の違いは何でしょうか?仕事がつまらない人は、原因が分かれば解決方法が見つかるかもしれません。仕事が楽しくない原因や、対処法を解説するので参考にしましょう。仕事が楽しいと思える人の特徴も紹介します。

仕事が楽しいと感じるのはどういうとき?

スーツの男性の後姿

(出典) photo-ac.com

仕事の楽しさは職種によっても変わりますが、どのような仕事であっても楽しいと思える瞬間はあるはずです。仕事が楽しいと感じるのはどのようなときか、3つの例を挙げて見ていきましょう。

仕事の目標を達成できたとき

目標を達成できたときは、満足感を得られるものです。達成感は自己肯定感や自信にもつながり、楽しいという感情に変わるでしょう。

営業目標を達成できた・大量のデータ入力を時間内で処理できたなど、職種に限らず達成感は味わえます。

過度な負荷がかかるノルマ・目標はストレスになってしまう可能性もありますが、適切に設定された目標であれば仕事へのやる気も出て、積極的に取り組むこともできるでしょう。

楽しいという気持ちが湧けばやる気も増し、やりがいを感じながら仕事を続けられます。

周りから感謝されたとき

仕事の結果を感謝されたときに、楽しいと感じている人の割合はかなり大きいようです。「ありがとう」と言われるのは誰にとってもうれしいことであり、仕事へのモチベーションや楽しさにもつながります。

また、誰かの役に立てたという感覚によって、自分の存在価値を実感することにもなるでしょう。感謝される相手は、必ずしもクライアントや顧客だけとは限りません。

一緒に働いている上司や同僚からの感謝の言葉が次への原動力となり、やりがいを感じながら楽しく仕事ができるでしょう。

自分の仕事を評価されたとき

頑張った結果を評価されると、誰しも喜びや楽しさを感じるものです。ましてや上司からの評価であれば、キャリアアップの道も見えてくるため、モチベーションもぐっと高まるでしょう。やる気に満ちた状態で取り組めば、おのずと仕事を楽しめます。

また、たとえ結果を出せなくても、そこに至るまでのプロセスを評価されれば、「次はもっと頑張ろう」と前向きな気持ちになれるものです。ポジティブな気持ちで仕事をすれば、楽しいと感じる場面も増えるでしょう。

仕事が楽しいと思える人の特徴

2人の男女が笑顔で働いている

(出典) photo-ac.com

仕事を楽しんでやっている人には、どのような共通点があるのでしょうか?仕事が楽しいと思える人の特徴を見ていきましょう。

やりたい仕事に就いている

仕事を楽しいと思える人の中には、自分がやりたかったことを仕事にしている人も少なくありません。自分がやりたいと思っていた仕事をしていれば、楽しいと感じられるのは当然のことだといえます。

ただし、いくら好きな仕事でも、常に楽しいと感じることばかりではありません。さまざまな仕事がそうであるように、順調にいかないときもあれば、人間関係でストレスを感じることもあるでしょう。

しかし、自分のやりたい仕事であれば多少の困難にも負けず、乗り越えたときにはより一層楽しさを感じることにもつながります。

向上心を持っている

仕事を楽しいと感じる人は、向上心を持っていることもよくあります。向上心がある人は何事にも前向きな姿勢で取り組めるため、たとえ嫌な仕事でもポジティブな側面に目を向けることができます。楽しさを探すのが得意といってもよいかもしれません。

また向上心がある人には、マンネリになりがちで楽しくない業務でも、自分なりに工夫して楽しく仕事できるように変える力もあります。

困難な仕事に対しても、「いつか自分のスキルになる」という気持ちで取り組めるため、仕事への不満も感じにくいといえるでしょう。

オンオフの切り替えが上手

仕事とプライベートの切り替えが上手であることも、仕事を楽しめる人の特徴です。いくら楽しいといっても、仕事ばかりしていては息が詰まってしまいます。いずれストレスがたまり、結果的に仕事を楽しめなくなるでしょう。

仕事を楽しむためには、休息もしっかり取って気持ちをリフレッシュすることが大切です。

また、オンオフを上手に切り替えられる人は気持ちの切り替えも得意なので、仕事で嫌なことがあってもネガティブな感情を引きずりにくいといえるでしょう。

仕事を楽しいと思えない理由は?

頭を抱える男性

(出典) photo-ac.com

仕事を楽しめる人がいる一方で、「仕事がつらい」「楽しいと思ったことがない」という人もいます。仕事を楽しめないのは、どのような理由からなのでしょうか?

仕事を楽しいと思えない理由について考えてみましょう。

やりたい仕事ではない

そもそもやりたい仕事ではないと、楽しいと感じることは難しいでしょう。やりたい仕事に就けなかった人の中には、その夢を諦めきれずにいる人も少なくありません。

ほかにやりたいことがあるのに、やりたくない仕事をしなければならないという状態は、仕事を楽しむとはほど遠い状況です。また、やりたかった仕事でも、現実は理想と違っていたというケースもあります。

すべての人が好きなことを仕事にできるわけではありませんが、自分に興味のないことを仕事としてやり続けていては、楽しいと感じられないのも無理はないでしょう。

上司や同僚との関係がよくない

仕事の内容ではなく、職場の人間関係が理由で仕事に行くのをつらく感じる人もいるでしょう。職場の人間関係はモチベーションにも大きく影響するため、仕事そのものに対する不満より大きなストレスになりがちです。

会社で嫌な上司や苦手な同僚と顔を合わせると考えただけで、仕事に行くのも苦痛に感じてしまう人は珍しくありません。人間関係が良好な職場であれば、多少つまらない仕事でも楽しく続けられるものです。

仕事の内容には不満がないのに楽しくないという場合は、人間関係の改善を図ってみる必要があるかもしれません。

同じような業務ばかりでマンネリ化している

ある程度仕事に慣れてくると、飽きてしまって楽しいと思えなくなることもあります。例えば事務職の場合、日次・月次でやることが決まってくるため、仕事に楽しさを見出せない人もいるでしょう。

また、単純作業が苦手な人にとっては、工場のラインのように1つの作業を繰り返す仕事は、楽しいと感じるどころか苦痛になってしまうかもしれません。

自分なりに工夫して仕事に変化を加えてみることも必要ですが、明らかに単純作業をやらされているような場合は、パワハラのような別の問題をはらんでいる可能性もあります。

仕事が楽しくないときの対処法

パソコンを操作しながらメモを取る

(出典) photo-ac.com

楽しくない仕事でも、簡単に辞められない人もいるでしょう。そのようなときにおすすめの対処法を3つ紹介します。

楽しくない理由を書き出してみる

まずは、なぜ仕事が楽しくないかを考えてみましょう。理由が分からなければ、効果的な対策も見つかりません。楽しくないと思われる理由を、メモに書き出してみるのがおすすめです。

メモに書くと自分のことを客観的に見られるため、仕事が楽しいと思えない理由や取るべき対策も見つけやすくなります。なるべく感情的にならず、冷静に考えてみることが大切です。

また、仕事を細分化して、楽しいか楽しくないかを考えてみるのもよい方法です。「接客は好きだけれど、事務作業が苦手」のように書き出していけば、仕事に対する向き不向きも分かるでしょう。

リフレッシュする時間を作る

楽しくないと感じているときは、ストレスがたまっている可能性もあるので、いったん仕事のことを忘れてリフレッシュできる時間を作りましょう。

プライベートが充実すれば、「また仕事を頑張ろう」という気持ちに切り替えられます。まとまった休暇を取れるようなら、旅行を楽しんだり家でのんびり過ごしたりするのもよいでしょう。

体の疲れが取れないときは、ゆっくり風呂に浸かったり軽く体を動かしたりした後に、たっぷり睡眠を取るのもおすすめです。気兼ねなく話せる友人に仕事の愚痴を聞いてもらうだけでも、ストレス発散の効果が期待できます。

解決できなければ違う職種への転職も考える

「そもそも仕事が合わない」「自分のやりたい仕事がほかにある」など、今の職場ではどうしても解決できないときは、転職を考えてみるのも1つの方法です。

仕事が楽しくないからといって簡単に転職するのはおすすめできませんが、無理に続けるストレスで心身に影響が出るような場合は、環境を変える必要があるでしょう。

今の仕事を続けていても将来のキャリアパスが描けないというときも、新しい職種にチャレンジしてみる価値はあるかもしれません。

転職する際はじっくり自分自身と向き合って、自分にとっての仕事の意義を考えてみることも大切です。

楽しい仕事に転職するには?

履歴書を書き込む

(出典) photo-ac.com

どの仕事が楽しいかは、人によって異なります。自分がやりたいと思える仕事をするのが、楽しいと感じるための基本です。仕事が楽しくないことを理由に転職する際の、ポイントを解説します。

やりたい仕事を明確にする

まずは、自分がどのような仕事をやりたいのかを、明確にしておくことが大切です。漠然と転職してしまうと、転職先でも同じように仕事を楽しいと思えない悪循環に陥ってしまいます。

具体的にやりたい職種が決まっていない場合は、仕事に求める条件や将来のキャリアパスなどを考えてみるとよいでしょう。

自分が望むすべての条件を満たす職場を見つけるのは困難なので、これだけは譲れないというポイントの優先順位をつけて、妥協できるラインを決めておくことも重要です。

スキルを棚卸しする

自分に合った仕事を知るためには、スキルの棚卸しをしておくのがおすすめです。自分のスキルを把握したら、転職市場での価値も分析しておきましょう。

自分の価値が分かれば、企業選びでの失敗も避けられます。やりたい仕事を見つけたときに、自分のスキルに不足がないかの判断にも役立ちます。

スキルを棚卸しするには、これまでの職務経歴や業務内容を、できるだけ具体的に書き出してみましょう。上司からの評価や実績などがあれば、自分の強み・得意分野も把握できます。

楽しいと感じられる仕事に転職しよう

パソコンを持っている男性

(出典) photo-ac.com

仕事を楽しいと思えるかどうかは、仕事の内容だけでなく、人間関係も影響します。また、自分の性格や得手不得手によって、ほかの人が楽しいと感じている仕事でも、楽しめないことがあるでしょう。

どのような仕事でも楽しいことばかりではありませんが、大変な中にも楽しさを見つけられなければ長く続けることもできません。

職場にいる時間は1日の大半を占めるので、ストレスによって心身に影響を及ぼすような場合は、適切な対策を取る必要があります。

現在の職場でどうしても改善できないときは、自分に合った仕事へ転職するのも1つの方法です。求人数が豊富に掲載されているスタンバイなら、自分が楽しいと思える仕事探しに役立ちます。

スタンバイ|国内最大級の仕事・求人探しサイトなら