面接で連絡すると言われたのに来ない理由は?対処法も紹介

面接で「後日連絡します」「1週間後に連絡します」などと伝えられたのに連絡が来ないと、不安な気持ちになるのも無理はありません。応募者はどのように対処すればよいのでしょうか?連絡が来ない理由や、問い合わせるタイミングとともに紹介します。

面接結果の連絡が来ない理由

スマホを操作する手元

(出典) pixta.jp

企業からなかなか結果の連絡が来ない場合には、何かしらの理由があります。理由は企業ごとにさまざまです。ここでは面接結果の連絡が来ない代表的な理由を確認しましょう。

選考に時間がかかっている

まだ応募者全員の選考が終わっておらず、結果を知らせられない状態のため、連絡が来ない可能性があります。

例えば応募者が100人いる場合、あなたが最初に面接を受けたとしたら、その後にまだ99人の面接が控えているため、すぐに連絡するのは難しいでしょう。

特に、当初の予想に反して多くの応募者が集まると、採用側の体制が整っておらず、手間取る事態も考えられます。採用担当者が企業に合う人材を慎重に見極めて合否を下そうと考えている場合にも、選考にかかる期間は長くなる傾向です。

例えば規模の大きな企業や人気の職種では、応募者が殺到し、連絡がなかなか来ないケースもあります。

社内調整をしている

面接は1回で終わるケースもあれば、二次面接・三次面接など複数回行うケースもあります。現場担当者や役員が出席する面接があり、社内で予定の調整を行っている最中で、面接結果の連絡が遅れているのかもしれません。

また合否の決定にも社内調整が必要です。現場で求めるスキルや経験を考慮しつつ、企業全体としての今後の方針に合う人材を採用するには、現場担当者や役員からの意見も踏まえ合否が決まります。この過程に時間がかかり、連絡が遅れる場合もあるでしょう。

担当者が連絡を忘れている

どんなに注意していても、人が行う仕事にはミスがつきものです。なかなか連絡が来ないのは、担当者が忘れてしまっている可能性もゼロではありません。

日々多くの応募者の書類選考や面接などを行っている中で、スケジュールに追われた結果、合否が決定した応募者への連絡忘れも起こり得ます。結果の通知を手動で行っている場合には、連絡忘れが起こりやすいでしょう。

補欠要員になっている

連絡が来ないのは、あなたが補欠だからかもしれません。より有力な第一候補の人材がいるとき、その人材の返事を待ってから補欠に連絡しようと考えている場合もあります。

第一候補が内定を受けるか辞退するかがすぐに分かれば、あなたへの連絡も比較的早く来ますが、なかなか確認できない場合にはそれに応じて連絡も遅くなります。

結果が遅い場合は不採用の可能性が高い?

スケジュール帳に記入する

(出典) pixta.jp

面接結果の連絡が来ないと「不採用なのかも」とつい心配になることもあるでしょう。ただし必ずしも不採用と決まったわけではないため、この時点で落ち込む必要はありません。

合格者を優先する場合も

合否の連絡をする際、企業によっては採用を決定した人への連絡を優先するケースがあります。不採用で連絡がなかなか来なかったのであれば、連絡の優先度が低いために遅くなっていたのでしょう。

応募者の多い規模の大きな企業では、不採用だと連絡しないというケースも珍しくありません。採用の場合にのみ連絡する形式を選択している企業では、選考時に「不採用だと連絡しない」という内容の説明をしているでしょう。

面接内で伝えられるケースもあれば、メールや書面に記載されているケースもあります。なかなか連絡が来ないなら、連絡についての説明を一度見返してみるとよいでしょう。

連絡が遅くても不採用とは限らない

連絡が来ないからといって、必ず不採用と決まったわけではありません。選考の手順や連絡の順番は、企業によってルールが異なるためです。「不採用だったんだ」と早合点していると、企業からの連絡を見落としかねません。

企業から連絡が来ないことにばかり注意を向けるのではなく、転職活動に役立つことを意識しましょう。例えば応募書類や面接での受け答えの見直しや改善、よりよい求人のチェックなどがおすすめです。

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問い合わせをするタイミング

電車内でスマホを操作する

(出典) pixta.jp

面接の合否を問い合わせる上ではタイミングが重要です。早すぎると失礼になりますし、時間帯を考えずに連絡すると迷惑をかけるかもしれません。採用担当者の迷惑にならない適切なタイミングをチェックしましょう。

期日が過ぎるまで待つ

企業から合否の連絡をする期日が指定されている場合には、その日にちが過ぎるまでは連絡しないようにしましょう。指定の期日やそれより前に連絡しても、合否が決まっていない可能性があるので、早く連絡が欲しい場合でも、必ず期日の翌日以降に連絡しましょう。

問い合わせる際には、採用担当者から「10日ごろに連絡します」「5日後に連絡します」というように、期日を指定されていないか確認も行います。日にちの誤りや勘違いで、本来の期日より早く問い合わせてしまうことのないよう注意が必要です。

2週間以上経ったら連絡する

面接結果の連絡が来る期日を指定されていないケースもあります。特に指定がなければ、2週間を目安に問い合わせるとよいでしょう。

合否を確定するまでの期間は企業によって異なりますが、3~7日間が一般的です。長くても10~14日あれば決まる企業がほとんどでしょう。面接から2週間が経過しているなら、問い合わせを検討する時期といえます。

問い合わせをする時間帯

問い合わせる場合には、時間帯にも注意しましょう。例えば営業時間外(とくに夜間)や休憩時間中に電話をかけると、余計な手間をかけさせてしまいます。電話で問い合わせるなら、営業時間内であることを確認しましょう。

結果を問い合わせる場合の例文

パソコンを操作する手元

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電話やメールで面接の合否を問い合わせる際、どのように質問すれば失礼にならずに返答を得られるのでしょうか?実際に問い合わせるときの参考になる例文を紹介します。

電話の場合

面接の合否を問い合わせるポイントは、結果がいつ届くかを確認する点です。まだあなたの合否が確定していない可能性もあります。そのようなタイミングでじかに合否をたずねると、回答を急かしている印象を与えてしまいます。

以下の例文のように、面接の日にちや自分の氏名を伝えた上で、連絡がまだ来ていないためいつごろ届くか教えてほしいと問い合わせてみましょう。

お世話になっております。○月△日に面接を受けた××と申します。先日は面接の機会を設けていただきまして、まことにありがとうございます。

面接の最後に、1週間で結果の連絡を頂戴できるとご案内いただいたのですが、まだこちらでは確認できていないためご連絡いたしました。差し支えなければ、ご連絡がいつごろになるか教えていただいてもよろしいでしょうか?

メールの場合

メールで問い合わせる場合も、回答を急かす催促にならないよう注意が必要です。以下の例文を参考にしましょう。

件名:選考結果についてのお問い合わせ(氏名)

本文:お世話になっております。○月△日に面接を受けた××と申します。先日はお忙しい中、面接の時間をいただきましてありがとうございます。

面接後のメールでは、1週間後に結果のご連絡をいただけるとご案内くださいましたが、現時点で確認できておりません。

お忙しい中お手数をおかけいたしますが、結果のご連絡がいつごろになるか、お知らせいただけるでしょうか。よろしくお願い申し上げます。

採用担当者を急かしたり責めたりすることのないよう、面接に対する感謝や、忙しいスケジュールに対する理解を示すとよいでしょう。

面接後の連絡が来るまでにできること

スケジュール帳に記入する

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連絡が来るまでの間は、どうしても結果が気になってしまうでしょう。ただし来ていない連絡を気にしすぎると、ほかのことに手がつかなくなってしまいます。この時間を有効活用することで、転職活動を効率的に進めやすくなるでしょう。

期日やメールなどを確認する

企業からの連絡を待つ場合には、連絡の期日を一度確認し直しておくと安心です。指定された連絡の期日には、受信メールや着信の確認も欠かせません。

メールの受信設定は、企業からのメールが届くようになっているでしょうか?受信設定で問題がなくても、自動的に迷惑メールやその他のフォルダに振り分けられる可能性もあります。すべてのフォルダを開き、結果通知のメールが届いていないか確認しましょう。

着信履歴や留守番電話のチェックも行います。登録していない電話番号から着信や留守番電話が入っている場合、企業からの連絡かもしれません。企業の電話番号か確認し、必要に応じて折り返します。

次の応募に向けて準備をする

結果が来るまで何もせずにいたのでは、転職活動がスムーズに進みません。来ない連絡をただ待ち続けるのではなく、次の応募に向けた準備を進めましょう。

まずは、希望に合う企業がないか求人サイトで探します。今使っているサイトではなかなか見つからないなら、他のサイトも利用してみましょう。

気になる求人を見つけたら応募の準備も行います。書類の作成や面接対策を進めておけば、不採用の連絡が届いたとしてもすぐに動き始められます。

連絡が来なくても焦らず対応を

スーツの男性

(出典) pixta.jp

面接を受けた企業からなかなか連絡が来ないからといって、焦る必要はありません。応募者が多く、全員の面接を行うのに時間がかかっているだけかもしれませんし、ヒューマンエラーで連絡が遅れているのかもしれません。

まずは連絡の期日を確認し、期日になっても連絡が来ないようであれば、その翌日以降に問い合わせましょう。問い合わせる際のポイントは、合否そのもではなく、いつごろ連絡をもらえるのかを質問する点です。

また連絡を待っている間は、次の応募に向けた準備も進めましょう。スタンバイで希望に合う仕事を探しつつ、応募書類を手直ししたり、面接に向けた準備をしておくと、効率的に転職活動を進められるでしょう。

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