面接では、強みや弱みを聞かれることが少なくありません。聞かれてから考え始めたのではうまく答えられないので、前もって回答を用意しておきましょう。面接で使える強みと弱みの一覧や、上手なアピールの仕方を紹介します。
意欲が伝わる強みと弱みの一覧
転職活動で強みや弱みを伝える際は、仕事への向き合い方が分かるように伝えると、企業の利益になる人物だと判断してもらいやすくなります。
弱みも裏を返せば強みにつながるので、伝え方を工夫することがおすすめです。仕事への意欲をアピールする際に使える、強みと弱みを見ていきましょう。
努力が苦にならない
努力が苦にならないことを強みにするときは、目標を成し遂げられる人物である点をアピールしましょう。どのような努力をしているのかも、伝えたいポイントです。
私の強みは努力が苦にならないことです。前職の営業職では、少しでもお客様に好印象を与えるために、毎日必ず時間を作って笑顔の作り方や話し方の勉強をしました。
先輩やお客様から指摘を受けた点は、いち早く改善するように努めたところ、目標を達成できるようになりました。御社でも積極的に努力して、目標達成のために邁進したいです。
責任感の強さ
責任感の強さをアピールするには、何を課題に感じて、どのように力を発揮したのかを伝えることがポイントです。
私の強みは責任感が強く、何事も最後まであきらめずにやり遂げられるところです。以前、職場の環境改善について取り組んだとき、事業所内の人間関係をスムーズにするために、他部署との交流会を提案しました。
最初は全く受け入れられませんでしたが、参加してくれない人々にヒアリングをして開催場所を社内に変更したところ、だんだんと出席者が増え始めたのです。
アンケート結果で、職場の雰囲気がよくなったと感じる人が8割を超えたときは、意義のあることができたと感じました。御社でも、少々の壁にぶつかったとしても改善点を見つけて、結果を出すまでトライし続けたいです。
無鉄砲
無鉄砲な人は、結果や是非を深く考えずに行動する特徴があります。行動に移す前に周囲に意見を聞いたり、さまざまな可能性を考えたりするなど、改善するために取り組んでいる内容を伝えると効果的です。
私の弱みは無鉄砲であるところです。以前、仕入れ先を変えてコストを減らすためのよいアイデアが浮かんだので、善は急げとばかりに行動しましたが、うまく競合環境を作れずに失敗してしまいました。
周囲からは「チャレンジ精神は立派だが、下準備が足りていない」と、指摘されました。それ以来、新しい仕事に取り組むときは、周囲の意見を聞くようにしています。御社でも周囲とコミュニケーションを取りながら、行動していきたいです。
完璧主義
完璧主義は自分に厳しく高度な仕事ができる一方で、頑固になりやすく失敗を過度に恐れるなどのデメリットがあります。デメリットをどのようにカバーしていくかを伝えましょう。
仕事を完璧にこなそうと思うあまり、準備に時間がかかりがちな点が弱みです。以前、会議用の資料作成を任されたとき、ミスがないように点検に時間をかけすぎた結果、ギリギリまで資料を配布できず、周囲に迷惑や心配をかけてしまったことがあります。
タイミングを失うと取り返しがつかなくなるケースもあるため、準備に時間をかけすぎないように、必要な時間を逆算して余裕を持って仕事に取り組みたいです。
誠実さが伝わる強みと弱みの一覧
不真面目な人と一緒に仕事がしたいと思う人はいません。誠実な人柄は、企業が重視するポイントです。誠実さを伝えたいときに使える、強みと弱みを見ていきましょう。
真面目
誠実さは真面目さと言い換えられます。真面目な人柄を、仕事に生かしたエピソードを伝えましょう。
私の強みは、真面目なところです。職場に新しい機器を導入する際は、マニュアルや説明書などをじっくりと読み込み、必ず事前に情報を仕入れるようにしています。
以前、機器のトラブルが起きたことがあったのですが、事前に使い方への理解を深めておいたおかげで速やかに復帰でき、顧客からの信用を傷つけずに済みました。御社でも真面目な姿勢で仕事に取り組み、周囲からの信頼を得られるように努力したいです。
慎重すぎる
慎重すぎると行動が遅いというデメリットがありますが、正確な仕事ができる部分は強みです。慎重さを生かした仕事への取り組み方や、改善点をアピールしましょう。
私は何事にもじっくりと取り組む性格で、慎重すぎるところが弱みです。以前の職場で上司から「仕事が正確なのはよいが、もう少しスピード感が欲しい」と指摘されたことがあります。
それ以来、常に時間の配分を意識して仕事しています。結果的に、仕事の重要度や優先順位を意識して行動できるようになりました。御社でも、素早く正確な仕事ができるように努力したいです。
人と関わる仕事に繋がる強みと弱みの一覧
営業・接客・販売などの仕事は、人と接するときのイメージが湧きやすい強みや弱みを伝えるとよいでしょう。人と関わる仕事に向いている、強みや弱みの伝え方を紹介します。
気配りができる
気配りができる人は、自分本位な行動はしません。周囲に対する配慮の内容を、仕事と結び付けてアピールしましょう。
私の強みは気配り上手なところです。人と関わる場面では常に全体を見ることを意識し、行動しています。視野を広く持つと、自分が何をすべきか見えてくるからです。
仕事を指示されたときも、どういった意味があるのかを考えて取り組むようにしています。例えば、営業用の資料を作成する際はグラフや図解を取り入れ、より分かりやすく伝えられるように気を遣っています。
御社でも視野を広く持ち、気配りを忘れないように行動したいです。
笑顔を絶やさない
笑顔は人に安心感を与えるので、人間関係を円滑にします。具体的なエピソードを加えて、より伝わりやすくしましょう。
私の強みは笑顔です。以前、営業をしていたときに、お客様から「○○さんの笑顔を見ると、ホッとする」と、評価していただいたことがあります。
笑顔でいると周囲によい影響を与えられるのだと知って、より意識して人と接するようになりました。すると、以前よりもお客様から声をかけていただく機会が増え、スムーズにコミュニケーションが取れるようになったのです。
今後も笑顔を絶やさない接客で、契約を獲得していきたいです。
八方美人
八方美人は誰にでもよい顔をする人のことで、一歩間違うとあざとい印象を与えます。なぜ、八方美人を改善する必要があると思ったのかを、自分の言葉で述べましょう。
私の弱みは、誰にでも愛想がよいところです。誰とでも仲良くなれるところはよいのですが、相手の意見に反対したくてもできないことがあります。自分の意見を言わないことに、後ろめたさを感じることが少なくありません。
言うべきときはしっかりと意見を述べられるように、考えを書き留める習慣をつけたところ、だんだんと改善してきました。これからも、自分の意思をしっかりと持って、行動していきたいです。
お節介
お節介は「面倒見がよい」と言い換えられます。あれこれ世話を焼くのはよいですが、人に干渉しすぎてしまうと円滑な人間関係を築けません。自分なりの反省点を交えて伝えましょう。
私の弱みは、よかれと思ってお節介をしてしまう点です。以前、同僚の仕事が終わらず困っていたので手伝っていたら、自分の仕事が遅れてしまいました。その場の感情に流されて、優先順位を考えられなかった点が悔やまれます。
それ以来、人にお節介を焼ける状態であるかどうかを意識して、行動するようにしています。御社でも周囲と適切な距離を保ち、何が求められているのかを見失わないようにしながら仕事がしたいです。
柔軟性をアピールできる強みと弱みの一覧
柔軟性の高さは、多くの仕事で役立ちます。トラブルや環境の変化に強く、IT分野のように進化が著しい業界では大きな力を発揮する強みです。柔軟性をアピールしたいときに、おすすめのものを見ていきましょう。
適応力が高い
適応力の高さを強みに挙げると、転職後もスムーズに職場に馴染んでくれそうなイメージを与えられます。どんな場面で力を発揮してきたのかを伝えましょう。
私の強みは適応力の高さです。新しい環境に置かれると、不安よりもワクワクする気持ちが大きく、周囲と積極的にコミュニケーションを取ろうと試みます。この特徴を生かして、配置転換があったときも速やかに職場に馴染めました。
同僚だけでなく顧客とも早く打ち解け、仕事に集中しやすい環境を作ることは、成果を出すために重要だと感じています。入社後も、この適応力の高さを生かして、意欲的に仕事に取り組みたいです。
フットワークが軽い
フットワークが軽い人は、チャレンジ精神や柔軟性も持っていることが少なくありません。しかし、伝え方を間違うと、考えなしで行動すると思われやすいので、自分なりに工夫している点も伝えましょう。
私の強みは、フットワークが軽いところです。休日は思い立って、行ったことのない場所へ出かけることが少なくありません。
タイミングを逃すとライバルに先を越されてしまう心配があるため、仕事でもよいアイデアが浮かんだときは、あまり時間を置かずに実行に移すようにしています。
思い込みだけで行動しないように事前のリサーチや、周囲への聞き取りなどにも力を入れています。御社でも、このフットワークの軽さを生かして、顧客の新規開拓に力を入れていきたいです。
計画性がない
計画性がないと、どんなによいアイデアがあっても計画倒れに終わってしまいます。しかし、逆を言えば計画にないことが起きても、対応可能な柔軟性があるとアピールするチャンスでもあるのです。
私の弱みは計画性に乏しいところです。想定外のことがあっても動揺せずに行動できますが、前職では利益を出そうと思うあまり、無理のある販売スケジュールを立ててしまい、満足のいく結果につながりませんでした。
上司からも「行動力は評価できるが、うまくいかなかったときのリスクも考えるように」とご指摘いただいたことがあります。
それ以来、客観的な視点を取り入れて、計画を立てることを意識しています。御社でも先輩や上司などに意見を聞き、複数の可能性を考えながら仕事をしたいです。
飽きっぽい
飽きっぽい人は何事も長続きしないので、採用するリスクが大きくなります。切り替えが早くフットワークが軽い点や、経験が豊富な点を盛り込んでアピールしましょう。
私の弱みは物事に対して飽きっぽく、次々に新しいことを始めてしまうところだと思います。やってみたいと思うことがあると、すぐに手を広げてしまい時間が足りなくなってしまいがちです。
こうした性格のおかげでできる仕事の幅は広がりましたが、得意分野を今一つ極められていない点は残念に感じます。御社ではフットワークの軽さを生かしつつ、これぞと言えるものを見つけて貢献していきたいです。
未経験の仕事に就く際の強みと弱みの一覧
転職活動で未経験の仕事に挑戦する際、強みと弱みをうまく伝えることで、その仕事に対する適性をアピールできます。伝え方のポイントや例文を見ていきましょう。
好奇心旺盛
新しいことを始めるとき、好奇心旺盛な人の方がうまくいきやすいといえます。新しい環境で活躍するイメージを持ってもらえるように、アピールしましょう。
私の強みは好奇心旺盛な点です。新しいものに対する興味が強く、まだ世の中に広く知られていないものを探すことが好きです。これまで、自分が知らないノウハウを持つ人から、仕事に役立ちそうなことを積極的に学んできました。
例えば、資料作成が得意な先輩から、ExcelやPowerPointを使うコツを学んだことが仕事で役に立っています。
時間短縮のために使える裏技で事務作業をスムーズにできるようになり、営業に力を入れられるようになりました。御社でも新しいことを積極的に学んで仕事に取り入れ、貢献していきたいです。
素直
素直な人は周囲の言うことを受け入れるので、仕事を早く身に付けられます。これまで、素直さを生かしてどのように仕事をしてきたのかを伝えましょう。
私の強みは素直なところです。アドバイスを前向きに受け取れるおかげで、仕事で分からないことがあったときや、失敗したときも周囲からのアドバイスを頼りに改善してきました。
何も指摘してもらえないときは、自分から積極的に意見を聞くことも忘れないようにしています。同じ失敗を繰り返さないように、その日の仕事を振り返って注意すべき点をアウトプットしています。
この業界は未経験ですが、素直さを武器に早く1人前になれるように努力したいです。
集中すると周りが見えなくなる
集中すると周りが見えない状態を言い換えると、人並外れた集中力を持っていることになります。未経験の仕事を覚えるとき、集中力がある点をアピールすると有利に働くでしょう。
私の弱みは集中すると視野が狭くなってしまうことです。1つのことに集中すると周りが見えなくなります。先輩や上司に声をかけられたとき、すぐに対応できず失敗をした経験があり、失礼なことをしたと反省しています。
興味があることに対しては没頭するので、これまでの職場では周囲から仕事の覚えが早いと評価してもらえました。集中するときとそうでないときをうまく切り替えて、仕事をしていきたいです。
負けず嫌い
負けず嫌いな人は、努力家であると言い換えられます。克服するために実践していることだけでなく、目標達成のためにどのような努力をしているかも伝えましょう。
私の弱みは負けず嫌いなところです。自分が設定した目標を達成できないと、負けたと感じて悔しい気持ちを引きずってしまいがちです。気分が落ち込んだときは、悔しい思いをしないためにどうすれば目標を達成できるかを考えて行動してきました。
新しい仕事に取り組む際には下調べをしっかりとして、教えられたことは1回で覚えるようにしています。自分に負けないように努力しつつ、もし失敗しても気持ちを切り替えて仕事に取り組んでいきたいです。
ポジティブさが伝わる強みと弱みの一覧
ポジティブさがない人は、企業に利益をもたらしてくれないと判断されます。ポジティブさが伝わる強みや弱みをチェックし、うまくアピールしましょう。
何事にも前向き
前向きに仕事に取り組む姿勢は、ポジティブさを伝えるために効果的です。前向きな性格を、仕事でどのように生かしてきたのか伝えましょう。
私の強みは何事も前向きに捉えられる点です。仕事でミスをしたときは、改善点を見つけて実行することが大事だと思います。
以前、お客様から「反応が遅い」とお叱りを受けたことがあり、私はこれをチャンスだと思い、レスポンスを早くするためのルールを作り、実践しました。
同僚も同じクレームを受けていると知り、ほかの従業員ともルールを共有したところ、マニュアルの一部として採用された実績があります。御社でも前向きな性格を生かして、どうすればよりよい仕事ができるのかを常に意識していきたいです。
細かいことを気にしない
細かいことを気にしない人は、失敗しても気持ちを切り替えられますが、大雑把でミスが多いと思われやすい点に注意しましょう。確実に仕事をこなすために、注意している部分も伝えることがポイントです。
私の弱みは細かいことを気にしない点です。プライベートでも仕事でも、嫌なことがあったときすぐに気持ちを切り替えられますが、ケアレスミスをしやすいところが改善すべき点だと考えています。
仕事が雑にならないように、急いでいるときも必ず見直しの時間を設けるようにしています。入社後はポジティブな面を生かしながら、確認を怠らずミスのない仕事をしたいです。
協調性の高さが伝わる強みと弱みの一覧
チームで仕事に取り組む職種は多く、協調性を重視する企業は少なくありません。協調性の高さが伝わる、強みと弱みの書き方をチェックしましょう。
人の話を聞くのが好き
人の話を聞ける人はコミュニケーションがうまく、一緒に働きたいと感じてもらえます。仕事に生かしている場面を想像できるように、アピールしましょう。
私の強みは人の話をよく聞くところです。これまで、顧客からニーズを聞き出し、自社の商品をアピールするために役立ててきました。
工夫している点は、ただ話を聞くだけでなく、相手の状況に合った質問をして話を引き出したり、スムーズに話せるように適度に相槌を打ったりしているところです。
友人や同僚から相談を受ける機会が多く、頼りにされていることも自信につながっています。御社でも人の話によく耳を傾け、早く責任のある仕事を任せてもらえるように、実績を積んでいきたいです。
流されやすい
流されやすい人は自分の意見が変わりやすく、信頼できない人物だと思われることがあります。人の意見を尊重できる点や、仕事上どんな点に注意しているかを盛り込んで伝えましょう。
私の弱みは他人の言葉に流されやすいところです。特に、多数の意見が正しいと思ってしまい、自分がやりたいことを見失ってしまうことがあります。
他人を尊重し、意見を取り入れられるところはよいところだと思いますが、時には、自分の考えを主張する姿勢も大事だと考えます。
例えば、リスク管理の面では多数派の考えに流されていては、仕事をうまく進められません。人の話をよく聞きつつも、仕事を完遂する上で必要なことをしっかりと見極めていきたいです。
自分の強みや弱みを見つける方法
一覧を参考にしても、自分の強みや弱みが何なのか分からないときがあります。弱みや強みの見つけ方を見ていきましょう。
過去の経験を思い出す
強みや弱みが何も思い浮かばない人は、これまでの経験を思い出し、印象的なことを1つずつ挙げていく方法がおすすめです。学生時代のバイトも含め、社会人になってからの出来事を思い返してみましょう。
何かしら、人から褒められたり怒られたりしたことがあるはずです。成功や失敗などを時系列で箇条書きにしていっても構いません。
うまくいったことは強み、思い通りにいかなかったことは弱みだと考えられます。たとえ小さな出来事であったとしても、何があったのかを具体的に掘り下げていくと、弱みや強みが見つかるはずです。
周囲の人に聞くのも1つの手
自分では客観的に強みや弱みを判断できない場合、周囲の人に聞いてみる方法もあります。家族・友達・上司などに、自分の足りない点や評価できる点などを聞いてみましょう。
自分に自信がないタイプの人は強みを見つけるのが苦手ですが、ほかの人から見ればよい部分がたくさんあるというケースもあるのです。
回答した根拠も併せて教えてもらうと、より自己分析に生かせます。気を遣わず、ありのままを答えてくれる人に尋ねてみましょう。
強みや弱みを伝える際の例文
強みや弱みを伝える際は、結論から書き出し具体例につなげることがポイントです。転職活動で使いやすい、強みと弱みの例文を見ていきましょう。
強みを伝える場合
どんな職種に対しても使いやすく、応用しやすい強みの例を見ていきましょう。
私の強みは体力があるところです。学生時代にずっと運動部だった点と、社会人になってからの外回りでさらに鍛えられました。
疲れを翌日に残さないように、ぐっすりと眠れる環境を整えています。御社でも持ち前の体力を生かして、難しい局面でも全力で取り組んでいきたいです。
弱みを伝える場合
弱みを伝える場合、致命的な弱みは選ばないようにしましょう。「ルールを守れない」「ギャンブルがやめられない」などは選びません。裏を返せば、強みになるようなものを選ぶことがポイントです。
私の弱みは優柔不断なところです。決断力がないせいで、先輩や上司に注意を受けたことがあります。物事を慎重に考える癖があり、決断までに時間がかかってしまうのです。
何を優先すべきか判断できないときは周囲に意見を仰ぎ、いったん保留にしてほかの作業を進めるなど、仕事のミスにつながらないように行動したいです。
強みと弱みを答える際のポイント
似たような強みと弱みであっても、答え方次第で印象が変わります。上手に答えるためのポイントをチェックしましょう。
具体的なエピソードを交える
話に説得力を持たせるには、具体的なエピソードを交えることが大事です。例えば、努力を惜しまないことが強みと答えるだけでは、どのような場面で強みを生かせるのかイメージできません。
どんな経過があり、どのように努力したのかをできるだけ詳細に伝えましょう。ただし、アピールしたいと思うあまり、いくつものエピソードを伝えるのは逆効果です。
あれもこれもとエピソードを重ねると、一つ一つが薄くなります。「結局何が言いたいのか分からない」と、思われないように注意しましょう。
弱みは改善のための行動や言い換えをする
人として弱みがあるのは当然のことです。採用担当者は、その人が自分の弱みをどれだけ客観的に理解しているかや、カバーするためにどんな行動をしているのかを知りたいと思っています。
弱みを改善するように努めている姿を伝えると、壁にぶつかっても工夫して乗り越えてくれそうなイメージを持たせられるのです。
ただストレートに弱みを伝えるだけではアピールにならないので、弱みをポジティブに言い換えられないか考えてうまく伝えましょう。
強みと弱みで上手に自己アピールを
面接の前に入念に自己分析を行い、強みと弱みを明らかにしておきましょう。強みを仕事にどう生かすのかを伝え、弱みは強みに言い換えられるものを選ぶことが大事です。
自分の弱みを客観的に理解し、弱みへの向き合い方やカバーするための取り組みを伝えられるように、準備することをおすすめします。
「スタンバイ」で転職先を探して、強みや弱みをまとめてみましょう。スタンバイでは多種多様な職種を、さまざまなキーワードで絞り込めます。ぜひ転職活動にお役立てください。