ピッキング作業に適した服装の選び方は?夏場・冬場の服装の違いも

ピッキング作業は短期のアルバイトに多い倉庫内作業の1つで、未経験者でも就きやすい仕事です。ある程度はラフな服装で問題ありませんが、注意すべき点もあるので、これからピッキング作業のアルバイトをしたい人は、服装の選び方を知っておきましょう。

ピッキング作業とはどんな仕事?

ピッキング作業

(出典) pixta.jp

ピッキング作業とは、製造業者や卸売業者などが、自社の商品を出荷する際、倉庫内から該当するものを収集して運び出す作業を指します。まずは、ピッキング作業の概要から確認していきましょう。

代表的な倉庫内作業の1つ

倉庫内で求められた商品を見つけて特定の場所に集め、出荷する作業がピッキングと呼ばれる仕事です。

商品リストの中から該当する品物を発見し、どこにあるか確認した上で、ピックアップして集めるのが一般的な作業フローです。仕事中のほとんどを倉庫内で作業することになるため、動きやすい服装が求められます。

なお、手作業で品物をピックアップするだけでなく、現場によってはフォークリフトを操作して商品を選別する作業もピッキング業務に含むケースもあります。

ただしフォークリフトの操作には、相応の経験や種類によっては免許が求められるので、応募先企業の社員が担当するケースがほとんどです。

短期バイトが多く未経験でも働きやすい

ピッキングを含めた倉庫内作業は、短期のアルバイトや派遣の仕事が多く、未経験でも働きやすい案件の1つとして知られています。他の職種に比べて作業を覚えやすく、学生や主婦・主夫でも空いた時間で気軽に仕事を請けられるのが特徴です。

6~8時間の作業案件が多いものの、3~4時間程度で仕事が終わる場合も珍しくありません。応募先によっては日払いで報酬を得られるケースもあるので、すぐにお金が必要な人にとっても、ありがたい仕事といえるでしょう。

ピッキング作業に適した服装は?

ピッキング作業をする女性

(出典) pixta.jp

ピッキング作業に適した服装は、どのようなものなのでしょうか?以下のように、倉庫内作業全般は私服で問題ないケースがほとんどですが、動きやすさと安全面に配慮が必要です。

基本的には私服で問題なし

応募先企業の社員の場合、専用の作業服を着ているケースもありますが、アルバイトの立場でピッキング作業をする場合には、基本的に私服で問題はありません。

ただし、作業中に汚れる可能性もあるので、動きやすく汚れても後から洗濯のしやすい服装を選ぶのが基本です。パーカーとジーンズといったラフな服装で構いませんが、季節によってうまく寒暖の調整を行う必要があります。

スムーズに作業できる服装が基本

休憩時間や食事の時間を除いて、基本的に1日中動き回る仕事なので、それにふさわしい服装を心掛けなければいけません。さまざまな動きに対応できる服装や、日頃から履き慣れているスニーカーなどを中心に選びましょう。

少しでも作業の邪魔になるような服装は避ける必要があります。応募先によっては更衣室が用意されているケースもあるので、作業用の服を別に持参してもよいでしょう。

安全性にも配慮する

ピッキング作業を行う際には、安全に作業できる服装にすることも重要です。荷物を運ぶ過程でぶつかったり、転んでしまったりする可能性はゼロではありません。

けがをしないためにも、肌の出すぎた服装や、過度な装飾のある衣服は避ける必要があります。また女性の場合、仕事中はアクセサリー類を取り外しておいた方がよいでしょう。重い荷物を扱う現場では、作業中に安全靴の着用が求められる場合もあります。

倉庫内の温度に合うかも重要

取り扱う商品や季節などによって、倉庫内の温度はかなり異なります。動きやすさや安全性に加えて、倉庫内で快適に作業できる服装にすることも重要です。

夏場と冬場では20度以上の温度差がある場合も多く、たとえ夏場でも冷凍庫の中で作業をする現場もあります。

熱中症や凍傷にならないためにも、環境に応じた服装を心掛けましょう。応募先から注意事項として伝えられるケースもありますが、環境が分からない場合は、事前に問い合わせて確認することも大事です。

【男女別】ピッキング作業の服装の選び方

倉庫で作業をする女性

(出典) pixta.jp

男女別に、ピッキング作業をする際の服装の選び方を簡単に解説します。基本的に軽装で問題ありませんが、動きやすさや安全面、作業環境への適応性の観点で、ある程度の配慮が必要です。

男性の場合

男性の場合、動きやすさを重視してトレーナーやパーカーにジーンズといった、ラフな格好で構いません。

勤務先で着替える場合は、上下ジャージで問題ない現場も多くあります。小物のピッキング作業などで倉庫内の温度が高い場合は、Tシャツでもよいでしょう。

ただし、ダブついているTシャツやカーゴパンツなどは、荷物に挟まってしまったり、他の作業員が裾を踏んでしまったりする可能性があります。

求人票に掲載されている注意事項や服装指定などをよく確認し、NGとされる服装で勤務しないように注意しましょう。

女性の場合

女性の場合も基本的に、作業服やジャージなどで問題ありませんが、抵抗がある人も多いでしょう。

現場に更衣室が設けられている場合は、別途作業用の服を持ち込むのもおすすめです。しかし、着替えるのが難しいならば、長袖シャツに地味な色のパンツといった服装でも構いません。

ただし、指輪やピアスなどのアクセサリーに関しては、仕事中は外しておきましょう。作業中に引っかかってけがをしてしまったり、壊れてしまったりする恐れがあります。安全には十分に配慮しなければいけません。

夏場・冬場における服装の注意点

倉庫にいる男女

(出典) pixta.jp

続いて、夏場・冬場のそれぞれの環境における服装の注意点についても、簡単に解説します。暑さや寒さで体に過度な負担がかからないように、環境に応じた服装を心掛けなければいけません。

【夏場】暑さが和らぐ服装を意識する

夏場の倉庫内は想像以上に暑くなり、状況によっては熱中症の恐れもあります。できる限り暑さを和らげる服装にすることが大事です。外気温はさほど高くなくても、倉庫内は30度を超えてしまう現場は少なくありません。

エアコンが効いているとは限らないため、暑さにうまく対応できるようにしておきましょう。TシャツがNGの現場でも、通気性のよい素材の服にすることが大事です。

ただし夏場でも、冷蔵施設や冷凍庫内で作業をしなければならないケースもあります。たとえ外気温が高くても、倉庫内は氷点下という可能性があるので、その場合はしっかり防寒できる衣服を持参しておきましょう。

【冬場】倉庫内でも防寒対策が必須

冬場は室内の方が気温は高くなるものの、倉庫内は外気温と大差ない場合がよくあります。しっかりと防寒対策をしておきましょう。

日頃の服装に保温性の優れたインナーを着たり、上着を1枚羽織ったりするなど、自分なりに寒さ対策に気を配らなければいけません。

ただし、動きやすさは損なわれないように注意しましょう。インナーに貼り付けるタイプのカイロを使って、体を冷やさないようにする方法もおすすめです。

まとめ:ピッキング作業に適した服装で仕事を安全・快適に

ピッキング作業をする女性

(出典) pixta.jp

ピッキング作業をする際には、動きやすく汚れてもよい服装を心掛けるとともに、安全面や作業環境への適応にも配慮が必要です。

倉庫内は季節によって暑くも寒くもなり、外気温とは大きく環境が異なる場合も珍しくありません。事前に作業環境を確認しておき、服装によってある程度は対策ができるようにしておきましょう。

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