自宅に届く内職のおすすめは?仕事の流れや注意点も解説

「子どもが小さいので内職で働きたい」「隙間時間を活用した副業として稼ぎたい」という人は多いのではないでしょうか?自宅に届く内職なら、材料を取りに出向く手間もかかりません。おすすめの内職や仕事の流れ、注意点について解説します。

自宅に届く内職のおすすめは?

バーコードシール

(出典) pixta.jp

自宅に届く内職には、さまざまな種類があります。まずは、おすすめの内職を4つ挙げるので、仕事の内容や特徴について見ていきましょう。

シール貼り

シール貼りの内職は、商品に値札・バーコードを貼っていく仕事です。1枚貼るごとに報酬を得る仕組みになっており、シールの枚数や商品の大きさなどによって1枚当たりの単価は変わります。

一般的には1枚0.5~10円ほどが相場となっており、時給に換算すると50~200円程度になることが多いようです。特別なスキルは必要とされませんが、シールが汚れたり、髪の毛などが一緒に付着したりしないような気配りは求められます。

また、シールが曲がらないよう正確に貼らなければならないため、集中して作業しなければなりません。コツコツ作業するのが好きな人や、根気のある人に向いている仕事です。

カプセル詰め

カプセル詰めは、ゲームセンターなどにあるカプセルトイのカプセルに、おもちゃなどの商品を詰める仕事です。詰める商品には、キャラクターフィギュアやキーホルダーなどさまざまな種類があります。

1個当たりの単価の相場は0.5~1円が多く、1時間に100個程度詰めて時給は100円ほどと、収入的には低くなる傾向です。

しかし、集中力や手先の器用さはほとんど求められず、商品のバリエーションも豊富なことから、楽しみながら作業できるというメリットがあります。

途中で手を止めても作業に戻りやすいので、特に子どもがいる主婦に人気です。そのため、仕事を見つけるのに苦労するのが難点といえるでしょう。

宛名書き・代筆

DMなどの宛名を書いたり、手紙を代筆したりする仕事も人気のある内職です。代筆する文書には、結婚式の招待状・賞状・ショップカード・年賀状や暑中見舞いなど、さまざまな種類があります。

1枚当たりの単価は、手紙やはがき3~10円・賞状200~300円・招待状30~200円と高めなのが特徴です。文章を代筆する場合、1枚1,000円以上になることもあります。また、ペン字より毛筆の方が割高になる傾向です。

文字をきれいに書けるスキルが求められるなど、単純作業でできる仕事ではありませんが、テストに受かれば初心者でもできる可能性はあるでしょう。手書きだけでなく、リストをパソコンに入力して印刷する場合もあります。

アクセサリー作り

素材を受け取ってアクセサリーを作る仕事は、手先が器用な人やハンドメイドが好きな人に人気のある内職です。素材だけでなく、工具も貸し出してもらえることが多いので、事前に準備する必要はありません。

ビーズをひもに通す・パーツを貼り付ける・簡単なミシン縫いなどが、主な仕事内容です。リボン作りやネックレスチェーンの組み立てなど、工程の一部だけを担当することもあります。

アクセサリー1個当たりの単価は10~200円と幅があり、細かい作業が多いほど高くなるのが特徴です。天然石やビーズを使うこともあるので、キラキラしたものが好きな人にも向いている仕事といえます。

自宅に届く内職の仕事の流れは?

段ボール箱を受け取る

(出典) pixta.jp

内職の仕事は、材料を受け取る・作業する・完成品を納品するというのが大まかな流れです。具体的に見ていきましょう。

材料を受け取る

内職の場合も、面接を受けてから仕事を始めます。これまでは会社や説明会会場に足を運んで受けるのが一般的でしたが、近年は電話・オンラインで行われることもあるようです。

面接に受かったら、会社から材料を受け取って作業を開始します。材料は、郵送されてくる場合もありますが、自宅まで直接車で届けてもらうことがほとんどです。

自宅まで担当者が届けてくれる場合は、家を不在にしないよう、必ず在宅している日を指定しましょう。

作業する

材料を受け取ったら、数量や内容に間違いがないかチェックしましょう。仕事の指示書も同梱されているので、必ず確認してから作業に取りかかります。すぐに作業できないときも、内容の確認だけは受け取った時点で済ませておくのがおすすめです。

作業しやすい場所を確保し、完成品が汚れたり、余計なものが混ざったりしないように注意します。小さい子どもがいる家庭では、子どもが材料や完成品に触れないような場所で作業することが大切です。

材料を壊してしまったり、完成品に問題があったりすると、今後仕事をもらえなくなることもあります。

完成品を納品する

完成品は、会社から指定された方法で納品します。納品の前には必ず、数量や完成品の状態をチェックしましょう。指示通りの状態になっていれば、問題ありません。

納品の期日に遅れないことが大前提なので、納期がタイトすぎないか、受注する前に確認しておく必要があります。期日より早めに納品できると印象も良くなるので、余裕を持って作業できる状況を整えておくとよいでしょう。

納品後、会社側で検品され、問題がなければ賃金が支払われます。

自宅に届く内職のメリット・デメリット

家計簿をつける

(出典) pixta.jp

自宅での内職は、子育て中の人を中心に人気のある仕事ですが、通常のバイトとは違う苦労もあります。メリット・デメリットについても、知っておきましょう。

メリット

内職の大きな魅力は、自宅で自分の好きな時間に働けるということです。作業時間の配分なども自分の予定に応じて決められるので、まとまった時間を取れない人・シフト制のバイトが難しい人でも、隙間時間を活用して収入を得られます。

また、好きな音楽・ラジオを聞いたり、動画・テレビを見たりしながら作業できるのも、内職ならではといえるでしょう。1人でコツコツと作業するため、人間関係の煩わしさに悩まされることもありません。

デメリット

一般的に1つ当たりの単価が低い傾向にあるため、時給に換算すると他のバイトより安くなるのがデメリットです。効率的に作業すればある程度の収入にはなりますが、1時間に完成できる数には限りがあります。

大きく稼ぎたい人にとっては、やりがいを感じられないかもしれません。納品しても検品でOKが出なければ、その個数分の工賃は支払われない可能性もあります。

また、根気のいる仕事もあるので、単純作業が苦手な人は苦痛に感じてしまうでしょう。同じ姿勢で作業を続けることで、肩凝りなどに悩まされている人もいるようです。

自宅に届く内職の注意点

内職道具

(出典) pixta.jp

内職は手軽に始められるのが魅力ですが、仕事探しや収入を得た際にいくつか注意することもあります。主な注意点を2つ見ていきましょう。

単価が高すぎたり低すぎたりする案件に注意

単価が高すぎたり低すぎたりする案件には、注意が必要です。全体の相場に比べて単価が高すぎる案件は、難易度が高い作業を求められる場合もあります。

自分のスキル以上の仕事を受けてしまうと作業に時間がかかり、期日までに必要量を納品できず、契約内容に反してしまう恐れもあります。ほかにも、初期費用という名目で、本来不要な前金を要求される詐欺の可能性もあるので気を付けましょう。

一方、単価が低すぎると、いくら頑張って作業しても思ったように稼げません。労力だけ使ってわずかな収入しか得られなければ、精神的に疲弊してしまう可能性もあります。正しい相場を把握して、受注することが大切です。

一定の収入を得たら確定申告が必要

収入の額によっては、確定申告をしなければなりません。内職だけが収入源の場合、年間の所得金額(収入から経費を差し引いた分の額)が基礎控除の48万円を超えたときに、確定申告が必要です。

複数の会社の内職を掛け持ちしている人は、合算した金額が48万円を超えたときに申告が必要になります。また、会社員などの給与所得があり、副業として内職をしている人は年間の所得金額が20万円を超えた場合に必要です。

出典:No.2020 確定申告|国税庁

出典:No.1199 基礎控除|国税庁

内職は隙間時間を活用して稼げる仕事

家計簿をつける女性

(出典) pixta.jp

内職は、まとまった時間が取れない人や、子育て中の人でも取り組みやすい仕事です。基本的に特別なスキルを必要としない単純作業が多いため、手軽に始められるというメリットもあります。

一般的なバイトに比べて時給は低くなる傾向にありますが、気軽なお小遣い稼ぎ感覚で隙間時間を有効活用したい人にはおすすめです。「スタンバイ」には、さまざまな種類の内職の求人も掲載されています。気になる人は、チェックしてみましょう。

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