コンビニでは、学生から高齢者・外国人に至るまで、さまざまな人が働いているのが特徴です。これからコンビニバイトを検討している人に向け、仕事内容やメリット・デメリット、向いている人の特徴などを解説します。
コンビニバイトはどんな感じ?
コンビニバイトは初心者でも始めやすい仕事として知られていますが、「仕事がきつい」「思ったよりも大変」といった声も少なくありません。コンビニバイトの実態は、どのようなものなのでしょうか?
仕事内容は多岐にわたる
レジ業務や品出し・店舗の清掃など、コンビニバイトの仕事は多岐にわたります。仕事の種類が非常に多いため、大変な面も多いのが実態です。特に、これまでバイトの経験がない人は、慣れるまで時間がかかるでしょう。
また、コンビニは24時間休みなく開いている店舗が大半なので、シフトに入る時間帯によって作業が異なるケースも少なくありません。ランチタイムや多くの人にとって帰宅時間に当たるタイミングなどは、店内が混雑し、接客に多くの時間を取られる可能性があります。
逆に深夜の時間帯などは、利用客がほとんどいない場合も多いため、仕事が楽だと感じる人もいるでしょう。
店舗ごとの差が大きい点も特徴
コンビニには直営店とフランチャイズ店があり、店舗ごとに雰囲気や働き方などが異なるのも特徴です。
例えば、直営店は本社作成のマニュアルに従って、業務を遂行する傾向にあります。一方フランチャイズ店は、店舗オーナーの意向で業務の流れが決められるケースも珍しくありません。
またコンビニの種類により、仕事のやり方や内容が異なる場合もあります。レジ業務や品出しといった業務は共通していますが、セブン‐イレブンは「nanaco」の、ファミリーマートは「ファミペイ」のチャージ対応があるでしょう。
ローソンやミニストップでは「Loppi」の操作方法を説明する仕事などが発生したり、各コンビニとも季節メニューの入れ替えが頻繁に発生したりするように、それぞれ特徴があります。
コンビニバイトの具体的な仕事内容
コンビニバイトの具体的な仕事内容を見ていきましょう。コンビニバイトの仕事の中心はレジ業務であり、そのほかに商品を並べる品出しや、店舗の清掃などがあります。
基本は「レジ業務」
レジでの対応はコンビニバイトの基本業務です。最初に任されるのは基本的にレジでの仕事であり、一般的な商品の精算だけではなく、宅配便や郵便などの代行サービス受け付けや公共料金・税金などの収納代行も担当します。
近年、コンビニ各社はさまざまな代行サービスを始めており、レジ業務だけでも覚えることは多くあります。さらに、さまざまなタイプのお客さまに対応する必要があるため、人によっては慣れるまで時間がかかるでしょう。
美しく並べたい「品出し」
品出しは店舗に入荷した商品を検品し、所定の場所に陳列する作業です。
先に入荷したものからお客さまの手に渡るように、新たに入荷した商品は後ろに並べる必要があります。単に棚に商品を並べればよいわけではなく、隠れた商品を見やすくしたり、設置場所を直したりなど、見栄え良く陳列することが重要です。
また、各商品の賞味期限・消費期限を確認し、一定の基準で陳列を終えるものをピックアップするのも仕事です。
いつもきれいに「清掃」
店内をきれいに保つのも、コンビニバイトの仕事の1つです。所定の時間に店内をモップがけするのに加えて、トイレ掃除やごみ出しなどもする必要があります。基本的に客足の少ない時間帯に清掃するため、主に深夜勤務のスタッフが担当する傾向があります。
さらに、店内だけではなく、店舗周りの掃き掃除も重要な仕事です。駐車場が広い場合、店外の清掃も相応の時間がかかります。地域によっては、雪かきが必要なところも少なくありません。
切らさないよう注意「調理」
コンビニでは、レジ横でさまざまなホットスナックを提供しており、揚げ物や肉まん・おでんなどの調理もコンビニバイトの仕事です。品切れにならないように、定期的に調理・補充する必要があります。
調理方法は基本的にマニュアル化されており、機械で自動化されているケースも多いので、さほど難しい作業ではありません。調理そのものよりも、作業のタイミングを見計らうことが大事です。
慣れてきたら挑戦「発注」
コンビニバイトとして経験を積めば、発注作業を任されることもあります。適宜足りなくなった商品を注文する仕事で、売れ行きを確認しながら売れ残りや廃棄が出ないように取り計らう必要があります。
発注ミスが起こると店舗の損失となってしまうので、バイトリーダーをはじめ、経験豊富なスタッフが担当するケースがほとんどです。
コンビニバイトのメリット・デメリット
コンビニバイトの具体的なメリットやデメリットも知っておきましょう。コンビニバイトを始めるかどうかは、まず両者を比較・検討した上で慎重に判断することが大事です。
【メリット】シフトが組みやすい
シフトが組みやすく、自分の好きな時間帯に働きやすいのが、コンビニバイトの特徴です。大学の講義に合わせて午前中のみシフトに入ったり、土日の深夜勤務のみ担当したりなど、自分の都合やライフスタイルに合わせて仕事ができます。
また、仕事内容がしっかりとマニュアル化されている店舗が多いので、慣れてしまえば効率的に働けるのも魅力の1つといえるでしょう。バイトの立場でも多くの業務を経験できるので、ほかの仕事で生かせるようになるのもメリットです。
【デメリット】仕事を覚えるまでが大変
マニュアル化はされているものの、コンビニバイトは覚えることが多いため、初めのうちは苦労する可能性があります。
時間帯によって客足や客層が変わるものの、日常的に接客が必要な仕事のため、人と接するのが苦手な人にとっては難しいと感じる場合もあるでしょう。さまざまなタイプのお客さまと接する必要があり、場合によってはクレーム処理を求められる可能性もあります。
接客に負担を感じるならば、客足が少ない深夜帯に働くなど、自分なりに工夫する必要があるでしょう。
コンビニバイトに向いている人の特徴は?
コンビニバイトに向いている人の特徴としては、マニュアルに従って仕事ができるのはもちろん、以下の点が挙げられます。自分に向いている仕事かどうか、考えてみましょう。
臨機応変な動きができる
仕事内容が多いのに加えて、毎日さまざまなお客さまが来店するため、コンビニバイトは臨機応変な動きができる人に向いています。仕事のほとんどはマニュアル化されているものの、その場の判断で必要な対応を求められるケースも少なくありません。
接客と並行してさまざまな作業をこなす必要もあるので、優先順位を的確に判断して行動する必要があります。自分なりに創意工夫をしつつ、効率的に働ける人も向いているでしょう。
接客が好き・得意
コンビニバイトは人と接する仕事であるため、接客が好きな人に向いています。学生や社会人・シニア層など、さまざまなタイプのお客さまとスムーズにコミュニケーションを取れる人は楽しく働けるでしょう。
1人1人に合った接客も求められますが、うまく対応できればリピーターになってもらえる可能性もあります。接客で実績を上げたことにより、バイトから昇格している人も多いので、人と接するのが得意な人はコンビニバイトを始めてみるとよいでしょう。
コンビニバイトでさまざまなスキルを磨こう
コンビニバイトの仕事内容は多岐にわたり、店舗ごとの差も大きいのが特徴です。ただし、レジ業務や品出し・清掃など決まった仕事が多いので、慣れれば効率良く働けるようになります。
バイトの立場でもさまざまな業務を経験できるので、ほかの仕事にも生かせるようになるでしょう。自分の好きな時間帯に働いて、スキルアップするのにも役立ちます。
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