仕事で何がしたいか分からない大学生は多い?適職を見つける方法は?

大学生になってから、「やりたい仕事が見つからない」「何がしたいか分からない」と迷う人もいるでしょう。就活を見据えると、不安になるかもしれません。なぜやりたい仕事が分からないのか、理由や原因を解説します。見つけ方も併せて確認しましょう。

仕事で何がしたいか分からない?

考え事をする女性

(出典) pixta.jp

大学生になると、自分がどんな仕事をしたいのか悩むケースが増えてきます。いったい何がしたいか分からないと悩み、就活で行き詰まることもあるはずです。大学生の悩みや考え方を確認しましょう。

迷っている大学生はたくさんいる

大学生になると就活が近づいてくるため、「何がしたいか分からない」と悩む人もいます。しかし、すぐにやりたい仕事が見つかるとは限りません。

社会人として働いた経験もなく、具体的な仕事内容をイメージできる人は少ないでしょう。勉強と仕事は必ずしも直結しないため、余計に悩みは深くなります。

昔から将来の夢を持っている人や、特定の仕事を目指して勉強している人を除くと、やりたい仕事が明確に分かっている大学生は少数でしょう。

やりたい仕事が必要という考えがある

「やりたい仕事が必要だ」という考えは、多くの人に共通しています。明確な夢を持つ大学生は少ないものの、「やりたい仕事を見つけたい」と願う人は少なくありません。就活が始まると、どの企業に応募すべきか考える必要性が高まります。

やりたい仕事が見つからない場合、仕事を選ぶ基準をどのように設定すればよいか、迷うことも少なくありません。大学時代に自分の適性を見極めることができれば、就職活動も有利になります。

同じ待遇の条件下では、苦手な仕事を選ぶ人は少ないでしょう。自分の望む職を見つけられなければ、不安な気持ちのまま就職することになりかねません。

そのため、多くの大学生は苦手な仕事や自分に合わない職に就くリスクを避け、やりたい仕事を見つけることの重要性を感じています。

やりたい仕事が見つからない理由は?

考える大学生

(出典) pixta.jp

仕事以外であれば、自分のやりたいことを見つけるのは簡単かもしれません。しかし、やりたい仕事を見つけるには時間がかかります。

なぜ、やりたい仕事を見つけられないのでしょうか?主な理由を紹介します。

自分のことが分かっていない

特別な才能や、突出した得意分野を持つ人の数は多くありません。誰でもすぐに適性の有無や長所・短所を見つけられるとは、限らないでしょう。

多くの人は、今までの経験や自分の考え方を深掘りしながら、自分の向き不向きが分かってきます。やりたい仕事を見つけられない人は、自己分析が足りず、自分のことが分かっていないのかもしれません。

自己分析をしたことがなく、自分の長所・短所・個性が分かっていないと感じる場合は、自己分析をしてみましょう。分析を進めるうちに、適性が見えてくる可能性があります。

経験が足りない

経験不足は、多くの大学生が直面する問題です。実際の仕事に携わった経験がないと、業務の内容や必要なスキルの具体的なイメージを持ちにくいものです。

大学生には実務に近い形で仕事に取り組む機会がほとんどないため、経験が不足しているのはやむを得ない状況といえます。

社会人として実際に仕事に就くことで、自分の適性が明らかになることも少なくありません。特にアルバイトの経験がまったくない場合、適性を経験から判断することは一層困難になります。

さらに、自分に合った仕事を見つけるには、その職種の存在を知っているかどうかも重要な要素です。もし自分に合う仕事が比較的珍しいものだった場合、その存在を知らずにやりたい仕事を見つけることができない場合もあります。

求める条件が多すぎる

「条件」「待遇」を気にしすぎると、やりたい仕事が見つからない可能性があります。もちろん、魅力的な企業に勤めたいという希望は多くの人が持っているでしょう。

しかし、給与・福利厚生・企業規模・残業の有無・有給休暇取得率・企業の将来性など、あまりにも条件を気にしすぎると仕事内容や適性まで考えが回りません。

全ての条件を満たすものに絞ると該当する企業がほとんどなく、少ない選択肢から選ぶことにもなるでしょう。

また、過度な条件指定は、不採用の可能性が高くなる恐れもあります。競争率が激しく、能力があったとしても必ず選ばれるとは言い切れません。

何がしたいか分からないときの対処法

ノートに書き込む女性

(出典) pixta.jp

どんな仕事がしたいか分からないときは、やみくもに応募や選考を進めるのではなく、立ち止まって考える時間が必要です。就活の際に、迷ってしまったときの対処法を紹介します。

自己分析を行う

就活では、履歴書記入や面接の際に、長所・短所・自己PRなど「自分のこと」を聞かれる場面が増えてきます。やりたい仕事を見つけるだけでなく、「自分を知ること」はアピールをする上でも重要です。

やりたい仕事がまったく分からない時点で、自己分析ができていない可能性は高いでしょう。一度取り組んだことがあったとしても、さらに深く掘り下げる必要があります。

簡単に自己分析を進めるには、インターネット上のツールを活用するのがおすすめです。性格診断や適性検査、自己分析ツールの利用を検討してみましょう。

インターンシップに参加してみる

インターンシップでは、実際の仕事を体験できます。職場に訪問し業務を見せてもらうだけでなく、仕事に参加できる就業体験を実施している企業も多いでしょう。

インターンシップに応募し就業体験をしてみると、仕事の内容だけでなく雰囲気や社風もつかめます。

就業体験の期間は、企業によってさまざまです。より深く仕事を理解したいと感じているなら、長く体験できる企業を選ぶのもよいでしょう。特に、長期休暇中なら仕事に専念できます。

仕事の種類を調べてみる

どんな仕事があるのか分かっていないと、自分に合う仕事を見逃す可能性があります。職業紹介サイトや書籍を活用するほか、求人サイトで実際の仕事を見る方法もおすすめです。

募集されている求人を見れば、仕事内容や必要な資格も書かれています。「スタンバイ」でも、職種ごとの検索や職種一覧の確認ができます。

まずは気になる職種を見つけ、どのような求人が出ているのか調べてみましょう。詳しい仕事内容が分かれば、好きな仕事が見つかり、新たな進路を発見できるかもしれません。

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どうしても分からないときの仕事の選び方

調べ物をする

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何でも平均的にできる人や、特別な好みがない人は、いくら考えても明確な「やりたい仕事」が見つからないこともあります。

どうしても分からないときは、どうすればよいのでしょうか?主な解決策を紹介します。

やりたくない仕事を除外する

何が向いているか分からない場合でも、「苦手な仕事」「嫌な条件」は分かるケースがあります。まずは、苦手なことを書き出していき、自分が就きたくない仕事を明確にしましょう。

苦手な業務や嫌な条件の仕事に就いてしまうと、すぐに耐えられなくなるかもしれません。同じ待遇で他の仕事があるなら、あえてやりたくない仕事を目指す必要はないでしょう。

「苦手」「嫌い」のようにはっきりとしたネガティブな印象がないときは、興味の有無や得意・不得意で分類するのもおすすめです。

環境面から考える

好きな仕事が見つからないときや、得意・不得意がないときには、どんな仕事でもいいと考えがちです。もし自分の気持ちだけでは判断ができないときは、企業の待遇を比較してみましょう。

同じ仕事であっても、企業の方針や考え方によっては、環境が変わります。働き方に関する希望や譲れない条件があるときは、環境面から絞り込んでいきましょう。

「残業が少ない仕事がいい」「デスクワークがいい」など、自分の希望をピックアップし、順位付けをした上で仕事探しに役立てます。

やりたい仕事はゆっくり探す方法もあり

授業を受ける大学生

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就活が始まっても、やりたい仕事がなかなか見つからない大学生もいます。もし自分の目指す方向が分からないとしても、過度に不安がらず、自己分析や経験を積んでゆっくり探すのもおすすめです。

インターンシップやアルバイト経験によって、やりたい仕事が見つかる可能性もあります。アルバイトを探すのであれば、「スタンバイ」を活用してみましょう。

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