バイトの面接は何分前に着けばよい?理想の到着時間や声の掛け方

アルバイトの面接を受ける際、応募先に何分前に着けばよいか悩む人は多いのではないでしょうか?人によって考え方が異なる部分ですが、一般的な到着時間や面接会場で声を掛ける際のポイント、遅刻しそうな場合の対処法などを解説します。

バイト面接は何分前に声を掛けるべき?

腕時計を見る女性

(出典) pixta.jp

初めてアルバイトの面接を受けるとき、面接開始時間の何分前に現地に到着すればよいのか、いつ面接会場や店舗などで受付に声を掛けるべきか分からない人も多いでしょう。まずは一般的なルールを押さえておきましょう。

理想は5分前

アルバイトの面接に限らず、アポイントを取った上で相手先を訪問する際には、目的地の周辺に10分から15分程度前に到着している必要があります。

5分前に到着する人もいますが、会場の場所が分からなかったり、案内されるのに時間が掛かったりする可能性もあるので、余裕を持って到着するようにしましょう。

面接会場が分かっているのであれば、近くでしばらく時間をつぶして、5分前に声を掛けるぐらいが理想です。面接会場が用意されている場合は、会場前にいる受付に声を掛ければ案内してもらえます。

一方、レストランやコンビニなどアルバイトをする店舗で面接を受ける際には、店員にあいさつして面接で訪問した旨を伝えるとよいでしょう。

一般企業の場合も受付に声を掛けますが、受付が担当者に連絡して面接場所に案内されるまでに時間を要する場合もあるので、少し早めに声を掛けることが大事です。

声を掛けるときのポイント

店舗の場合は、バックヤードや店内の空いている席などで面接を受けるケースが多いため、まずは一般客と同じようにエンストランスから入り、店内にいるスタッフに声を掛けます。

「本日アルバイトの面接で参りました○○と申します」とあいさつをして、面接担当者に取り次いでもらいましょう。

担当者がやって来たら再び名前を伝え、「よろしくお願いいたします」とあいさつします。面接が終了したら「本日はありがとうございました」と感謝を伝えて、担当者の指示に従って退店しましょう。

面接会場が用意されている場合や、一般企業で面接を受ける場合は、まず受付に声を掛けて面接で訪問した旨を伝えます。その後は受付の指示に従って、面接を受ける場所に向かいましょう。

担当者がやって来て案内してくれる場合もあるので、店舗での面接と同じようにあいさつをして、担当者の指示に従います。面接が終わったら担当者にお礼を伝えて帰りますが、受付にもきちんと礼をして感謝の意を伝えると、印象がよくなるでしょう。

遅刻・早すぎる声掛けもNG

アルバイトの面接では、開始時間に遅刻しないのは当然ですが、逆に声掛けが早すぎるのも避けるべきです。

面接開始の30分前などに声を掛けると、担当者がまだ準備をしていないケースも多く、ほかの仕事を中断して対応しなければならなくなります。結果的に、相手の迷惑になってしまうため、印象も悪化するでしょう。

面接を受ける場所に早く到着するのは構いませんが、面接をお願いする声掛けは、しっかり時間を守る必要があります。

早く到着した場合、店内やエントランスで待たせてもらえる場合もありますが、相手側もできるだけ早く対応しようと考えるため、担当者のスケジュールが狂ってしまうかもしれません。

できる限り迷惑にならないように、会場近くへの10分~15分前ぐらいの到着と、5分前の声掛けを意識しましょう。

バイト先に早く着いてしまった場合

女性の足元

(出典) pixta.jp

面接先での声掛けは時間をしっかり守ることが大事ですが、それでも面接場所に早く着いてしまう場合もあるでしょう。その際は以下のように、うまく時間を調整することが大事です。

トイレに行っておく

想定よりも早く会場に到着した場合は、周辺の商業施設などを利用してトイレに行っておきましょう。

そこで服装に問題はないか、髪型などが乱れていないかを確認し、身だしなみを整えておくと、安心して面接に臨めるようになります。

時間に余裕があるならば、面接での受け答えのシミュレーションもしておくとよいでしょう。

周辺を散策して採用後にそなえる

時間前に会場周辺に到着した場合は、周辺を散策して時間を調整するのもおすすめです。

面接会場とアルバイトでの勤務先が同じ場合、採用後は頻繁に通うことになるため、周辺の立地を確認しておくと、仕事に遅刻したり迷ってしまったりするリスクを減らせます。

最寄り駅から勤務地までのルートを再確認し、信号が多かったり、時間帯によっては遠回りが必要だったりしないかなど、しっかり確認しておくとよいでしょう。休憩時間に買い物できる場所なども探しておけば、仕事へのモチベーションを高められます。

バイト先近くで待つ場合の注意点

面接場所の周辺で時間を調整する場合には、周りから見られている可能性も考慮する必要があります。

周辺を何度も歩き回ったり、歩きながらスマホをいじっていたりすると、悪目立ちしてしまいかねません。面接先のスタッフや担当者に見られてしまうと、印象が悪くなるおそれがあります。

面接会場や面接先の店舗に入っても迷惑にならない時間までは、周辺を散策するか、近くのカフェなどで過ごすとよいでしょう。周囲に違和感を与えない工夫が求められます。

面接に遅刻しそうな場合の対処法

スマホを操作する手元

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面接時間には絶対に遅刻しない意識が大切ですが、それでも想定外の事態に遭遇したり、道に迷ってしまったりして、遅刻しそうになる可能性はあります。面接に遅れそうな場合の対処法を確認しましょう。

遅れそうと分かった時点で連絡する

面接の時間に遅れそうな場合は、できるだけ早く面接先に連絡を入れることが重要です。電車に乗り遅れたり、家を出るのが遅れてしまったりなど、遅刻の可能性が生じた時点ですぐに連絡を入れましょう。

会場に遅れて到着してから事情を話すのではすでに遅く、面接担当者の印象も悪くなってしまいます。できるだけ相手の迷惑にならないように注意して対処しなければいけません。

基本は電話で連絡する

遅刻しそうな場合の連絡は、原則として電話を使いましょう。メールだと担当者が見ていない可能性があり、無断で遅刻したと思われかねません。

どうしても電話を掛けられない状況にある場合は、まずはメールを送っておき、電話がつながる場所に出たら、改めて連絡を入れる必要があります。

もし面接担当者が不在の場合は、電話対応をしたスタッフに遅刻する旨を伝えて、謝罪とともに担当者に伝えてもらうように依頼しましょう。

遅刻しそうな場合の連絡の例文

面接に遅刻しそうな場合は、電話で「本日○○時から、アルバイトの面接にお伺いする○○です」と、まずは名前と用件を伝えます。

次いで「大変申し訳ございません。○○の理由で、面接時間に遅れそうになっております」といったように、お詫びと遅刻しそうになっている理由を伝えましょう。さらに、到着できる時間帯をできるだけ正確に伝えます。

その上で、このまま面接を受けられるか、改めて日時を設定してもらえるのかなどを確認します。電車が遅れてしまったり、道に迷ってしまったりなど、先方がある程度は納得できる理由ならば、面接時間や日程を調整してもらえる可能性が高いでしょう。

バイトの面接はどのくらいかかる?

時計のアップ

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アルバイトの面接にかかる時間は、どれぐらいなのでしょうか?就職や転職の面接の場合、職種や面接の段階によっては1時間近くかかるケースもあります。一方アルバイトの面接の場合は、どんな仕事であっても、より短時間で終了するケースがほとんどです。

一般的には30分前後

アルバイトの面接時間は、仕事先によって異なりますが、基本的には30分前後で終わります。

担当者が履歴書を確認し、いくつか質問をした後、仕事内容や給料・シフトなどの説明・確認をするのが、一般的なアルバイト面接の流れです。その後に数分の質疑応答の時間が設けられ、面接が終了します。

その場で合否が伝えられる可能性もあり、合格した場合は、アルバイトの契約書などに署名・押印する流れになる場合もありますが、それでも1時間以上かかるケースはまれでしょう。

ただし、その後の予定に支障が出ないように、余裕を持ってスケジュールを組んでおくことが重要です。

不安があるなら事前に一度訪れておこう

腕時計を見る女性

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アルバイトだといっても、面接時間に遅刻するのは当然NGですが、あまり早く到着して声を掛けてしまうと、先方にとって迷惑になる可能性があります。面接場所の周辺には10分ほど前に到着し、5分前に声を掛けるのがよいでしょう。

会場周辺に早く着きすぎてしまった場合には、近くのトイレで身だしなみを整えたり、周囲を散策して土地勘をつかんだりするのがおすすめです。むやみに店舗や企業の周りを歩き回って、悪目立ちしないように気を付けましょう。

また、遅刻しそうな場合はすぐに電話で連絡を入れ、きちんとお詫びをした上で、先方の指示を仰ぐ必要があります。相手の立場に立って、できる限り迷惑にならないように取り計らう姿勢が大事です。