面接で好印象を与える髪型とは。男女別に詳しく解説

髪型はその人の印象を大きく左右する部分であり、面接の際は必ずチェックされています。好印象を与える髪型のポイントを理解して、その場に相応しい髪型に整えることが大事です。面接時におすすめの髪型を、長さ別や男女別に見ていきましょう。

女性の面接の髪型のマナー

スマホを見ているショートヘアの女性

(出典) photo-ac.com

女性の髪型はバリエーションが豊富なだけに、どんなスタイルをすればよいのか悩みがちです。普段見た目に気を遣っている人でも、面接とプライベートは分けて考える必要があります。長さ別に、面接の髪型のマナーを見ていきましょう。

ショートヘア・ボブの場合

ショートヘアのように結べない長さの場合、髪を耳にかけるとスッキリとして見えます。活発な雰囲気になり、営業職や接客業に向いているイメージを与えられるでしょう。前髪が長めの人は、髪が頬にかからないように注意しましょう。

ボブヘアも同様で、サイドの髪が乱れないように耳にかけるスタイルがおすすめです。お辞儀をしたときに、顔周りの髪がバラバラと落ちてこないように整えます。

髪が乱れないようにするには、髪型をキープできるタイプのスタイリング剤を使用しましょう。

ミディアムヘアの場合

ミディアムヘアは、1本にまとめて結ぶのが基本です。おくれ毛が落ちてこないように、しっかりとまとめましょう。

耳から上の毛だけをまとめ、残りの毛を下ろしたハーフアップスタイルでも構いません。1本にまとめるとおくれ毛が出てきてしまう場合でも、ハーフアップなら問題ありません。

ショートヘアと同様に、顔周りがスッキリと見えるように気を配ることが大事です。ヘアゴムは髪色に合わせ、黒や茶色を使用しましょう。

ロングヘアの場合

ロングヘアもミディアムヘアと同様に、1本に結びましょう。ポニーテールやお団子でまとめると、スッキリとして見えます。お団子を作るときに使用するピンは、髪色に馴染むカラーでシンプルなデザインを選びましょう。

飾りが付いたものや大きすぎるものは、主張が強くなってしまうので使用しないのが無難です。結ぶ位置は耳の高さと同じ程度か、やや下あたりにしましょう。高すぎる位置でまとめるよりも、落ち着いた雰囲気を演出できます。

あまり高い位置で結ぶとスーツ姿とミスマッチになったり、年齢よりも子どもっぽい印象を与えたりすることがあるので、全体の印象をチェックしながら結ぶ位置を調整しましょう。

男性の面接の髪型のマナー

スーツに着替える男性

(出典) pixta.jp

男性の場合、一般的な企業で面接を受ける際の髪型はショートヘアと決まっています。男性の短髪は定番なだけに、どんな点に注意すればよいのか分からなくなりがちです。長さや整え方のポイントを見ていきましょう。

耳周りが見えるショートヘア

男性の髪型は、耳を出したショートヘアが基本です。こめかみや耳周りが見える程度の長さに整えると、清潔感がアップします。もみあげで耳が隠れないように注意し、襟足もスーツの襟にかからない長さに整えましょう。

美容室でカットする際に面接を控えていることを伝えれば、スッキリとした印象にしてもらえるほか、スタイリングのアドバイスも受けられます。

スタイリング剤を使ってまとめる

スタイリング剤を使用し髪をセットすると、より清潔感をアップできます。スタイリング剤には髪のボリュームを抑えられるタイプや、ふんわり感を出せるタイプなどがあります。

髪質に合うものを選び、毛の流れを整えるように付けましょう。付けすぎると油分でべたつき、不衛生な印象になってしまうので注意が必要です。

面接で髪型を整える目的はおしゃれのためではないので、毛先を遊ばせすぎたりトレンドを追いすぎたりしないことが大事です。

面接に不向きな髪型

耳周りがスッキリと見えたとしても、坊主や長髪はNGです。坊主は強面に見せてしまう恐れがあり、長髪は清潔感に欠けます。

事情があってどうしても坊主にしなければならない場合は、少しでもソフトに見えるように、少々伸ばした状態にするか柔らかい表情に気を使うことがおすすめです。

ツーブロックや刈り上げなどの個性的に見えやすい髪型も、面接官によってはマイナスな印象を受けることがあります。社風や職種によって受け取り方が異なるので、十分な注意が必要です。

面接のとき前髪はどうするべき?

髪を整える女性

(出典) pixta.jp

前髪は長さやスタイリングの仕方で、顔の印象を大きく変える部分です。全体の長さが変わらなかったとしても、前髪の長さを変えるだけで、印象をガラリと変えられます。男女別に、おすすめのスタイルを見ていきましょう。

女性の場合

女性の前髪は目にかからない程度の長さにするか、左右に流したり真ん中で分けたりするとスッキリと見えます。眉を見せ、生き生きとした表情を演出しましょう。

ただし、前髪が極端に短くおでこが出すぎたスタイルや、直線に切りそろえたぱっつん前髪にすると、幼く見えたり奇抜な印象を与えたりする可能性があります。年齢に合った自然な印象に整えることを意識しましょう。

前髪を下ろしたスタイルでは、髪の分量が多すぎると重く陰気な印象を与えてしまいます。分量が多い場合はすきバサミで量を減らすか、おでこが2/3~1/2程度見えるようにピンで左右にまとめましょう。

男性の場合

男性の前髪は眉にかからない程度の長さで、さわやかさを演出する方法がおすすめです。目にかかる長さにすると、目元に影ができ表情が暗く見える心配があります。

中途半端に伸びているとだらしない印象に見られてしまうので、短く整えましょう。前髪を長めにしたい場合、七三に分けるか前髪を全て後ろに流すオールバックスタイルにすると、スッキリして見えます。

前髪を分けるときは、途中でバラバラと落ちてこないように適量のスタイリング剤で撫で付けておくと安心です。スタイリング剤を使えば、湿気が多いときでも髪型が崩れにくくなります。

面接の髪型で押さえるべきポイント

面接を受ける男女

(出典) pixta.jp

面接向けの髪型の基本を押さえていても、本当にこれでよいのかと悩むことがあります。より好印象を与えるために、チェックしたいポイントを見ていきましょう。

清潔感があるかが大切

面接では、清潔感があるかどうかをチェックされています。細部をチェックするというよりも、全体的な印象が見られているのです。

頭部の中で髪型が占める割合は大きく、寝癖やほつれなどがあると目立ちます。面接では顔を見て話すので、どうしても髪型の乱れに目がいきやすい状態です。普段よりも意識して、乱れがないように整えましょう。

女性の場合、長い髪を1本に束ねたとしても、ほつれや浮き毛があると清潔感がなくなってしまいます。スタイリングする前にしっかりとブローし、髪の癖を取ってまとめやすくしましょう。

髪を結んだ後、おくれ毛やほつれをチェックし乱れている部分はピンで留め、ワックスなどのスタイリング剤で固めます。

ほつれている部分だけを直せる、スティックタイプのワックスがあると便利です。髪をまとめるのが苦手な人は、利用してみてはいかがでしょうか。

表情が分かる髪型にしよう

顔が髪で隠れていると、表情がよく見えません。入社への熱意を伝えようと思っても、上手く伝わらない原因になります。顔がよく見える髪型に整えることも意識しましょう。

髪が顔にかかった状態だと自信がなさそうに見えたり、陰気な印象を与えたりする心配があります。せっかくの笑顔も、髪型次第で印象が変わってしまうのです。

面接では、明るく快活な人物であると伝える必要があります。髪型1つで自身の印象が大きく変わることを理解し、より魅力的に見せましょう。

社風や業種の雰囲気に合わせて

社風や業種によっても、相応しい髪型とそうでないものがあります。自由や個性を重んじる企業では、通り一遍のスタイルではよい印象を与えられないこともあるのです。

例えば、アパレル業界では、自由なスタイルで臨んでも好印象を残せることが少なくありません。面接で、スタイリングのポイントを聞かれることもあります。

髪型や服装を希望するブランドのイメージに合ったスタイルに近付けると、働いている姿をイメージさせやすくなり、好印象を与えやすいでしょう。

ホテルや銀行などでは、会社ごとに髪型の規定が設けられていることがほとんどです。顧客に悪い印象を与えないように、かっちりとしたスタイルが求められます。その企業で働いている人の姿を見て、参考にすると失敗がありません。

どのような社風でも、清潔感や基本的なマナーを見られている点は押さえておきましょう。自由な社風だから髪型を整えなくてもOKと思っていると、悪い意味で目立ってしまいます。

面接の髪型についての疑問

スーツの男性

(出典) pixta.jp

髪色や髪質には個性があり、天然パーマの人やヘアカラーをしている人はどうすればよいのか悩みがちです。面接前に標準に近づけるべきか、分からなくなることがあります。髪のくせや色に関する疑問を解消しましょう。

くせ毛や天然パーマはそのままでいい?

くせ毛や天然パーマの場合、縮毛矯正をしたりヘアアイロンを使ったりして、ストレートヘアに整えた方がよいのか悩む人もいるでしょう。

生まれ持ったものは仕方がなく、まっすぐに矯正しようとしても、髪が傷んで不自然な髪質になってしまうことが心配です。

くせ毛や天然パーマはできるだけ短くカットしたり、女性であればまとめ髪にしたりすると、あまり目立たなくなります。

美容室へ行き、髪のくせに合ったカットをしてもらう方法もおすすめです。面接が控えていることを伝え、できるだけ清潔感のある印象に整えてもらいましょう。

面接に適したヘアカラーは?

面接時のヘアカラーは、自然な黒髪が基本です。ただし、持って生まれた髪の色が茶色い場合は、無理に染める必要はありません。

ヘアカラーをするときは、黒に近いダークブラウンやナチュラルなブラウンにします。本来の髪色よりも、やや明るい程度のカラーがおすすめです。女性の場合、ナチュラルな印象であれば茶髪でも許容されるケースは少なくありません。

地毛が伸びて根元の髪色が不自然になっているときは、だらしない印象を与えないように染め直しましょう。

髪型に気を付けて面接を成功させよう

面接を受ける女性

(出典) pixta.jp

髪型はその人の印象を大きく左右する部分なので、面接時に好印象を与えられるように気を配りましょう。清潔感に欠ける髪型をすると、よい印象を与えられません。

表情がはっきりと明るく見える髪型にすれば、好印象を与えられます。面接にふさわしい髪型について知識がついたら、「スタンバイ」で理想の求人探しをしましょう。

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