ポテンシャルが高い人の特徴とは?4つの共通点と高める方法も紹介!

転職活動や求人情報のチェックをしていると、「ポテンシャル」という言葉を見かけることがあります。ポテンシャルが高い人は、仕事においても力を発揮するケースが多いでしょう。ポテンシャルが高い人の共通点や、ポテンシャルの意味を解説します。

ポテンシャルが高い人に共通する特徴

青空の下のビジネスマン

(出典) pixta.jp

「ポテンシャルが高い」とは、具体的にどのような状態を指すのでしょうか?どうすれば、仕事や転職活動で「ポテンシャルが高い人」と認識されるのかは気になるところです。ポテンシャルが高い人に共通する、特徴・傾向を紹介します。

好奇心・探求心が高い

自ら学ぶ姿勢を持つ人は、成長する可能性が高くポテンシャルも高いといわれます。

好奇心・探究心のある人は、学習意欲や広い範囲の知識を得ようとする姿勢を持っているため、今後の成長が期待できるだろうと評価されるのです。

好奇心・探究心は、チャレンジ精神にもつながります。未経験の分野であっても新しいことを学ぼうとする意欲があれば、知識を吸収しやすくなるはずです。

持ち前の好奇心で「積極的に質問をする」「調査能力を発揮する」といった行動にもつながるでしょう。

素直でポジティブ

素直さと前向きな気持ちを持っている人は、成長する可能性が高いと判断されます。言われたことを素直に聞き、実行する姿勢は、スキルを身に付けようとする際に有効です。

すでに同じ世界で活躍している人の助言や、本に書かれていることを素直に実行すれば、スキル習得も早くなるでしょう。

また、ネガティブに考えすぎないことも大切です。「注意されている」と受け止めるのではなく、「教えてくれている」とポジティブな受け止め方ができる人は、周囲と積極的なコミュニケーションが取れるでしょう。

フットワークが軽い

ポテンシャルが高い人は、行動力を持っています。全く何もしない状態では、成長や可能性の発見にはつながりません。

思い立ったときに行動できる俊敏さや、新しいことにチャレンジする行動力があれば、さまざまな知識・スキルを身に付けるチャンスが生まれるでしょう。

「やるべきことをやる」「目標に向かって行動する」「やりたいことにチャレンジする」といったフットワークの軽さは、ポテンシャルの高い人に共通する特徴です。

自分自身を理解している

自己分析ができている人は、「自分の強みを生かせる状況」を知っています。仕事選びでも、適切な職種・環境を選択できるでしょう。弱みも理解し、克服するための努力ができます。

職場での活躍にもつながり、ポテンシャルの高さを発揮できるでしょう。早くから進路を決めている人も多く、目標に向かって資格・スキルを身に付けていきます。

自分の得意分野や、興味関心が高い分野で、向上心を持って仕事を進められるでしょう。

そもそもポテンシャルとは?

セミナーの様子

(出典) pixta.jp

「ポテンシャルが高い」「ポテンシャルを発揮する」「ポテンシャルがある」などさまざまな使い方がされますが、具体的に「ポテンシャル」とは何を指すのでしょうか?言葉の意味と、モチベーションとの違いを解説します。

潜在能力・将来性を指す言葉

ポテンシャルには「可能性」「潜在的な力」といった意味があります。英語の「potential」が語源で、意味もほぼ同じです。可能性とは、将来発揮できるかもしれない力を表します。

ポテンシャルが高い人は、「将来性がある人」「何らかの能力を秘めている人」とも言い換えられるでしょう。現時点でその力が完全に発揮されているわけではありませんが、将来の見込みや可能性を表す言葉です。

多くの場合、他者から見て「成長力がありそう」「才能がありそう」と感じられる状態を、「ポテンシャルがある」「ポテンシャルが高い」というケースが多いでしょう。

モチベーションとの違い

モチベーションは、「刺激」「やる気」などを意味する言葉です。ポテンシャルは「本人の素養」を指すため、意味合いは全く異なります。

しかし、「ポテンシャルが高い人」と「モチベーションが高い人」には共通点もあり、他者から見て簡単に判断できるものではありません。

その人の潜在能力や将来性が高いかどうかは、行動・発言・経歴などを見て総合的に判断されます。

同一の意味ではありませんが、やる気に満ちあふれ、行動力のある「モチベーションが高い人」は、ポテンシャルの高さを持ち合わせているともいえるでしょう。

ビジネスにおけるポテンシャル

採用面接

(出典) pixta.jp

ビジネスでも、ポテンシャルは重要視されています。近年見かけることが多い「ポテンシャル採用」の意味や、注目されている理由を探ってみましょう。

自分自身で「ポテンシャルを持っている」と判断できる場合は、チャレンジしてみるのもおすすめです。

ポテンシャル採用について

ポテンシャル採用は、ポテンシャルを重視して採用する人を決める選考のやり方です。

一般的に新卒・既卒・経験者を問わず、広く応募者を募っていると考えてよいでしょう。求人によっては第二新卒枠と似た意味合いで使っているケースもあり、年齢や経験年数に制限が設けられていることもあります。

現時点でスキルや経験を身に付けているかどうかではなく、「今後成長が見込めるかどうか」「潜在能力がありそうか」といった方向で選考が進められる点が特徴です。つまり、未経験者や経験が浅い人でも、採用されるチャンスがあります。

ただし、企業がどのような人を「ポテンシャルが高い」と判断しているかは、求めている人材によって変わってきます。募集条件や企業の方針、社風を見て判断しましょう。

ポテンシャル採用が注目される理由

ポテンシャル採用は、未経験者や若い人材、別業界の経験を持つ人たちを積極的に採用しようという動きです。

特に、近年は多様な学歴・経歴を持つ人材が増えており、留学の都合で新卒採用に間に合わないケースも多くなっています。新卒採用にこだわらず、誰でも応募しやすい環境を整えるには、ポテンシャル採用が有効です。

ポテンシャル採用が進む背景には、少子高齢化による若手人材の減少もあるでしょう。より多くの人に呼びかけられる採用方法を選ぶことで、魅力的な人材を確保する狙いがあります。

現時点でのスキル・経験・能力を重視しないことから、幅広い経歴を持つ人材を確保できる採用方法として注目を集めているのです。

求職者から見たポテンシャル採用のメリット

履歴書を渡す

(出典) pixta.jp

ポテンシャル採用は、企業側から見ると幅広い人材を集められるというメリットがあります。では、求職者からはどのようなメリットがあるのでしょうか?主な利点を紹介します。

チャレンジできる職種の幅が広がる

ポテンシャル採用では原則、該当の業界・職種におけるスキルや経験を重視していません。これまで別の仕事をしていた人も、チャレンジが可能です。中には、該当職種の経験者を除き、未経験者や経験の浅い人のみを募集対象としている求人もあります。

気になっていた職種でポテンシャル採用が行われている場合、経験の有無で応募をためらう必要はないでしょう。募集条件に該当していれば、応募ができます。

特に新卒入社から早い段階で転職を考えるときには、ポテンシャル採用や第二新卒求人を出している企業が狙い目です。募集条件や仕事内容を確認し、自分に合うと思う求人を選択しましょう。

研修が充実している傾向

ポテンシャル採用で採用が決まる人の多くは、業界・職種未経験や経験が浅い人です。企業側も、該当職種でのスキルや経験がないことは理解しています。

すぐに現場での仕事が難しい場合は、研修が必要です。未経験者向けに、充実した研修を行う企業が多いでしょう。

すぐに結果を出すことを求められがちな経験者採用とは異なり、学ぶ時間を設けられます。応募時に研修の有無や内容を確認しておけば、安心して働けるでしょう。

転職をする際の不利な部分が少ない

求人情報の中には、「未経験NG」「学歴の条件あり」「必須スキルの指定あり」など最初から条件が決められているものがあります。しかし、ポテンシャル採用では原則、該当職種の経験や学歴など特定の条件を満たす必要はありません。

基本的に誰でも応募ができるため、不利になることはほとんどないでしょう。ポテンシャルが高いと判断されれば、採用されるチャンスも十分あります。職種の制限がなく、自由に好きな仕事を選択できるケースが多い点も魅力です。

研修を設けている企業が多く、職場になじむ機会もあります。すぐに重要な仕事を任される経験者採用よりも、じっくり業務に取り組めるでしょう。

ポテンシャル採用における面接対策

採用面接

(出典) pixta.jp

ポテンシャル採用に応募する場合、どのような面接対策をしておけばよいのでしょうか?経験者採用と異なる点や、面接を受ける上で注意しておきたいことを紹介します。

入社後のキャリアビジョンを明確に

転職でポテンシャル採用に応募する場合、異業種・異職種からのチャレンジが中心です。企業が求めている人材を把握し、今までの経験の中から役立ちそうなスキルをアピールするのもよいでしょう。

特に、入社後のビジョンを決めるには、応募職種や企業の方針を理解していなければなりません。分析と判断ができていると評価されれば、採用されるチャンスも高まります。

しっかり企業研究を重ね、入社後に何をやりたいのか、中長期的な目標は何なのかをアピールしましょう。

最低限のビジネスマナーは必要

ポテンシャル採用の中には新卒・既卒者も含まれますが、転職の場合はビジネスマナーが求められます。

新卒で入社した企業でしっかり研修を受け、基本的なビジネスマナーを身に付けている人は、今後活躍できる可能性も高いと判断されやすいはずです。

もし社会人経験が浅い場合でも、ビジネスマナーが不要というわけではありません。ポテンシャル採用にはさまざまな背景を持つ人材が応募するため、ビジネスマナーが備わっている人も応募してきます。

対等に評価してもらうには、自ら学ぶ姿勢が重要になってくるでしょう。

ポテンシャルを高める方法

考え事をする男性社員

(出典) pixta.jp

自分が持っているポテンシャルを最大限に引き出すには、何らかの行動や意識的な心掛けが必要です。何をすれば自分の可能性を広げられるのか、主な方法を紹介します。

自分の中で目標を決める

目標を決めると、その目標に向かって努力を重ね、結果として何らかのスキルや経験が身に付きます。

元々持っているポテンシャルを最大限に生かし、スキルが身に付けば、今後の可能性は広がっていくでしょう。普段から目的意識を持って行動すると、時間を有効に使えます。

目標達成のための努力や行動が、周囲からの評価につながる可能性もあるはずです。まずは「自分が何をしたいのか」「そのために必要なことは何か」を考え、できることから始めてみましょう。

新しいことへのチャレンジと振り返り

新しいことにチャレンジすると、可能性が広がります。自分に向いている仕事や、得意なことを見つけるチャンスです。もし自分に合うものを見つけられれば、その分野で成長できる可能性が高まります。

制限をかけず、興味を持った分野には積極的にチャレンジしましょう。求人への応募も、チャレンジの一環です。

新しいことへのチャレンジにより、持っているポテンシャルを発揮できる機会も増えるでしょう。ただチャレンジするだけではなく、結果や状況も定期的に振り返り、成長できているかの確認が大切です。

ロールモデルを作る

「ポテンシャルが高い」と感じる人が身近にいるなら、その人のまねをするのもよいでしょう。

見えないはずの可能性や潜在能力が感じられるということは、行動や傾向に「今後成長が期待できそう」「才能を秘めていそう」と判断できる部分があるはずです。同じような行動をしていけば、自分のポテンシャルを引き出すきっかけになるかもしれません。

誰かのまねをする場合は、完全に同じ行動を取るのではなく、自分の状況に置き換えて考えることが大切です。その人が目標に向かって努力しているのであれば、自分も今持っている目標に向かって努力する姿勢を持つようにしましょう。

ポテンシャルを高めて「できる人」になろう

ビジネスマンたち

(出典) pixta.jp

ポテンシャルが高い人は、いくつかの特徴を持っています。自分の潜在的な力や将来性を発揮するために日々努力を重ねている人は、周囲から「ポテンシャルの高さ」を認められる可能性が高いでしょう。

ビジネスでは、ポテンシャル採用も注目を集めています。経歴を問わずチャレンジができる採用方法で、異業種・異職種からの転職を考えている人や、経験が浅い人でも平等に評価される点が特徴です。

募集条件がネックで応募が難しい職種にチャレンジしたい場合は、ポテンシャル採用を積極的に活用しましょう。「スタンバイ」で、応募条件の指定が少ない求人を探してみるのもおすすめです。

スタンバイ|国内最大級の仕事・求人情報一括検索サイトなら