バイトへの初挑戦には不安がつきものです。バイトについて分からないことがあれば不安も増すでしょう。今回はバイト初心者に向け、バイトの探し方や自分に合ったバイトを見つける方法を紹介します。これを読んでバイト探しに関する不安を解消しましょう。
バイトの探し方は？
バイトの探し方には3つの方法があります。それぞれメリットが異なるので、違いを把握した上で自分に合った方法を選びましょう。
求人サイトやアプリを活用する
バイトの探し方として最も手軽なのが、求人サイトやアプリにアクセスする方法です。スマホやパソコンがあれば、いつ・どこからでもバイト探しができます。
求人サイトやアプリを使ってバイトを探すメリットは、希望の仕事をいち早く見つけられる可能性があることです。検索欄に条件を入力すれば、希望に合致する求人を自動で選び出してくれます。バイト探しの時間がなくても、自分に合う仕事が簡単に見つかるでしょう。
スタンバイは初めてのバイト探しにおすすめの求人サイトです。バラエティに富んだ求人があるスタンバイなら、希望の仕事がきっと見つかります。
求人誌に目を通す
求人誌を読むのも代表的なバイトの探し方です。求人誌には、駅などに置かれている無料の求人誌と、コンビニエンスストアや本屋で売られている有料の求人誌があります。
求人誌でバイトを探すメリットは、さまざまな求人を横断的に見られることです。求人の種類や時給の相場など、バイトに関する情報を幅広く吸収できるため、バイトの今を知りたい人にぴったりといえます。
求人誌には、面接に受かるコツや履歴書の書き方などの情報も掲載されているので、バイトの面接に受かるための知識がほしい人にもおすすめです。
店頭の貼り紙をチェックする
働きたい店が決まっている場合には、店頭に貼り出されているバイト募集の紙を見て応募するのも有効です。貼り紙からの応募には、迷うことなく面接まで進めるメリットがあります。
店頭に掲示されている内容だけでは、福利厚生や勤務時間などの情報が不足しているケースがあるため、求人サイトや求人誌で、その店舗の求人を探し情報を補っておくと安心です。
バイト選びに失敗しないためにも、応募前の確認を怠らないようにしましょう。
バイトの求人を探すときのポイント
初めてのバイト探しだと、求人情報のどこに注目したらいいのか分からず、多種多様な求人を前に途方に暮れてしまうはずです。着目すべきポイントが分かれば、求人情報を上手に仕分けられます。バイトの求人をチェックするときのポイントを解説します。
業務内容は自分に合っているか確認する
仕事の内容が自分の個性と合っているかは、バイト探しにおける重要なポイントです。性格に合った仕事を選ばないと、自分の能力を生かせなかったり、業務自体が苦痛になったりする可能性があります。
例えば、人とコミュニケーションを取るのが得意な人には、接客や飲食のバイトが向いているでしょう。反対に不特定多数の人と関わるのが苦手な人には、人との接触が少ない軽作業やデータ入力がぴったりといえます。
バイトを探すときは、自分にどのような仕事が向いているのか考える時間を設けましょう。自己分析をしておけば、自ずとどのような仕事が合っているか見えてくるはずです。
仕事内容に見合った時給なのかも重要
仕事内容に見合った時給が設定されているかどうかも注目すべきポイントです。適切な給料がもらえるか否かは、仕事のやりがいに直結します。
例えば、一般的に塾講師の時給は高めに設定されています。ただし、塾講師の仕事は、授業を準備する時間に時給が発生しないのが基本です。このようなシステムを採用している場合、しっかり準備して丁寧に仕事をしようとすれば、拘束時間あたりの時給が低くなってしまいます。
「頑張っているのに給料が少ない」という不満が生まれれば、バイトを続けるモチベーションも下がってしまうでしょう。
無理なく通える勤務地か確認
自宅や学校からアクセスしやすい場所に職場があるかも重要です。通勤に時間がかかる勤務先だと、体力的な負担が大きくなります。
いくら興味がある仕事でも、通勤に多大な時間と労力がかかると、通勤するのがしんどくなってしまいます。程度によっては、通勤が負担でバイトを継続できなくなるケースもあるでしょう。
自宅から近い・通学路の途中にある・自宅から電車1本で行けるなど、利便性が高い場所にあるバイト先は、それだけで魅力的な職場といえます。アクセスに難があるバイト先に応募する際は、本当に無理なく通えるのか、もう一度精査しましょう。
自分に合ったバイトの探し方
自分に合うバイトを選ぶと、自然と高い評価がもらえたり、仕事が長続きしたりするメリットがあります。自分の個性に合ったバイトを探す方法を紹介します。
仕事内容に興味・魅力を感じる職場を探す
自分に合ったバイトを探すとき、最初に注目すべきは、仕事内容に興味や関心を持てるかどうかです。仕事内容に魅力を感じられなければ、働くモチベーションが下がってしまいます。
やってみたかった仕事や、憧れていた仕事なら、工夫しなくてもやる気が湧いてくるものです。仕事に対して自然と積極的になれるので、職場での評価も上がるでしょう。
バイトを選ぶときは、自分がどのような分野に興味を持っているのか、改めて確認するのがおすすめです。興味や関心を軸にバイトを探せば、わくわくする仕事に巡り合えるでしょう。
職場の雰囲気を確認する
職場の雰囲気をチェックするのも、自分に合ったバイトを探すときに有効です。職場の雰囲気によって働きやすさは大きく変わります。
例えば、同じ飲食系でも、淡々と業務をこなす現場もあれば、和気あいあいとしたムードで仕事をする現場もあります。もしも、職場の雰囲気が自分の性質に合っていなければ、働きづらさを感じてしまうでしょう。
職場の雰囲気を知るには、その店舗に客として訪れるのも一1つの方法です。店舗がある仕事に応募する場合には、必ず勤務先を訪問して雰囲気を確かめておきましょう。
成長できそうな職場を選ぶ
バイトを社会経験が得られる取り組みとして捉えるなら、スキルが身に付くかどうかも重要なポイントになりえます。目指している人材像に少しでも近づけるバイト先を選べば、効率的なスキルアップにつながります。
例えば、将来オフィスで働く仕事に就きたいと考えているなら、事務系やコールセンターなどのバイトがおすすめです。新社会人になったときでも役立つビジネススキルや、マナーが磨けます。
バイトは社会人経験を得る手段の1つです。バイトを成長の機会にできれば、ただのバイト経験ではとどまらない、貴重な体験ができます。
バイト初心者におすすめの仕事
バイトに初めて挑戦する人におすすめの仕事を紹介します。紹介する仕事の中から自分の個性に合っているものや、興味・関心があるものを選べば、後悔のないバイトデビューができるでしょう。
コミュニケーションスキルが高まる飲食系
ファミレス・カフェ・居酒屋で働く飲食系のバイトは、初めてバイトにチャレンジする人におすすめの仕事です。
飲食系のバイトは、客とコミュニケーションを取りながら注文を受けるホールと、客に提供する料理を作るキッチンに分かれます。バイト初心者に特におすすめなのはホールの仕事です。
ホールの仕事は、業務内容がマニュアル化されている場合がほとんどなので、仕事を覚えやすいというメリットがあります。また、接客のマナーが身に付いたり、コミュニケーション能力が向上したりするのも、飲食系バイトならではのメリットといえます。
未経験でも挑戦しやすい軽作業系
1人で黙々と作業をするのが苦にならない人には、軽作業がおすすめです。軽作業とは以下のような仕事のことを指します。
- 商品を配送できる状態にする梱包
- 注文のあった商品をピックアップするピッキング
- 届いた商品をルールに従って分ける仕分け
- 商品がそろっているかや不良品がないかなどをチェックする検品
軽作業系バイトのメリットは、覚えなくてはいけないことが限られていることです。最低限のことを覚えれば、一人前として働けるので、バイト経験がなくても始めやすいといえるでしょう。
また、特別なスキルが求められないのもメリットの1つです。決められた業務を反復できる能力さえあれば、未経験でも十分務まります。
自分の経験を生かせる講師系
バイト初心者がチャレンジする定番バイトといえば、塾講師や家庭教師などの講師系バイトです。元受験生として培った過去の経験が生かせるので、学生におすすめのバイトといえます。
講師系のバイトの中でも特におすすめなのが、志望校への合格を目指す受験生や、内申点の底上げを目指す生徒などに対して指導を行う塾講師です。塾講師の仕事は、指導方法がマニュアル化されているため、指導経験がなくても負担なく始められるでしょう。研修が充実している塾を選べば、初めてのバイトの不安も払拭されやすくなります。
児童を直接指導するのにためらいがある人には、講師のアシスタントや、授業の準備などを担うチューターがおすすめです。
バイト採用までの流れ
実際に求人に応募する前に、求人への応募から面接に至るまでの流れを確認しておきましょう。あらかじめ流れが分かっていれば、次の行動も起こしやすくなるため、迷わず一直線に採用まで駆け抜けられます。
求人に応募する
希望の求人が見つかったら、まず必要なのが求人への応募です。応募方法は、主にWeb応募と電話応募の2つに分けられます。
Web応募とは、求人サイトやアプリに用意されている専用フォームから応募することです。時間を気にせず、思い立ったときに応募できるのがメリットといえます。
電話応募とは、実際の勤務先に電話連絡して求人に応募することです。電話応募をする際には、電話をかける時間帯に注意しましょう。忙しい時間帯にかけてしまうと、つながらなかったり、相手に迷惑をかけたりする恐れがあります。飲食店なら、客足が落ちる傾向にある夕方頃に電話するというように、忙しい時間帯を避ける配慮が求められます。
履歴書を準備する
ほとんどのバイトの面接では、履歴書の提出が必要です。履歴書は書店やコンビニエンスストアで購入する他、インターネットからダウンロードして印刷する方法もあります。
履歴書は、手書きでもパソコン入力でもどちらでも構いません。手書きする場合には、読みやすいよう丁寧に書くことを心がけましょう。
履歴書を書くときのポイントは、なるべく空欄を作らないことです。履歴書に空白があると、印象が悪くなりがちなので、できるだけ埋められるように、志望動機や特技なども考えましょう。
どうしても空欄になってしまう項目がある場合には、その項目の記入欄がない、もしくは小さい履歴書を探すのがおすすめです。
面接を受ける
バイトを始める際に避けて通れないのが面接です。バイトの面接は、採用担当者と1対1で行うのが一般的ですが、登録制の短期バイトの場合には、集団で面接されるケースもあります。
面接では、志望動機・自己PR・自分の長所などが聞かれます。これらの定番の質問については、事前に回答例を考えておくのがおすすめです。回答例を用意しておかないと、緊張で頭が真っ白になったとき、何を話したらいいのか分からなくなってしまいます。
面接当日のファッションは、清潔感や明るい印象を演出できる服装を選びます。露出が多い服装や、ラフすぎる服装は避ける方がよいですが、スーツでなくても問題はありません。
バイトを始める前に押さえておきたいマナー
たとえバイトであっても、一定のマナーが求められます。バイトとして社会に出る際に、身に付けておきたいマナーを紹介します。
社会人にふさわしい言葉遣いと身だしなみ
バイトを始めるなら、自身の言葉遣いを一度振り返ってみましょう。特に接客のバイトの場合、社会人として正しい言葉遣いをしていないと、客に不快感を与えてしまう恐れがあります。
客と直接接しないバイトであっても、上司や先輩とコミュニケーションを取る機会は確実にあります。やり取りをする際、社会人にふさわしい言葉遣いができていれば、1人の社会人として認めてもらいやすくなるので、仕事もスムーズに進められるでしょう。
身だしなみも重要なマナーです。制服で勤務する職場の場合には、指示通りのコーディネートを守るのが鉄則です。定期的にメンテナンスをして、清潔な状態を保つようにしましょう。私服で勤務する職場には、清潔感のある服装を心がけるのが基本です。
遅刻や無断欠勤はNG
「どうせバイトだから」「正社員ではないから」との理由で、バイト先に無断で、遅刻・欠勤をする人もいますが、このような行動は社会人として恥ずべきことと心得ておきましょう。遅刻や欠勤をする際には、上司に連絡するのが基本的なマナーです。
たとえバイトでも、働いてお金をもらっていることに変わりはありません。そこには責任が伴うため、社会人としてのマナーを守る必要があります。
体調不良や家庭の事情でどうしても、遅刻・欠勤をしてしまうときには、できるだけ早く職場に連絡を入れるようにしましょう。
自分に合ったバイトを探して一歩踏み出そう
バイトの探し方にはいくつかの方法があります。紹介した方法を試してみて、自分に合う方法でバイトを探してみましょう。
バイトを探すときは、自分に合っている仕事内容・職場なのかという視点が重要です。自分に合っているバイトなら、モチベーションが上がるので、自然と仕事が長続きしやすくなります。楽しく仕事に打ち込めるため、上司や先輩からの評価も上がるはずです。
自分に合ったバイトを探して、新たなステップを踏み出すきっかけを作りましょう。
