バイトの証明写真は私服でもOK?基本のマナーときれいに撮るコツ

バイトの証明写真を撮る際、服装や髪型について迷う人も多いでしょう。証明写真は、採用の第一印象を決めるものです。身だしなみを整え、より良い印象を与えるように撮影しましょう。証明写真の基本マナーと、撮る際のコツを解説します。

この記事のポイント

証明写真で採用担当者への最初の印象が決まる
バイトだからと気を抜かず、好印象を与える証明写真を撮ることが大切です。
写真の加工、派手なアクセサリー・メイクはNG
写真の加工・修正は不自然な印象になるのでおすすめできません。派手なアクセサリー・メイクも控えましょう。
より良い印象を与える写真を撮るには?
髪型や服装を整え、明るい表情と正しい姿勢を意識します。

証明写真を撮影する前に知っておくこと

証明写真を撮る若い女性

(出典) pixta.jp

証明写真は単なる形式的なものではなく、採用担当者に自分を印象付ける役割があります。写真を通じて「清潔感」や「真面目さ」を伝えられるため、ポイントを押さえてしっかり準備しましょう。

履歴書に使う証明写真の基本ルール

履歴書に使う証明写真の基本ルールは、以下の通りです。

  • サイズは縦4cm×横3cm
  • 撮影から3カ月以内の写真

一般的に、サイズは縦4cm×横3cmです。また、応募者の現在の姿を正確に伝えるために、撮影から3カ月以内の写真を使用します。

第一印象は採用に大きく影響するため、証明写真から「清潔感があるか」「真面目そうか」といった雰囲気が見られます。接客業などでは必ずといってよいほど、証明写真の貼付が求められるでしょう。

履歴書に証明写真を貼る前にすること

履歴書に証明写真を貼る前は、まず写真の裏面に氏名と撮影日を記載しておきましょう。万が一、履歴書から写真が剝がれた場合でも、誰の写真か分かるようにするためです。マジックペンなどでしっかりと書き、にじまないように注意しましょう。

また、証明写真の使い回しは基本的にNGです。他の履歴書から剝がして再利用すると、のりの跡が残ったり、写真が反ったりするため、ひと目で使い回しだと分かります。

証明写真の撮影方法としては、主に以下が挙げられます。

  • 写真館で撮影
  • 証明写真機
  • スマホアプリ

バイトの履歴書ならば証明写真機がおすすめです。費用が比較的安く、短時間で撮影できる上、画質も十分でしょう。こだわりたい場合は写真館、コストを抑えたい場合はスマホアプリも選択肢になります。

【男性】証明写真を撮る際のポイントとNG例

履歴書と男性の証明写真

(出典) pixta.jp

男性が証明写真を撮る際は、清潔感と真面目さが伝わるように撮るのがポイントです。服装・髪型・表情に気を付け、好印象を与える写真を撮りましょう。

服装・髪型は清潔感を意識する

男性が証明写真を撮る際は、清潔感を重視した服装と髪型を心がけましょう。スーツが無難ですが、バイトの場合は私服でも問題ありません。

【OK】

  • 白や淡い色合いのワイシャツ・ポロシャツ(襟付きトップス)
  • 織柄やストライプもOK
  • ダークカラーのジャケット

【NG】

  • 派手な色や柄のTシャツ・パーカー
  • 深いVネック
  • ひげ

カジュアルすぎるTシャツやパーカーは避け、ワイシャツやポロシャツなど襟付きのトップスを選びましょう。私服でありながらきちんとした印象になります。色は白や淡いブルーなど、明るめのものがおすすめです。

髪型は短めにさっぱりと整え、顔がはっきり見えることを意識しましょう。前髪が目にかかると暗い印象になるため、短めに切るか横に流して整えておきます。必要ならワックスで軽くセットしても問題ありません。

ひげは清潔感を損ねるため、撮影前にしっかりそっておきましょう。

表情や姿勢は礼儀正しく

表情は、薄くほほ笑む程度にしましょう。真顔すぎると硬い印象になり、逆にカメラを凝視しすぎるとにらんでいるように見えてしまいます。口角をわずかに上げ、親しみやすさを感じさせる自然な表情を意識すると、好印象につながります。

姿勢も重要です。まっすぐ座り、背筋をしっかり伸ばすことを意識しましょう。猫背だとだらしなく見えるため、こぶしを軽く握り膝の上に置いて座るようにすると、自然と正しい姿勢になります。

肩の力を抜きつつも、丁寧な印象を与えられるようにしましょう。

眼鏡やアクセサリーについて

普段眼鏡をかけている人は、そのままの状態で撮影します。コンタクトレンズを使用している人も、普段通りで問題ありません。

基本的に、面接時の見た目と同じ状態で撮ることが大切です。ただし、レンズの反射を防ぐため、撮影時は光の角度に注意しましょう。

また、アクセサリーは外しておくのが基本です。ピアスやネックレスなどはフォーマルな印象を損ねるため、撮影前に外しておきましょう。

【女性】証明写真を撮る際のポイントとNG例

証明写真と履歴書

(出典) pixta.jp

女性も男性と同様に清潔感と明るさが感じられる、好印象を与える写真を意識しましょう。品の良さが伝わると、より魅力的に映ります。

服装・髪型は品良くまとめて

男性と同様、清潔感のある服装と髪型を意識することが大切です。

【OK】

  • 白やパステルカラーのブラウスなど
  • 無地やストライプの襟付きのシャツ
  • 落ち着いた髪型・ナチュラルメイク
  • 普段から使っている眼鏡

【NG】

  • 派手な色や柄のトップス
  • 肌の露出が多いキャミソール・胸元が大きく開いた服
  • ラメなど輝きのある装飾が多い服

基本的には、ブラウスや襟付きのトップスを選ぶのが好ましいでしょう。もし襟付きのものがない場合は、白やパステルカラーなど淡い色合いのトップスを選ぶと、明るく上品な印象になります。柄物や派手な色の服は避け、シンプルなデザインを選びましょう。

長い髪は後ろで結びます。顔がはっきり見えるようにすると、清潔感のある印象を与えられます。

前髪が長い場合は目にかからないように流し、サイドの毛や後れ毛もなるべくスッキリまとめることが重要です。ヘアピンやスタイリング剤を使ってきちんと整えた状態で撮影しましょう。

メイクは控えめにしておく

高校生以上であれば、適度なメイクをしておく方が品良く見られる傾向があります。ただし、あくまでも履歴書用の写真なので、派手なメイクは避けナチュラルメイクを意識しましょう。

具体的には、肌のトーンを整え、血色を良く見せるメイクをします。ファンデーションやパウダーで自然な仕上がりにし、チークはほんのりと色づく程度にしましょう。リップやアイメイクも控えめな色を選び、濃すぎるアイラインや派手なカラーのものは避けます。

カラーコンタクトは、外すのが無難です。普段から使用している場合でも、自然な目元を意識することで落ち着いた印象を与えられます。

表情・姿勢は柔らかい印象を与えられるように

証明写真を撮る際は、口角をほんの少し上げる程度で、軽くほほ笑むのが理想的です。歯を見せるほどの笑顔は、カジュアルすぎる印象になるため注意しましょう。

姿勢も重要なポイントです。背筋をまっすぐ伸ばし、猫背になったり首を傾けたりしないように注意します。姿勢が悪いとだらしなく見えたり、自信がない印象を与えたりする可能性があります。

椅子に深く腰かけ、肩の力を抜いてリラックスしつつ、丁寧な雰囲気を意識することが大切です。

アクセサリーは派手なもの以外はOK

証明写真では、基本的に派手なアクセサリーは避けるのが無難です。職種にもよりますが、小さなピアスが両耳に1つずつ程度であれば、付けたままでも問題視されることはないでしょう。

シンプルで目立たないデザインであれば、清潔感のある印象を保てるため、過度に気にする必要はありません。一方で、大きくて派手なピアスやきらきらと輝きのあるネックレスなどはフォーマルな印象を損なうため、撮影前に外しておきましょう。

また、普段から眼鏡をかけている場合は、そのままでOKです。面接時と同じ姿で撮影することが重要なので、無理に外す必要はありません。

証明写真をきれいに撮るコツもチェック

証明写真機

(出典) pixta.jp

撮影時のちょっとした工夫で、より良い仕上がりが期待できます。姿勢や手軽にできるレフ効果など、証明写真をきれいに撮るコツを紹介します。

顎を引くよりおでこを出す

証明写真を撮る際、よく顎を引くといわれますが、引きすぎると二重顎になってしまうリスクがあります。証明写真は正面から撮影されるため、顎を引きすぎると首元に影ができ、かえって顔のラインがぼやけてしまうかもしれません。

顎は引くのではなく、おでこを少し前に出すことを意識するのがおすすめです。背筋を伸ばしながら、ほんの少しおでこを前に傾けるようにしましょう。顔のラインが自然に引き締まり、輪郭がスッキリと見えます。

このテクニックは「シンデレラ角度」とも呼ばれ、プロの写真撮影でも使われる方法です。

白い紙・ハンカチをレフ板代わりに

撮影環境によっては、顔が暗く映ってしまうことがあります。その場合、白い物を近くに置くだけで光が顔に反射し、明るくきれいな仕上がりになるのでおすすめです。白い紙やハンカチを胸の前や膝に置いておくと、レフ板のような効果を得られます。

特に、証明写真機やスマホアプリを使用する場合に有効です。ちょっとした工夫を加えることで、より良い仕上がりになるので、試してみる価値はあるでしょう。

椅子の高さをしっかり調整する

証明写真機を使用する際、椅子の高さの調整をしっかり行うことも重要です。椅子の高さをきちんと調整することで、写真の仕上がりに大きな差が出ます。

高さが合っていないと、姿勢や写真のバランスが悪くなってしまうでしょう。

椅子の高さは、顔がカメラの中心になるように調整します。顔の位置が中心となり、自然な表情で撮影できます。

バイトの証明写真は品良く映そう!

証明写真を撮影するリクルートスーツの女性

(出典) pixta.jp

証明写真はバイトの応募において、第一印象を大きく左右します。服装や髪型は清潔感を意識し、姿勢や表情にも気を配りましょう。撮影時には、簡単な工夫でより自分の良さを引き出すことができます。

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