PCスキルとは何を指す?応募書類への書き方やスキルアップのコツ

PCスキルは、今やビジネスパーソンにとって欠かせない技能です。しかし実際に何がPCスキルに該当するのか、分からない人もいるのではないでしょうか?PCスキルとは具体的に何か説明するとともに、応募書類に書く際のポイントを解説します。

「PCスキル」とは具体的に何を指す?

パオソコンキーボードのアップ

(出典) pixta.jp

仕事をする上でPCスキルが必須の業種が多いため、履歴書や職務経歴書など、応募書類にもPCスキルを記載してアピールすることが大事です。しかし具体的に、「PCスキル」とは何を指すのでしょうか?

基本スキルやアプリケーションを扱うスキル

PC(パソコン)に関するスキルは、基本的に全てPCスキルです。ただし、転職する際に提出する書類に記載するPCスキルに限定すれば、基本的な操作スキルに加えて、オフィスシーンでよく使われるWordやExcelなどのアプリケーションの操作スキルが該当します。

近年は、多くの職種で日常的にPCを利用するため、どういったPCスキルを身に付けているかは、転職の成功率にも影響を及ぼす可能性があります。

ただし、PCスキルといっても幅が広く、職種や仕事内容によって求められるアプリケーションが異なるケースも少なくないので、応募職種に合わせて記載するスキルを選択することが大事です。

PCスキルの具体例

求められるPCの操作レベルは企業によって異なりますが、共通して基準とされる項目には、次のものがあります。

  • Word:基本的なテキスト入力ができる。中央揃えやフォントの変更などの基本機能が使える。グラフや画像の挿入ができるなど
  • Excel:表を作成できる。四則演算ができる。表やセルの書式を変更できる。関数が入力できる。マクロ機能を使えるなど
  • PowerPoint:テキストや図形を使って書類の作成ができる。テンプレートを使えるなど

ほかにも、ビジネスメールの作成やファイル管理、セキュリティーに関する知識なども、基本的なPCスキルに含まれます。

職務経歴書にPCスキルを書くポイント

履歴書とパソコン

(出典) pixta.jp

職務経歴書にPCスキルについて書く際には、以下のポイントを意識しましょう。職務経歴書はスキルを記載できるスペースが決まっているので、応募先のニーズを確認した上で、記載する情報を絞り込む必要があります。

応募先のニーズを調査・確認する

まずは求人情報をしっかりと確認し、転職後にどの程度のPCスキルが求められるのかチェックしましょう。

求人票や募集要項にPCスキルに関して記載されている場合はもちろん、記載がない場合でも、仕事内容からある程度は求められるスキルについて推測できます。応募先の公式サイトなどから、具体的な仕事内容を確認するのも有効です。

PCスキルの記載場所

職務経歴書に、特にPCスキルを記載する欄が設けられているわけではありません。そこで一般的には、「スキルや知識」を記載する欄を設けてPCスキルを書き入れます。

ただし、記載できるスペースは限られており、PCスキル以外にもアピールすべき経験やスキルなどがあるため、情報をある程度は絞り込まなければいけません。

記載できるスペースが足りない場合は、PC関連スキルの項目を独自に作成して記載してもよいでしょう。スキルシートを別途作成して提出する方法もあります。

PCスキルの書き方と注意点

PCスキルは具体的に何をどのぐらい使用できるか、実際にどういった資料を作成できるか分かりやすく記載します。

例えば「Word:ビジネス文書の作成、図表の挿入、テンプレートの管理」といったように記載すれば、採用担当者もイメージしやすいでしょう。

「初級」「上級」といった表現では、何を基準としているのか分からないため、採用担当者は正しくスキルを評価できません。誰もが客観的にスキルを判断できるような表現を心掛けましょう。

また、依頼を受けてツールやアプリを使用した場合、どのような依頼を受けて何をしたのか、具体的に記載することが大事です。

PCスキルを向上させるコツ

パソコンを操作する女性

(出典) pixta.jp

履歴書や職務経歴書に記載するために、PCスキルを向上させたい人もいるでしょう。PCスキルを効率的に向上させるためには、以下の点を意識する必要があります。

重点的に伸ばすスキルを決める

ひと言で「PCスキル」といっても範囲が広いため、何を重点的に伸ばすのか決めることが大事です。

基本的なパソコン操作に加えて、職種に応じて求められるPCスキルが異なるので、応募先が決まっているならば、企業のニーズに合ったスキルの向上に注力するとよいでしょう。まずは、スキルを伸ばす目的を明らかにしなければいけません。

資格の取得を目指してみる

PC関連の資格取得を目指すのも、スキルの向上につながるだけでなく、転職にあたり効果的なアピールになります。PCスキルを証明できる代表的な資格としては、次のものが挙げられます。

  • マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)
  • ITパスポート試験
  • VBAエキスパート
  • 日商PC検定
  • インターネット検定ドットコムマスター

ほかにもPC関連の資格にはさまざまなものがあり、証明できるスキルの領域が異なります。自分の目的に合った資格を選択して、計画的に学習を進めましょう。

ニーズに合ったPCスキルを身に付けよう

パソコンを操作する手元

(出典) pixta.jp

PCスキルとは、パソコンの基本操作に加えて、ビジネスシーンで使われるツールや、アプリケーションの操作スキルを指すのが一般的です。

履歴書や職務経歴書をはじめとした応募書類にPCスキルを記載する際には、企業のニーズをしっかり調査した上で、具体的に分かりやすく書くことが大事です。必要に応じて資格の取得も目指してみるとよいでしょう。

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