面接で「苦手な人」について聞く意図は?回答方法や例文・注意点も

面接では、苦手な人について質問されることがあります。どんなタイプが苦手なのかという質問から、苦手な人が職場にいた場合どう関わるかという質問まで、内容はさまざまです。なぜ面接で「苦手な人」について質問するのか、意図や回答例を見ていきましょう。

面接官が「苦手な人」について聞く意図は?

面接官の女性

(出典) pixta.jp

面接官は、なぜ応募者に「どんな人が苦手なのか」を確認するのでしょうか?面接官が苦手な人について聞く意図や、理由を解説します。

応募者の人間性を見極めるため

応募者の性格や人間性は、履歴書だけでは分かりません。面接官は、応募者の反応を見て人間性を見極めようと「苦手な人」について質問するケースもあります。

あえてネガティブな質問をして、どのように答えるのかチェックしていると考えられます。

また、苦手なタイプの人は、自分とは性格が真逆の人を挙げやすいでしょう。そのため、応募者自身の性格を見極めるポイントにもなります。

苦手な人との向き合い方を知るため

苦手な人との向き合い方は、入社後にも影響するため、面接官は応募者が苦手な人とどのように向き合ってきたかを確認したいと考えています。

仕事では、苦手な人がいたとしても、ある程度は良好な関係を築いていかなければなりません。面接官は、入社後に同僚や上司とうまく付き合っていけるかを判断する材料にしたいと考えています。

苦手な人と良好な関係を築いていくために、どのような工夫をしてきたのか、改善するための対策を考えてきたのかを聞くのは当然のことでしょう。

どんな人とでも協力できるか知るため

誰とでも協力して仕事ができる人は、重宝されるでしょう。苦手な人と協力して仕事をしなければならない場面は少なくありません。

応募者が「苦手な人とは話をしない」という考えでいると、入社後に苦手な人と出会ったときに、ビジネス上のコミュニケーションがうまくいかなくなります。

苦手な人がいたとしても、しっかりコミュニケーションを取り、相手とうまくやっていけるかを面接官は知りたいと考えておきましょう。

面接官に苦手な人を聞かれた際の回答方法

面接で回答する男性

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面接官に「苦手な人はどんな人か」を聞かれたとき、どのように答えるのがよいのでしょうか?基本的な回答方法と、伝えなければならない内容を解説します。

まずは結論から伝えよう

面接官の質問に答えるときは「結論から答える」のが基本です。面接では時間が限られており、聞かれた質問に対して的確な答えを返さなければなりません。

苦手な人を聞かれたときは、まず「私が苦手な人は〇〇な人です」と、どんな人が苦手なのか分かるように答えましょう。

結論から伝えると、明確に自分の考えが伝わりやすくなります。的外れな回答をする心配も少なくなり、好印象を与えられるでしょう。

なぜ苦手なのかを端的にまとめる

苦手な人がどんな人か、結論を伝えた後は「理由」を伝えます。面接官は、苦手な人の特徴を聞きたいだけではありません。

自己分析がきちんとできているのかを把握するためでもあるといえます。

長々と話す必要はありませんが「どんなところが、なぜ苦手なのか」を分かるように伝えましょう。

具体的なエピソードを提示する

具体例をエピソードとして付け加えると、苦手な人の人物像が明確になります。端的に「苦手な人の特徴」を伝えるだけでは、はっきりとイメージができません。

ただし、悪口になるような言い方や、前職の職場環境を揶揄するのは避けましょう。はっきりと個人が特定できるようなエピソードではなく、大まかな内容で構いません。

苦手な人が起こした行動や問題点が、面接官に伝わるようにします。エピソードを話すときは、多くの人が困るであろう共感しやすい内容を心がけるのがよいでしょう。

どう対処したのかを伝える

苦手な人が起こした行動と合わせて、自分がどう対処したのか答えます。面接官は、苦手な人が問題を起こしたときに、どう対処するのかを見ています。

対処法は、できるだけ自分が本当に経験した内容を話しましょう。人から聞いた話や、ありがちな方法は、嘘になりますし印象にも残りません。

プライベートでは苦手な人を避けてしまい、具体的なエピソードが少ない場合も、よくある対処法をそのまま伝えるのではなく「自分ならどうするか」を熟考してまとめましょう。

最後に入社後の生かし方を伝える

面接官は、入社後に苦手な人がいても良好な関係を築けるのかを判断材料の1つにしています。入社後に苦手な人がいた場合、どのように付き合っていくかを伝えましょう。

ビジネスシーンでの対処法や、苦手な人に対して理解を示す方向で話を終えると、入社後に応募者が企業のために貢献してくれている姿がイメージしやすくなります。

苦手な人と出会っても、良好な関係が築けそうな印象を与えられれば、自身のイメージアップにもつながるでしょう。

面接で苦手な人を聞かれた際の回答をワンランク上げる方法

面接の様子

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「苦手な人」に関する質問にうまく回答するには、何を意識するとよいのでしょうか?面接官によい印象を持ってもらうため、工夫を心がけたいポイントを紹介します。

なぜ苦手なのかを明確にする

面接で苦手な人を聞かれたときに備え「なぜ苦手なのか」を深掘りしましょう。ぼんやりとした答えでは、面接官に明確な意図が伝わりにくくなります。

「どこが」「なぜ」苦手なのか、明確に言葉にしましょう。理由を明確にすると、納得や共感を引き出せます。

苦手な理由をはっきりさせるためには、自己分析が重要です。自分が苦手だと思った人を思い浮かべて「いつその人が苦手になったのか」「どのような行動をしていたのか」「自分はそのときどう考えたのか」を1つずつ考えていきます。

履歴書の内容と一貫性を持たせる

履歴書に「苦手な人」を記載する項目はありませんが、自分の性格や特徴を記載できるところはいくつかあります。苦手な人を答えるときにも、履歴書との一貫性は意識しましょう。

履歴書では自分の長所を「時間に正確できっちりしている」としながら、苦手な人を聞かれたときに「時間に細かすぎる人が苦手」と答えると、違和感があります。

基本的には、自分と真逆の性質を持つタイプを苦手な人として挙げると自然です。

履歴書と一貫性のない内容を話すと、信頼性を失いかねません。どのような内容を記載したのか控えを取っておき、面接でも同じ方向性で伝えましょう。

志望企業の社風に合った内容を心がける

志望企業の社風を考えて、苦手なタイプを伝えるのも効果的です。志望企業が「積極的でコミュニケーション能力が高い人」を求めている場合、積極的な人が苦手というとネガティブな印象を与えてしまいます。

企業が求める人材と被る内容は避け、共感を得られるよう心がけましょう。

資格取得や、自己啓発を積極的にサポートしている企業であれば「学習意欲がない人が苦手」のような答え方でも共感を得やすくなります。社風を見極めるには、企業についてしっかり調査をしておくのがポイントです。

面接で苦手な人を聞かれた際の注意点

面接を受ける女性

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面接で苦手な人を聞かれたときの回答の注意点はあるのでしょうか?避けた方がよい回答や、注意点を紹介します。苦手な人について聞かれたときは、面接官の意図や入社後のイメージがどうなるかを考えた上で回答するのが基本です。

「苦手な人はいない」は現実味がなく避けるべき

「苦手な人はいない」と答えると、いくらコミュニケーションが得意な人でも、苦手な人が全くいないとは考えにくいため、面接官に不信感を与えかねません。

今まで苦手な人とは付き合っておらず、自分が苦手と感じる相手が分かっていないのも問題があります。入社後は、さまざまな年齢・考え方・立場の人と出会うことになります。急に苦手な人に出会うと、良好な関係を築けないのではとマイナスの印象を与えかねません。

「それほど苦手な人に出会ったことはない」としても「強いていうならこのタイプが苦手」と感じる人はいるはずです。ネガティブに答える必要はありませんが、聞かれたときは「苦手な人がいる」ことを前提で伝える内容をまとめましょう。

「苦手な人」との関係をネガティブに伝えるのはNG

苦手な人を聞かれているといっても、面接官が聞きたいのは悪口や愚痴ではありません。伝え方によっては、苦手な人に対する批判が、悪口に聞こえる場合もあります。

「嫌いな人」ではなく、あくまでも「苦手な人」であることを意識して質問に答えましょう。苦手な人と同じような性質を持った人からすると、悪口は気持ちのよい発言ではありません。

さまざまな考え方や、性質の人がいると理解した上で、言葉選びに注意しましょう。

「関わらないようにしている」という回答は避ける

「苦手な人と関わらない」という答えは、プライベートでは問題ありません。しかし、ビジネスシーンでは不適切です。面接でも「距離を置く」「その人とは話さない」といった答えは避けましょう。

仕事で関わる以上、いくら苦手な人であっても仕事の話はしなければなりません。関係性によっては、距離を置くのも難しいでしょう。

苦手な人への接し方は、仕事のスタンスとも密接です。苦手な仕事を任された際も、途中で投げ出したり、やらずに逃げてしまったりするのではないかと、面接官に不安を与えかねません。どうしても苦手な人と向き合わなければならない場合を前提に答えられるようにしておきましょう。

ただ「苦手なタイプ」を羅列するのもNG

ただ単に、苦手なタイプをいくつも答えるのは、面接官の質問の意図に合わない答え方です。面接官が知りたいのは「入社後に苦手な人がいてもやっていけるか」であり、応募者の苦手なタイプを全て知りたいわけではありません。

苦手な人を複数挙げると、コミュニケーション能力の不足や、気難しさを感じさせてしまいかねません。苦手なタイプを羅列するだけでは、マイナスイメージを与えるだけになってしまうでしょう。

苦手なタイプは1つに絞り、向き合い方や対処法を添えるのが適切な回答をするポイントといえます。

【回答例】「社会性に欠ける人」が苦手な場合

面接を受ける男女

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社会性に欠ける人が苦手な場合、どのような回答をすればよいのでしょうか?協調性に欠ける人や責任感のない人などについての回答例を紹介します。

協調性に欠ける人

協調性に欠ける人は、周囲とコミュニケーションを取ったり、協力したりするのが苦手な傾向にあります。協調性に欠けるタイプが苦手なときの、回答例を見てみましょう。

【回答例】

私は、周囲と協力できない協調性に欠ける人が苦手です。

協調性に欠ける人は、和を乱しかねません。これまで仕事で関わってきた人にも、周囲と協力できず、誰かを怒らせてしまうタイプがいました。しかし、1人で遂行する仕事では能力を発揮できることが多く、なるべく仕事内容を考慮するなど対処したところ、問題は少なくなったように思います。

仕事の面では話し合って業務を決めるなど、本人の負担が増えすぎないよう配慮して付き合っていきたいと考えています。

無責任な人

無責任な人は、誰かに迷惑をかけるケースもあります。迷惑をかけられた経験があるなら、面接官の共感も引き出しやすいでしょう。

【回答例】

私は、自分の発言に責任を持てない人が苦手です。

特に、仕事の場面で無責任な人がいると、トラブルを招きかねません。確認する度に、その場では調子よく返事をするのですが、結局仕事が終わっていないことが何度もありました。

そういう人に出会ったときには、途中で進捗を提出してもらうように変更し、何ができないのか話を聞くよう心がけています。御社では部下を指導する立場となりますので、どのようなタイプの部下であっても、それぞれに合った向き合い方を考えていきます。

人の話をあまり聞かない人

話をきちんと聞いてくれない人は、ビジネスシーンでも問題を起こしかねません。仕事でのトラブル経験や、自分が聞き上手である点をアピールにつなげるなど、説得力を持たせやすい回答もできるでしょう。

【回答例】

私は、こちらの話をあまり聞いてくれない人が苦手です。

会議を重ね、何度も仕様を確認したはずなのに「そんな話は聞いていない」という人がいました。それ以来、適当に返事をしていると感じたときには、メールや書面で内容を送り、サインや確認の返答をしてもらうようにしています。

話に興味を持てないのも原因であると考え、分かりやすく簡単にまとめられるよう、努力をしていこうと考えるようになりました。

【回答例】「一般常識に欠ける人」が苦手な場合

面接で回答する女性

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一般常識やマナーが守れない人が苦手な場合は、どのように答えればよいのでしょうか?連絡やあいさつができない人などの回答例を紹介します。

連絡ができない人

連絡や相談は、円滑に仕事をする上で大切な行動です。苦手なタイプとして挙げる場合も共感を得やすく、自己アピールにもつなげやすいでしょう。

【回答例】

私は、連絡ができない人が苦手です。

勤務中の緊急連絡でメールの送信や電話をかけても全くつながらず、そのまま帰ってしまう人がいました。急ぎの用事で連絡をしているのに返事や連絡がないと、業務が滞ってしまいかねません。ただし、多忙で連絡ができないケースが多いのも事実です。

緊急の用事をなるべく作らないよう、仕事は早めに終わらせるように心がけています。

あいさつや感謝ができない人

あいさつや感謝の言葉は、ビジネスマナーとしても欠かせない分野です。苦手なタイプとして、あいさつや感謝ができない人を挙げると、マナーを守る意識があると自己アピールにもつながるでしょう。

【回答例】

私が苦手なのは、あいさつや感謝ができない人です。

基本的なあいさつやお礼の言葉は、大切なものだと考えているため、こちらからあいさつをしているのに無視されてしまうと、嫌な気持ちになってしまいます。

ただし、タイミングを逃すことや、突然の場合は戸惑っているケースもあるかもしれません。そのため、相手に無理強いするのではなく、自分はきちんとあいさつや感謝を心がけたいと考えています。

時間にルーズな人

時間にルーズな人は、プライベートでもビジネスでもネガティブなイメージを与えかねません。そのため、逆に自分はきっちり時間を守れるアピールにもつながります。

【回答例】

私が苦手なのは、時間にルーズな人です。

相手に時間を作ってもらっていることを意識し、遅れないよう行動するのは基本的なマナーと考えているので、時間にルーズすぎる人は苦手です。

どうしても遅れられない予定があるときは、早めの時間を伝えるよう対処しています。相手の事情も考慮しながら、少しの遅れで細かく注意するのではなく、余裕を持って対処できるよう心がけたいと考えています。

【回答例】「性格的に合わない人」が苦手な場合

面接の様子

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性格的に合わない人を「苦手な人」として答える場合は、悪口にならないよう注意しましょう。回答例を紹介します。

悪い方に考えがちでネガティブな人

ネガティブな人を苦手な人として挙げると、自分の前向きな部分をアピールできます。性格が合わないだけで、相手が悪いわけではないことを考慮しながら、伝えるように心がけましょう。

【回答例】

私は、後ろ向きな発言ばかりしてしまいがちなネガティブな人が苦手です。

多少であれば問題はないのですが、毎回「失敗する」「うまくいかないに決まっている」ばかりだと、自分も引きずられそうな気になるからです。

ただし、悪い結果を想定しなければいけないこともあるので、ネガティブなのがよくないわけではありません。考え方は人それぞれなので、価値観の違い・慎重な性格と考え、良好な関係を築けるよう心がけています。

優柔不断な人

優柔不断な人が苦手な場合は、自分の決断力をアピールできます。すぐに決断するのが必ずしもよい結果を生むとは限らないため、優柔不断が悪いと決めつけずに話すのも大切なポイントです。

【回答例】

私は、優柔不断で決断できない人が苦手です。

今後の方向性を決めなければならない会議で「あれもいい」「これもいい」といっていると、なかなか話が進みません。すぐに考えが変わってしまい、会議がやり直しになるケースもあります。

自分は決断力がある方なので、余計にそう感じるのかもしれません。いろいろな意見を取り入れようとしている点は尊敬するポイントでもあります。時間をかけて決めようとする人の気持ちも考慮した上で、仕事を進めていきたいと考えています。

【回答例】「クセがある人」が苦手な場合

面接を受ける女性

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横柄であったり、陰口をよくいったりするなど、クセがある人が苦手な場合、どのような回答をすればよいのでしょうか?

横柄・高圧的な人

横柄・高圧的な人が苦手というのは、多くの人に共感されやすいでしょう。しかし、そのまま伝えると悪口になりかねません。高圧的に見える人との接し方や、接客業であれば高圧的な顧客と話したときの実体験を話すのも効果的です。

ビジネスで高圧的な人に出会った際の対策を話すときは、企業が顧客・取引先に対してどのように振る舞っているかを調査した上で、方向性を一致させましょう。

【回答例】

私は、横柄な態度を取る人が苦手です。

あまりに威圧的な話し方だと、怒っているように感じ、対応に困ります。ただし、話し方や態度が横柄に見えるだけということもあるので、苦手意識を持たないよう心がけています。

理不尽な怒りをぶつけられた場合は、話し合うことが大切ですが、その人のクセであることも考慮しながら対応したいと考えています。

悪口・陰口をいう人

悪口・陰口をいう人は、多くの人が苦手と感じるでしょう。苦手なタイプとして伝える場合は、その場面に居合わせたときの対処法も一緒に伝えるのがポイントです。正義感から注意することは逆効果になる可能性があるため、対処法を実践した結果、関係性がよくなったなど、実体験をアピールするのが重要です。

【回答例】

私は、隠れて悪口をいう人が苦手です。

どうしても、自分がいわれたときにどう思うかを考えてしまい、気分もよくないためです。悪口が続くと関係も悪くなり、空気がギスギスしてきます。

そういった場に居合わせたときには、悪口には参加せず別の話題を提案するなど心がけています。明るい話題を提供し、悪口をいっていた人の悩みを聞くなど、別の方向からアプローチすることを考えるようになりました。

苦手なタイプの人であっても、できるだけ積極的に話を聞き、周囲との関係を悪くしないよう心がけていきたいと考えています。

嘘をつく人

嘘をつかれると困るのは、ほとんどの人が共感する話です。面接では基本的に「自分の性格的なアピール」や「嘘が悪いことだという価値観」を伝えることになるでしょう。嘘をつく人と出会ったときの対処法や、職場で嘘をつく人とどう関わっていくか、という話はあまり現実的ではありません。

【回答例】

当たり前なのですが、私は嘘をつく人が苦手です。

嘘というような範囲でなくても、大げさすぎる話や悪い冗談が苦手で、少し身構えてしまいます。あるとき「予定が中止になった」と冗談をいわれた友人がいて、せっかくのイベントに参加できなくなったトラブルがありました。

伝えた本人は冗談のつもりだったようですが、そういったことをすると信頼性がなくなってしまいます。プライベートと仕事、どのような場面でも嘘はつかないに越したことはありません。

八方美人な人

八方美人な人は、誰にでもいい顔をしてしまい、話す内容が人によって変わってしまう人のことです。AさんとBさんに話していることがそれぞれ違うので、トラブルにつながるケースもあります。苦手な人として挙げる場合は、職場での関わり方や自分の性格的なアピールなどを交えて伝えましょう。

【回答例】

私は、誰にでもいい顔をしてしまう人が少し苦手です。

誰とでも仲良くするのはよいのですが、人に合わせてしまうからなのか、話していることがコロコロ変わります。場合によっては周囲がもめる原因にもなるので、矛盾が出てくるときはそれとなく注意するようにしていました。

誰からも好かれるようにしたいのは理解できるので、トラブルにならないようコミュニケーションを取っていきたいと考えています。

すぐに感情的になる人

感情的になる人が苦手な場合は、職場で出会ったときの関わり方や、具体的なエピソードを検討しましょう。感情的な人に対する批判は避け、悪口にならないよう注意する必要があります。

【回答例】

私は、すぐに感情的になってしまう人が苦手です。

ちょっとしたことで責められていると思ってしまうのか、突然激高して泣き出す人に昔の職場で出会いました。人間関係でもめることが多く、周りも困っていたようです。ただし、感情的になりやすいだけで、強い言い方をしなければトラブルもないようだったので、付き合い方で変わるのだと思います。

相手が感情的になりやすい人の場合は、言葉を選ぶなど配慮した付き合い方をしています。

面接で苦手な人を聞かれたら具体的解決策まで伝えよう

面接を受ける人たち

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面接で苦手な人を聞かれたときは「職場で苦手なタイプに出会ったときの対処法」や「自分の性格的なアピール」を聞かれていると考えましょう。

苦手な人のタイプにもよりますが、具体的なエピソードに加えて、解決策・対処法を伝えられると面接官の印象に残りやすくなります。

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