これから新規開店する店舗で働いてみたいと考えるなら、オープニングスタッフのバイト求人を探してみましょう。新規店を選ぶメリットやデメリットを紹介します。オープン前に採用されるスタッフがどんな仕事をしているのかも見ていきましょう。
オープニングスタッフとしてバイトを始めるメリット
バイトの求人では、オープニングスタッフが募集されていることがあります。オープニングスタッフのバイト求人に応募するメリットとは、何なのでしょうか？主な傾向を紹介します。
好条件での募集が多い
新規オープンの店では、多くのスタッフを募集します。他店舗からの派遣や異動がなければ、短期間でスタッフを集めなければなりません。
店を営業するためのスタッフを一気に集めるには、賃金や待遇を上げるのが効果的です。そのため、好条件での募集が多くなるのです。
賃金や待遇のよいバイトを探しているなら、オープニングスタッフに絞って探すのもおすすめです。新規店舗を開く時点で事業が好調であるケースが多く、魅力的な条件のバイトを見つけやすくなります。
採用されやすい
新規オープンの店では、複数の従業員を一度に募集します。応募が極端に多くなければ、採用の確率は高くなるでしょう。
大きな店舗ほどスタッフの数が多く、採用人数も多くなります。「100人採用予定」「大量募集」など、求人情報からも規模の大きさが分かるはずです。
募集人数が多ければ未経験からでも採用されやすく、新しい業界にチャレンジしたい人にも最適です。
しっかりと研修を受けられる
新規オープンの店で働くスタッフは、オープン初日からしっかり働けるよう研修が設定されているケースが多い傾向です。周囲に先輩スタッフがいないため、全員が基礎的な業務を把握していなければなりません。
店舗が開いていない時期からスタッフを募集するため、研修の時間は十分あります。接客マナーやレジの扱い方など、基本的な業務を研修で学べるのが特徴です。
初めてのバイトや別業界から新しい分野に挑戦する場合、きめ細かな研修を受けられるのは魅力といえるでしょう。
店づくりにやりがいを感じやすい
オープニングから関わると、最初の店づくりに貢献できます。試行錯誤して問題を解決し、よい店をつくるために一致団結するなど、周囲のスタッフと一緒に成長できるのが特徴です。
先輩が多い中で教えてもらう既存店と比べ、オープニングスタッフの方が初めから責任感を持ちやすくなり、仕事に打ち込めるでしょう。
すでにルールや雰囲気づくりができている既存店とは違うやりがいを感じられるのも魅力です。自分たちで店をつくる楽しさは、オープニングスタッフならではでしょう。
良好な人間関係を築きやすい
新規店のオープニングスタッフは勤務期間による上下関係がなく、全員が同期です。対等な立場で話ができ、力関係を気にせずにコミュニケーションを取れるのが特徴です。
すでにグループや関係性ができあがっていると、輪の中に入っていくのが難しいこともあります。ほとんど全員が同じ条件のオープニングスタッフ同士なら、環境になじむのも早いはずです。
オープニングスタッフとして長く勤めれば、後から入ってきたスタッフよりベテランの立ち位置になり、バイトとしての立場も上がっていきます。
オープニングスタッフのデメリット
オープニングスタッフのバイト求人は、メリットだけではありません。既存店とは違うデメリットもあります。新規店によくある問題や、デメリットを見ていきましょう。
オープン直後はとにかく忙しい
店がオープンするときは、宣伝効果や新規店への興味から多くの顧客が訪れます。初日から忙しく、慣れないうちからスピードを求められるのが特徴です。オープンからしばらくは、休みたい日に休めないケースも考えられます。
そのため、「ゆっくり仕事をしたい」「慌ただしいのが苦手」と考える人には、不向きかもしれません。得意な仕事であれば楽しくやり過ごせる可能性もありますが、最初のうちは多忙になることは頭に入れておきましょう。
オープンからしばらく経つと、客足が落ち着いていく傾向があります。しかし、人気が定着した店の場合は、オープン当初と同様に多忙な日々が続くでしょう。
トラブルに対処できるスタッフが少ない
何かトラブルが起きたとき、対処できるようなベテランスタッフが少ないのも新規店の特徴です。
オープニングスタッフは、ほぼ全員が新規採用されています。基礎的な知識しか身に付いていない初心者が多いため、突発的なトラブルに対処できない可能性もあるでしょう。
店長や別店舗からの派遣スタッフ、似た仕事の経験者がいることもありますが、クレームやトラブルが発生したときに対処できる人が少ないのは不安が残ります。先輩に何でも教えてもらえる環境ではない点は、デメリットといえるでしょう。
オープニングスタッフの仕事
オープニングスタッフとして採用された直後は、店舗のオープンまで時間があります。オープン前の時期には、どんな仕事をするのでしょうか？オープン後の仕事内容と合わせて紹介します。
オープン前の仕事内容
店舗オープン前の主な仕事は、研修や宣伝です。採用が決まると研修日が設定され、都合のよい日に研修を受けるのが特徴です。会社や店舗の説明を聞き、実際の接客対応を学びます。
レジ対応や発注に使用する機器の使い方など、店舗によって研修内容は異なるでしょう。店舗の場合、宣伝対応もオープニングスタッフの仕事です。
周辺エリアの家に広告や割引券を届けたり、店や最寄りの駅前でチラシ配りをしたりと、オープン時に顧客が集まるよう宣伝をします。オープン直前には入荷してきた商品のレイアウトや配置決めなど、実際の店づくりを担当するのも特徴です。
オープン後の仕事内容
店がオープンすると、実際に店舗で接客やレジ業務、品出しなどを担当します。既存店のスタッフと基本的な業務は同じです。
オープン直後は店を宣伝するために、キャンペーンや割引サービスもよく行われます。顧客がすぐに目的の商品を見つけられるよう、POPや飾り付けを任されることもあるでしょう。
チラシ配りや店頭でのPRなど、店の宣伝業務はしばらく継続します。店に訪れた人や近くを歩いている人に声をかけてチラシを配る地道な作業も多いため、積極性やコミュニケーション力が必要です。
オープニングスタッフの求人はいつから？
オープニングスタッフのバイト求人は、いつから募集されるのでしょうか？店やオープンが決まった時期によりますが、一般的な募集傾向を解説します。
オープン2〜3カ月前から募集開始が一般的
オープニングスタッフの募集は、店舗がオープンする2～3カ月前から始まるのが一般的です。早すぎても仕事がなく、遅すぎると十分な人数が集まりません。
ほとんどの場合、募集はオープンまでの短期間です。オープニングスタッフとして働きたいと考えるなら、求人情報を定期的にチェックし、気になる店舗の情報がないか探しましょう。
近隣の店舗であれば、建物の工事や建設で新規オープンが近いことが分かります。チェーン店であればオープン予定の店舗を公式サイトで宣伝していることも多く、求人が出る前に情報を得ることが可能です。
オープニングスタッフとして働く魅力は多い
バイト応募を考えているなら、オープニングスタッフを狙うのもおすすめです。採用人数が多く、好条件の仕事も多くあります。
「スタンバイ」では、オープニングスタッフ募集のバイト求人も探せます。時期によって募集があるか変わってくるため、定期的に求人を確認しましょう。募集期間が短い可能性があるため、求人を見つけたときは早めに応募するのが適切です。
