「個人経営店」アルバイトの探し方!個人経営ならではのメリットも

個人経営店でアルバイトをしたいときは、どうやって探すのでしょうか?求人情報を見ただけでは、個人経営なのかチェーン店なのか区別がつかないかもしれません。基本的な探し方と、アルバイトをするメリット・デメリットを紹介します。

個人経営店のアルバイトの探し方

仕事を検索する

(出典) pixta.jp

温かい雰囲気の「個人経営店」でアルバイトをしたいときは、どのような方法で探せばよいのでしょうか?主な方法を紹介します。

店に行って確認

個人経営店では、アルバイトの採用を経営者が行うケースが一般的です。応募者対応の負担を考慮し、店内のポスター・チラシのみで募集をかけているケースも多くなっています。

自分が知っている個人経営店に行くと、ポスター・チラシの確認だけでなく、店員に質問も可能です。募集の有無や、雰囲気を確認しやすいため、近所の店に足を運ぶと魅力的な求人が見つかりやすくなります。

特定の店舗でアルバイトをしたいと考えているのであれば、店のSNSやホームページをチェックするのもおすすめです。募集をしている場合、連絡先や期間が記載されていることも多いでしょう。電話番号が書いてあれば、電話でも応募できます。

求人サイトで検索

個人経営店であっても、求人サイトで募集をかけているケースがあります。多くの店舗を一度に探せるため、近隣の個人経営店をまとめて比較したいときは、求人サイトの利用がおすすめです。

「スタンバイ」でも、個人経営店の求人を探せます。キーワードに「個人経営店」と入力して絞り込むか、地域で検索するのもよいでしょう。求人情報に「個人店」「個人経営」というワードが含まれていれば、効率的に個人経営店を探せます。

求人サイトを利用すれば、24時間好きなときに求人がチェックできるだけでなく、応募もインターネット上で簡単に進められるのも特徴です。アルバイト探しに活用してみましょう。

スタンバイ|国内最大級の仕事・求人探しサイトなら

フリーペーパーをチェック

地域のフリーペーパーには、アルバイトの求人情報が載っているケースがあります。駅やコンビニ、商業施設などで無料配布されている冊子・チラシ・地域新聞を探してみましょう。

地域を限定した求人情報が集められており、インターネットでは見つからない情報が載っていることもあります。規模・地域にこだわりがあって、フリーペーパーのみでアルバイトを募集している個人経営店もあるかもしれません。

求人情報に、個人経営店とチェーン店を区別する情報が書かれているとは限りませんが、店の名前や周辺に同じ店があるかどうかで判断できるでしょう。

友人・知人からの紹介もあり

友人・知人の関係者が店舗を経営している場合、紹介によってアルバイトができる可能性があります。それ以外に、友人・知人が勤めている店を紹介してもらえるケースもあるでしょう。

友人・知人への確認の際は、アルバイトを探しているというだけでなく、希望する条件を伝えることも大切です。

週に何日・何時間働けるのか、希望する職種はあるかなど、最低限外せない条件を伝えておくと、自分に合うアルバイトを紹介してもらいやすくなります。

ただし、紹介によってアルバイトを始める場合、無責任な行動はNGです。紹介者との関係が悪化するリスクも想定し、きちんと仕事をこなせるかを判断した上で応募しましょう。

そもそも個人経営店とは

カフェで働く

(出典) pixta.jp

「個人経営店」には、何らかの定義があるのでしょうか?一般的な意味合いと、対照的な「チェーン店」についても解説します。

個人が経営している店舗

個人経営店とは、主に個人事業主が経営している店舗を指します。しかし、個人経営に見える店でも法人化しているケースがあるため、全ての店が個人事業主とは限りません。

法人化しているかどうかをアルバイトが気にする必要はほとんどありませんが、社会保険の加入義務やその他の条件については確認しておきましょう。

中には、個人が経営しているものの、チェーン店の看板を借りている「フランチャイズ店舗」もあります。看板が大手のチェーン店であれば、たとえ個人が経営していても本部のマニュアルに従う部分が多いため、一般的な個人経営とはイメージが異なるかもしれません。

「個人経営店で働きたい」と考えている場合、通常は1店舗のみを経営する個人事業主や小規模な会社が該当するといえるでしょう。

チェーン店とは対照的な経営形態

「チェーン店」は、個人経営店とは対照的な特徴を持っています。一般的には、複数の同系列店舗を経営している会社・店舗がチェーン店、1つの店舗を経営している場合は個人経営店です。

チェーン店は、主に3つの種類に分かれています。大手資本の会社が直営店を複数経営するスタイルは「レギュラーチェーン」です。

本部が個人や小規模法人を募り、それぞれが店舗を運営するスタイルを「フランチャイズチェーン」と呼びます。フランチャイズチェーンには、全店舗が個人運営のケースと、直営店が混ざっているケースがあり、店舗の名前だけで判断できるものではありません。

そのほか、小規模店が集まって連携するスタイルのチェーン店は、「ボランタリーチェーン」と呼ばれます。

個人経営店でアルバイトをするメリット

カフェでバイトする女性

(出典) pixta.jp

アルバイト先として、個人経営店を選ぶメリットとは何なのでしょうか?店によってそれぞれ特徴が違うものの、該当しやすいメリットを紹介します。

比較的自由度が高い

個人経営店は、店長またはオーナーが経営者です。会社やチェーン店のように、「マニュアル化された共通のルール」があるとは限りません。

経営者が細かいことを気にしない人であれば、自由度が高くなります。服装・髪形を気にしない店もあり、制服の着用を求められるケースも少ないでしょう。

バイト代の日払い・週払い・手渡しに、対応しているケースもあります。会社のように決まったルールがない分、自分に合う店を見つければ働きやすいでしょう。

さまざまな業務を経験できる

個人経営店の多くは、小規模な店舗です。業種によっては1人のスタッフが担当する分野が幅広く、さまざまな業務経験が身に付くでしょう。

例えば、小売店では接客・品出し・レジ対応・発注など、さまざまな仕事があります。飲食店なら、調理・注文受付・接客・レジ対応が主な仕事です。全ての仕事に携わることができれば、スキルアップにつながるでしょう。

分業体制を採用している大規模な店舗と比べると、業務経験を積める可能性が高くなります。ただし、個人経営でも店によっては「ランチタイムの注文受付のみ」「皿洗いのみ」といった仕事もあるため、応募前に業務内容は確認しておきましょう。

経営に関する学びがある

個人経営店では、経営者と直接話す機会が多くなります。すぐに意見を伝えることもでき、魅力的な要望・希望であれば通りやすいところがメリットです。

チェーン店では、アルバイトや社員が店舗運営に携わるケースが多く、経営者と話す機会はほとんどありません。マニュアルにない要望を通すには、時間がかかります。

経営者の考え方や仕事ぶりを見て、学ぶチャンスも生まれるでしょう。信頼関係を結び、長く働くと、経営に近い仕事を任せてもらえる可能性もあります。

個人経営店でアルバイトをするデメリット

パソコンを手に考え事をする女性

(出典) pixta.jp

個人経営店には、少人数体制に伴うデメリットもあります。少人数で働くことに向いているか、把握した上で応募する方がよいでしょう。

少人数・小規模店舗であることの弊害も

個人経営店は少人数であるからこそ、仕事量が多くなります。休みを取りたいときも、代わりの人の手配は難しいでしょう。1人が休むと仕事が回らなくなるような状況では、アルバイトであっても休暇が取りにくく責任が重い可能性があります。

常連客への対応も、難しい仕事です。チェーン店のようにマニュアル化されていないため、経営者の考えによっては特別な要望を受け付けているかもしれません。新人のうちは、誰にどのような対応をすればよいか、迷うことも多いでしょう。

そのほか、経営が不安定になるリスクもあります。経営状況が悪くなると、アルバイトを雇う余裕がなくなる可能性も考えておきましょう。

人間関係が難しい面がある

同僚や経営者と気が合わない場合、人間関係が難しくなります。多くの人が働く店であれば、配置換えや店舗の異動も検討できますが、個人経営店では難しいでしょう。

人数が少ないからこそ話す機会が増え、仲良くなれる可能性も高い半面、トラブルがあったときには働きづらくなります。

誰かが休みを取るときは、代わりの出勤を打診されることも多いでしょう。断り続けていると、自分が休むときに頼みにくくなるリスクもあります。

個人経営店・チェーン店のどちらに向いている?

コンビニバイト

(出典) pixta.jp

個人経営店とチェーン店、両方の特徴を理解していると、自分に向いている働き方が分かってきます。どのような人が向いているのか、それぞれのパターンを確認しましょう。

個人経営店に向いている人

個人経営店でのアルバイトが向いているのは、オーナーの店づくりを間近で見たい人です。将来、店を開きたいと考えている人は、個人経営店での経験が役立つでしょう。

経営者の理解や考え方によるものの、自由度が高い働き方をしたいと考える人も、マニュアル化されたチェーン店に比べると個人経営店が向いています。

個人経営店の多くは少人数制か、オーナーがアルバイトに店番を任せられるような小規模店舗です。スタッフ1人での店番も考えられるため、少ない人数で働くことに抵抗がない人にも向いています。

チェーン店に向いている人

チェーン店でのアルバイトが向いているのは、安定志向の人です。大手資本が運営するチェーン店では、バイト代の未払いや運営悪化のリスクがほとんどありません。運営する店が多いことから、選択肢が豊富なところも魅力でしょう。

また、シフトの種類が多様で、多くのスタッフが働いているため、休日や働く時間帯も比較的融通が利きます。友人と一緒に応募すれば、都合のつかないときにシフトを代わる相談もしやすくなるでしょう。

マニュアルがあるため、アルバイトに慣れていない人でも働きやすい傾向です。初めてのアルバイトや、業務を覚える時間を短縮したい人に向いています。

個人経営店のアルバイトで経験を積もう

スーパーのレジ打ち

(出典) pixta.jp

個人経営店は、小規模な店が多く少人数で働きます。身近で経営者と接することができるため、学びの多いアルバイトが経験できるでしょう。

特に、将来店を開きたいと思っている人や、個人経営ならではの自由さを満喫したい人に向いています。「スタンバイ」でも、個人経営店の仕事を探せるため、活用してみましょう。

スタンバイ|国内最大級の仕事・求人探しサイトなら