職場の飲み会に行きたくないときはどうする?断り方や注意点を解説

仕事の付き合いで飲み会に誘われたとき、行きたくないと感じることもあるでしょう。どのようなときに行きたくないと感じやすいのか、主な理由を紹介します。職場の飲み会を断る方法や、断るときの注意点も確認しましょう。

職場の飲み会に行きたくないと感じる理由

乾杯

(出典) pixta.jp

職場で開催される飲み会に行きたくないと感じる場合、どのような理由が挙げられるのでしょうか?主な理由を紹介します。なぜ飲み会に行きたくないのかはっきり分かると、断るときの対策も立てやすいでしょう。

お酒を飲まない

体質的にお酒が飲めない人や、お酒を飲みたくない人は、飲み会に行きたくないと感じます。多くの場合、飲み会はお酒を飲んで楽しむことが目的であり、お酒を飲まない人にとって楽しめる環境が整っていないためです。

また、金銭的な面でもデメリットがあります。飲み放題料金は、お酒を飲む前提で設定されており、お酒を飲まない人にとっては割高です。会社や従業員の方針で割り勘を推奨している場合も、不満がたまる可能性があります。

若い世代ではあえてお酒を飲まない人も増えているため、飲み会に行きたくないと感じる人は多いかもしれません。

仕事とプライベートを切り分けたい

仕事とプライベートをしっかり分けたい人にとっては、職場の飲み会が苦痛になるケースがあります。飲み会が、業務時間内に行われることはほとんどありません。終業後や、休日の開催が大半です。

「仕事が終わった後は早く帰りたい」「休日はゆっくり休みたい」と考えている人は、飲み会に行きたくないと感じてしまうでしょう。

残業のようにお金がもらえるわけではなく、福利厚生費の範囲でなければ飲食の費用もかかります。同じように時間やお金を使うのであれば、自分の趣味・プライベートを重視したいと考える人もいるでしょう。

飲み会特有の雰囲気が苦手

飲み会では、多くの人がお酒を飲みます。リラックスして職場の人と交流を深める目的とはいえ、飲み会特有の雰囲気が苦手な人もいるでしょう。

周囲が盛り上がっている状況についていけない人や、お酒の席でありがちなプライベートに踏み込む発言を苦手とする人もいます。

酒癖が悪い人が職場にいる場合や、お酒が飲めず周りの介抱ばかりになるようでは、飲み会を楽しむことは難しいかもしれません。

職場の飲み会に行きたくないときの断り方

拒否

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飲み会に参加したくないとき、角の立たない断り方ができると人間関係の悪化を防げます。基本的な断り方と、ポイントを紹介します。

納得できる理由を用意する

職場の飲み会を断る場合、なるべく相手が納得できるような理由を探しましょう。理由なく断ると、誘ってきた相手に悪い印象を与える可能性があります。

例えば、今回だけ参加できないのであれば、参加できない理由を明確に伝えましょう。「日程を変更できない習い事がある」「家族と約束がある」など、明確な理由があれば不満は出にくくなります。

飲み会そのものに参加できない場合、「禁酒をしている」「感染症対策で飲食店に行くのを避けている」などが挙げられるでしょう。

相手が不愉快になるような本音を伝える必要はありませんが、うそをつくとバレたときに人間関係が悪化します。うそにならない範囲で、納得してもらえそうな理由を探しましょう。

断るときには感謝を伝える

断る理由だけでなく、感謝の気持ちを伝えると印象が良くなります。誘ってもらったことに対する感謝の気持ちや、参加できず申し訳ない気持ちを表現すると、相手も納得しやすいでしょう。

たとえ飲み会に行きたくないと感じていても、仕事で関わる相手に悪い印象を与えてしまうとトラブルにつながります。はっきり「行きたくない」とだけ伝えるよりも、理由と感謝を伝える方が仕事への影響も少ないでしょう。

代案を出して断りやすくする

お酒が飲めない人や飲み会の雰囲気が苦手な人は、代案を出すのもおすすめです。お酒を飲まない場所でも、交流はできます。

終業後に時間が取れない場合は、仕事の休憩時間にランチ・お茶を提案するのもよいでしょう。飲み会が苦手なだけで、交流をする意思はあると伝われば、別の機会をつくってもらえるかもしれません。

また、何らかの理由があって今回のみ都合がつかないときは、自分から別の日程を提案すると相手も理解を示してくれるでしょう。

飲み会当日になってから断ってもOK?

一度参加をOKしたものの、当日になって行きたくないと感じるときは断ってもよいのでしょうか?基本的には、会場の予約や準備があるため避けた方が無難です。

特別な事情がなければ、短時間だけでも参加する方が印象は良いでしょう。幹事に伝えておくと、途中退出もしやすくなります。

しかし、突発的な体調不良や、家庭の事情で飲み会をキャンセルすること自体は問題ありません。どうしても行けないときには事情を伝え、丁寧に謝罪しましょう。

職場の飲み会を断るときの注意点

後ろ姿

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強制参加の飲み会でない限り、断ること自体に問題はありません。しかし、言い方によっては相手を傷つける可能性があります。信頼を失うような断り方は避けましょう。

うそだと疑われる理由で断る

職場の飲み会を断るとき、明らかにうそだと疑われる理由だと信用を失う可能性があります。例えば、体調不良で飲み会を断るにもかかわらず、いつも翌日元気そうに出勤していると不自然です。

お酒が飲めないと断っておきながら、プライベートで居酒屋に行っていることが判明すれば、トラブルが起きる恐れもあります。

飲み会の誘いを断る場合にはうそをつかず、疑われるような行動もしない方がよいでしょう。

嫌そうな態度を取る

飲み会に行きたくない場合、誘われたときに嫌な気持ちが顔や声に出てしまう可能性があります。嫌な気持ちが態度に表れていると、誘う方も気分が良くありません。

たとえ誘ってきた相手に苦手意識があるとしても、態度には出さないよう心掛けましょう。

「絶対に行きません」と即答した場合も、印象は悪くなります。交流を深めたいという気持ちを尊重し、参加が難しいことを丁寧に伝えるようにしましょう。

行きたくない飲み会に参加する場合の対処法

退社

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どうしても飲み会の誘いを断れないときは、参加することになってしまいます。行きたくない飲み会に参加する場合、どうすれば負担が減るのでしょうか?対処法と、心構えを紹介します。

なるべく早く帰る

飲み会に参加するとしても、早めに帰れるなら負担は少なくなります。特に大勢が参加する飲み会では、途中で誰かが帰っても大きな問題には発展しにくいでしょう。

早く帰らなければならないことを幹事に伝えておき、適当な時間で切り上げるようにすれば悩みも減るかもしれません。

途中退出が難しいとしても、2次会・3次会には行かないなど、自分の中で上限を決めておくと参加へのハードルは下がります。なるべくお酒を飲まないようにして、早めに帰る準備を整えましょう。

相手の話を聞いてやり過ごす

飲み会では多くの人と交流しなければならないイメージがあり、話題を考えて盛り上げなければならないと悩む人もいます。負担が大きい場合は、盛り上げ役になろうとせず、人の話を聞いてやり過ごすことも可能です。

親しい人や、自分から話してくれる相手の近くに行き、話を聞いているだけなら話題の準備や心構えは必要ありません。あまり気を使わず、会話をする相手がいなければ飲食だけを楽しんで帰るようにしてもよいでしょう。

飲み会に行きたくないときは断ることもできる

後ろ姿

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職場の飲み会に行きたくないときは、断ることもできます。しかし、強制参加や断りにくい飲み会が開催される職場もあるでしょう。

強制参加の飲み会が多く過度な負担があれば、転職によって解決する可能性もあります。業界や企業の方針によっては、飲み会の頻度が少ないケースもあるでしょう。

「スタンバイ」では、幅広い業界の仕事が探せます。企業の雰囲気を確かめた上で、新しい仕事にチャレンジするのもよいでしょう。

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