テレワークに必要なものとは?必須アイテムからあると便利なものまで紹介

働き方改革やコロナ禍などをきっかけに導入する企業が増えたテレワークですが、始めるに当たり必要なものは何でしょうか?自宅をはじめ、オフィス以外で働く場合に必要なものや、テレワークのポイントなどを解説します。

テレワークに最低限必要なもの

作業机

(出典) pixta.jp

テレワークは自宅をはじめとして、オフィス以外の場所で働くことです。どのような環境で働くにせよ、最低限必要なものは決まっているので、事前に環境を整えておきましょう。

セキュリティーソフトが入ったPC

テレワークでは基本的にPCが必要です。きちんと業務がこなせるスペックを有しているならば、ノートPCとデスクトップPCのどちらでも問題ないでしょう。会社によっては、テレワーク用のPCを支給してもらえる場合もあります。

プライベートで使うもの以上に、PCのセキュリティー対策は徹底しなければいけません。マルウエアの感染を防ぐとともに、万が一感染した際には、速やかに駆除できるセキュリティーソフトが必要です。

また、OSや業務で使用するアプリケーションなども、最新版がインストールされているか確認するようにしましょう。アップデートが必要な場合は、業務に入る前に最新版にしておくことが大事です。

インターネット環境

PCと同様、インターネット環境もテレワークでは必須です。オフィス以外から会社のネットワークへの接続が必要な場面も多いので、事前に用意しておきましょう。

自宅にインターネット環境がないと、開通までに時間を要する場合も多いので、余裕を持って準備を進めておくことが大切です。固定回線の準備が間に合わない場合は、後述するモバイルWi-Fiの導入を検討しましょう。

業務に必要な各種ソフト・ツール

Microsoft Office系のソフトやビジネスチャットなど、業務に必要なツールもテレワークを始める前に用意する必要があります。クラウド型の労務管理システムを使って勤怠管理をしている会社も多いので、必要に応じて準備しておきましょう。

またテレワークでは、リモートアクセスツールを使用して、会社のシステムにアクセスする場合もあります。会社から求められたら、テレワークの前にインストールしておき、使用上の注意点なども把握しておくことが大事です。

あると便利・快適になるアイテム

ヘッドセットをつけている女性

(出典) pixta.jp

テレワークで快適に仕事ができるアイテムもあるので、ここで押さえておきましょう。オフィス環境と遜色ない状態で仕事をするには、細かいところにも配慮が必要です。最大限、仕事でパフォーマンスを発揮できる環境にしておきましょう。

疲れにくいデスク・チェア

テレワークでは、長時間にわたりPCに向き合う必要があるため、できる限り疲れにくいデスクを使用することが大事です。

長時間の作業に向いている専用のデスクがあれば、集中して仕事をしやすくなります。さらに、体への負担が少ないチェアも用意しておきましょう。

近年は、立った状態でPCに向き合えるスタンディングデスクも人気です。座ったままで長時間仕事をしていると健康にも悪影響があるため、立位と座位を自由に切り替えられるデスクの使用も検討しましょう。

PCスタンド・モニターアーム

PCスタンドやモニターアームなども、快適な仕事環境を構築するのに役立つアイテムです。スタンドを活用してモニターの位置を調整し、疲れにくい姿勢で仕事ができるようにしましょう。

特に、ノートPCを使ってテレワークをする場合には、PCの角度を変えられるスタンドがおすすめです。目線を下げずにPCに向き合えるようになるため、首の疲れを軽減でき、タイピングもしやすくなるでしょう。

デスクトップPCの場合は、モニターアームを活用して、ディスプレイを見やすい位置に調整すると効果的です。

ヘッドセット・マイク付きイヤホン

テレワーク中に、上司や同僚とWeb会議をする場合は、ヘッドセットやマイク付きのイヤホンなども用意しておきましょう。会議中に不要な音を拾わずに済み、クリアな音声でコミュニケーションを取れるようになります。

また、ノイズキャンセリング機能に優れた製品ならば、生活音をほとんど耳に入れずに済むので、仕事に集中しやすくなるでしょう。

パーテーションも便利

自宅でテレワークをする場合、環境によってはパーテーションの導入も役立ちます。自分以外に家族がいる環境などでは、周囲の動きが気になってしまう可能性もあるので、仕事用のスペースを確保する工夫が必要です。

パーテーションで部屋を区切り、余計なものが目に入らない環境を整えたり、デスク全体を覆うブースを構築したりと、集中して仕事に取り組めるようにしましょう。

外出先でテレワークをする際に必要なもの

パソコンを手に外を歩く男性

(出典) pixta.jp

外出先でテレワークをする人は、モバイルWi-Fiの準備や、周囲からPCの情報を読み取られないための工夫なども必要です。また、自宅で仕事をする場合に比べて、通信のセキュリティーには特に注意しなければいけません。

モバイルWi-Fi

自宅外で仕事をする場合には、モバイルWi-Fiの用意が必要です。テキストベースでのチャットやファイルのやりとり程度ならば、さほど通信量はかからないでしょう。

一方で動画をアップロードしたり、Web会議をしたりする場合は、モバイル回線だけでは不足する可能性もあるので注意が必要です。

なお、駅やカフェなどに用意されているフリーWi-Fiを利用するのはやめましょう。セキュリティーに問題があるケースも多く、情報漏えいのリスクがあります。必ずセキュリティーの担保された回線を利用することが大事です。

のぞき見防止用のフィルム

カフェやコワーキングスペースなど、周囲に人がいる環境でテレワークをする場合には、のぞき見防止用フィルムの使用が有効です。モニターの正面にいなければ内容を確認できなくなるので、情報の盗み見を防げるようになります。

ただし完全には情報の漏えいを防ぐのは難しいため、機密情報を取り扱う場合やWeb会議などをする場合には、1人になれる環境を選びましょう。基本的に人が多い場所でテレワークをするのは、避けた方が無難です。

テレワークをうまく続けるコツもチェック

オンライン会議

(出典) pixta.jp

テレワークを問題なく続けるためには、以下の点を意識する必要があります。上司や同僚の目がない環境で仕事をするため、自己管理を徹底するとともに、積極的に情報の共有をすることが大切です。

事前にきちんとスケジュールを組む

だらだらと作業を進めないように、事前にスケジュールを組んだ上で、時間のメリハリを意識して仕事に集中するようにしましょう。

オフィスとは異なり、1人だけの環境で仕事をする場合、集中しづらいと感じる人が多くいます。仕事の生産性が大幅に低下したり、集中できる時間が極端に短くなったりする人もいるので、自分なりにパフォーマンスを向上する工夫が必要です。

適度な緊張感を保ちながら、きちんとスケジュール通りに仕事を進められる環境をつくりましょう。細かく時間制限を設けて、休憩を取りつつ仕事に集中する習慣づくりが大切です。

情報共有は積極的に

テレワークでは、オフィス環境ほど手軽に情報共有ができない傾向にあるため、意識的に作業の進捗報告や連絡・相談をする必要があります。業務に関して不安や悩みがある場合は、すぐに上司やチームリーダーなどに相談する習慣をつけましょう。

部下がきちんと仕事をしているか心配になる管理者も多いため、密に連絡を取ることが重要です。同僚や後輩とも積極的にコミュニケーションを図ることで、日々の仕事のモチベーションも高まります。

しっかりとした準備でテレワークを快適に

テレワークをする女性

(出典) pixta.jp

テレワークには、PCやインターネット回線はもちろん、集中して仕事ができる環境が求められます。疲れにくいデスクやチェアを選択し、ヘッドセットなどにもこだわりましょう。周囲の動きを気にせず、きちんと仕事に向き合えるようにする工夫が必要です。

また、機密情報が外部に漏えいしないように、セキュリティーにも配慮しなければいけません。自宅外で仕事をする場合には、使用するモバイル回線を慎重に選択する必要があります。情報の取り扱いには十分注意しましょう。

これからテレワークが可能な会社に転職したい場合には、事前にきちんと情報収集をしておく必要がります。求人数の多さを誇る「スタンバイ」ならば、応募先の情報を詳細に確認できるのに加えて、こだわりの条件で求人を探せます。

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