育児しながらテレワークをするコツは?メリットや仕事の選び方も紹介

育児と仕事を両立させるために、テレワークで働くことを検討している人も多いのではないでしょうか。テレワークで働くためのコツについて解説します。メリットや仕事の選び方も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

育児しながらテレワークをするメリット

子供を抱きながらパソコンを操作する男性

(出典) pixta.jp

テレワークは、育児をしながら仕事をする人にとってどのようなメリットがあるのでしょうか。主なメリットを3つ紹介します。

通勤による負担がかからない

テレワークで働くと、出社する必要がなくなるため、通勤による負担がかからなくなります。通勤があると、自分や子どもの身支度などで慌ただしくなりがちです。

遅刻してはいけないという焦りから、ついイライラしてしまうこともあるでしょう。しかし、出社する必要がなければ、時間的にも精神的にもゆとりを持って過ごせます。

通勤にかけていた時間を家事に充てることもできるでしょう。また、満員電車に乗る必要がなくなれば、体力的な消耗や混雑によるストレスもなくなります。

臨機応変な対応が可能

子育てと仕事を両立させやすいのも、テレワークのメリットです。育児をしながら仕事をしていると、子どもの急な発熱などによって、会社を休まざるを得なくなることも少なくありません。

テレワークの場合、子どもが体調を崩したときも、看護をしながら仕事ができます。緊急でお迎えが必要になった場合も、臨機応変に対応しやすいでしょう。

また、インフルエンザなどによって休園・休校になったときにも、テレワークなら子どもの世話をしながら働けます。

時間を有効活用できる

テレワークには、時間を有効活用できるというメリットもあります。例えば、休憩時間を使って、買い物・洗濯・掃除などの家事を済ませてしまうのもよいでしょう。

夕食の下ごしらえなどをしておけば、仕事が終わってから調理する負担も軽減できます。時間に余裕ができれば、子どもと遊んだり宿題を見たりもできるでしょう。

家族との時間が増えれば、プライベートも充実します。また、子どもの送り迎えの時間に合わせて休憩を取るなど、育児を優先させた働き方も可能です。

育児しながらテレワークをするデメリット

頭を抱える女性

(出典) pixta.jp

育児をしながらのテレワークには、在宅勤務ならではのデメリットもあります。主なデメリットについても見ていきましょう。

仕事に集中しにくい

会社で仕事をする場合と違い、業務に集中しにくい状況が起こりがちです。プライベートな空間で仕事をすることになるため、テレビやスマホなどが目に入り、気が散ってしまう人もいます。

掃除や洗濯などが終わらず、気になってしまって仕事に集中できないというケースもあるようです。子どもが家にいると、世話のために仕事を中断せざるを得ないこともよくあります。仕事だけに集中できない環境に、ストレスを感じる人もいるでしょう。

社内とのコミュニケーションが取りにくい

社内で働いている同僚とコミュニケーションを取りにくくなるのもデメリットの1つです。チャットツールやオンライン会議システムなどでコミュニケーションを取ること自体は可能ですが、ちょっとした相談事などはしにくいかもしれません。

文字によるコミュニケーションではニュアンスを伝えることが難しく、誤解や行き違いなどを生む可能性もあります。また、人間関係の煩わしさが軽減される一方で、同僚との雑談が減って孤独を感じる人もいるようです。

光熱費などがかさむ

在宅時間が長くなるため、光熱費がかさみます。特に夏場や冬場のエアコンを使う時期には、電気代の負担が増えるのを避けられません。

昼食も自宅で食べるとなると、1日に3食作らなければならず、水道代やガス代もかかります。テレワークで働く従業員に対する在宅勤務手当などがない場合は、光熱費が増えた分、手取りが減る可能性もあるでしょう。

自宅に仕事をするスペースがない人は、デスクや椅子の購入など、仕事をする環境を整えるための準備費用も必要です。

育児しながらテレワークをするためのコツ

子供を抱きながらパソコンを操作する女性

(出典) pixta.jp

テレワークは育児と両立させやすい働き方ですが、先述したようにデメリットがあるのも事実です。自宅で働くストレスや仕事上のトラブルを防ぐためのコツについても知っておきましょう。

全て完璧を目指さない

全て完璧を目指そうとしないことが大切です。テレワークには育児や家事と両立させやすいというメリットはあるものの、全てにおいて全力投球しようとすると、体力だけでなく心理的にも疲れてしまいます。

何もかも完璧にこなそうとするのではなく、パートナーや実家などの協力を得ながら働くことがポイントです。例えば、子どもが在宅していることで仕事に集中できないときは、ベビーシッターなどを利用する方法もあります。

ほかにも、業務量が多くなる時期は食事作りを家事代行サービスに依頼するなど、負担を軽減する工夫をしてみましょう。

スケジュール管理をしっかり行う

効率良く仕事を進めるためには、スケジュール管理をしっかり行うことも必要です。その日にやらなければならない仕事の優先順位を決めて、タイムスケジュールを作りましょう。

紙などに書き出して、やるべきことを可視化するのがポイントです。子どもの送り迎えなどもスケジュールに組み込んでおくと、まとまって仕事をできる時間が分かりやすくなります。

また家事に関しても、朝のうちに終わらせることや休憩時間中にやることを決めるなど、計画を立てておくと効率的にこなせるでしょう。

育児しながらテレワークをしやすい仕事の選び方

子供をあやしながらの在宅勤務

(出典) pixta.jp

育児をしながらテレワークで働くことを検討している人は、仕事の選び方についても知っておきましょう。ポイントを3つ挙げて解説します。

テレワークに向いている仕事か

テレワークに向いている仕事を選びましょう。テレワークで働こうと考えても、全ての仕事が自宅でできるわけではありません。

基本的に、パソコンを使ってオンラインで完結できる仕事は、テレワークでも働けます。反対に、接客や福祉・看護などの仕事はテレワークに向いていません。

育児しながらテレワークをしやすい仕事には、データ入力・オンライン秘書・Webライターなどがあります。データ入力は、文字や数字などのデータをパソコンを使って入力する仕事です。

オンライン秘書は、インターネットを介して顧客のバックオフィス業務を担当する仕事をいいます。Webライターは、インターネット上に掲載される記事を作成する仕事です。

勤務時間を選べるか

勤務時間を自分で決められる仕事を選ぶと、より育児と両立させやすくなります。会社に雇用されて働く場合は、フレックスタイム制などを導入している企業を選んでみましょう。

フレックスタイム制を活用すると、子どもが保育園や学校に行っている間や、寝ている時間帯に働くことも可能です。また、自分で働く時間を決められる「自営型テレワーク」で仕事をする方法もあります。

自営型テレワークとは、雇用契約を結ぶのではなく、企業からの委託を受けて業務に当たる働き方です。いわゆるフリーランスになりますが、情報通信機器を使ってテレワークをする働き方を指します。

出典:自営型テレワーク(在宅ワーク)に関する総合支援サイト「ホームワーカーズウェブ」厚生労働省委託事業 | ホームワーカーズウェブ

仕事量に無理がないか

仕事量に無理がないかも確認しましょう。仕事量が多すぎると、育児と仕事のバランスを取るのが難しくなり、イライラやストレスの原因になってしまいます。

最初から大きな目標を立てるのではなく、生活のリズムをつくりながら、徐々に仕事の量や勤務時間を増やしていくことが大切です。

また、育児を優先させたいときは、業務量を自分で調整できる仕事を選ぶという方法もあります。自分で仕事の量を決められれば、学校行事などに合わせて計画を立てやすく、家庭生活とのバランスを取りながら働けるでしょう。

テレワークで育児と仕事を両立させよう

子供を抱いてパソコンで通話する女性

(出典) pixta.jp

自宅で仕事をできるテレワークには、通勤のストレスがない・臨機応変に対応できる・時間を有効活用できるなどのメリットがあります。

しかし、業務だけに集中できないなどのデメリットもあるため、スケジュール管理を徹底するなど、効率良く仕事をする工夫も必要です。勤務時間や業務量を自分で選べる仕事なら、育児との両立もさせやすいでしょう。

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