最終面接の結果が遅い!結果はいつ来る?連絡がない場合の対処法も紹介

最終面接の後は、結果がいつ知らされるのか気になる人も多いはずです。結果連絡の時期や、一般的な目安を解説します。結果連絡が遅い理由や、連絡が来ないときの対処法も見ていきましょう。結果を待つ間の過ごし方も、今後の転職活動には重要です。

最終面接の結果はいつくる?

携帯電話を見る男性

(出典) photo-ac.com

最終面接が終わると、結果を待つのみとなります。結果連絡は、いつ来るのが一般的なのでしょうか?主なケースを紹介します。

目安は面接から5営業日以内

合否連絡が来るまでの期間は、1週間程度が目安です。休業日を除く、5営業日中の連絡が一般的とされています。

最終面接までにある程度候補が絞られ、スムーズに確定すると2〜3日で連絡が来ることもあるでしょう。

合否の連絡は、企業の状況や候補者の人数によっても変化します。5営業日程度の連絡もあくまで目安であり、一概には決まっていません。

とはいえ、複数の企業に応募している人は多いため、企業にとっても早く合否を知らせて優秀な人材を確保したいという思惑もあります。無意味に合否連絡を引き延ばすことは考えづらく、何らかの問題がなければ、1週間前後が結果連絡の目安となるでしょう。

1カ月程度待たされることも

企業によっては、結果連絡まで1カ月程度かかることもあります。1~2週間までが一般的な範囲ですが、状況によっては合否のお知らせに時間がかかることも想定しておきましょう。

企業の人事担当が少なかったり、候補者が多かったりなどのケースでは、連絡が遅くなることも考えられます。

また、辞退者が出たときに次の候補者が繰り上がる補欠合格であるがために、連絡が遅くなっている可能性も考えられるでしょう。

ほかの企業の内定を決めてしまうと、第一志望の企業から遅い連絡が来ても即答できなくなる可能性があります。優先度の高い企業は、結果連絡までの時間を長く見積もっておきましょう。

面接中に内定が出る場合もある

場合によっては、面接の場で合否が決まることもあります。面接中に結果が確定した場合、即日の連絡もあるでしょう。

面接の進行状況によって、確認程度で内定者が決まっているというのもよくあるケースです。最終面接は経営者や役員が参加することもあり、印象がよければその場で内定を出す可能性もあります。

転職や就職活動では、同時進行で複数の選考を受けることは一般的です。逃したくない候補者の場合は、企業側もすぐに結果を出すことが少なくないでしょう。

面接中に内定の話が出ることもあれば、面接直後に電話で連絡が来ることもあります。

結果によって連絡方法は変わる?

電話をする女性

(出典) photo-ac.com

面接結果の連絡には、複数の方法があります。企業によって考え方は違いますが、電話・メール・郵送など、複数の連絡方法を想定しておきましょう。

不採用の場合、音沙汰がないケースも考えられます。それぞれのパターンを見ていきましょう。

最終面接の結果は電話で連絡することが多い

最終面接まで通過する候補者は、数が限られています。特に合格の場合は、電話での連絡が多いでしょう。

合格連絡の電話で、内定を受け入れる意志や今後のスケジュール確認があります。電話ではその場で意思確認ができるため、ほかの連絡方法よりスムーズです。

普段電話を使う機会が少ない人は、企業からの連絡が入る可能性も考慮して、いつでも電話に出られるようにしておきましょう。

合格の連絡に気付かず、時間がたってしまうと問題です。用事があって電話に出られないときも、しばらくは留守電や着信履歴の確認を欠かさないようにしましょう。

メール・郵送で内定連絡をする企業も

一般的には、内定の連絡は電話で行われます。しかし、合否を問わず、メール・郵送で結果の連絡をする企業もあります。電話がないからと諦めるのではなく、メール・手紙のチェックも行いましょう。

特にメールの場合は、拒否設定やメールソフトの関係で迷惑メールに分類される可能性もあります。連絡用のアドレスが分かっている場合は設定しておくなど、受信できるよう細心の注意を払いましょう。

メールでは、時間帯や相手の都合を問わず結果を通知できます。内定者には、返信を求める文面で連絡が入ることもあるでしょう。

郵送の場合、必要書類の送付もできて無駄がありません。メール・郵送の連絡は不採用というケースも多いですが、中身をきちんと確認することは大切です。

不採用時は連絡をしない企業もある

企業によっては「採用時のみ連絡」というケースもあります。不採用になると、待っていても連絡がないため悩むことも多いでしょう。不採用時に連絡をしない企業側の理由は、主に事務負担の軽減です。

連絡する人数が多いほど、人事の負担は増大します。人員が少ない企業や候補者が多い企業では、合格以外は連絡しないというケースも珍しくありません。そのほか、不採用の連絡をあえてしないことで、複数人の予備候補をキープしている可能性もあります。

最終面接の結果が遅くなる理由

審査している男性

(出典) photo-ac.com

最終面接の結果連絡は、企業側の事情やほかの候補者との兼ね合いで遅くなることがあります。連絡が遅れる事情の、一般的なパターンを見ていきましょう。

不採用=連絡が遅いわけではない

最終面接の結果連絡が遅いとしても、不採用が決まったわけではありません。連絡が遅いということは、何らかの事情で決定に時間がかかっていると考えられます。会社の繁忙期や、最終候補が複数いるなど理由はさまざまです。

そのため、一般的な目安より連絡が遅いからといって、不採用になったと諦めるのはまだ早いでしょう。連絡が遅い企業の優先度が高い場合は、連絡が遅くても待つ価値があります。

「ほかの企業に決めた後に合格通知が来た」というトラブルが起こらないように、タイミングを見ながら転職活動を進めましょう。

内定でも連絡が遅くなる理由

内定を獲得できていたとしても、すぐに連絡が来るとは限りません。複数人を採用する場合、全員の選考が終わってから連絡することもあります。

最終面接の日程は、応募の時期やそれぞれの都合で変わります。選考の時期が個別にずれている場合、目安よりも連絡が遅くなるでしょう。

また、決定権を持つ役員や人事担当が多忙で、連絡が遅れることもあります。内定の連絡は、期日が決まっているわけではありません。企業ごとの都合も考慮して、気長に返事を待つ余裕も求められます。

補欠合格の可能性もある

連絡が遅い理由の1つが、『補欠合格』になっているケースです。企業側も選考をしたからには、確実に人材を確保したいという思惑があります。

しかし、合格者が必ず内定を受け入れるとは限りません。同時進行で複数の選考を受けている人は多いため、内定辞退はよくあることです。すぐに不採用の連絡をしてしまうと、辞退があったときに人材が確保できなくなります。

補欠合格になると、ほかの候補者の返答次第で内定と不採用が入れ替わります。内定を決めた後も、突発的な事情で辞退者が出る可能性を考慮して、一定期間連絡を保留するケースも考えられるでしょう。

連絡が来ない場合の対処法

メールを打つ女性の手

(出典) photo-ac.com

候補者側としては、採用・不採用にかかわらず、早く返事がほしいはずです。転職活動の継続や、ほかに応募している企業との兼ね合いもあります。もし連絡が来ない場合は、どう対処すればよいのでしょうか?

一定期間結果が来なければ問い合わせてもOK

最終面接の結果待ちは、長期間になると次の活動に支障をきたします。一定期間を過ぎても連絡がないときは、問い合わせをしても問題ありません。

企業側から結果通知時期の目安を伝えられている場合、時期を過ぎた後に問い合わせましょう。場合によっては、メールの不達や連絡ミスも考えられます。

結果連絡の目安を伝えられていないときは、2週間程度待ちましょう。一般的な目安を過ぎていることもあり、問い合わせの時期としては妥当です。

企業によっては、結果連絡までの時間を長く取っている可能性もあります。問い合わせの際に、連絡がないことを責めるような口調や文面で連絡するのはNGです。

確認メールの送り方と文面例

メールで問い合わせをする場合、『○月○日の最終面接結果に関する問い合わせ(名前)』など、内容がすぐに分かる件名にした上でメールを送ります。

文面には、名前や募集内容など個人が特定できる情報を記載しましょう。文面の一例を紹介します。

【例文】

○○株式会社

人事部 担当者様

○月○日の最終面接では、お世話になりました。営業担当の選考に応募した○○と申します。

最終面接の結果ですが、いつごろに確定するか目安を教えていただくことは可能でしょうか。差し支えなければ、時期をお伺いできますと幸いです。

本来であれば、面接のときに確認をすべきところを、メールでの確認という形となってしまい申し訳ございません。

お手数をおかけしますが、よろしくお願いいたします。

(署名)

 

電話で問い合わせる方法

できるだけ早く返答がほしい場合、電話での問い合わせが確実です。すでに結果が出ている場合、その場で教えてもらえるかもしれません。

電話をかけるときは、なるべく多忙な時間帯を避けるのがポイントです。出勤直後や退勤間際、昼休みの時間は避ける方がよいでしょう。

電話では、採用担当者以外につながることもあります。まず、自分の名前や目的を簡潔に伝えましょう。

【例文】

「先日、○○募集の面接をしていただいた○○(名前)と申します。面接結果についてお伺いしたいことがあり、お電話しました。担当の方はいらっしゃいますか?」

※担当者に代わってもらった後は、本題に入ります。

 

【例文】

「面接の際にはお世話になりました。選考の結果についてですが、まだ連絡が来ていないようですので、念のため確認でお電話させていただきました。連絡の時期をご教示いただけますと助かります。」

 

最終面接結果が来るまでの過ごし方

机の上のメガネとスケジュール帳

(出典) photo-ac.com

最終面接後は、ただ結果を待つだけでなく、転職活動を継続するのが賢明です。不採用になることも考えて、最終面接の結果を今後に生かす準備をしておきましょう。具体的に何をすればよいのか、主なケースを紹介します。

転職活動は継続しよう

最終面接の結果待ちとなった段階でも、すでに応募済みの企業が残っている場合は転職活動を続けましょう。最終面接まで進んだとはいえ、複数の候補者が残っています。

合格したつもりにならず、内定通知が来るまでは活動を続けることが大切です。ほかの企業の選考や面接を断った後に、不採用の連絡が来る可能性もあります。

また、長期間連絡がないときは、新しい求人への応募も考えましょう。複数の内定をもらえれば転職先の候補が増えると考え、連絡が来るまでは普段通り活動を続けることが重要です。

面接の振り返りを行う

最終面接まで進んだ場合、面接の振り返りによって今後の転職活動に生かせます。自分で質問の回答をもう一度確認することで、見直しにもつながるでしょう。

不採用となった場合でも、最終面接の質問傾向や面接官の反応は、ほかの企業で面接を受けるときのヒントになるはずです。

面接の振り返りでは、質問された内容や、納得いく回答ができたかを書き出していきます。もし反省すべき点があった場合は、新たな回答を考えておきましょう。

回答に問題があったかどうかは、面接官の反応や自分自身が納得できたかが判断基準になります。

最終面接に関するよくある疑問

手帳を確認する男性

(出典) photo-ac.com

最終面接後に結果を待っている間や、連絡が来たときの対応には気になることも多いでしょう。ここでは、最終面接後によくある疑問を紹介します。

内定・不採用は面接時の反応で分かるのかや、内定の連絡があったときの返答について見ていきましょう。

内定・不採用フラグはある?

面接中の質問や反応で、内定・不採用は判断できるのでしょうか?よくある内定フラグとして、「入社後についての詳しい話を聞いた」「面接が盛り上がり長引いた」などが挙げられます。

反対に、不採用フラグは「面接官からの質問が少ない」「趣味など仕事に関係のない話ばかり聞かれる」といったパターンです。

しかし、フラグやサインと呼ばれるものは、あくまでもこれまでに転職活動をしてきた人の傾向でしかありません。面接官の性格や、企業によっても状況は変わるでしょう。

似たような出来事があったとしても、内定・不採用を決めつけないことが大切です。焦らずに結果連絡を待ちましょう。

内定連絡で入社意思を聞かれた場合の答え方

企業から電話で連絡があった場合、その場で入社の意思を確認されることがあります。確実に入社する場合は返答しても問題はありませんが、保留したいこともあるでしょう。

複数の結果を待っている状況や、労働条件によっては辞退があり得るケースなどです。応募要項にあった条件と、実際の条件が異なることは考えられます。

企業側から回答期限が提示された場合は、期限まで保留できます。どうしても期限までに回答できない場合は、一度相談することも可能です。しかし、企業側の都合もあるので、基本的に延長はできないと考えておいた方がよいでしょう。

状況が変わる可能性がありながらも入社の意思を示してしまうと、トラブルにつながりかねません。正式な入社意思の確認が取れると、企業側はあなたのためにさまざまな準備を始めます。簡単に撤回すると相手に迷惑がかかることは覚えておきましょう。

最終面接の結果連絡は1週間以内が目安

手帳に記入する女性

(出典) photo-ac.com

最終面接後、結果連絡が来る目安はおおむね1週間以内です。しかし、企業の都合により1カ月以上かかることもあります。

結果連絡が来ない場合、一般的な目安を大幅に超えているときは問い合わせも可能です。不採用のときは連絡をしない企業があることも理解し、タイミングを見計らって次のステップに進みましょう。

結果待ちの間は、転職活動を続けながら普段通り過ごします。電話やメールを受信できるよう、設定の見直しも必要です。