転職の方法とは?求人を探す方法から失敗しない転職の注意点まで

転職を考えている人は、求人を探す方法や転職のおおまかな流れを把握しましょう。転職のタイミングや確認しておくべきこと、求められているスキルについても紹介します。履歴書・職務経歴書の書き方や面接のマナーも確認し、転職に役立てましょう。

転職するにはどんな方法がある?

履歴書とペン

(出典) photo-ac.com

転職と一口にいっても、大きく分けて2種類あります。それぞれの傾向やメリットについて紹介します。自分がどちらを望んでいるのか、じっくり考えてみましょう。

同業種への転職

現職と同業種への転職は、それまでの経験やスキルを生かせるため、即戦力を求める中途採用で有利です。

食品製造業で営業をしていた人が、家電製造業の営業に転職するような場合でも、即戦力として判断されます。取り扱う商品は異なるものの同じ製造業の営業職のため、それまで培ってきたコミュニケーション能力やプレゼン力などが役立つためです。

同業種への転職の場合は、経験やスキルが高く評価され、現職よりも上のポジションに採用されるなど、キャリアアップも期待できるでしょう。

異業種へチャレンジ

現職と異なる業種に転職する方法もあります。例えば、食品メーカーの人事から金融業界の人事や、不動業界の事務からIT業界の事務へのキャリアチェンジなどが該当します。

異業種を選ぶ理由は、その業種でやりたいことが見つかった、新しいことにチャレンジしてみたいなど、人それぞれです。異業種でも経験やスキルを活用できる共通項があることも珍しくありません。

例えば、ビジネスマナーやコミュニケーションスキルなどは、どの業種でも生かせる大切なビジネススキルです。

転職先を探す方法

パソコンを操作する男性

(出典) photo-ac.com

転職活動をしようと思っても、どうすればよいのか分からない人もいるでしょう。転職先を探す方法は、複数あります。それぞれの特徴やメリットを把握し、自分に合う方法を選びましょう。

求人サイトで探す

定番の方法が、求人サイトを利用することです。24時間いつでも自分の好きなときに求人を探すことができるのが大きなメリットです。忙しい人でも通勤時間や待ち時間などに手軽に検索できます。

企業名・勤務地・年収など希望条件を入力することで、簡単に検索ができます。興味のある求人があれば応募するというように、自分のペースで自由に進められることもメリットです。

必要な情報を入力し登録することで、企業側からスカウトを受けられる「スカウト機能」を使えるケースもあります。

国内最大級の求人サイト「スタンバイ」なら1,000万件を超える求人から、条件にあう求人が見つかるはずです。

スタンバイ|国内最大級の仕事・求人サイトなら

ハローワークを利用する

国が運営するハローワーク(公共職業安定所)を利用する方法もあります。地元の求人情報が多いのが強みなので、地元で働きたい人におすすめです。

1人で求人を探すだけでなく、専門家である職員と一緒に探したり相談に乗ってもらったりすることも可能です。ただし、担当制ではないため、毎回違う職員に相談しなければならない可能性があります。

また、開所時間が限られており、仕事をしながら転職活動をしている人には利用しづらい点が難点でしょう。

SNSのチェック・友人の紹介も

近年は、SNSを活用して求人を探す人もいます。自分のSNSにスキルや希望条件などを書いたり、転職関連のハッシュタグを付けて投稿したりする方法です。

採用担当者の目に留まればダイレクトメッセージが届き、直接交渉するスタイルです。興味のある企業の社長や人事担当者のSNSにダイレクトメッセージを送る方法もあります。

SNSのほか、友人に求人を紹介してもらう方法もあります。気軽に相談できるのがメリットですが、仕事上の人脈を利用する場合は、職場の人にバレてしまうと気まずくなったり居心地が悪くなったりするリスクがあります。

いずれの場合も、必ず転職先が見つかるわけではないのがデメリットでしょう。

転職の大まかな流れとは?

スケジュール帳

(出典) photo-ac.com

ただやみくもに転職活動をしても、なかなか成果につながりません。大切なポイントは、転職の大まかな流れを把握して活動することです。一般的な転職の流れを確認しましょう。

まずはスケジュールを決める

転職活動を始める前に、具体的にいつまでに転職したいのかを決め、転職までの大まかなスケジュールを立てることが重要です。だらだらと長期化すると、モチベーションの低下にもつながります。

一般的な転職活動では、3カ月から長くても6カ月程度が目安です。スケジュールを決めることで、現在の仕事との折り合いをつけやすくなるというメリットもあります。

徹底した自己分析

転職を成功させるためには、自分をできるだけ客観的に見つめ、徹底した自己分析を行うことが重要なポイントです。自己分析ができていないと、自分が求める仕事が見極められなかったり、自分の強みをしっかりアピールできなかったりします。

まず、経歴やスキルを整理し、長所や短所を見つけましょう。仕事以外も含めて自分が何をしたいのか明確にすることも大切です。

自己分析を行うことで、自分が転職に何を求めているのか、企業に求める条件は何かなどが明確になります。また、自分の長所や短所が明確になることで、転職活動で必要不可欠な自己アピールがスムーズにできるようになります。

応募企業を決める・企業研究

自己分析結果をもとに、業界や業種をしぼり応募企業を決めましょう。応募する前には、必ず企業研究をすることが大切です。

企業のイメージだけで決めてしまうと、入社後に「思っていたのとは違った」とがっかりする可能性があります。企業研究を徹底することで、想像と実態のギャップが減り、満足できる転職につながります。自分にとって譲れない条件もしっかりと整理しておき、なるべく合致する企業を選ぶことも重要です。

興味のある企業の理念や業務内容、将来性など、なるべく細かくリサーチして情報収集をしましょう。企業が求める人材を理解することにもなり、履歴書や面接で役立ちます。

転職先へ応募

履歴書と職務経歴書を準備し、希望する企業に応募をします。履歴書は主にプロフィール、学歴や職歴、職務経歴書は業務経験やスキルを詳しく伝える書類です。まず書類選考を通過する必要があるため、抜かりなく準備しましょう。

近年は、手書きではなくパソコンを使って作成することも珍しくありません。ネット上には無料で使えるテンプレートもあり便利です。ただし、企業によっては形式が指定されている場合もあるため、事前に確認しましょう。

選考にかかる時間や進め方は企業によって異なります。待ち時間を無駄にしないために、複数の会社に同時に応募するのがおすすめです。

応募企業との面接

書類選考を通過すると次に面接があります。1回だけの場合や複数回ある場合など、企業規模や職種によって回数は異なるので事前に確認しましょう。

例えば、事務職や技術職など書類選考の段階で、スキルや資格など必要な情報を得やすい場合は面接回数が少なく、社交性など慎重に見極める必要がある営業職では、面接回数が多い傾向があります。

複数回ある場合は、面接官の立場が変わっていくことも珍しくありません。1回目は人事・担当者、2回目は管理職や人事責任者、3回目は社長や役員という流れが一般的です。

現在の職場を退職

内定を受けたら、その場ですぐに受託しなければいけないわけではありません。提示された労働条件や福利厚生などについて、しっかり確認した上で意思決定をしましょう。

内定を承諾したら、現職を退職する準備を始めます。円満退職のためには、退職の準備を滞りなく進め、迷惑が掛からないようにすることが大切です。

上司と相談して引き継ぎのスケジュールを調整し、退職日を決めましょう。転職先とも実際に勤め始める日を調整する必要があるため、早めに相談するのがおすすめです。

転職前に確認しておくこと

タブレットを操作する男性

(出典) photo-ac.com

実際に転職活動を始める前に考えておきたいことを紹介します。満足のいく結果にするためにも大切なステップになるので、じっくり自分と向き合い考えてみましょう。

転職したい理由・目的を明確にする

転職したいと思う理由は人それぞれですが、理由や目的を明確にすることが大切です。理由や目的が曖昧なままだと、達成するための行動がイメージできず、満足のいく結果が得られない傾向があるためです。

キャリアアップのためというようにポジティブな理由だけでなく、上司への不満などネガティブな理由であることもあるでしょう。しかし、転職先の上司と相性がよいとは限らないため、目標を達成できないこともあります。

たとえネガティブな理由だとしても、ポジティブな言葉や目的に置き換えられるか考えてみることも大切です。

転職の軸を考えておく

転職活動中に応募企業ややりたいことがぶれないように、転職の軸を考えておきましょう。転職の軸とは、自分が重要視する条件とその優先順位のことです。

例えば、「年収」「職場環境」「ワーク・ライフ・バランス」などです。専門スキルを身につけたい、新しい職種にチャレンジしたいといったことを重要視する人もいるでしょう。

大切なポイントは、すべての条件を満たす完璧な職場はないことを理解し、自分の経験やスキルを客観視した上で決めることです。転職先に譲れない条件と妥協できる条件を明確にし、優先順位をつけましょう。

転職活動はいつするべき?

記入するペン

(出典) photo-ac.com

転職活動は、在職中と退職後のどちらに行うのがよいのでしょうか?それぞれのメリットとデメリットを紹介するので、タイミングを決める際に役立てましょう。

在職中に行うメリット・デメリット

在職中に転職活動を行うメリットは、金銭面で安心感があり精神的にゆとりを持って活動できる点です。キャリアにブランクができないことや、税金や保険などの手続きを自分でする必要がないというメリットもあります。

デメリットは、転職活動に使える時間が限られていることや面接の調整が難しいことです。転職にスキルや資格の取得が必要な場合は、勉強する時間を確保するのが難しいこともあるでしょう。引き継ぎや転職の手続きを短期間で済ませなければならず、かなり忙しくなってしまうことも考えられます。

現職の業務内容に不満がある場合やキャリアアップが目的の場合は、体調不良のように切羽詰まった状況ではないため、在職中の方がメリットが多いでしょう。

退職してから行うメリット・デメリット

退職後に行うメリットは、転職活動に集中できることです。じっくりと時間をかけて準備や書類作成が行え、面接の日程も柔軟に対応できます。転職に役立つスキルや資格の勉強にも十分な時間を使えるのもメリットです。

デメリットは、すぐに転職先が決まるとは限らないため、収入面で不安がある点です。長引くほど、精神的負担が増えることもあるでしょう。また、長いブランクがマイナスの印象を与えてしまうことも考えられます。

人間関係に疲れ果てている、拘束時間が長く体調が優れないという場合は、心身の健康が第一のため、退職してから行うのがおすすめです。

「年代別」転職者に求められるスキル

対面で打ち合わせする二人

(出典) photo-ac.com

企業が求める人材を知ることで、より適切な自己アピールができます。年代別に求められているスキルを確認し、応募書類の作成や面接に生かしましょう。

20代前半はポテンシャル

20代前半はまだ社会人経験が短いため、実践的なスキルより将来性があるかというポテンシャルが求められる傾向があります。

これから成長し活躍できる人材かどうかがポイントになり、見極める材料となるのが、仕事に積極的に取り組む熱意や素直さなどです。

困難の中でも解決策を探して乗り越えていけそうか、自ら学ぶ姿勢などチャレンジ精神があるかという点を重視する企業が少なくありません。

また、業務を教わる立場のため、チームワークがあり素直に聞き入れ取り組めることも大切だと考えられています。

20代後半から30代は即戦力

20代後半から30代になると、社会経験がそれなりにあるため、即戦力が求められる傾向があります。新入社員のように丁寧な研修や教育がないことがほとんどです。

20代後半は、これまでの経験やスキルを即戦力として生かせるかどうかがポイントになります。新しい職場に素早くなじむ柔軟性も求められます。

30代になると即戦力に加え、より実践的なスキルを求められるのが一般的です。最低限の引き継ぎだけで、すぐに業務に入れるキャッチアップ能力やすぐに現場で生かせそうな実績があるかチェックされるでしょう。

30代はマネジメント能力も期待

年齢が上がるほど、求められるスキルやポテンシャルが上がります。30代は即戦力だけでなく、マネジメント能力やリーダーシップを期待されることも少なくありません。

企業によりますが、30代になると役職に就く人も増えるため、部下をまとめるマネジメント能力を求められることがあります。プロジェクトのリーダーとしてチームをまとめられる能力を求められることもあるでしょう。

実際にマネジメント経験がなくても、業務での課題や問題を見つけ解決に導く能力やチームワークをアピールすることで、マネジメント能力のポテンシャルを示すことができます。

書類選考を通過するための履歴書・職務経歴書

履歴書に記入する

(出典) photo-ac.com

求人に応募すると、まず書類選考があります。履歴書と職務経歴書は、面接につなげるための重要な書類です。それぞれの書き方や基本的なポイントを確認しましょう。

履歴書の書き方

履歴書は読みやすさを意識して丁寧に書くことが大切なポイントです。誤字脱字があると、「注意力がない」「大ざっぱ」というマイナスの印象を与えてしまうこともあるため、書き間違えたときは最初から書き直しましょう。

空欄を作らないことや文章量に気を付けることも大切です。空欄があったり、1行程度で余白が多かったりすると、熱意に欠けると思われてしまうことも考えられます。特に志望動機や自己PR欄は、適度な文章量を意識しましょう。

履歴書はパソコンで作成するのが一般的ですが、企業によって指定されていることもあるため事前に確認することが大切です。

職務経歴書の書き方

職務経歴書も読みやすいレイアウトを心掛けましょう。文字の大きさや段落だけでなく、箇条書きや見出しを使うと見やすさが増します。

職務経歴書では、任されたポジションでの役割や経験、培ったスキルや知識などの詳細を記載します。応募企業で求められている実績や業種に関係のあるスキルを優先して記載し、アピールしましょう。

長すぎると最後まで読んでもらえない可能性があるため、A4サイズの用紙1~2枚にまとめるのがおすすめです。

事前に行いたい面接対策

面接練習

(出典) photo-ac.com

面接で好印象を残し採用されるには、どのような対策をすればよいのでしょうか?具体的な方法を紹介するので、実際に試してみましょう。

質問を予想し面接の練習をする

面接で聞かれる質問は、自己紹介・転職理由・志望動機・自己PRというように、ある程度限られています。事前に練習を重ねることでパターンを覚えられ、スムーズに回答できるようになります。

履歴書や職務経歴書に記載したことを口頭で説明するだけなので、簡単だと思う人もいるでしょう。しかし、本番は思いのほか緊張するもので、まとまりのない返答になってしまうことも珍しくありません。

練習をすることは、緊張をほぐすことにもつながるため、何度も繰り返し行いましょう。

おすすめの練習相手

家族や友人に面接官役を頼み、面接の練習をするのがおすすめです。ただし、気心知れた人だと照れてしまったり、緊張感に欠けてしまったりすることもあります。そうなると練習にならないため、お互いに他人だと思って真剣に取り組むように心掛けることが大切です。

また、ハローワークでは、面接の練習ができるため利用してみましょう。ハローワークを利用するメリットは、誰でも何度でも利用できる点です。複数の面接官役となる職員がいるため、ワンパターンにならないのもメリットです。

ハローワークは全国各地にあるので、自宅や職場の近くなどの場所が見つかりやすいのも便利でしょう。

1人で行う場合のポイント

面接の練習を1人で行うときは、頭の中だけで答えるのではなく、実際に声に出すのがポイントです。頭の中ではスムーズに答えられても、実際に声に出してみると早口になったり、言葉が思うように出てこなかったりすることが珍しくないためです。

質問に答えているときの姿勢や表情、目線などを確認するために、鏡の前で練習するのもよいでしょう。スマートフォンやパソコンを使って、録画するのもおすすめです。映像で振り返ることで、改善すべき点がより明確になります。

面接当日のマナーについて

お辞儀をする女性

(出典) photo-ac.com

面接を受ける際の基本的なマナーを紹介します。好印象を与える話し方や注意点についても触れるので、事前に確認して挑みましょう。

面接の基本マナー

面接は黒や紺などシンプルなスーツが基本です。女性はスカートスーツでもパンツスーツでも構いません。男性は派手すぎないネクタイを選びましょう。

シワやシミなどがついていないかチェックすることも大切です。靴やカバンは、ビジネスシーンにマッチするものを選びましょう。髪形やメイクも派手すぎないように心掛け、全体的に清潔感のある印象にするのが大切なポイントです。

当日は、遅刻しないように時間に余裕をもって家を出ましょう。交通機関の遅れなどで遅刻する場合は、必ず連絡するのがマナーです。

入室する際はドアを3回ノックし、返事があったら「失礼します」と言い入室しましょう。

好印象を与える話し方のポイント

面接では緊張感が高まり、気付かないうちにうつむき加減になったり、小さい声でボソボソと話したりしてしまうことが珍しくありません。実際はそうでなくても、自信がないように見えてしまうため、注意しましょう。

面接官の目を見てハキハキと話すことを意識しましょう。また、緊張すると早口になりがちです。早口だと聞きづらいだけでなく、落ち着きがない印象を与えてしまうこともあるため注意しましょう。

敬語を使い丁寧な受け答えをすることや、適度な相づちを打つことも好印象につながります。

建物を出るまで気を抜かないよう注意

面接が終了したら、面接官にお礼を述べ退室しましょう。静かに席を立ち再度一礼し、さらにドアの前で一礼して退室するのがマナーです。面接が終わった安堵感から緊張感が解け、一礼をしないなどマナーに欠ける行為をしがちなので、気を付けましょう。

退室したからといって、気を抜かないことも大切なポイントです。人事担当者がどこかで見ている可能性もあるため、すぐにコートやマフラーを着用したり、スマホをチェックしたりするのは控えましょう。

少なくとも駅に着くまでは、緊張感を持って過ごすようにすることが大切です。

スムーズな退職のために必要なことは?

退職届

(出典) photo-ac.com

内定が決まったら、退職する準備をしなければなりません。できるだけスムーズに進めるためには、どのような点に注意すればよいのか、ポイントを見ていきましょう。

退職の意思を伝えるタイミング

一定の条件を満たせば、退職願を提出した日から2週間経過した時点で、会社の同意なくても退職できることが法律で定められています。ただし、就業規則で定められている場合は、就業規則に従う必要があります。

いずれにしても、まず上司に退職の意志を伝え、退社日を調整するのがマナーです。業務の引き継ぎをする必要があるため、できるだけ余裕を持ったスケジュールにしましょう。

また、繁忙期に退職すると人手が足りず、迷惑が掛かることも考えられます。できれば繁忙期でない時期を選びましょう。

現職の不満は伝えない

退職の意思を伝えたときに、理由を聞かれることが珍しくありません。たとえ会社に対する不満が理由だとしても、「一身上の都合」に留めるようにしましょう。不満を伝えると、思うように退職ができない可能性があるためです。

例えば、会社の給料に対する不満を伝えると、険悪なムードになり、退職の手続きが滞ることもあるかもしれません。会社側から給料交渉に応じると言われ、引き留められることもあるでしょう。

そうならないためにも、理由をどうしても伝えたいときは、今後のキャリアプランや目標などポジティブな理由にすることが大切です。

スムーズな引継ぎで円満退職

円満退職を叶えるために、スムーズな引き継ぎで会社への負担をできるだけ減らすことを心掛けましょう。まず、引き継ぎを早めに始めることがポイントです。

後から見直せるように、業務の段取りなどを文書で残し、パソコンの共有フォルダなどに残しておきましょう。業務上必要な書類や資料なども見直し、誰が見てもすぐに分かる名称を付けるなど、整理しておくことも大切です。

一連の業務を後任者と一緒に行い、不明な点がないか確認しましょう。

自分を見つめ直して転職を成功させよう

前向きに歩く女性

(出典) photo-ac.com

転職は同業種と異業種への転職があり、それぞれメリットとデメリットがあるため、きちんと把握した上で決めることが大切です。転職方法は、主に「求人サイト」「ハローワーク」「SNSや知人の紹介」の3つの方法があります。

転職する際は、事前に理由や目的を明確にし転職の軸を考えることで、満足のいく結果を得やすくなります。しっかり自分と向き合い、自分に合った転職先を見つけましょう。

「スタンバイ」では細かい条件で求人情報を検索できます。さまざまな求人に出会うことで、転職の軸を再確認し、よりよい転職活動につなげましょう。

スタンバイ|国内最大級の仕事・求人サイトなら

小松俊明
【監修者】All About 転職のノウハウ・外資転職ガイド小松俊明

国立大学法人東京海洋大学グローバル教育研究推進機構教授。サイバー大学客員教授を兼務。「できる上司は定時に帰る」「エンジニア55歳からの定年準備」「人材紹介の仕事がよくわかる本」他、キャリアやビジネススキル開発に関する著書がある。元外資系ヘッドハンターであり、企業の採用や人材育成事情に詳しい。
All Aboutプロフィールページ
公式サイト

著書:
人材紹介の仕事がよくわかる本
エンジニア55歳からの定年準備