年収1,000万円を目指せる職業一覧!20職種を一挙ご紹介

年収1,000万円を目指せる職業は、文系、理系ともにいろいろなものがあります。特に専門的なスキルや知識を持っていると、年収1,000万円以上を目指せる可能性も高まる傾向です。高収入を目指せる職業を詳しく確認してみましょう。

この記事のポイント

年収1,000万円超えは専門職で目指しやすい
年収1,000万円超えを目指せる職業は、文系理系問わず専門的な知識やスキルを求められるものが多い傾向にあります。
年収1,000万円以上を稼ぐ人はごくわずか
年収1,000万円以上を稼いでいる人は、全体の5.4%とごくわずかです。
学歴が有利な場合もあるが、独立・起業の場合は関係なし
大卒以上の方が、年収1,000万円を稼ぐ人の割合は高い傾向にあります。しかし、独立・起業した場合には、学歴は必須ではありません。

年収1,000万円を目指せる職業20選

電卓と一万円札

(出典) pixta.jp

どのような職業についたら年収1,000万円を稼げるのでしょうか。文系と理系に分けて20選紹介します。

文系で年収1,000万円を目指せる職業

年収1,000万を目指せる文系の職業例を13職種紹介します。職種ごとの具体的な業務内容も確認してみましょう。

総合商社の総合職

総合商社とは、商材を仕入れてメーカーや卸売業に販売する他、貿易・事業投資・事業運営・金融支援・物流管理など多岐にわたるビジネスを展開する企業です。

総合商社の総合職の仕事内容は、営業や事業企画に加えて、事業投資・経営管理・物流管理・貿易実務・リスク管理・経理財務なども担当します。

外資系製薬会社のMR

MRとは、Medical Representativesの略で、日本語では医療情報担当者にあたります。

製薬会社に所属し、自社が販売している医薬品が安全かつ効果的に使われるように、医薬品の効果・使い方・副作用などの情報を、医師や薬剤師などの医療関係者に提供するのが主な業務です。

証券アナリスト

証券アナリストは金融アナリストとも呼ばれ、金融の高度な知識を持ち、金融関係全般で活躍する金融の専門家です。主に保険会社や証券会社に所属し、多くの情報を集めて最先端の技術で株価の予測や評価をすることが主な業務です。

不動産会社の営業職

不動産会社の営業職の仕事内容は、主にマンションや家などの不動産を、個人または法人に販売したり、賃貸契約を提案したりすることです。仕事のジャンルは「不動産販売」「不動産賃貸仲介」「不動産販売仲介」に大別されます。

保険会社の営業職

保険会社の営業職の仕事内容は、主に保険契約者の新規顧客開拓・商品の提案や説明・契約条件の交渉・アフターフォローなどです。通常、保険会社の代理店に所属します。

保険会社の代理店には1社の保険会社とのみ契約している「一社専属代理店」と複数の保険会社と契約している「総合(乗合代理店)」の2種類があります。

経営コンサルタント

経営コンサルタントの主な仕事内容は、企業の経営状態を診断し、経営体質強化のために経営戦略、組織・人事施策、マーケティング、業務改善などについて指導やアドバイスをすることです。

企業から十分な診断材料を得られない場合は、独自に調査を行うこともあります。

ITコンサルタント

ITコンサルタントは、ITを活用して企業の課題を解決する専門家で、企業のIT戦略に関してコンサルティングを行い、提案や助言をするのが主な仕事です。

ファンドマネージャー

ファンドマネージャーは、投資信託会社や投資顧問会社などの資産運用機関に所属し、資金(ファンド)の運用を担当します。

アナリストによる調査分析・経済指標・企業の財務情報などを参考にしながら、市場や銘柄の分析・選定・組み入れ比率や売買のタイミングを検討し、投資家から預かった資産を運用します。

M&Aアドバイザー

M&AとはMergers and Acquisitionsの略で、日本語では企業合併・事業買収を指します。M&Aアドバイザーの主な仕事内容は、法律、財務、会計などの専門スキルを活用して、対象企業・事業の選定から、交渉、契約締結に至るまでのプロセスを管理することです。

弁護士

弁護士とは、基本的人権を擁護し、社会正義を実現することを使命とする法律の専門家です。弁護士の主な仕事内容は、大きく分けて民事と刑事の2種類があります。

前者は個人間・法人間の争いごとが対象で、当事者やその他の関係者からの求めに応じ、紛争の防止や解決を図ります。後者は、被疑者と国家権利との争いが対象となり、国家権力から被疑者を弁護します。

公認会計士

公認会計士の主な仕事は、企業が毎年発表する財務諸表を、第三者の立場で監査することです。会計と監査の専門家として目を光らせる「企業のお目付け役」ともいえます。

税理士

税理士の主な仕事内容は、大きく分けて「税務代理」「税務書類の作成」「税務相談」の3つがあります。

税務代理は納税者と税務署の間に立って税金の申告・申請・不服申立などの代理をするのが仕事です。税務書類の作成では、税務署に提出する書類を作成します。税務相談は、税金に関する相談に応じるのが仕事です。

新聞社の社員

新聞社の社員は、取材をして記事を書き、新聞の紙面を作ります。他にもイベントの企画立案やスポーツなどの大会運営といった仕事を担うケースもあります。年収は企業の規模や役職などによって大きく異なる傾向です。

理系で年収1,000万円を目指せる職業

理系で高収入を目指せる職業は、専門的な知識が求められるものが多い傾向です。ここからは、理系で年収1,000万円を目指せる職業を7職種紹介します。

研究職

研究職の仕事は「基礎研究」「応用研究」「開発研究」の3つに大きく分けられます。基礎研究は、新しい現象や未知の領域を探求し、理論的に理解を深めることを目的とします。

応用研究は、既存の研究成果をどのように実用化できるかを検討する研究です。そして開発研究は、基礎研究や応用研究の知見を活かし、新しい材料・装置・システムを生み出したり改良したりする分野です。

医師

医師の主な仕事は、患者の症状や検査結果をもとに病名や病状を診断し、薬の処方や手術などの治療を行うことです。診断や治療は医師にのみ認められた行為であり、医師法に基づいて厳格に管理されています。

アクチュアリー

アクチュアリーは、確率・統計・金融工学などの数学的手法を用いて、将来の不確実な事象を分析・予測する専門職です。保険・年金・金融・リスクマネジメントなどの分野で活躍し、企業の意思決定に貢献します。

建築士

建築士は、建物の設計・施工管理を担当する技術職で、安全性・機能性・デザイン性・法規制の順守など、さまざまな要素を考慮しながら業務を行います。

資格には、一級建築士・二級建築士・木造建築士の3種類があり、それぞれに求められる知識や業務範囲が異なります。

データサイエンティスト

データサイエンティストは、ビジネスに関わるデータを解析し、そこからパターンや関連性を見いだすことで、課題解決につながるヒントを提供する職業です。データを活用することで、サービスや製品の改善・新たな価値の創出にも貢献します。

ITエンジニア

ITエンジニアは「開発エンジニア」「インフラエンジニア」「プロジェクト管理」の3つの分野に分かれます。

開発エンジニアは、業務システムやWebサイトの開発を担当します。インフラエンジニアは、ネットワークやサーバーなどのIT基盤の設計・構築・運用を担うポジションです。プロジェクト管理は、チーム全体を統括し、円滑にプロジェクトを進める役割を持ちます。

工場長

工場長は、工場内の最高責任者として、品質管理・経営管理・工場設備の維持・作業環境の整備・人材育成など、多岐にわたる業務を担います。全ての工程がスムーズに進むよう指揮を執り、工場全体の運営を統括する重要な役職です。

年収1,000万円を稼ぐ人の割合はどのくらい?

大学のキャンパス

(出典) pixta.jp

実際に年収1,000万円を超える人はどのくらいいるのでしょうか。その割合について詳しく解説します。

年収1,000万超えを稼ぐ人の割合

国税庁が2024年に実施した「民間給与実態統計調査」によると、給与所得者全体のうち、年収1,000万円以上を稼いでいる人の割合は5.4%でした。

内訳を見ると、年収1,000万〜1,500万円が4.0%・1,500万〜2,000万円が0.8%・2,000万〜2,500万円が0.3%・2,500万円以上が0.3%となっています。つまり、おおよそ18人に1人が年収1,000万円を超えている計算です。

出典:令和5年分民間給与実態統計調査|国税庁

長期的な視点で見れば学歴は関係ない

年収1,000万円以上を稼いでいる会社員の多くは、大卒以上の学歴を持っている傾向があります。これは学歴がキャリアの選択肢を広げ、昇進・昇給のチャンスを増やす要因となるためです。

しかし独立・起業を選んだ場合、学歴と年収の関係性は必ずしも比例しません。国税庁の「申告所得税標本調査」によると、事業所得として1,000万円以上を申告している個人事業主の割合は7.6%となっています。

出典:令和5年分申告所得税標本調査|国税庁

経済面だけでなく心も豊かに過ごしたいなら!年収1,000万円の職業を目指そう

給料袋と電卓

(出典) pixta.jp

人生はお金が全てではありませんが、高収入を得ることで、生活の選択肢が広がるなどのメリットがあります。精神的な余裕も生まれ、より豊かな人生を送ることができるでしょう。

年収1,000万円以上を目指すには、ただ努力するだけでなく、戦略的なアプローチが必要です。具体的には、高収入が期待できる業界や職種を選ぶ・市場価値の高いスキルを磨く・転職や年収交渉を積極的に行うといった行動が重要になります。

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